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2.パーティーでクレアと会いました
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パーティー会場に着いたお父様と私は早速王家の皆様に挨拶を済ませるために国王陛下の前に行ったわ。父と私はいつも通りの挨拶をして、私はお父様に言われていたように壁際のテーブルで待つことにしたの。カルロス様はお父様のおしゃっていた通り、国王陛下の後ろに立ってみえて、思わずじろじろと見てしまったの。騎士服の上からでも分かる筋肉、最高です。
「ここからでは全く見えないわね。」
私が思わず独り言をこぼすと、
「何が見えないの?」
「びっくりしたわ。クレアも来ていたのね。」
「もちろんよ。ロザリーが参加するパーティーはほとんど参加するようにしているんですもの。ロザリーはもう少し自分のことをしっかりと認識した方がいいわよ。危なっかしくって見ていれないわ。」
「そうかしら?」
「そうよ、いいこと、あなたはこの国で一番の美少女と言われているのよ。まずはその瞳、普段からうるうるして輝いているように見えるから、アクアマリンの宝石の様と言われているのよ。次はその唇、ぽてっとして艶っぽくて、少女とも女性とも言えない美しさ。そしてその豊満な胸、誰もが一度は飛び込みたくなる…。」
「ちょっと、もうやめて、恥ずかしすぎるわ。クレアが勝手に言っているんでしょ。」
「まだそんなことを言って、今日はやめないわよ。長く優しい色合いのピンクゴールドの髪から垣間見える腰からヒップにかけてのラインは国宝級なんて言われているのよ。国宝級よ、国宝級。」
「もう、人のことを物か何かみたいに言わないで、恥ずかしい。」
「私はロザリーのことを真剣に心配しているのよ。国宝がホイホイとその辺にあったら、思わず誰だって触りたくなるでしょ。」
「クレア、その心配はもういらないわ。私は頼りがいのある男性と結婚するって決めたの。」
「頼りがいのある男性?」
「そうよ、カルロス様のような方を必ず見つけるわ。」
「ひっ猛獣。」
「クレアまで、悲しい呼び方をしないで。カルロス様はお国の為に常に頑張ってくださっているじゃない。ただカルロス様は女性嫌いって聞いたから私みたいな小娘は余計にだめでしょうから、他の男性を紹介してもらおうと思っているのよ。」
「えっ?カルロス様は女性がお嫌いなの?それは知らなかったわ。」
「以前、国王陛下にいい加減結婚しろって言われているところに偶然居合わせて聞いてしまったの。僕は女性が苦手なんです。女性はもううんざりなんですって。泣かれるし、喚かれるし、気絶までされて、もう嫌いなんですって言っていたわ。」
「それはなんだかお気の毒ね…。分かったわ。ロザリーの親友ですものあなたが初めて自ら頑張ろうとしているんですもの全力で応援するわ。国中の男性を…。」
「ちょっと待って。クレアまで…私の為を思ってくれてありがとう。でもまずはこれから、カルロス様とお話しすることになっているの。それで、いい方がいなければまた相談させてくれないかしら?」
「ロザリーがカルロス様と話しするの?」
「ええ、そうよ。自分のことですもの。」
「偉いわ、ロザリー、でも気絶しないでね。」
「そうね。興奮しすぎて気絶しないように気を付けるわ。」
「・・・・・。」
「どうかした?クレア?」
「なんでもないわ。ちょっと眩暈がしただけよ。」
「それは大変じゃない。クレア大丈夫。あなたに何かあったら私泣いちゃうわ。」
「うっ、ロザリー大丈夫だからうるうるしないで、本当に大丈夫だからね。」
「そうなの?」
「ええ本当よ。ロザリー応援しているわ。ほら、カルロス様がこちらにみえるわよ。」
「えっ?緊張してきたわ。クレアどうしよう。」
「大丈夫よ、あなたの美貌にやられない人間なんていないから。」
「緊張しすぎているのかしら?ちょっと、意味が分からなかったんだけど?」
「カルロス様はお優しいから、あなたの思っていることをそのままいえば大丈夫って言ったのよ」
「そ、そうね、クレアありがとう。」
「では、私は向こうに行くわね。恐怖で倒れそうよ…。またね、ロザリー。」
「えっ、あ、ありがとう、頑張るわ。」
こちらにカルロス様が近づいてくるわ、どうしましょう、心臓が飛び出しそうよ。
「ロザリー嬢…。ロザリー嬢のお父上からお話を聞いてくるように命じられたのだが、私に何の用かね。私は職務中で手短にお願いしたいのだが…。」
「申し訳ありません。私の我がままのせいで、お仕事の邪魔をしてしまったのですね。後日でいいので私の話を聞いてはくれないでしょうか?」
涙が出そうになってきたわ。そうよね、お仕事中ですものね。
「すでに、泣きそうではないか。やはり、私と話すのが怖いんだね。誰かに無理矢理話すように脅されているのか?安心しなさい。誰に脅されているのか話すんだ。」
「いえ、本当に私がカルロス様とお話ししたくてお父様にお願いしたんです。でもよく考えたらカルロス様はお仕事中で本当にごめんなさい。」
「そうか、ここでは人の目があるから本当のことは言えないか。ロザリー嬢、嫌だとは思うがちょっとバルコニーに行こう。」
「えっ?」
話がちっともかみ合わないけど、軽々と、抱っこされて私はバルコニーに連れていかれたの。どうしてこうなったのかはさっぱり分からないのだけど、とても幸せだわ。
「ここからでは全く見えないわね。」
私が思わず独り言をこぼすと、
「何が見えないの?」
「びっくりしたわ。クレアも来ていたのね。」
「もちろんよ。ロザリーが参加するパーティーはほとんど参加するようにしているんですもの。ロザリーはもう少し自分のことをしっかりと認識した方がいいわよ。危なっかしくって見ていれないわ。」
「そうかしら?」
「そうよ、いいこと、あなたはこの国で一番の美少女と言われているのよ。まずはその瞳、普段からうるうるして輝いているように見えるから、アクアマリンの宝石の様と言われているのよ。次はその唇、ぽてっとして艶っぽくて、少女とも女性とも言えない美しさ。そしてその豊満な胸、誰もが一度は飛び込みたくなる…。」
「ちょっと、もうやめて、恥ずかしすぎるわ。クレアが勝手に言っているんでしょ。」
「まだそんなことを言って、今日はやめないわよ。長く優しい色合いのピンクゴールドの髪から垣間見える腰からヒップにかけてのラインは国宝級なんて言われているのよ。国宝級よ、国宝級。」
「もう、人のことを物か何かみたいに言わないで、恥ずかしい。」
「私はロザリーのことを真剣に心配しているのよ。国宝がホイホイとその辺にあったら、思わず誰だって触りたくなるでしょ。」
「クレア、その心配はもういらないわ。私は頼りがいのある男性と結婚するって決めたの。」
「頼りがいのある男性?」
「そうよ、カルロス様のような方を必ず見つけるわ。」
「ひっ猛獣。」
「クレアまで、悲しい呼び方をしないで。カルロス様はお国の為に常に頑張ってくださっているじゃない。ただカルロス様は女性嫌いって聞いたから私みたいな小娘は余計にだめでしょうから、他の男性を紹介してもらおうと思っているのよ。」
「えっ?カルロス様は女性がお嫌いなの?それは知らなかったわ。」
「以前、国王陛下にいい加減結婚しろって言われているところに偶然居合わせて聞いてしまったの。僕は女性が苦手なんです。女性はもううんざりなんですって。泣かれるし、喚かれるし、気絶までされて、もう嫌いなんですって言っていたわ。」
「それはなんだかお気の毒ね…。分かったわ。ロザリーの親友ですものあなたが初めて自ら頑張ろうとしているんですもの全力で応援するわ。国中の男性を…。」
「ちょっと待って。クレアまで…私の為を思ってくれてありがとう。でもまずはこれから、カルロス様とお話しすることになっているの。それで、いい方がいなければまた相談させてくれないかしら?」
「ロザリーがカルロス様と話しするの?」
「ええ、そうよ。自分のことですもの。」
「偉いわ、ロザリー、でも気絶しないでね。」
「そうね。興奮しすぎて気絶しないように気を付けるわ。」
「・・・・・。」
「どうかした?クレア?」
「なんでもないわ。ちょっと眩暈がしただけよ。」
「それは大変じゃない。クレア大丈夫。あなたに何かあったら私泣いちゃうわ。」
「うっ、ロザリー大丈夫だからうるうるしないで、本当に大丈夫だからね。」
「そうなの?」
「ええ本当よ。ロザリー応援しているわ。ほら、カルロス様がこちらにみえるわよ。」
「えっ?緊張してきたわ。クレアどうしよう。」
「大丈夫よ、あなたの美貌にやられない人間なんていないから。」
「緊張しすぎているのかしら?ちょっと、意味が分からなかったんだけど?」
「カルロス様はお優しいから、あなたの思っていることをそのままいえば大丈夫って言ったのよ」
「そ、そうね、クレアありがとう。」
「では、私は向こうに行くわね。恐怖で倒れそうよ…。またね、ロザリー。」
「えっ、あ、ありがとう、頑張るわ。」
こちらにカルロス様が近づいてくるわ、どうしましょう、心臓が飛び出しそうよ。
「ロザリー嬢…。ロザリー嬢のお父上からお話を聞いてくるように命じられたのだが、私に何の用かね。私は職務中で手短にお願いしたいのだが…。」
「申し訳ありません。私の我がままのせいで、お仕事の邪魔をしてしまったのですね。後日でいいので私の話を聞いてはくれないでしょうか?」
涙が出そうになってきたわ。そうよね、お仕事中ですものね。
「すでに、泣きそうではないか。やはり、私と話すのが怖いんだね。誰かに無理矢理話すように脅されているのか?安心しなさい。誰に脅されているのか話すんだ。」
「いえ、本当に私がカルロス様とお話ししたくてお父様にお願いしたんです。でもよく考えたらカルロス様はお仕事中で本当にごめんなさい。」
「そうか、ここでは人の目があるから本当のことは言えないか。ロザリー嬢、嫌だとは思うがちょっとバルコニーに行こう。」
「えっ?」
話がちっともかみ合わないけど、軽々と、抱っこされて私はバルコニーに連れていかれたの。どうしてこうなったのかはさっぱり分からないのだけど、とても幸せだわ。
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