もちろん、どスケベ処女なご令嬢は流しのクリフェラ師に恋してしまったのです [再公開]

空廻ロジカ

文字の大きさ
8 / 8

7.熱情

しおりを挟む
 蓮路れんじのアパートは以前訪れた時より片付いていた。

(また、私を誘うつもりだったのかしら)

 依里子よりこは彼についてアパートに入ったが、どこに座るべきか悩んだ。
 今日は話ではなく、性行為をしにきたのである。はじめからベッドに座るべきだろうか。

「何突っ立ってんだ? ああそうだ、バイブ見せてみろよ」
「……ええ」

 依里子が手提げからショップバッグを取り出す。蓮路が受け取りさらに包装を解くと、標準より少し細身のバイブが現れた。

「まぁ、こんくらいなら初めてでも入るかもな」
「ええ。店員さんに訊いて、初心者用のものを選んだの」

 蓮路は依里子を促し、ベッドに腰かけさせた。

「依里子の初バイブ、もらうからな」

 そう宣言して、くちづける。何度か角度を変えてくちづけ、やがて舌を絡める。すると、依里子の体温が上がっていくのがわかった。

 ワンピースを脱がし、ネックレスに手をかけた。

「さっきから思ってたんだが、なかなかイイな、これ」

 依里子のつけているネックレスは、ジュエリーではない。フェルトが繊細なかたちにカッティングされ、いくつかのラインストーンが控えめに縫い付けられていた。

「ありがとう、蓮路さん。……これ、私が作ったの」
「え?」
「私、アクセサリーデザイナーになりたいの」

 嬉しそうに微笑む依里子は、蓮路の目にはとても眩しく映る。

「そりゃすげぇ。それでこんなモンつくっちまうなんて……すげーな」

 そう言ってからあまりの語彙力のなさに後悔したが、依里子は顔を輝かせる。
 蓮路はネックレスを損なわないよう気を付けて外し、そっとテーブルの上に置いた。

 喉元にくちづけながら、ブラジャーを外す。すでに尖りはじめた胸の果実に指を這わせると、依里子は甘い吐息を漏らした。
 そのまま指でくりくりと愛撫しながら、反対側の胸にくちづける。口に含み、頂点を舌でちろちろと刺激すると、依里子が腰を揺らす。

 蓮路は依里子の腰に手を添えながら、ベッドに横たえた。下着の上から秘所に触れると、くちゅり、といやらしい音がする。

「あぁん……っ」
「まず、クリフェラしながら指でほぐすからな」

 そう言って、ショーツを脱がせた。脚を広げ顔を近づけると、すでにち上がったクリトリスが期待にその身を震わせる。
 根元に指を置き、軽く押し出す。そのまま中身には触れず、もう片方の手先を蜜口にあてた。人差し指と中指、二本の指で入り口をほぐしてゆくと、蜜がとろりと溢れ出た。

「んぁ……あ……っ」
「ゆっくり、れるからな」
「ええ……っ」

 拡げるように揺らしながら、ゆっくりと挿入してゆく。中ほどまで挿入し指の腹で天井を刺激すると、依里子が喘ぎを漏らした。

「ココか?」
「あぁん……っ、蓮路、さん……っ」

 反応する箇所を指先で刺激しながら、クリトリスにも吸い付いた。

「ひ、あ……っ、あぁ、ん……っっ」

 くちびるで食み、舌で舐め上げる。軽くちゅ、と吸い上げると淫液が溢れ、蓮路の指をさらに濡らしてゆく。
 奥まで指を進め、クリトリスに伝わるよう振動を与える。蓮路の舌に転がされるクリトリスが、さらに固く膨らんでゆく。そろそろ頃合いか。

「……バイブ、入れるからな」

 くちびるを離し、そう宣言する。蓮路はバイブを手に取ると、まずスイッチを入れ動作を確かめた。すぐにスイッチを切ると、振動させないまま依里子の蜜口に押し当てる。
 期待にわななく媚肉が、バイブを呑み込もうとひくついた。

 ずぷずぷと蜜壺にバイブを沈めてゆく。淫液がとめどなく押し出され、シーツを濡らした。

「はぁん……っ」

 最奥まで侵入させると、スイッチを入れた。一番弱い振動だ。
 だが依里子はびくんと腰を跳ねさせた。

「蓮路、さ……っ、あ、あ……っっ」
「ナカ、どうだ?」
「わかんな……っ、なんか、熱……っ」

 うねる秘肉がバイブを咥えこみ、締め付けるのが蓮路の手にも伝わってくる。蓮路は手を前後に動かしてバイブの出しれを開始した。

「れん、じ、さぁん……っ、わからな、私、わたし……っ」

 依里子は未知の感覚に翻弄されているようだ。蓮路はバイブの抽送を続けたまま、ふたたびクリフェラをはじめた。依里子の肌にじっとりと汗が浮かぶ。
 手がシーツを引っ掻き、ベッドに皺を作ってゆく。

「あ、あぁっ、あん……っ、は――――」

 依里子がさらに体をしならせた。そろそろ限界か。
 蓮路はバイブの振動を最大に上げると、クリトリスに強く吸い付いた。じゅるるるッと音を立て、引き抜くように吸い上げる。

「ふぁ、あっ、アァ――――――――ッッッッ!!!!」

 依里子の体ががくがくと震え、深い絶頂に達したようだ。蜜壺がバイブを強く締め上げる。

「あ、あぁ……、はぁん……」

 依里子は目を閉じ、絶頂の残滓を味わっている。蓮路もクリトリスからくちびるを離さず、彼女の痙攣が収まるまで待った。
 バイブのスイッチを切り、ずるりと引き抜くと大量の淫液が溢れ出た。

「……どうだ、依里子」

 やがて涙をにじませながら荒い吐息を繰り返す依里子に、蓮路は問いかけた。

「蓮路さん……」

 依里子は蕩けるような瞳で蓮路を見つめた。なによりもその表情が物語っている。

「気持ち、よかった……」
「よかったな、依里子」

 蓮路は身をずり上げると依里子の前髪を掻き分け、額にキスをした。

「蓮路、さぁん……、ありがとう……っ」
「うん?」
「いつも気持ちよくしてくれて、ありがとう……っ、私、私……っ、あなたがいないと――」

 依里子が蓮路の背に手を廻して抱き着いてきた。腿の付け根あたりに蓮路の張り詰めたものが圧しつけられる。

「依里子……っ」

 もう限界だ。蓮路は身を起こすと前をくつろげ、依里子に言った。

「フェラ、してくんねーか……?」
「蓮路さん」

 こくりと依里子の喉が上下する。依里子が自分を欲している、そう思うと蓮路はさらに股間に血流が集まるのを感じた。
 依里子が身を起こし、蓮路の肉茎に手を添える。それだけで感じてしまって、蓮路はわずかに呻き声をあげた。

 依里子が稚拙ながらも舌を絡めてくる。根元を圧され、裏筋を舌でちろちろと刺激されると瞼の裏に星が散るようだった。――ひどく興奮している。

「もっと激しくして構わねぇ」

 そう言うと依里子が右手で肉棒を激しく扱きあげてきた。さらに亀頭を口に含まれ、舌を左右に動かされる。

「依里、子っ、依里子……っ」

 蓮路は思わず依里子の頭を掴んでしまう。強制にならないよう慌てて力を抜いた。
 依里子がその美しい顔を歪めて自分のモノを舐めしゃぶっている。視覚的にも興奮を後押しされ、蓮路は限界が近いのを悟った。

「くっ、依里子……、もう……っ」

 気道に入らないよう、喉を閉めているようにとはすでに教えた筈だ。依里子は呑み込みが早いから大丈夫だろう。

「依里、……っ、く……っ」

 激しく啜り上げられ、尿意にも近い射精感に襲われる。そして。

「―――――……ッ」

 依里子の咥内で、欲望がさらに膨らみどくんと弾ける。まるで、そこからすべてを引き抜かれるかのようだった。尿道を押し出されてゆく精液の感触までもしっかりと感じて、蓮路は快楽に瞳を閉じた。

「……く、はぁ……、は……っ」

 激しく噴出した精液を、依里子は残さず口で受け止めた。こくん、と白い喉が上下し、蓮路の精を飲み干してゆく。
 突如、蓮路はたとえようもない愛しさに襲われ、いまだ精の残る依里子のくちびるを強引に塞いだ。自分の精を口にする抵抗感より、依里子が精を味わっている――という興奮が衝動を後押ししたのだ。

「んん……っっ、んむ……」

 ちゅぷちゅぷと音をたて、精の混じる唾液を交換する。蓮路はふたたび欲望が身をもたげるのを感じた。

「依里子……」

 くちびるを離し、お互い見つめ合う。依里子の瞳にも同じ熱を感じ、今度は互い違いに重なってシックスナインをした。

 その日。シックスナインで果てたのちも、蓮路は依里子を責め立て、何度もイかせた。これではクリフェラ係の範疇を超えている――そう思いもしたが、どうしても止めることはできなかった。

 やがて日が暮れる頃には、依里子は腰が立たなくなっていた。
 タクシーを呼び帰宅する依里子を見送りながら、蓮路は後悔すべきなのか悩んだ。だが、しばらく悩んでも答えは出そうになかった。
しおりを挟む
感想 3

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(3件)

中七七三
2017.06.03 中七七三

官能表現描写は凄く難しいと思います。
必要な部分への必要な情景描写がきっちりなされてるのに、いつも感心します。
やりすぎると、人の世っては不愉快になりかねないのです。

過剰包装な私の描写に比べ、すごくサラッと爽やか。
同じ行為をしていても、読む人に与える印象が違ってくるのです。

この辺りのさじ加減が難しい。
上手いと毎回思います。

2017.06.03 空廻ロジカ

いつもありがとうございます。
自分ではあっさりしすぎかな~とも思うのですが、これくらいが良いのでしょうか。
長所として伸ばしていくよう、さらに精進します!

解除
中七七三
2017.06.01 中七七三

>親指の先ほどの大きさ
くそぉぉぉ、不意打ちで笑ってしまいました。
悔しい。

2017.06.01 空廻ロジカ

いつも読んでくださってありがとうございます!
せめてそれくらいはないと「大きい」とは言えないかな、と……笑

解除
中七七三
2017.05.28 中七七三

この世界設定がいいよなぁ。
エロでランキングが荒れるとか、エロを一段下に見る人はこの表現・描写が出来るのかと思うわ。
イラストレータ様だけに、絵なんだと思うのですよ。絵⇒文というように脳が動いている気がします。
私も、絵は素人なのですが、同じなところがあるような気がします。

2017.05.29 空廻ロジカ

中七七三さん>
おおおありがとうございます!
エロを下に見たことはないですね……下にみる気持ちがむしろわからなかったり。
わたしは思考は文章ベースなんですけど、絵の経験がなにかしら活かせているなら嬉しいですね。

解除

あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました

蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。 そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。 どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。 離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない! 夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー ※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。 ※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。

若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~

雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」 夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。 そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。 全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。