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認知と科学
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「数式に誤りはないですか」と
若い技術者、井上が聞く。
井上は九州大学の出身で、東大コンプレックスがあるらしく
ひたすら、加藤の出身大学を聞きたがる変な人(笑)
数学が好きなのだけど、数学者になるほどでは
なかったので
科学研究者として職を得て、嫌々仕事をしている。
なので、科学に興味がなくて
数式の誤りだけを指摘する変なひと(笑)
加藤は、さらりとかわす。
「数式は書いてありません。自然現象に
数式はありませんから。説明の為に
数式を書くのですけど、現象を示せれば
不要です。これは理論物理学ではありませんから。
数式がなくても、たとえば生物学は成立しますね。研究はそういうものでしょう?」
井上は、唯一自信のある分野に入れずに
黙る。
加藤は思う。
こういうのは認知症なんじゃないだろうか、と。
井上は、なんでも数式で判断する。
頭のなかのイメージが数式で出来ているから
本来、五感で感じたイメージを
認識できない。
それは、科学者としては致命的だが
そういう人間を高学歴だからと採用してしまう
会社が悪い(笑)。
実際、認知症になったおじいちゃん、おばあちゃんを
加藤は知っているけれど
思い通りにならないと怒るひとも居たり。
頭に浮かんだプランに、現実を近づけたい。
それは、つまり
数式でないと考えられない井上と同じである。
会社の予算と自分の金の違いもわからない
井川や三浦。
自分が雇っている訳でもないのに
派遣を差別する三浦。
加藤から見ると認知症である(笑)。
加藤は、反対で
現実に従って生きるタイプだったから
自分の欲求、つまりイメージを
持たない方だった。
自然と、主張の強い父母、兄と
付き合っているうちにそうなったのだろう。。
どの道主張しても、自分の意見は通らないから
争うのは面倒だから放置して
音楽でも聞いていた方が楽しい。
そういうタイプだった。
理論が好きなのは、絶対的な尺度を持って
いれば、人の意見に左右されないで済むから
だったりする。
つまりは、父、政治で、立法で
尺度を作ろうとした父と同じでもあった。
親の影響は大きい。
JOHN LENNONは
母親との離別が寂しくて
音楽を得て、才能を発揮したが
我が子に、同じような淋しさを与えてしまう。
淋しい気持ちのせいで、依存的になり
麻薬や信仰を得る。
みんな、心のイメージを変えるものだ。
そして、心のイメージを世界に発信した時
そのイメージを嫌う人の暴力で殺された。
加藤は思う。
暴力は良くない。
しかし、理力はあっていいのだろうとも。
若い技術者、井上が聞く。
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なかったので
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なので、科学に興味がなくて
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「数式は書いてありません。自然現象に
数式はありませんから。説明の為に
数式を書くのですけど、現象を示せれば
不要です。これは理論物理学ではありませんから。
数式がなくても、たとえば生物学は成立しますね。研究はそういうものでしょう?」
井上は、唯一自信のある分野に入れずに
黙る。
加藤は思う。
こういうのは認知症なんじゃないだろうか、と。
井上は、なんでも数式で判断する。
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本来、五感で感じたイメージを
認識できない。
それは、科学者としては致命的だが
そういう人間を高学歴だからと採用してしまう
会社が悪い(笑)。
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思い通りにならないと怒るひとも居たり。
頭に浮かんだプランに、現実を近づけたい。
それは、つまり
数式でないと考えられない井上と同じである。
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加藤は、反対で
現実に従って生きるタイプだったから
自分の欲求、つまりイメージを
持たない方だった。
自然と、主張の強い父母、兄と
付き合っているうちにそうなったのだろう。。
どの道主張しても、自分の意見は通らないから
争うのは面倒だから放置して
音楽でも聞いていた方が楽しい。
そういうタイプだった。
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いれば、人の意見に左右されないで済むから
だったりする。
つまりは、父、政治で、立法で
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淋しい気持ちのせいで、依存的になり
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みんな、心のイメージを変えるものだ。
そして、心のイメージを世界に発信した時
そのイメージを嫌う人の暴力で殺された。
加藤は思う。
暴力は良くない。
しかし、理力はあっていいのだろうとも。
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