4 / 63
第壱章 ――霊峰
魔術師と、少女
しおりを挟む
――――
……辺りには懐かしい光景が広がっている。
青年の意識は現実を離れ、今は自身が生み出す、夢の世界にいた。
旅を始めてからと言うものの、彼は眠りの中でさえ、夢に浸る楽しみさえ失った。
あまりにも長いこと夢を知らなかった為、それこそ本当に夢か現実か分からずに、混乱する程。
広く綺麗な庭園に、街一番の大貴族である両親の豪華な屋敷…………。それは昔、青年が捨て去り、自身でさえ記憶すらも残っていないだろうと思っていた、懐かしい思い出だ。
青年――いや、青年と呼べる年ごろにさえなっていない、まだ十才程の幼い少年だった彼は、庭園の目立たない片隅に生えている、大木の涼しげな木陰でくつろいで読書をしていた。
少年の両親は厳しく、名門貴族の名に恥じぬような技能とマナーを、常日頃から叩き込まれる日々。親からは立派な貴族である事を求められ、少年自身の考えや主張などは、無きに等しかった。
内向的で大人しかった少年にとっては、この時だけは親からの支配から逃れられ、自分らしくいられたのだ。
そして何より…………
「ふふっ、また此処で会いましたね、ルーフェさま」
声がした方に目を向けると、粗末なメイド服を着た、少年と同年代の可憐な女の子がいた。
ルーフェ…………それが青年の名前。長い間誰からも呼ばれることのなかった、懐かしい響きだった。
そして、目の前の少女。三つ編みに結んだ茶髪の、少しそばかすがある頬に、くりっとした瞳の少女の笑顔。
少年だったルーフェは、親に連れられて晩餐会や食事会と言った、上流階級の集まりに数多く出席した。そこに集まる女性は誰もが美しく着飾り、気品に溢れていたが、何の飾り気もなく心から見せる笑顔には、今まで見てきたどんな美女も敵わない。
しかし夢だとしても、またこうして彼女の笑顔が見られるなんて、彼は思ってなかった。
嗚呼――――エディア、もし現実に君の顔が見られ、触れることが出来るのなら、俺は――
――――
「…………エディア!」
そう叫んだ瞬間、ルーフェは夢から目覚める。
結局、あれは夢にすぎなかった…………。彼にはそれが、強く悲しく思えた。
やがて悲しみが和らぐと、今更ながら自分がまだ生きていると気づいた。
彼の体はベッドに横たえられ、あちこちに包帯が巻かれている。
「これは。……くうっ」
ルーフェは少しでも動こうとした、その時、肉体に激痛が走った。
少しでも手を動かそうとしたり、起き上がろうとしただけでも、強い痛みを感じる。
痛みとはすなわち、生きている一番の証拠だ。
彼がいるのは、質素な部屋の中。
唯一の窓にうつる景色には、雪山の斜面らしきものが見えた。と言う事は、この家はハイテルペストの上に建てられているらしい。だが、吹雪は吹いておらず、雪一つ積もっていない。それどころか、地面の所々に草花が咲いているのが見られた。
この山では常に雪が吹き荒れ、こうして雪も降らずに人が暮らせるような場所は、無かった筈だった。
ルーフェは目覚める以前の記憶を辿る。
彼はハイテルペストの遥か高みにまで登り、そこにある遺跡に辿りついた。そして…………、その神門を守る竜に倒された。
どうやらあの後、何者かによって助けられ、ここに運び込まれたらしい。
そこまで思い出すと、ルーフェはハッとして首元に触れた。
首元には――何も掛けられていない。あのネックレスも、そして指輪も。
――指輪……が。あれは俺に残った、唯一大切なもの、なのに――
おそらくあれは、ルーフェにとって、とても……そう、とても大切なもの、だったのだろう。
それを失った深い悲しみに、彼が包まれていた時。
部屋の扉が、ゆっくりと開く。
――――
扉から現れたのは、謎の男性と若い少女の二人。
男性は長いローブを身に纏い、整った顔に見せる穏やかな表情からは、さながら賢者のように高い教養と知性が感じられる。だが、その人物からは不思議な感じが漂っていた。実年齢は恐らく、白髪に染まった髪と、長年生きてきた人間の持つ雰囲気や物腰から、それなりに高齢と考えられた。しかし顔には皺が少なく若々しく、外見で言うならまだ三十代中頃に見えた。
そしてその背中に隠れている少女の方は、男性とは逆に十七、八と思われる年齢以上に幼く感じられる。恐らくそれは普通以上に人生経験が乏しいからだと思われた。そのせいか、少女の様子は穢れを知らない純粋無垢なものであった。彼女のその透き通るような水色の髪と瞳、そしてやや色素の薄い白い肌に華奢な身体…………。少女はさながら、高級品の人形のように思える。
……実に不思議な、その雰囲気
程度の差こそあるが、この二人は明らかに、普通の人間とは大きく異質であった。
「……無事そうで何よりだ。何しろ娘が、雪の中で倒れている君を発見してからの二日間、ずっと意識は無かったのだからね」
そう話す男性の声は、落ち着いて深みがあり、彼の持つ知識が声によって表されるかのようだ。
「二日も…………俺は、眠っていたのか」
半ば茫然とするかのように、ルーフェは呟いた。
「ああ。その上、傷も深かったからな、治療を行ったとは言え、こうして生きているのが不思議なくらいだ」
彼は、男性に尋ねる。
「あの指輪は? 俺の近くに落ちてなかったか?」
男性は首を横に振る。
「残念だが、指輪は見当たらなかった。君の剣なら、拾って来てあそこに置いてあるが」
話しながら視線を向けた部屋の隅には、ルーフェの持つ剣が置かれていた。
「……そうか、なら…………」
ルーフェは痛みを無視して、起き上がろうとする。
「何処に行くつもりだ? まさかそのボロボロの体で、外に出るつもりではあるまい?」
「助けてくれた事には感謝している。けど俺は、あれを探しに行かないと」
こう言って無理に起き上がろうとする彼を、男性は優しく、そして力強く押しとどめた。
「あれが君にとって、大切な物だと言うのは分かった。だが、今は体を休める事だ」
初めルーフェは抵抗したが、やがて無理だと悟ると、諦めてベッドに戻った。
「そうだ、それでいい。……賢明だな」
男性は穏やかに微笑んだ。
「私はトリウス、まぁ所詮はこの山に閉じこもる、しがない魔術師さ。そしてこの子は、娘のラキサだ。我々は訳あって俗世間を離れ、ここで生活している身だ、ここにいる間は、我が家のように思ってくれて構わない。この家は見ての通り、外界からは隔たれているが、その快適さは私が保証しよう。指輪も君の代わりに、私たちが探しておこう。――ただし、指輪が戻ったら…………望みを諦めて、山を下りるがいい」
ルーフェはこれを聞くと、鋭い目つきでトリウスを睨む。
だが、それを意に介さずに、トリウスは更に続ける。
「君がハイテルペストに来たのも、冥界の入口を求め、失った人を取り戻すためだろう。確かに伝説通り、ここは現世と冥界が繋がる門が存在し、守り主である一匹の竜がそれを守っている。それは、君も知っているはずだ」
「…………」
「これまでにも、何人も君のような人間が、ここにやって来た。山にやられた物もいれば、竜に敗れたものもな。そもそも、死んだ人間を呼び戻すなど、自然に反する事――。ここに住んでからの私は、そうした人間を長いこと説得して来た。君だって…………例外ではない」
そして、ようやく話し終わると、トリウスは部屋から出ようとする。
「……待て! 俺は、絶対に諦めるものか!」
彼の背中に向けて、そうルーフェは言い放つ。
「私も、すぐには君が諦めるとは思っていない。……しかし無理をしようと考えない事だ。私が部屋に結界を張っているからな、君の力では外に出られまい。とにかく今は…………休む事に集中するといい」
トリウスはこれを最後に、娘とともに部屋を去った。
……辺りには懐かしい光景が広がっている。
青年の意識は現実を離れ、今は自身が生み出す、夢の世界にいた。
旅を始めてからと言うものの、彼は眠りの中でさえ、夢に浸る楽しみさえ失った。
あまりにも長いこと夢を知らなかった為、それこそ本当に夢か現実か分からずに、混乱する程。
広く綺麗な庭園に、街一番の大貴族である両親の豪華な屋敷…………。それは昔、青年が捨て去り、自身でさえ記憶すらも残っていないだろうと思っていた、懐かしい思い出だ。
青年――いや、青年と呼べる年ごろにさえなっていない、まだ十才程の幼い少年だった彼は、庭園の目立たない片隅に生えている、大木の涼しげな木陰でくつろいで読書をしていた。
少年の両親は厳しく、名門貴族の名に恥じぬような技能とマナーを、常日頃から叩き込まれる日々。親からは立派な貴族である事を求められ、少年自身の考えや主張などは、無きに等しかった。
内向的で大人しかった少年にとっては、この時だけは親からの支配から逃れられ、自分らしくいられたのだ。
そして何より…………
「ふふっ、また此処で会いましたね、ルーフェさま」
声がした方に目を向けると、粗末なメイド服を着た、少年と同年代の可憐な女の子がいた。
ルーフェ…………それが青年の名前。長い間誰からも呼ばれることのなかった、懐かしい響きだった。
そして、目の前の少女。三つ編みに結んだ茶髪の、少しそばかすがある頬に、くりっとした瞳の少女の笑顔。
少年だったルーフェは、親に連れられて晩餐会や食事会と言った、上流階級の集まりに数多く出席した。そこに集まる女性は誰もが美しく着飾り、気品に溢れていたが、何の飾り気もなく心から見せる笑顔には、今まで見てきたどんな美女も敵わない。
しかし夢だとしても、またこうして彼女の笑顔が見られるなんて、彼は思ってなかった。
嗚呼――――エディア、もし現実に君の顔が見られ、触れることが出来るのなら、俺は――
――――
「…………エディア!」
そう叫んだ瞬間、ルーフェは夢から目覚める。
結局、あれは夢にすぎなかった…………。彼にはそれが、強く悲しく思えた。
やがて悲しみが和らぐと、今更ながら自分がまだ生きていると気づいた。
彼の体はベッドに横たえられ、あちこちに包帯が巻かれている。
「これは。……くうっ」
ルーフェは少しでも動こうとした、その時、肉体に激痛が走った。
少しでも手を動かそうとしたり、起き上がろうとしただけでも、強い痛みを感じる。
痛みとはすなわち、生きている一番の証拠だ。
彼がいるのは、質素な部屋の中。
唯一の窓にうつる景色には、雪山の斜面らしきものが見えた。と言う事は、この家はハイテルペストの上に建てられているらしい。だが、吹雪は吹いておらず、雪一つ積もっていない。それどころか、地面の所々に草花が咲いているのが見られた。
この山では常に雪が吹き荒れ、こうして雪も降らずに人が暮らせるような場所は、無かった筈だった。
ルーフェは目覚める以前の記憶を辿る。
彼はハイテルペストの遥か高みにまで登り、そこにある遺跡に辿りついた。そして…………、その神門を守る竜に倒された。
どうやらあの後、何者かによって助けられ、ここに運び込まれたらしい。
そこまで思い出すと、ルーフェはハッとして首元に触れた。
首元には――何も掛けられていない。あのネックレスも、そして指輪も。
――指輪……が。あれは俺に残った、唯一大切なもの、なのに――
おそらくあれは、ルーフェにとって、とても……そう、とても大切なもの、だったのだろう。
それを失った深い悲しみに、彼が包まれていた時。
部屋の扉が、ゆっくりと開く。
――――
扉から現れたのは、謎の男性と若い少女の二人。
男性は長いローブを身に纏い、整った顔に見せる穏やかな表情からは、さながら賢者のように高い教養と知性が感じられる。だが、その人物からは不思議な感じが漂っていた。実年齢は恐らく、白髪に染まった髪と、長年生きてきた人間の持つ雰囲気や物腰から、それなりに高齢と考えられた。しかし顔には皺が少なく若々しく、外見で言うならまだ三十代中頃に見えた。
そしてその背中に隠れている少女の方は、男性とは逆に十七、八と思われる年齢以上に幼く感じられる。恐らくそれは普通以上に人生経験が乏しいからだと思われた。そのせいか、少女の様子は穢れを知らない純粋無垢なものであった。彼女のその透き通るような水色の髪と瞳、そしてやや色素の薄い白い肌に華奢な身体…………。少女はさながら、高級品の人形のように思える。
……実に不思議な、その雰囲気
程度の差こそあるが、この二人は明らかに、普通の人間とは大きく異質であった。
「……無事そうで何よりだ。何しろ娘が、雪の中で倒れている君を発見してからの二日間、ずっと意識は無かったのだからね」
そう話す男性の声は、落ち着いて深みがあり、彼の持つ知識が声によって表されるかのようだ。
「二日も…………俺は、眠っていたのか」
半ば茫然とするかのように、ルーフェは呟いた。
「ああ。その上、傷も深かったからな、治療を行ったとは言え、こうして生きているのが不思議なくらいだ」
彼は、男性に尋ねる。
「あの指輪は? 俺の近くに落ちてなかったか?」
男性は首を横に振る。
「残念だが、指輪は見当たらなかった。君の剣なら、拾って来てあそこに置いてあるが」
話しながら視線を向けた部屋の隅には、ルーフェの持つ剣が置かれていた。
「……そうか、なら…………」
ルーフェは痛みを無視して、起き上がろうとする。
「何処に行くつもりだ? まさかそのボロボロの体で、外に出るつもりではあるまい?」
「助けてくれた事には感謝している。けど俺は、あれを探しに行かないと」
こう言って無理に起き上がろうとする彼を、男性は優しく、そして力強く押しとどめた。
「あれが君にとって、大切な物だと言うのは分かった。だが、今は体を休める事だ」
初めルーフェは抵抗したが、やがて無理だと悟ると、諦めてベッドに戻った。
「そうだ、それでいい。……賢明だな」
男性は穏やかに微笑んだ。
「私はトリウス、まぁ所詮はこの山に閉じこもる、しがない魔術師さ。そしてこの子は、娘のラキサだ。我々は訳あって俗世間を離れ、ここで生活している身だ、ここにいる間は、我が家のように思ってくれて構わない。この家は見ての通り、外界からは隔たれているが、その快適さは私が保証しよう。指輪も君の代わりに、私たちが探しておこう。――ただし、指輪が戻ったら…………望みを諦めて、山を下りるがいい」
ルーフェはこれを聞くと、鋭い目つきでトリウスを睨む。
だが、それを意に介さずに、トリウスは更に続ける。
「君がハイテルペストに来たのも、冥界の入口を求め、失った人を取り戻すためだろう。確かに伝説通り、ここは現世と冥界が繋がる門が存在し、守り主である一匹の竜がそれを守っている。それは、君も知っているはずだ」
「…………」
「これまでにも、何人も君のような人間が、ここにやって来た。山にやられた物もいれば、竜に敗れたものもな。そもそも、死んだ人間を呼び戻すなど、自然に反する事――。ここに住んでからの私は、そうした人間を長いこと説得して来た。君だって…………例外ではない」
そして、ようやく話し終わると、トリウスは部屋から出ようとする。
「……待て! 俺は、絶対に諦めるものか!」
彼の背中に向けて、そうルーフェは言い放つ。
「私も、すぐには君が諦めるとは思っていない。……しかし無理をしようと考えない事だ。私が部屋に結界を張っているからな、君の力では外に出られまい。とにかく今は…………休む事に集中するといい」
トリウスはこれを最後に、娘とともに部屋を去った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ
鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。
それが約50年前。
聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。
俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
でも…英雄は5人もいらないな。
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる