29 / 57
ロッカの街〜アイオール皇国
第28話 獅子城
しおりを挟む
アイオリア——そこはアイオール皇国の中心であり、首都だ。
勇壮に建つ城——獅子城と呼ばれているらしい——を囲むようにして円形に広がる城下町はかなりの広さがあるように見えた。
地形的に守りに適しているとは言い難い場所に作られた首都を守るためか、かなり高い壁で街を囲んでいるのが印象的だった。
「ふぅ、ロールヒルを出てから二週間と少し。ようやく着いたといえばいいか、もう着いてしまったといえばいいか……」
そんな俺の呟きを拾ったフィズが、馬車をひきながら振り向いて口を開こうとした。
それ見た俺は、慌ててフィズのお尻に手を伸ばすと心の中で会話をする。
『おい、今は喋っちゃダメだぞ』
『あ、そうね。危なかったわ』
今は街に入るための馬車列に並んでいて、次が俺たちの順番だった。
どうやらここアイオールという国は人間至上主義のようで魔族はおろか、獣人、亜人すらも迫害の対象にしているらしいので、フィズが馬で喋っているのを見咎められたら街に入ることすらままならないからな。
「よし、次っ」
ようやく俺たちの順番になった。
厳戒態勢下だからかは知らないが、ここに列にならんでから三時間ほどしてようやくだ。
フィズの尻を撫でるように叩くと、馬車を進ませる。
門の中はちょっとしたスペースがあって、その奥にも門がある。
どうやらここで積荷や乗客を検めるようだな。
「身分証を見せろ」
どこか居丈高な態度で兵士が指示をしてくる。
それに反抗してもしかたないので俺は黙って商人の証であるタグを見せた。
「ふん、商人だな。客車を検めるぞ」
「それはいいですけど高貴な方も乗っているので丁寧にお願いしますね」
フィズは幻獣種のユニコーン、ゴンザさんはドワーフの亜人、ジャックとローズは魔族という危ない組合わせなので問題が起こる可能性があるから、少し身構えながら兵士たちを馬車の中に案内した。
先に積荷を検めるというので馬車の倉庫として使っている部屋に案内した。
扉に入った途端、広がるホールのような光景を目にした兵士達はどよめいた。
馬車の中は走る度にその広さを拡大し続けていて、今は小さな屋敷くらいの広さがある。
ホールから左右に伸びた通路に各部屋があるという見た目からは絶対に考えられない状況に兵士たちの目が鋭くなった。
「おい、これはなんだ!?」
「これ、というと何でしょうか?」
「この馬車は何なんだ、と聞いたんだ!」
「と、言われましても……俺の商売道具の魔道具ですが」
「馬車の魔道具だとぉ? そんなもの聞いたこともないわっ!」
「隊長、こいつは怪しいのではありませんか!? もしや魔族と繋がっているのやも……」
どうしてそうなるんだ……俺は溜め息をつきそうになった。
そんな時、ホールに少女の声が響き渡った。
「なんですか? 騒々しいですね。ようやく国に帰ってこれたので、早くお父様方に会いたいのですが?」
隊長と呼ばれていた男はその声の主を見ると顔色を変えた。
「セ、セフィラス様っ!? 盗賊にさらわれてしまったと聞きましたが……」
「ええ。盗賊に捕まっていたところをこの人らに救われたのです」
「なんと……」
「私の恩人なのですが、まだ検める必要がありますか? 私は早く帰りたいのですが」
「で、では我々で送らせて頂きます!」
「その必要はありません。これからこの方たちにお礼もしたいので我が家へ招くつもりですので、このまま送ってもらいます」
「ですが……」
「くどいですっ!」
なおも引き下がろうとする兵士にセフィーはピシャリと言い放った。
結局、それがきっかけとなって兵士はそれ以上の抗弁をすることなく俺たちを街へ入れることにしたらしい。
「セフィー、助かったよ」
「それなら良かったです。あと少し、宜しくお願いしますね」
セフィーは悲しみをたたえたその瞳を隠すように顔を伏せながらそういった。
街に入ると、セフィーの案内に従ってセフィーの自宅を目指すことにした。
どうやら門衛ですらセフィーを知っているようだったからきっと大きい家なのだろう。
そんな俺の想像は甘かったとしかいいようがない。
「えぇ……これがセフィーの家、か?」
客席につづく小窓を開けてセフィーに再度確認をとるが、セフィーはやはり頷いた。
「ええ、そうです」
それは——城だった。
かなり遠くからでもはっきりと視認できる程の大きさを持った、獅子城と呼ばれているその城だった。
「あれ、言っていませんでしたか? 私はアイオール第六皇女、セフィラス=アイオライトです」
「……ってことは馬車にはお姫様が二人乗っていたってわけかよ……」
俺はそう呟きながら、セフィーの顔を見た。
最初に見た時はボロを着ていたからとてもそうは見えなかったが、可愛らしい服に着替えてからは、確かに姫だと言われればそうも見えるか。
精力的に、情熱的に商人を演っていたセフィーを思い出すと、そりゃ商人なんてできる訳がないよな……と悲しくなった。
そんな俺に気付いたのか、セフィーはやけに明るい声で『それじゃあ行きましょう』といった。
城に近づくと、誰何される前にセフィーが馬車の窓から顔を覗かせる。
「なっ! あの馬車……セフィラス様が乗っているぞっ!?」
「はぁ……? そんなわけ……あった……っ!」
城を守る兵士たちはセフィーを見定めると、蜂の巣をつついたような騒ぎになった。
俺はどうしていいか分からなかったから待機していると、ややあって城の門がゆっくりと開きはじめる。
開いた門から現れたのは、美しいドレスをまとった女性。
顔がやや疲れているように見えるのは気のせいだろうか。
「お、お母様っ!」
セフィーがそう叫ぶと、その女性は馬車に駆け寄ってきてセフィーの手をそっと握った。
どうやらセフィーのお母さんだったようだ。
つまり……皇后ということになるのか?
「セフィー、無事だったのですね! どれだけ心配したか……」
「心配させてごめんなさい、お母様」
「いいえ、あなたのせいではないでしょう? 詳しい話は……中でしましょう」
それを聞いたセフィーが頷いて合図をしてくれたので、俺はフィズの尻を撫でて馬車を城の中へと進ませる。
こうして俺たちは獅子城の中へ入ったのだった。
勇壮に建つ城——獅子城と呼ばれているらしい——を囲むようにして円形に広がる城下町はかなりの広さがあるように見えた。
地形的に守りに適しているとは言い難い場所に作られた首都を守るためか、かなり高い壁で街を囲んでいるのが印象的だった。
「ふぅ、ロールヒルを出てから二週間と少し。ようやく着いたといえばいいか、もう着いてしまったといえばいいか……」
そんな俺の呟きを拾ったフィズが、馬車をひきながら振り向いて口を開こうとした。
それ見た俺は、慌ててフィズのお尻に手を伸ばすと心の中で会話をする。
『おい、今は喋っちゃダメだぞ』
『あ、そうね。危なかったわ』
今は街に入るための馬車列に並んでいて、次が俺たちの順番だった。
どうやらここアイオールという国は人間至上主義のようで魔族はおろか、獣人、亜人すらも迫害の対象にしているらしいので、フィズが馬で喋っているのを見咎められたら街に入ることすらままならないからな。
「よし、次っ」
ようやく俺たちの順番になった。
厳戒態勢下だからかは知らないが、ここに列にならんでから三時間ほどしてようやくだ。
フィズの尻を撫でるように叩くと、馬車を進ませる。
門の中はちょっとしたスペースがあって、その奥にも門がある。
どうやらここで積荷や乗客を検めるようだな。
「身分証を見せろ」
どこか居丈高な態度で兵士が指示をしてくる。
それに反抗してもしかたないので俺は黙って商人の証であるタグを見せた。
「ふん、商人だな。客車を検めるぞ」
「それはいいですけど高貴な方も乗っているので丁寧にお願いしますね」
フィズは幻獣種のユニコーン、ゴンザさんはドワーフの亜人、ジャックとローズは魔族という危ない組合わせなので問題が起こる可能性があるから、少し身構えながら兵士たちを馬車の中に案内した。
先に積荷を検めるというので馬車の倉庫として使っている部屋に案内した。
扉に入った途端、広がるホールのような光景を目にした兵士達はどよめいた。
馬車の中は走る度にその広さを拡大し続けていて、今は小さな屋敷くらいの広さがある。
ホールから左右に伸びた通路に各部屋があるという見た目からは絶対に考えられない状況に兵士たちの目が鋭くなった。
「おい、これはなんだ!?」
「これ、というと何でしょうか?」
「この馬車は何なんだ、と聞いたんだ!」
「と、言われましても……俺の商売道具の魔道具ですが」
「馬車の魔道具だとぉ? そんなもの聞いたこともないわっ!」
「隊長、こいつは怪しいのではありませんか!? もしや魔族と繋がっているのやも……」
どうしてそうなるんだ……俺は溜め息をつきそうになった。
そんな時、ホールに少女の声が響き渡った。
「なんですか? 騒々しいですね。ようやく国に帰ってこれたので、早くお父様方に会いたいのですが?」
隊長と呼ばれていた男はその声の主を見ると顔色を変えた。
「セ、セフィラス様っ!? 盗賊にさらわれてしまったと聞きましたが……」
「ええ。盗賊に捕まっていたところをこの人らに救われたのです」
「なんと……」
「私の恩人なのですが、まだ検める必要がありますか? 私は早く帰りたいのですが」
「で、では我々で送らせて頂きます!」
「その必要はありません。これからこの方たちにお礼もしたいので我が家へ招くつもりですので、このまま送ってもらいます」
「ですが……」
「くどいですっ!」
なおも引き下がろうとする兵士にセフィーはピシャリと言い放った。
結局、それがきっかけとなって兵士はそれ以上の抗弁をすることなく俺たちを街へ入れることにしたらしい。
「セフィー、助かったよ」
「それなら良かったです。あと少し、宜しくお願いしますね」
セフィーは悲しみをたたえたその瞳を隠すように顔を伏せながらそういった。
街に入ると、セフィーの案内に従ってセフィーの自宅を目指すことにした。
どうやら門衛ですらセフィーを知っているようだったからきっと大きい家なのだろう。
そんな俺の想像は甘かったとしかいいようがない。
「えぇ……これがセフィーの家、か?」
客席につづく小窓を開けてセフィーに再度確認をとるが、セフィーはやはり頷いた。
「ええ、そうです」
それは——城だった。
かなり遠くからでもはっきりと視認できる程の大きさを持った、獅子城と呼ばれているその城だった。
「あれ、言っていませんでしたか? 私はアイオール第六皇女、セフィラス=アイオライトです」
「……ってことは馬車にはお姫様が二人乗っていたってわけかよ……」
俺はそう呟きながら、セフィーの顔を見た。
最初に見た時はボロを着ていたからとてもそうは見えなかったが、可愛らしい服に着替えてからは、確かに姫だと言われればそうも見えるか。
精力的に、情熱的に商人を演っていたセフィーを思い出すと、そりゃ商人なんてできる訳がないよな……と悲しくなった。
そんな俺に気付いたのか、セフィーはやけに明るい声で『それじゃあ行きましょう』といった。
城に近づくと、誰何される前にセフィーが馬車の窓から顔を覗かせる。
「なっ! あの馬車……セフィラス様が乗っているぞっ!?」
「はぁ……? そんなわけ……あった……っ!」
城を守る兵士たちはセフィーを見定めると、蜂の巣をつついたような騒ぎになった。
俺はどうしていいか分からなかったから待機していると、ややあって城の門がゆっくりと開きはじめる。
開いた門から現れたのは、美しいドレスをまとった女性。
顔がやや疲れているように見えるのは気のせいだろうか。
「お、お母様っ!」
セフィーがそう叫ぶと、その女性は馬車に駆け寄ってきてセフィーの手をそっと握った。
どうやらセフィーのお母さんだったようだ。
つまり……皇后ということになるのか?
「セフィー、無事だったのですね! どれだけ心配したか……」
「心配させてごめんなさい、お母様」
「いいえ、あなたのせいではないでしょう? 詳しい話は……中でしましょう」
それを聞いたセフィーが頷いて合図をしてくれたので、俺はフィズの尻を撫でて馬車を城の中へと進ませる。
こうして俺たちは獅子城の中へ入ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
嫁に来た転生悪役令嬢「破滅します!」 俺「大丈夫だ、問題ない(ドラゴン殴りながら)」~ゲームの常識が通用しない辺境領主の無自覚成り上がり~
ちくでん
ファンタジー
「なぜあなたは、私のゲーム知識をことごとく上回ってしまうのですか!?」
魔物だらけの辺境で暮らす主人公ギリアムのもとに、公爵家令嬢ミューゼアが嫁として追放されてきた。実はこのお嫁さん、ゲーム世界に転生してきた転生悪役令嬢だったのです。
本来のゲームでは外道の悪役貴族だったはずのギリアム。ミューゼアは外道貴族に蹂躙される破滅エンドだったはずなのに、なぜかこの世界線では彼ギリアムは想定外に頑張り屋の好青年。彼はミューゼアのゲーム知識をことごとく超えて彼女を仰天させるイレギュラー、『ゲーム世界のルールブレイカー』でした。
ギリアムとミューゼアは、破滅回避のために力を合わせて領地開拓をしていきます。
スローライフ+悪役転生+領地開拓。これは、ゆったりと生活しながらもだんだんと世の中に(意図せず)影響力を発揮していってしまう二人の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる