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冒険の旅
快適な船旅(だけど海底)
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『これより、当艦は、潜航を開始します、ダウントリム5度、中速潜航。』
「エリー、なんか変なアナウンスが入ったけど、何?これ。」
みんなで大浴場で寛ぎながらの女子会中である。
「まぁ、もう少し待って居たら判るさ、楽しみにしてなよ、クリス。」
「エリーさんはこう言う事には妥協しないのでとても快適ですよね~。」
「こう言う事にも、の間違いでしょ?カレイラ。」
「そんな事言うと又エリーさんに拗ねられますよぉ?クリスさ~ん。」
「そうだぞクリス、こう言う事に「も」ってどう言う事だよ、「も」って。
まるで私が何事にも限度が無いと言われてる気がするのだが?」
「そう言ってますよ~。」
ニヤニヤしながらクリスが答える。
何故か最近私の方が弄られキャラみたいになってる気がするんだよなぁ、解せぬ。
そんな事言って賑やかにはしゃいでいると、又アナウンスが入る。
『水深15mに達しました、外部映像を投影開始します。』
「お、来たね? クリス、これがさっきの答えだ。」
浴室の壁が全部スクリーンとなって、外の映像が映し出される。
「え?え?え?・・・えぇぇぇ~~~??」
「どうだ驚いたか、この船は今、海の中を進んでいるのだよ。」
「お~、おさかにゃ美味そうにゃあ~。」
何でも食い物に直結するなよオーブ。
「へぇ~、海の中ってこんななんですね~、神秘的ですぅ~。」
中々コメントがあざといカレイラ。
「流石、ハイエルフ様。」
この人だけはいつでも通常運転だったか・・・
「まぁ、なんか懐かしい感覚よ~、ハ〇ヤみたい。」
泊った事があるらしいな、マカンヌは。
しかしまぁ、20人程同時に浸かれる巨大浴槽に5人でユッタリ寛いで、何と贅沢なんだろうと自分でも思うよ、マジで。
風呂から上がったらのんびりと昼食でも取るかね、ローデストで入手した魚もあるから船盛やお寿司も出せるし、海千山千の好きな物が頂けますよ。
何なら前世の記憶と言う奴を体現して貰う為にマカンヌのご要望に応えてステージショーをショー用アンドロイドに躍らせたりして開催しながらのディナーも出来ますよ?
折角だし鳩もとばそうか?
---
-キース、カイエン、リョーマ達-
「リョーマさん達、楽しんでるかい?」
カイエンが話しかけるが、リョーマも商隊のメンツも開いた口が塞がらないで居る。
「まぁ、いきなり見せつけられてもこんな反応になりますよ、無理っすよカイエンさん。」
「まぁ、こんなもんか、俺達も初めはこんなだったもんな、エリーの非常識には。」
「あの、カイエン殿、俺の常識と言う名のアイデンティティの粉々に爆砕する音が聞こえた気がするんですが・・・」
「あぁ、爆砕する程の衝撃だったか、俺達の時はまだマシだったからな、常識が崩れ落ちる程度で済んでた、今ではその常識も崩れ切って何があっても驚かなくは成ったつもりだったけど、それでもこのインパクトだもんな、心中お察ししますよ、リョーマ殿。」
彼らは今、ゲームコーナーに居た。
メダルゲームやルーレット、ポーカーテーブルなど、全てをロボットが取り仕切っている。
そして当然のように、バニーガール姿のAIアンドロイドがお酒等を運んで来るのだ。
妥協しないと言うのはこう言う事を言うのだよ、ふっふっふ。
『これより、当艦は、潜航を開始します、ダウントリム5度、中速潜航。』
アナウンスが流れるが何が起こって居るのか彼らは全く気付いて居ない。
何故ならば、この艦内は、常に床に垂直に重力が掛かるようにコントロールされているのだ。
揺れないだけではなく、潜航時のダウントリムや、浮上のアップトリム時には、宇宙船で培った重力制御システムで制御しているのだ。
「ん?今のアナウンスなんだ?」キースが首をかしげている。」
暫く、男同士、無料で振舞われているアルコール類を酌み交わしながら歓談して居ると、更にアナウンスが流れる。
『水深15mに達しました、外部映像を投影開始します。』
「ん?今度は何のアナウンスだ? さっきのと良いどう言う・・・なっ!?」
遊戯室の壁の全てに外部映像が映し出された事で、キース、カイエン、リョーマ及びその商隊のメンバーは全員腰を抜かす勢いで驚いている。
「なぁ、カイエンさん、これって外の様子が移されてるって事で良いんだよな、確かジャイアントなんちゃらでも外の様子を室内に映してたもんなぁ?」
「あ、あぁ、多分そう言う事で、間違って無いと思うぞ、キース・・・」
「御二方とも、これはどう言う事です?
信じがたい事ではありますが、海の中って事ですよね、間違ってませんよね?」
「多分、エリーの事だ、船自体が海の中を進んで居るって事なんだろう、多分それで間違って無いと思う・・・けど・・・」
「ええ、これは流石に、驚きますね・・・」
キースも流石に海底に居る事に驚きを隠せない様子である。
だけどカイエンもキースも、電脳で私の知識を割と知って居るので潜水艦と言う物自体は知って居る筈なのだけど、唐突過ぎたようだ。
「エリー、なんか変なアナウンスが入ったけど、何?これ。」
みんなで大浴場で寛ぎながらの女子会中である。
「まぁ、もう少し待って居たら判るさ、楽しみにしてなよ、クリス。」
「エリーさんはこう言う事には妥協しないのでとても快適ですよね~。」
「こう言う事にも、の間違いでしょ?カレイラ。」
「そんな事言うと又エリーさんに拗ねられますよぉ?クリスさ~ん。」
「そうだぞクリス、こう言う事に「も」ってどう言う事だよ、「も」って。
まるで私が何事にも限度が無いと言われてる気がするのだが?」
「そう言ってますよ~。」
ニヤニヤしながらクリスが答える。
何故か最近私の方が弄られキャラみたいになってる気がするんだよなぁ、解せぬ。
そんな事言って賑やかにはしゃいでいると、又アナウンスが入る。
『水深15mに達しました、外部映像を投影開始します。』
「お、来たね? クリス、これがさっきの答えだ。」
浴室の壁が全部スクリーンとなって、外の映像が映し出される。
「え?え?え?・・・えぇぇぇ~~~??」
「どうだ驚いたか、この船は今、海の中を進んでいるのだよ。」
「お~、おさかにゃ美味そうにゃあ~。」
何でも食い物に直結するなよオーブ。
「へぇ~、海の中ってこんななんですね~、神秘的ですぅ~。」
中々コメントがあざといカレイラ。
「流石、ハイエルフ様。」
この人だけはいつでも通常運転だったか・・・
「まぁ、なんか懐かしい感覚よ~、ハ〇ヤみたい。」
泊った事があるらしいな、マカンヌは。
しかしまぁ、20人程同時に浸かれる巨大浴槽に5人でユッタリ寛いで、何と贅沢なんだろうと自分でも思うよ、マジで。
風呂から上がったらのんびりと昼食でも取るかね、ローデストで入手した魚もあるから船盛やお寿司も出せるし、海千山千の好きな物が頂けますよ。
何なら前世の記憶と言う奴を体現して貰う為にマカンヌのご要望に応えてステージショーをショー用アンドロイドに躍らせたりして開催しながらのディナーも出来ますよ?
折角だし鳩もとばそうか?
---
-キース、カイエン、リョーマ達-
「リョーマさん達、楽しんでるかい?」
カイエンが話しかけるが、リョーマも商隊のメンツも開いた口が塞がらないで居る。
「まぁ、いきなり見せつけられてもこんな反応になりますよ、無理っすよカイエンさん。」
「まぁ、こんなもんか、俺達も初めはこんなだったもんな、エリーの非常識には。」
「あの、カイエン殿、俺の常識と言う名のアイデンティティの粉々に爆砕する音が聞こえた気がするんですが・・・」
「あぁ、爆砕する程の衝撃だったか、俺達の時はまだマシだったからな、常識が崩れ落ちる程度で済んでた、今ではその常識も崩れ切って何があっても驚かなくは成ったつもりだったけど、それでもこのインパクトだもんな、心中お察ししますよ、リョーマ殿。」
彼らは今、ゲームコーナーに居た。
メダルゲームやルーレット、ポーカーテーブルなど、全てをロボットが取り仕切っている。
そして当然のように、バニーガール姿のAIアンドロイドがお酒等を運んで来るのだ。
妥協しないと言うのはこう言う事を言うのだよ、ふっふっふ。
『これより、当艦は、潜航を開始します、ダウントリム5度、中速潜航。』
アナウンスが流れるが何が起こって居るのか彼らは全く気付いて居ない。
何故ならば、この艦内は、常に床に垂直に重力が掛かるようにコントロールされているのだ。
揺れないだけではなく、潜航時のダウントリムや、浮上のアップトリム時には、宇宙船で培った重力制御システムで制御しているのだ。
「ん?今のアナウンスなんだ?」キースが首をかしげている。」
暫く、男同士、無料で振舞われているアルコール類を酌み交わしながら歓談して居ると、更にアナウンスが流れる。
『水深15mに達しました、外部映像を投影開始します。』
「ん?今度は何のアナウンスだ? さっきのと良いどう言う・・・なっ!?」
遊戯室の壁の全てに外部映像が映し出された事で、キース、カイエン、リョーマ及びその商隊のメンバーは全員腰を抜かす勢いで驚いている。
「なぁ、カイエンさん、これって外の様子が移されてるって事で良いんだよな、確かジャイアントなんちゃらでも外の様子を室内に映してたもんなぁ?」
「あ、あぁ、多分そう言う事で、間違って無いと思うぞ、キース・・・」
「御二方とも、これはどう言う事です?
信じがたい事ではありますが、海の中って事ですよね、間違ってませんよね?」
「多分、エリーの事だ、船自体が海の中を進んで居るって事なんだろう、多分それで間違って無いと思う・・・けど・・・」
「ええ、これは流石に、驚きますね・・・」
キースも流石に海底に居る事に驚きを隠せない様子である。
だけどカイエンもキースも、電脳で私の知識を割と知って居るので潜水艦と言う物自体は知って居る筈なのだけど、唐突過ぎたようだ。
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