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「お前上手いよな。……きっと───フェラの為だけにA I搭載のロボットが開発されたら、こんな感じなんだろうな」
そう言って意味深げにフッと鼻で笑った。
要は“イカせる為だけにやっている”と言っているのだとすぐに気付いた。
「───なんなんですか……?一体……」
その言葉に冬音夜の感情が溢れ出した。
「……何がだ?」
涼太の意地の悪そうな笑顔に思わず自分が止められなくなった。
「───俺は金の為にセックスしてるだけです……そこになんの感情もない……。それはあなたも解ってるはずです。なのに──今のあなたは………俺を怒らせようとして楽しんでいる様にしか見えない……」
「それはお前の考えすぎだよ」
涼太は肩を竦めまた小馬鹿にしたように笑った。
「俺が今日お前を呼び出したのは、話がしたかったからだ。…………もちろんセックスもするつもりだったけど……お前を見ていたら…その気が失せた、それだけだ」
冬音夜は思わず涼太から視線を逸らした。おそらく金の為とは言え、全くその気になれなかった自分をこの男は見透かしているのだ。
「気にするなよ……お前が言ったように金の為だけにセックスしてるのは解ってる。まぁ……それにしても今日は酷いけどな」
涼太はそう言ってポケットからタバコを取り出すと火を付けた。
「まぁ……けど……その方が俺も話がしやすい」
冬音夜が訝しげに男に視線を戻した。
「…………話……?」
「お前……だいたいいくら稼いでる?」
突然の質問に眉を顰める。
「……………………なんで……そんなこと………」
「いいから言えよ」
涼太の威圧的な物言いにムッとしながらも
「そんなの………その時によって違います……」
律儀に答える冬音夜に笑いながらタバコを燻らせる。
「だいたいさ」
「───月に……30から40くらいです……」
「……大したもんだな…。お前……大学生だろ?」
大袈裟に驚いて見せると、前のめりになって冬音夜の瞳を見つめた。
「月に50払う。俺以外の奴全て切れ」
「────は!?…………何言って…………」
「言った通りだ。お前に毎月50万やる。その代わりにお前は俺だけの物になれ。悪い話じゃ無いだろ?お前は客を探さなくても決まった金が入る」
そう言うと涼太は財布を取り出し、万札の束を取り出した。
「ここに50万ある。乗るか乗らないかはお前次第だ。期限は俺が飽きるまで。……ただし……この金を受け取ったら俺が飽きたと言うまでお前に拒否権は無い。つまり、やるかやらないかを決められるのは今だけだ。ここでお前がこの金を受け取らなければ、今後一切この話をすることも無い」
それだけ言うと涼太は再びソファーに身を預け、冬音夜の反応を楽しむように見つめた。
目の前に置かれたむき出しのままの札を見つめる。
正直喉から手が出る程欲しかった。
この金があれば毎月決まった額を叔母に送金出来る。
冬音夜はゴクリと音を立てて唾を飲み込んだ。
「なにを迷う必要がある?お前は金が欲しいんだろ?“本当にそれだけ”なら答えはひとつだ。───それとも……何人も相手にする方が姓にあってるか?…中にはお前に本気になってる奴もいるだろ」
金から自分に移された視線を見つめ涼太はニヤッと笑った。
「金の為と言いながら、そいつらにチヤホヤされてる方が気分がいいか……?俺はお前の機嫌をとるような真似はしないからな」
冬音夜は顔がカッと熱くなるのが分かった。
男が言う通り本当に金の為だけなら迷う必要など無いはずだ。
自分を馬鹿にする様に見つめる瞳を睨みつけながら冬音夜は机の上の金を手にした。
「───解りました。……俺は………あなたが飽きるまで……あなただけの『物』になります。───だけど……俺があなたに売るのは身体だけです。感情や心まではあなたの思い通りにはなりません」
そうハッキリと言い切り、自分を睨み続ける冬音夜をしばらく黙ったまま見つめた。
───へぇ……以外にハッキリものを言うんだな…………。
「………契約成立だ」
そう言うと涼太は満足気に微笑んだ。
そう言って意味深げにフッと鼻で笑った。
要は“イカせる為だけにやっている”と言っているのだとすぐに気付いた。
「───なんなんですか……?一体……」
その言葉に冬音夜の感情が溢れ出した。
「……何がだ?」
涼太の意地の悪そうな笑顔に思わず自分が止められなくなった。
「───俺は金の為にセックスしてるだけです……そこになんの感情もない……。それはあなたも解ってるはずです。なのに──今のあなたは………俺を怒らせようとして楽しんでいる様にしか見えない……」
「それはお前の考えすぎだよ」
涼太は肩を竦めまた小馬鹿にしたように笑った。
「俺が今日お前を呼び出したのは、話がしたかったからだ。…………もちろんセックスもするつもりだったけど……お前を見ていたら…その気が失せた、それだけだ」
冬音夜は思わず涼太から視線を逸らした。おそらく金の為とは言え、全くその気になれなかった自分をこの男は見透かしているのだ。
「気にするなよ……お前が言ったように金の為だけにセックスしてるのは解ってる。まぁ……それにしても今日は酷いけどな」
涼太はそう言ってポケットからタバコを取り出すと火を付けた。
「まぁ……けど……その方が俺も話がしやすい」
冬音夜が訝しげに男に視線を戻した。
「…………話……?」
「お前……だいたいいくら稼いでる?」
突然の質問に眉を顰める。
「……………………なんで……そんなこと………」
「いいから言えよ」
涼太の威圧的な物言いにムッとしながらも
「そんなの………その時によって違います……」
律儀に答える冬音夜に笑いながらタバコを燻らせる。
「だいたいさ」
「───月に……30から40くらいです……」
「……大したもんだな…。お前……大学生だろ?」
大袈裟に驚いて見せると、前のめりになって冬音夜の瞳を見つめた。
「月に50払う。俺以外の奴全て切れ」
「────は!?…………何言って…………」
「言った通りだ。お前に毎月50万やる。その代わりにお前は俺だけの物になれ。悪い話じゃ無いだろ?お前は客を探さなくても決まった金が入る」
そう言うと涼太は財布を取り出し、万札の束を取り出した。
「ここに50万ある。乗るか乗らないかはお前次第だ。期限は俺が飽きるまで。……ただし……この金を受け取ったら俺が飽きたと言うまでお前に拒否権は無い。つまり、やるかやらないかを決められるのは今だけだ。ここでお前がこの金を受け取らなければ、今後一切この話をすることも無い」
それだけ言うと涼太は再びソファーに身を預け、冬音夜の反応を楽しむように見つめた。
目の前に置かれたむき出しのままの札を見つめる。
正直喉から手が出る程欲しかった。
この金があれば毎月決まった額を叔母に送金出来る。
冬音夜はゴクリと音を立てて唾を飲み込んだ。
「なにを迷う必要がある?お前は金が欲しいんだろ?“本当にそれだけ”なら答えはひとつだ。───それとも……何人も相手にする方が姓にあってるか?…中にはお前に本気になってる奴もいるだろ」
金から自分に移された視線を見つめ涼太はニヤッと笑った。
「金の為と言いながら、そいつらにチヤホヤされてる方が気分がいいか……?俺はお前の機嫌をとるような真似はしないからな」
冬音夜は顔がカッと熱くなるのが分かった。
男が言う通り本当に金の為だけなら迷う必要など無いはずだ。
自分を馬鹿にする様に見つめる瞳を睨みつけながら冬音夜は机の上の金を手にした。
「───解りました。……俺は………あなたが飽きるまで……あなただけの『物』になります。───だけど……俺があなたに売るのは身体だけです。感情や心まではあなたの思い通りにはなりません」
そうハッキリと言い切り、自分を睨み続ける冬音夜をしばらく黙ったまま見つめた。
───へぇ……以外にハッキリものを言うんだな…………。
「………契約成立だ」
そう言うと涼太は満足気に微笑んだ。
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