66 / 77
学園編
剣術大会⑥
しおりを挟む
「選手の入場!」
僕は円形の闘技場舞台へと移動した。
対するカインは僕と向かい合うなりギロリと睨みつけると鼻息を荒くして、ふんすと息巻いている。
「今日は負けん!」
「そんなの知ったことか」
何故かカインは自信満々のようだ。
なかなかやる気のようだね。
僕に一度負けたくせにね。
でも今度はまったく負ける気はしないといった態度は少しむかつくな。
内心面倒だなあとは思うけど、まあアイリーンも観てくれているしな。
まあ、やったろうやないかい。
『それでは決勝戦のみ、出場者は各々自分の剣を使用してください。ただし、攻撃はあくまでも寸止めです。擦り傷までの攻撃は可能ですが首や頭部、下半身の急所への攻撃は禁止です。また致命傷や過度な暴行を加えたと審判が判断した場合は失格となりますのでご注意ください』
決勝戦、審判のアナウンスが流れる。
僕は父上から賜った剣(名剣ラッシー)を握りしめた。
(こいつの出番がくるとはなー)
実際今回初めて使うことになるが、事前に何度か素振りはしたのでなんとなく感覚は身についている。
対してカインは刀身の大きい大剣を持ってきたようだ。刃渡りが1メートル以上もあるロングソードだ。しっかりと刃に厚みもある。
我が愛剣ラッシーの刃渡りは80センチほど、
あっちは両手剣、
こっちは片手剣、
あの大剣を思いっきり振り抜いてきたらとてもじゃないが受けきれない。
え?こんなのアリ?
あんなので振り回されたらこの剣どころか、こっちの腕まで折れちゃうよ。
「ねえ、審判さん、あっちの剣、あれ、反則じゃないの?」
一応、念のため僕は審判に確認した。
「あのロングソードの使用は運営からも認められています。どれだけ大きな剣を用意したところで振れなかったら意味はありませんので」
「あ、そう、まあ・・・強い方が勝つだけだろうし、問題ないか」
「ならば俺が勝つに決まっている!」
おーおー、言ってくれるねえ。
揺るぎない勝利への確信というのかな。
カインのあの自信はどこからくるんだろう。
やっぱ剣かな?
それともちょっとヤバい薬でもやってんのか?
なんか以前より目がイっちゃってるような気がするんだけど。
やっぱり関わりたくない奴かも、
まあ、それでもアイリーンの為ならやるしかないよな。
「それではどちらがアイリーンに相応しいかこの試合で証明してみせようか!」
「お前なんぞに負けるものかっ!」
アレクはアイリーンの名前を出すカインが気に入らないとばかり顔を顰(しか)めていた。
「アイリーンは僕の許嫁だ。お前なんぞに渡すものか!」
「ふっ、強い者の方がアイリーンに相応しい。そして外見も私の方が圧倒的にアイリーンに相応しい!」
「ふざけるなっ!」
「それでは試合を始めます」
審判の合図によって二人の闘いが始まった。
僕は剣を鞘から引き抜くと剣は陽光に反射して光輝さを演出してくれる。
さすが名剣(ラッシー)だ。
僕はグリップを強く握りしめて構え直した。
カインはあんなにも大きな剣なのに、全くもって重たくもなさそうに、というか軽々と大剣を持ち上げた。
マジかよー。
昔ゲームで見たことはあるけど、リアルでやられると、絵面がなんかヤバいな。
あんなの寸止めとかできんの?
うっかり首斬っちゃいましたとかシャレにならないんだけど。
しかも斬られるのは僕の首。
シャレにならんわ。
喉が渇く。
冷や汗まで出てきた。
手の汗もハンパない。
これ、ヤバいな。汗で剣のグリップが握れなくなったら終わりかも。
一瞬のミスが命取り。
(学園の剣術大会なのに、なんで命の危機まで感じなきゃならないんだよ)
身体が弱れば心も弱る。
僕は愚痴を溢しつつ、覚悟も定まらない状態で剣を振るった。
♢
クレメンスの策略によってすでにアレクに危機が迫っていた。
カインの持っているローズマリアから手渡された弱体化の魔法紙は確実に効いており、今もアレクの身体を蝕んでいる。
クレメンスは眼前にあるモニターに映ったアレクの苦しそうな顔を見て清々しい笑みを浮かべていた。
「フフフ、弱体化の魔法がかなり効いていますね」
「ちくしょう、頭を強くぶつけてしまったせいで一時的に憑依が解けちまった。アレさえなければもっと戦えたのによお」
いつの間にかさっきまでアレクと戦っていたブレイクまでクレメンスと共にいた。
敗戦のせいでかなり不機嫌のようだ。
「まあ、あなたが負けたのは意外でしたが、それでよ次は間違いなく殺せるでしょう。さっきあなたと戦っていた時よりも弱っているみたいですよ」
「チッ!まあ、負けちまったものは仕方ねえ。言い訳もしたくねえしな。しかし、あの弱体化の魔法とやらはどんな原理なんだ?」
「ああ、あれは呪いの札と言っているのですが、以前に我らの研究機関で開発されたものです。身体強化の失敗作から生まれたモノで脳を萎縮させる作用があり、筋肉増強の効果を外したものです。だから脳から身体に伝わる神経系統が狂ってくるんですよ」
「ほほう、そうなのか。アレを大量生産できればこの国を滅ぼせるんじゃないか?」
「まあ、それはそうですが、まだ時期尚早です。一応開発してからかなり実験を重ねてはいますが、効果の出方にムラがあってまだ効果の検証も完全ではないのです」
「そうか、残念だ」
「まあ、それでもあれだけ弱体化が進めば、あとはカインがアレク王子を殺すだけです。我々の仕事も捗りますよ。ここで待てば良いだけなのですからね。楽なものです」
「そうだな」
クレメンスとブレイクはゆったりと構えつつモニターに映るアレクたちの試合を観戦した。
♢
「だるい」
確かに弱体化の魔法は一気に表面的な変化として表れてきていた。
先程の疲れもそうである。
試合が始まってすぐにアレクはカインに向かって先攻開始した。
乾坤一擲。
勝つか負けるか。
たとえコンディションが悪くとも、言い訳はできない。
どうなろうとも今はやるしかないのだ。
(ええい!怠いけど、もう、やるしかない!)
アレク王子人生1番の大勝負だ。
覚悟を決めたアレクの攻撃をカインは難なく防ぐ。
「なんだ?その剣は、マッチ棒かと思ったぞ!」
「コレ、国王陛下から賜った剣なんだけどな」
「そんなモノが?安物の剣じゃないのか?」
「カイン、言っとくけど、お前の発言、不敬だぞ?」
「ああ!アイリーン!コイツに勝って僕の強さを証明してみせるよ!」
コイツ、聞いちゃいねー。
正義は我にある。勝てば愛しいアイリーンが自分のモノになるとポジティブに考えられるカインはある意味幸せ者かもしれない。
アレクは弱体化しながらもなんとか動ける程ではあったが、ただ思ったより疲れが取れないことに不安を覚えてはいるものの、試合中に考える余裕はなく、試合開始後はただ一生懸命に剣を振っているだけだった。
アレクより体格の良いカインには力技は通じない。
そして持ち前のスピードも出せず、疲れているためにいつもより調子が悪い。
アレクはおかしいなと思いながらも必死にカインの剣を受けていた。
「ふははは!アレク王子はこんなに弱かったのかな?」
調子に乗りやすいカインは更に驕っていた。
一方的な攻撃を必死で受けるアレクを見て、誰がどう見ても先程の試合と同じではないと変な違和感を感じるのであった。
アイリーンもその変化に気づいた。
「何故あんなにも動きが鈍くなってますの?」
おかしい……。
メリアもおかしいと思い試合をよく観察する。
何かある。しかし、何が原因かが解らない。
二人はカインとアレクをしっかりと観察するも解らずじまいだった。
「ひょっとして」
メリアがつぶやいた。
「何かわかりましたの?」
「アレク王子は呪いを受けているかもしれません」
「呪い?」
「はい、私の一族の情報では隣国に呪いをかける札のようなものがあると聞いたことがあります」
「なぜ?どうしてアレク王子が呪いを受けるのかしら」
「やはりあのカインの勝ち誇った様子を見る限りではあらかじめアレク王子に呪いをかけて弱らせていたのではないでしょうか」
「どこから入手したのかしら」
「そういえばこの前、父からの情報でカインはローズマリアと会っていたそうです」
「第二王子派ね」
「今回もアレク王子に呪いをかけてカインはアイリーン様のために、そしてローズマリアイスタル殿下のためにとアレク王子を失脚させるように画策しているのではないかと考えます」
そうかもしれないとアイリーンは頷く。
「ああ、でもどうしたら呪いを解けるのかしら」
メリアは考える。
「その呪いの札を焼き払えばよいかと」
「どうやって?」
「カインを丸焼けにしますか?」
「それは良いアイデアだけれど、・・・残念ながら今は出来ないわね」
二人が悩んで考えている際中、アレクはどんどん不利になっていた。
「くっ!」
もはや何回かに一回は攻撃を受ける。アレクの体にはもういくつもの痣ができていた。
「くははは!こんなものか!」
カインは調子に乗りに乗りまくっていた。
やっていることは鬼畜なのに神経が麻痺しているのか、興奮し過ぎて自分自身の客観視は全くできていない。
対してアレクは非常に焦っていた。今回の剣術大会では魔法を使ってはならないために呪いで弱体化したアレクには全くもって打つ手がなかった。
「くそっ!」
アレクは弱体化した身体をなんとか動かしつつ、カインの苛烈な乱撃をかろうじて受け凌ぐのであった。
僕は円形の闘技場舞台へと移動した。
対するカインは僕と向かい合うなりギロリと睨みつけると鼻息を荒くして、ふんすと息巻いている。
「今日は負けん!」
「そんなの知ったことか」
何故かカインは自信満々のようだ。
なかなかやる気のようだね。
僕に一度負けたくせにね。
でも今度はまったく負ける気はしないといった態度は少しむかつくな。
内心面倒だなあとは思うけど、まあアイリーンも観てくれているしな。
まあ、やったろうやないかい。
『それでは決勝戦のみ、出場者は各々自分の剣を使用してください。ただし、攻撃はあくまでも寸止めです。擦り傷までの攻撃は可能ですが首や頭部、下半身の急所への攻撃は禁止です。また致命傷や過度な暴行を加えたと審判が判断した場合は失格となりますのでご注意ください』
決勝戦、審判のアナウンスが流れる。
僕は父上から賜った剣(名剣ラッシー)を握りしめた。
(こいつの出番がくるとはなー)
実際今回初めて使うことになるが、事前に何度か素振りはしたのでなんとなく感覚は身についている。
対してカインは刀身の大きい大剣を持ってきたようだ。刃渡りが1メートル以上もあるロングソードだ。しっかりと刃に厚みもある。
我が愛剣ラッシーの刃渡りは80センチほど、
あっちは両手剣、
こっちは片手剣、
あの大剣を思いっきり振り抜いてきたらとてもじゃないが受けきれない。
え?こんなのアリ?
あんなので振り回されたらこの剣どころか、こっちの腕まで折れちゃうよ。
「ねえ、審判さん、あっちの剣、あれ、反則じゃないの?」
一応、念のため僕は審判に確認した。
「あのロングソードの使用は運営からも認められています。どれだけ大きな剣を用意したところで振れなかったら意味はありませんので」
「あ、そう、まあ・・・強い方が勝つだけだろうし、問題ないか」
「ならば俺が勝つに決まっている!」
おーおー、言ってくれるねえ。
揺るぎない勝利への確信というのかな。
カインのあの自信はどこからくるんだろう。
やっぱ剣かな?
それともちょっとヤバい薬でもやってんのか?
なんか以前より目がイっちゃってるような気がするんだけど。
やっぱり関わりたくない奴かも、
まあ、それでもアイリーンの為ならやるしかないよな。
「それではどちらがアイリーンに相応しいかこの試合で証明してみせようか!」
「お前なんぞに負けるものかっ!」
アレクはアイリーンの名前を出すカインが気に入らないとばかり顔を顰(しか)めていた。
「アイリーンは僕の許嫁だ。お前なんぞに渡すものか!」
「ふっ、強い者の方がアイリーンに相応しい。そして外見も私の方が圧倒的にアイリーンに相応しい!」
「ふざけるなっ!」
「それでは試合を始めます」
審判の合図によって二人の闘いが始まった。
僕は剣を鞘から引き抜くと剣は陽光に反射して光輝さを演出してくれる。
さすが名剣(ラッシー)だ。
僕はグリップを強く握りしめて構え直した。
カインはあんなにも大きな剣なのに、全くもって重たくもなさそうに、というか軽々と大剣を持ち上げた。
マジかよー。
昔ゲームで見たことはあるけど、リアルでやられると、絵面がなんかヤバいな。
あんなの寸止めとかできんの?
うっかり首斬っちゃいましたとかシャレにならないんだけど。
しかも斬られるのは僕の首。
シャレにならんわ。
喉が渇く。
冷や汗まで出てきた。
手の汗もハンパない。
これ、ヤバいな。汗で剣のグリップが握れなくなったら終わりかも。
一瞬のミスが命取り。
(学園の剣術大会なのに、なんで命の危機まで感じなきゃならないんだよ)
身体が弱れば心も弱る。
僕は愚痴を溢しつつ、覚悟も定まらない状態で剣を振るった。
♢
クレメンスの策略によってすでにアレクに危機が迫っていた。
カインの持っているローズマリアから手渡された弱体化の魔法紙は確実に効いており、今もアレクの身体を蝕んでいる。
クレメンスは眼前にあるモニターに映ったアレクの苦しそうな顔を見て清々しい笑みを浮かべていた。
「フフフ、弱体化の魔法がかなり効いていますね」
「ちくしょう、頭を強くぶつけてしまったせいで一時的に憑依が解けちまった。アレさえなければもっと戦えたのによお」
いつの間にかさっきまでアレクと戦っていたブレイクまでクレメンスと共にいた。
敗戦のせいでかなり不機嫌のようだ。
「まあ、あなたが負けたのは意外でしたが、それでよ次は間違いなく殺せるでしょう。さっきあなたと戦っていた時よりも弱っているみたいですよ」
「チッ!まあ、負けちまったものは仕方ねえ。言い訳もしたくねえしな。しかし、あの弱体化の魔法とやらはどんな原理なんだ?」
「ああ、あれは呪いの札と言っているのですが、以前に我らの研究機関で開発されたものです。身体強化の失敗作から生まれたモノで脳を萎縮させる作用があり、筋肉増強の効果を外したものです。だから脳から身体に伝わる神経系統が狂ってくるんですよ」
「ほほう、そうなのか。アレを大量生産できればこの国を滅ぼせるんじゃないか?」
「まあ、それはそうですが、まだ時期尚早です。一応開発してからかなり実験を重ねてはいますが、効果の出方にムラがあってまだ効果の検証も完全ではないのです」
「そうか、残念だ」
「まあ、それでもあれだけ弱体化が進めば、あとはカインがアレク王子を殺すだけです。我々の仕事も捗りますよ。ここで待てば良いだけなのですからね。楽なものです」
「そうだな」
クレメンスとブレイクはゆったりと構えつつモニターに映るアレクたちの試合を観戦した。
♢
「だるい」
確かに弱体化の魔法は一気に表面的な変化として表れてきていた。
先程の疲れもそうである。
試合が始まってすぐにアレクはカインに向かって先攻開始した。
乾坤一擲。
勝つか負けるか。
たとえコンディションが悪くとも、言い訳はできない。
どうなろうとも今はやるしかないのだ。
(ええい!怠いけど、もう、やるしかない!)
アレク王子人生1番の大勝負だ。
覚悟を決めたアレクの攻撃をカインは難なく防ぐ。
「なんだ?その剣は、マッチ棒かと思ったぞ!」
「コレ、国王陛下から賜った剣なんだけどな」
「そんなモノが?安物の剣じゃないのか?」
「カイン、言っとくけど、お前の発言、不敬だぞ?」
「ああ!アイリーン!コイツに勝って僕の強さを証明してみせるよ!」
コイツ、聞いちゃいねー。
正義は我にある。勝てば愛しいアイリーンが自分のモノになるとポジティブに考えられるカインはある意味幸せ者かもしれない。
アレクは弱体化しながらもなんとか動ける程ではあったが、ただ思ったより疲れが取れないことに不安を覚えてはいるものの、試合中に考える余裕はなく、試合開始後はただ一生懸命に剣を振っているだけだった。
アレクより体格の良いカインには力技は通じない。
そして持ち前のスピードも出せず、疲れているためにいつもより調子が悪い。
アレクはおかしいなと思いながらも必死にカインの剣を受けていた。
「ふははは!アレク王子はこんなに弱かったのかな?」
調子に乗りやすいカインは更に驕っていた。
一方的な攻撃を必死で受けるアレクを見て、誰がどう見ても先程の試合と同じではないと変な違和感を感じるのであった。
アイリーンもその変化に気づいた。
「何故あんなにも動きが鈍くなってますの?」
おかしい……。
メリアもおかしいと思い試合をよく観察する。
何かある。しかし、何が原因かが解らない。
二人はカインとアレクをしっかりと観察するも解らずじまいだった。
「ひょっとして」
メリアがつぶやいた。
「何かわかりましたの?」
「アレク王子は呪いを受けているかもしれません」
「呪い?」
「はい、私の一族の情報では隣国に呪いをかける札のようなものがあると聞いたことがあります」
「なぜ?どうしてアレク王子が呪いを受けるのかしら」
「やはりあのカインの勝ち誇った様子を見る限りではあらかじめアレク王子に呪いをかけて弱らせていたのではないでしょうか」
「どこから入手したのかしら」
「そういえばこの前、父からの情報でカインはローズマリアと会っていたそうです」
「第二王子派ね」
「今回もアレク王子に呪いをかけてカインはアイリーン様のために、そしてローズマリアイスタル殿下のためにとアレク王子を失脚させるように画策しているのではないかと考えます」
そうかもしれないとアイリーンは頷く。
「ああ、でもどうしたら呪いを解けるのかしら」
メリアは考える。
「その呪いの札を焼き払えばよいかと」
「どうやって?」
「カインを丸焼けにしますか?」
「それは良いアイデアだけれど、・・・残念ながら今は出来ないわね」
二人が悩んで考えている際中、アレクはどんどん不利になっていた。
「くっ!」
もはや何回かに一回は攻撃を受ける。アレクの体にはもういくつもの痣ができていた。
「くははは!こんなものか!」
カインは調子に乗りに乗りまくっていた。
やっていることは鬼畜なのに神経が麻痺しているのか、興奮し過ぎて自分自身の客観視は全くできていない。
対してアレクは非常に焦っていた。今回の剣術大会では魔法を使ってはならないために呪いで弱体化したアレクには全くもって打つ手がなかった。
「くそっ!」
アレクは弱体化した身体をなんとか動かしつつ、カインの苛烈な乱撃をかろうじて受け凌ぐのであった。
10
あなたにおすすめの小説
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる