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幼少期編
モブ王子は剣の修行に明け暮れる
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朝の5時。
メイドのサーシャが毎朝起こしに来てくれるのだが、いつも起床6時だったのが、剣術の稽古が加わったため、起床時間が、6時から5時になってしまった。多少抗ってみたが、ボルトのせいでゴリ押しでスケジュールに加えられてしまったのだ。
眠い・・・・・・。
僕は眠そうに瞼をこすりながら欠伸をする。そしてサーシャが用意してくれた服に着替えた。どれだけ眠くても毎朝起こしに来てくれるサーシャに、「なんで毎日早起きしなくちゃいけないんだ」などと文句は言えない。彼女はもっと早く起きているのだ。自分のために起床時間がさらに早くなった彼女に対して僕は申し訳なく感じていた。
今日から剣の修行が始まる。
今までも早起きしていた。体力をつけるための鍛錬や魔法の修行があったからだ。小さな子供が何でこんなに毎日忙しいのだろうと思ってはいたが、魔法は好きだったのでなんとか頑張れた。しかし父の意向でさらに剣術の修行まで増えてしまった。
起きる時間もさらに早くなり、もはや忙しいという言葉だけでは生ぬるいほど多忙なスケジュールとなってしまった。
僕まだ子どもなんですけど・・・・・・。
「それもこれも父上とボルトとかいう奴のせいだ」
文句は言えないと思いつつ、愚痴は出る。
朝から少し不機嫌になりつつも、僕は木剣を携えて稽古場へと向かった。
稽古場に着くとすでにボルトとかいうおっさんが来ており、なんか遠足に行く子どものような楽しみを抑えきれないとばかりに嬉々とした表情で待ち構えていた。
「よく来ましたなアレク王子」
「よろしく頼む」
僕はむすっと不機嫌な顔を隠さずに礼をした。
「まあ、アレク王子、いや坊ちゃんには厳しいが、これも将来に対する投資だと思ってくれ。強くなれば王としての威光も増すもんだ!頑張ってもらうしかねえな」
(坊ちゃん扱いかよ!いや、まあ、たしかに子どもだけどさ。でもなんかこのおっさん無礼でヤダな)
王宮では上品な人たちと接することが多かったせいか、下町の大工の棟梁みたいな豪快な人と接するのは前世以来で久しぶりだ。ムキムキマッチョなおっさんは苦手なんだよな。苦手といえば体育教師だわ。そういや柔道の先生で歳取ったらこんな感じな人いたな。ああ、中学の時の柔道の時間は嫌だったなあ。
寝起きのせいか僕の頭の中はぐるぐるとネガティヴな思考が巡る。
反対に朝からテンションの高いボルトとかいうおっさんは上機嫌で高笑いする。それで余計に僕は不機嫌となった。
「さて、まずは走るか」
(いきなり、走り出しかよ)
しかもあのオッサン「オレの後ろについて来な」と勢いよく走り出しやがった。
僕はボルトというオッサンの後を必死でついていった。
数刻後……。
ぜぇっ、ぜぇっ、はあ!はぁ!
膝がガクガクする。
生まれたての子鹿のように両足をガクガク振るわせながら滝のような汗を額から流れている。
(ヤバい、もうすでに倒れそうなんだけど)
「まあ、準備運動はこれまで」
(は?)
ボルトは木剣を手に持ち、上段から振り下ろす。
「それでは素振りをやりましょうや」
(マジ?)
僕は息を整えて、震える手で木剣を両手に持つとよろよろと力なく構えた。
せいっ!
僕は掛け声と共に剣道の面打ちのように木剣を上段から振り下ろす。
「違う!」
ごつん!
ボルトはアレクの頭に木剣を下ろした。
痛ってぇぇぇぁ!
頭にたんこぶができ、両手で頭を押さえた僕は痛みのあまりについしゃがみ込んでしまった。
「坊ちゃん!振りが甘い!もっと真剣にやれ!」
「いや!すぐに叩くんじゃねぇよ!」
「そんだけ元気があるならちゃんとやるんだ!坊ちゃんなら出来る!」
いや、そんな根性論・・・・・・。昔のスポ根じゃないんだから、ていうか、やっぱ柔道の先生によく似てるな。でもすぐに体罰って良いのか?俺王子なんだけど。このおっさんヤバいよ。マジでスパルタなんだけど。
「さあっ!もう一度!」
(こっちはもう泣きそうなんだけど、でもやるしかないんだよな)
しぶしぶ、僕は素振りを再開した。
さっきより力を入れて素振りしてみる。
「違うっ!俺の素振りをちゃんと見るんだ!」
ぶんっっ!!
おっさんの剣は勢いが凄すぎて剣先が地面に触れてもいないのになぜか周辺に土埃が舞った。恐ろしい。
「こうだ!!」
「えい」
ふにゃり、
「違う!こうだ!」
ぶん!!
再び土埃が舞う。
いや、すぐにあんたと同じ素振りできませんて。でも怖くて逆らえない。やるしかない。
この後、僕は涙目になりながら繰り返し繰り返し、走ってはひたすら素振りをさせられた。
剣術の鍛錬は初日からハードな内容だった。
一応おっさんに小突かれた時に出来たたんこぶは鍛錬の後にポーションで治してもらった。
また筋肉痛もポーションで治るため鍛錬後は何もなかったかのように屋敷に戻った。
身体は楽になったのに厳しい鍛錬のせいか、僕の心は晴れることはない。
くそう!ボルトの奴!ゴリゴリやりやがって!
僕は初日からの理不尽な鍛錬メニューに腹を立てていた。
それからというもの、毎日毎日、過酷な鍛錬の日々となった。
あまりにも過酷な鍛錬の日々は僕の精神をゴリゴリと削っていった。癒しの妹マリアの存在だけでは乗り越えられないほどに辛かった。
流石に辛すぎて「もう無理です」と父に直訴した。
しかし父からは「ボルトに一任している」とか、「頑張りなさい」とか、多少の苦情を申し立てても上手く流されるだけだった。
更には「悔しかったら強くなれ!」と父からは厳しい言葉をもらうだけで、もう何を言っても改善されないと悟った僕は必死に泣きながらボルトの鍛錬についていくしかなかった。
半年後、
朝の鍛錬に木剣での打ち合いが加わった。
走り込みは10キロ以上走った。
もはや走り込みで息切れすることなど全くなくなった。
僕は少しずつ強くなっていった。
しかしそれに合わせて鍛錬メニューも少しずつ厳しくなっていくので僕からすれば達成感が無く常に己の未熟を感じるしかない。
それでも僕はボルトの厳しい鍛錬に必死で食らいついていった。
1年後、
僕の目の前には小さな魔物と呼ばれる生き物がいる。
一角獣のウサギみたいな生き物だ。
「よし!坊ちゃん、この一角ウサギを倒すんだ!」
今度は木剣ではなく、ショートソードを持たされて一角ウサギと対峙した。
一角ウサギは興奮してダンピングをしながらこちらを威嚇している。
見た目の姿は愛らしいが、ウサギよりも一回り大きく、こちらを睨みながらジリジリと構えている。
その一瞬、
いきなり一角ウサギは突進して僕の目の前に角を突きつけてきた。
「うおっ!?」
咄嗟に横飛びで避けたものの肩の服が裂けて掠った所から血が流れる。
慌てて体勢を整えて剣を構える。
一角ウサギはすぐに向きを変えてこちらに突進するため後ろ足を力強く踏み込んで再び飛び込んできた。
僕はまた横飛びで避けた。今度は怪我はなかったが、避けるだけでまったく攻撃できていなかった。
「坊ちゃん!一角ウサギの動きをよく観察するんだ!!隙を見てすぐに攻撃!」
いや、そんなに簡単にいくかよ!
僕は焦りながらも一角ウサギの動きを観察する。
緊張しながらも必死に剣を握りしめる。
一角ウサギの攻撃を避けながら隙を伺う。
一角ウサギの攻撃を避けながらも何度かして僕はやっと一角ウサギの攻撃した後の隙を見出すことが出来た。
よしっ!
次の一角ウサギの攻撃の後、今度は避ける動きを最小にしながら次の攻撃に移れるよう体勢を整えながら一角ウサギの攻撃を避けた。
そして一角ウサギが着地してこちらに振り返るところに今度はこちらから飛び込んで上段から剣を振り下ろしたのだ。
ざんっっ!!
「やった!!」
僕は興奮しながら横に倒れた一角ウサギの死体を見る。
はあっ、はぁっ……ふう。
震える両手を左右に振って息を整える。
「よしっ!!坊ちゃん良くやった!」
一応、一撃で倒せた。
ボルトの話だと、少しでも手負いにすると益々凶暴になり攻撃も苛烈になる獣も多いので、ちまちま剣で切らなくて一撃で殺したのが良かったらしい。
「坊ちゃん、良くやった!とにかく今回わかったかもしれんが、人間と獣は動きが違うんじゃ!戦い方は魔獣の動きをよく観察してどう戦うかをしっかり覚えることだ!人間との戦いも大事だが、魔獣との戦いは討伐の時に必要になる。これから坊ちゃんにはどんどん魔獣と戦ってもらう。少しずつレベルを上げてより強い魔獣と戦ってもらうからしっかり予習してコツを掴んでくれ!」
いや!今回予習なかったよね!?
いきなりぶっつけ本番だったんだけど。
いつもの通りポーションを飲んで全快する。
僕はボルトに褒められたにもかかわらず釈然としなかった。
いつまでこんな生活が続くんだろ・・・・・・。
僕はただ必死で毎日を過ごしている。
「いつか父とボルトを見返してやる!」
とにかく強い冒険者を目指してやるしかない。だからこそ、不本意であったとしてもボルトの鍛錬についていくしかないんだと僕は己の拳を握りしめて自分自身を説得した。
こうしてボルトのしごきに耐えながらアレクはどんどん強くなっていく。
そしてさらに半年後には魔獣の森と呼ばれる危険な森で大型の猪のような魔獣と戦うアレクの姿があった。
メイドのサーシャが毎朝起こしに来てくれるのだが、いつも起床6時だったのが、剣術の稽古が加わったため、起床時間が、6時から5時になってしまった。多少抗ってみたが、ボルトのせいでゴリ押しでスケジュールに加えられてしまったのだ。
眠い・・・・・・。
僕は眠そうに瞼をこすりながら欠伸をする。そしてサーシャが用意してくれた服に着替えた。どれだけ眠くても毎朝起こしに来てくれるサーシャに、「なんで毎日早起きしなくちゃいけないんだ」などと文句は言えない。彼女はもっと早く起きているのだ。自分のために起床時間がさらに早くなった彼女に対して僕は申し訳なく感じていた。
今日から剣の修行が始まる。
今までも早起きしていた。体力をつけるための鍛錬や魔法の修行があったからだ。小さな子供が何でこんなに毎日忙しいのだろうと思ってはいたが、魔法は好きだったのでなんとか頑張れた。しかし父の意向でさらに剣術の修行まで増えてしまった。
起きる時間もさらに早くなり、もはや忙しいという言葉だけでは生ぬるいほど多忙なスケジュールとなってしまった。
僕まだ子どもなんですけど・・・・・・。
「それもこれも父上とボルトとかいう奴のせいだ」
文句は言えないと思いつつ、愚痴は出る。
朝から少し不機嫌になりつつも、僕は木剣を携えて稽古場へと向かった。
稽古場に着くとすでにボルトとかいうおっさんが来ており、なんか遠足に行く子どものような楽しみを抑えきれないとばかりに嬉々とした表情で待ち構えていた。
「よく来ましたなアレク王子」
「よろしく頼む」
僕はむすっと不機嫌な顔を隠さずに礼をした。
「まあ、アレク王子、いや坊ちゃんには厳しいが、これも将来に対する投資だと思ってくれ。強くなれば王としての威光も増すもんだ!頑張ってもらうしかねえな」
(坊ちゃん扱いかよ!いや、まあ、たしかに子どもだけどさ。でもなんかこのおっさん無礼でヤダな)
王宮では上品な人たちと接することが多かったせいか、下町の大工の棟梁みたいな豪快な人と接するのは前世以来で久しぶりだ。ムキムキマッチョなおっさんは苦手なんだよな。苦手といえば体育教師だわ。そういや柔道の先生で歳取ったらこんな感じな人いたな。ああ、中学の時の柔道の時間は嫌だったなあ。
寝起きのせいか僕の頭の中はぐるぐるとネガティヴな思考が巡る。
反対に朝からテンションの高いボルトとかいうおっさんは上機嫌で高笑いする。それで余計に僕は不機嫌となった。
「さて、まずは走るか」
(いきなり、走り出しかよ)
しかもあのオッサン「オレの後ろについて来な」と勢いよく走り出しやがった。
僕はボルトというオッサンの後を必死でついていった。
数刻後……。
ぜぇっ、ぜぇっ、はあ!はぁ!
膝がガクガクする。
生まれたての子鹿のように両足をガクガク振るわせながら滝のような汗を額から流れている。
(ヤバい、もうすでに倒れそうなんだけど)
「まあ、準備運動はこれまで」
(は?)
ボルトは木剣を手に持ち、上段から振り下ろす。
「それでは素振りをやりましょうや」
(マジ?)
僕は息を整えて、震える手で木剣を両手に持つとよろよろと力なく構えた。
せいっ!
僕は掛け声と共に剣道の面打ちのように木剣を上段から振り下ろす。
「違う!」
ごつん!
ボルトはアレクの頭に木剣を下ろした。
痛ってぇぇぇぁ!
頭にたんこぶができ、両手で頭を押さえた僕は痛みのあまりについしゃがみ込んでしまった。
「坊ちゃん!振りが甘い!もっと真剣にやれ!」
「いや!すぐに叩くんじゃねぇよ!」
「そんだけ元気があるならちゃんとやるんだ!坊ちゃんなら出来る!」
いや、そんな根性論・・・・・・。昔のスポ根じゃないんだから、ていうか、やっぱ柔道の先生によく似てるな。でもすぐに体罰って良いのか?俺王子なんだけど。このおっさんヤバいよ。マジでスパルタなんだけど。
「さあっ!もう一度!」
(こっちはもう泣きそうなんだけど、でもやるしかないんだよな)
しぶしぶ、僕は素振りを再開した。
さっきより力を入れて素振りしてみる。
「違うっ!俺の素振りをちゃんと見るんだ!」
ぶんっっ!!
おっさんの剣は勢いが凄すぎて剣先が地面に触れてもいないのになぜか周辺に土埃が舞った。恐ろしい。
「こうだ!!」
「えい」
ふにゃり、
「違う!こうだ!」
ぶん!!
再び土埃が舞う。
いや、すぐにあんたと同じ素振りできませんて。でも怖くて逆らえない。やるしかない。
この後、僕は涙目になりながら繰り返し繰り返し、走ってはひたすら素振りをさせられた。
剣術の鍛錬は初日からハードな内容だった。
一応おっさんに小突かれた時に出来たたんこぶは鍛錬の後にポーションで治してもらった。
また筋肉痛もポーションで治るため鍛錬後は何もなかったかのように屋敷に戻った。
身体は楽になったのに厳しい鍛錬のせいか、僕の心は晴れることはない。
くそう!ボルトの奴!ゴリゴリやりやがって!
僕は初日からの理不尽な鍛錬メニューに腹を立てていた。
それからというもの、毎日毎日、過酷な鍛錬の日々となった。
あまりにも過酷な鍛錬の日々は僕の精神をゴリゴリと削っていった。癒しの妹マリアの存在だけでは乗り越えられないほどに辛かった。
流石に辛すぎて「もう無理です」と父に直訴した。
しかし父からは「ボルトに一任している」とか、「頑張りなさい」とか、多少の苦情を申し立てても上手く流されるだけだった。
更には「悔しかったら強くなれ!」と父からは厳しい言葉をもらうだけで、もう何を言っても改善されないと悟った僕は必死に泣きながらボルトの鍛錬についていくしかなかった。
半年後、
朝の鍛錬に木剣での打ち合いが加わった。
走り込みは10キロ以上走った。
もはや走り込みで息切れすることなど全くなくなった。
僕は少しずつ強くなっていった。
しかしそれに合わせて鍛錬メニューも少しずつ厳しくなっていくので僕からすれば達成感が無く常に己の未熟を感じるしかない。
それでも僕はボルトの厳しい鍛錬に必死で食らいついていった。
1年後、
僕の目の前には小さな魔物と呼ばれる生き物がいる。
一角獣のウサギみたいな生き物だ。
「よし!坊ちゃん、この一角ウサギを倒すんだ!」
今度は木剣ではなく、ショートソードを持たされて一角ウサギと対峙した。
一角ウサギは興奮してダンピングをしながらこちらを威嚇している。
見た目の姿は愛らしいが、ウサギよりも一回り大きく、こちらを睨みながらジリジリと構えている。
その一瞬、
いきなり一角ウサギは突進して僕の目の前に角を突きつけてきた。
「うおっ!?」
咄嗟に横飛びで避けたものの肩の服が裂けて掠った所から血が流れる。
慌てて体勢を整えて剣を構える。
一角ウサギはすぐに向きを変えてこちらに突進するため後ろ足を力強く踏み込んで再び飛び込んできた。
僕はまた横飛びで避けた。今度は怪我はなかったが、避けるだけでまったく攻撃できていなかった。
「坊ちゃん!一角ウサギの動きをよく観察するんだ!!隙を見てすぐに攻撃!」
いや、そんなに簡単にいくかよ!
僕は焦りながらも一角ウサギの動きを観察する。
緊張しながらも必死に剣を握りしめる。
一角ウサギの攻撃を避けながら隙を伺う。
一角ウサギの攻撃を避けながらも何度かして僕はやっと一角ウサギの攻撃した後の隙を見出すことが出来た。
よしっ!
次の一角ウサギの攻撃の後、今度は避ける動きを最小にしながら次の攻撃に移れるよう体勢を整えながら一角ウサギの攻撃を避けた。
そして一角ウサギが着地してこちらに振り返るところに今度はこちらから飛び込んで上段から剣を振り下ろしたのだ。
ざんっっ!!
「やった!!」
僕は興奮しながら横に倒れた一角ウサギの死体を見る。
はあっ、はぁっ……ふう。
震える両手を左右に振って息を整える。
「よしっ!!坊ちゃん良くやった!」
一応、一撃で倒せた。
ボルトの話だと、少しでも手負いにすると益々凶暴になり攻撃も苛烈になる獣も多いので、ちまちま剣で切らなくて一撃で殺したのが良かったらしい。
「坊ちゃん、良くやった!とにかく今回わかったかもしれんが、人間と獣は動きが違うんじゃ!戦い方は魔獣の動きをよく観察してどう戦うかをしっかり覚えることだ!人間との戦いも大事だが、魔獣との戦いは討伐の時に必要になる。これから坊ちゃんにはどんどん魔獣と戦ってもらう。少しずつレベルを上げてより強い魔獣と戦ってもらうからしっかり予習してコツを掴んでくれ!」
いや!今回予習なかったよね!?
いきなりぶっつけ本番だったんだけど。
いつもの通りポーションを飲んで全快する。
僕はボルトに褒められたにもかかわらず釈然としなかった。
いつまでこんな生活が続くんだろ・・・・・・。
僕はただ必死で毎日を過ごしている。
「いつか父とボルトを見返してやる!」
とにかく強い冒険者を目指してやるしかない。だからこそ、不本意であったとしてもボルトの鍛錬についていくしかないんだと僕は己の拳を握りしめて自分自身を説得した。
こうしてボルトのしごきに耐えながらアレクはどんどん強くなっていく。
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