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◆4 第七階層ーー恋人との遭遇
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さっそく、第七階層に降りてみた。
「うわあ……」
薄暗い中、ランプの灯りに照らされた地面を見て、優男が声をあげた。
いきなり、たくさんの魔物の死骸が、方々に転がっていた。
本来なら、第七階層で待ち構えて、我々を襲うはずだった魔物らしい。
コボルトを主体とした魔物軍団だった。
でも、僕たちは楽ができたみたいだ。
先行したパーティーが、あらかた魔物を片付けてくれたらしい。
最下層にまで潜る連中は、さすがに実力者のようだ。
魔物どもは、身体中が切り刻まれていたり、黒焦げの消し炭のようになっていたりと、いいように退治されていた。
しかも、新たに迷宮が魔物を生み出すほど、時間経過はしていないようだった。
特に、魔物に襲われたり、罠が発動することなく、僕たちは難なく進めた。
やがて、やたらと天井が高い、直線の道に出てきた。
道の果てに、人間の背丈の五、六倍はあろうかという大扉があった。
あの扉の向こうに、階層ボスがいるに違いない。
「暗いな。灯りはーー」
「おかしいな。
僕はさっきから魔法ランプで照らしてるんだけど、いっこうに明るくならない……」
僕がメガネの医者と言葉を交わしていると、突然、暗がりの中で、甲高い叫び声が聞こえた。
「ああああ、ようやく人が来たの!? 助けてぇ!!」
コツコツコツと、こちらに向かって駆け寄ってくる音が響く。
僕たちが捜し求めている女性パーティーメンバーかもしれない。
「どうしました?」
薄暗闇の中、僕は迫ってきた女性を、正面から抱え込んだ。
柔らかい胸の感触がある。
間違いない。女性の身体だ。
通常、女性冒険者は革の胸当てを装着するものだが、取り外された状態だった。
手足の辺りに目を遣ると、服もきれぎれになっている。
何度も転んだような、擦《す》り傷が全身にある。
争った跡だろうか。
だが、問題なのは、そういった細かいことではなかったーー。
「ぎゃああああ!」
優男が女性のような、甲高い声で叫ぶ。
男どもは目線を上げ、息を呑んだ。
僕が抱き抱えていたのは、〈首なしの身体〉だったのだ!
でも、その身体は死んでいない。
現に、俺が抱きかかえた女体は暖かい。
熱を帯びている。
香水と混じった、女性特有の香りも放っている。
そして、なにより、手足がバタバタ動いているーー。
『返して! 私の身体、返してよ!』
声が、足下から聴こえる。
下に目を遣ると、ひとりの女性の顔があった。
地面から、こちらを見上げている。
メガネ医者が悲痛な声をあげた。
「こ、これは、私の妻です。どうしてーー!?」
僕を強引にどかせて、メガネ医者は〈首なしの身体〉を強く抱き締める。
地面に転がってる首の方も、夫がやって来たと知って、盛大に泣き始めた。
『あああん。ごめんなさい。
こんなことになるんだったら、こんな迷宮、潜らなきゃよかった!』
「どうした、何があった!?
どうして、首が落とされてーーいや、そもそも……」
夫である医者は言い淀《よど》む。
僕をはじめとして、他の男どもも、想定外の事態に遭遇して、何を問えば良いかすら定まらない。
だけど、わかったことはある。
この迷宮の第七階層では、首だけになっても死なないようだ。
さすが蘇生系迷宮と言ったところか。
(でも、だったら、どうして地表に転送されないんだ?)
僕が疑問に思っていると、その内心の声に応えるように、メガネ医者が推測を述べた。
「蘇生系迷宮の中では、たしかに誰も死なない。
ーーでも、どうやら、この第七階層だけ、何らかの理由で、回復•蘇生魔法と転送魔法の効果がバグってるんじゃないでしょうか?」
彼の発言を受けて、ようやく僕は合点が入った。
なるほど。バグったと考えれば、納得できる。
なんらかの理由で首を切られた人が、身体を元の状態に回復できないままに蘇生魔法で死なないでいる。
その挙句、地表へと転送してくれないーー。
ということは、この奥さんみたいな《首なし》は、今までの行方不明者ってことに……。
そんなことをあれこれ考えていると、さらに、気色の悪い光景が、薄明かりの下、展開した。
奥の扉の方から、たくさんの首がゴロゴロと転がって来たのだ。
(生首が自在に動いている!?)
生首たちは、額や唇から血を流していた。
転がって移動するものの、相当痛いようだ。
それでも、少しでも僕たちに近づいて、窮状を訴えたいようだった。
『助けて。私の身体を返して!』
ゴロゴロと転がる生首たち。
《魅惑の花園》のメンバーたちだけじゃない。
生首の中には、「寂しいよぉ!」と泣いている男までいた。
「ギャアアア!」
再び金切り声を張り上げ、優男は踵を返し、もと来た道を一目散に逃げ出した。
でも、僕は逃げ出すわけにはいかない。
案内役として、他のメンバーを守る義務がある。
事実、優男以外、残った六人のうち、誰ひとり逃げ出す者はいなかった。
妻の首を抱きかかえるメガネ医者は言うまでもないが、あれほど許嫁のことをイジっていた太っちょまでもが前に進もうとしていた。
みな、恐怖に身を震わせながらも、周囲を見回し、自分の恋人を探し出そうと眼を凝らしていた。
冒険者であっても、近頃は見ない真剣さだ。
ぜひとも、彼らの願いを叶えたい。
愛する恋人(妻)と手を取り合って、地表へと生還したい。
そう思った。
が、異様な気配がすぐ近くにまで迫ってきていた。
凶暴な、魔物の気配ーー。
僕はランプを地面に置き、剣を手に、身構える。
そして、大声を張り上げた。
「勝手に動かないで! 固まっていないとーー」
そう指示を出した瞬間ーー。
突然、空気を切り裂くような風圧を感じた。
(なっ!?)
僕は剣を腰から引き抜いたが、遅かった。
太っちょの首が血飛沫をあげて、宙を舞っていた。
次いで、メガネ男の首もゴトン、と音を立てて、地面に落ちる。
他のメンバーも、首が刈られていく。
(何かいる!?)
僕は低い態勢になって、目を閉じ、五感を研ぎ澄ます。
気配を察知する。
(透明の何かがいるーー!?)
僕は剣を振り、なんとか攻撃を跳ね返す。
やはり目に見えない、何者かが襲いかかってきているーー。
もっとも、この階層自体が薄暗い。
ランプの灯りで辺りを照らしているから、何とか目が利くが、相手は超高速で動いているようだ。
魔物がいるのは間違いないが、視認することができない。
そのとき、足下から、聞き慣れた声が聴こえてきた。
『気をつけて、アダム! 敵は尻尾にーー』
声の方に目を遣った。
地面には、愛する恋人ーーサーヤの生首が転がっていた。
「なっ!?」
僕は、さすがに動揺し、剣を落としてしまった。
結果、せっかくの忠告も、最後まで聞き取ることができなかった。
突然、グルッと視界が回転する。
(なんだ!?)
僕は絶句した。
気づいたら、地面に頭を強く打ちつけたような感触ーー。
瞼を開いたら、目の前には、愛するサーヤの首があった。
彼女は目に涙を溜めていた。
『私たち、殺られちゃったの。
この階層のボスにーー』
目線を上にすると、僕の身体がいまだに突っ立ったままだ。
近くの壁際には、座り込んだ姿勢になってるサーヤの身体があった。
彼女の生首は、僕の目の前にあるのだから、もちろん、《首なし》の身体だ。
僕は思わず、笑ってしまった。
自分の身体の首の部分から、盛大に鮮血が迸っている。
そんな光景を、目にする日が来ようとは。
「なんだよ。僕は首を切られたのか。ははは。
だから、こんな変な視界になってるのか……」
僕の首は切り落とされてしまった。
それでも僕はーー僕たちは生きていた。
《首なし》としてーー。
「うわあ……」
薄暗い中、ランプの灯りに照らされた地面を見て、優男が声をあげた。
いきなり、たくさんの魔物の死骸が、方々に転がっていた。
本来なら、第七階層で待ち構えて、我々を襲うはずだった魔物らしい。
コボルトを主体とした魔物軍団だった。
でも、僕たちは楽ができたみたいだ。
先行したパーティーが、あらかた魔物を片付けてくれたらしい。
最下層にまで潜る連中は、さすがに実力者のようだ。
魔物どもは、身体中が切り刻まれていたり、黒焦げの消し炭のようになっていたりと、いいように退治されていた。
しかも、新たに迷宮が魔物を生み出すほど、時間経過はしていないようだった。
特に、魔物に襲われたり、罠が発動することなく、僕たちは難なく進めた。
やがて、やたらと天井が高い、直線の道に出てきた。
道の果てに、人間の背丈の五、六倍はあろうかという大扉があった。
あの扉の向こうに、階層ボスがいるに違いない。
「暗いな。灯りはーー」
「おかしいな。
僕はさっきから魔法ランプで照らしてるんだけど、いっこうに明るくならない……」
僕がメガネの医者と言葉を交わしていると、突然、暗がりの中で、甲高い叫び声が聞こえた。
「ああああ、ようやく人が来たの!? 助けてぇ!!」
コツコツコツと、こちらに向かって駆け寄ってくる音が響く。
僕たちが捜し求めている女性パーティーメンバーかもしれない。
「どうしました?」
薄暗闇の中、僕は迫ってきた女性を、正面から抱え込んだ。
柔らかい胸の感触がある。
間違いない。女性の身体だ。
通常、女性冒険者は革の胸当てを装着するものだが、取り外された状態だった。
手足の辺りに目を遣ると、服もきれぎれになっている。
何度も転んだような、擦《す》り傷が全身にある。
争った跡だろうか。
だが、問題なのは、そういった細かいことではなかったーー。
「ぎゃああああ!」
優男が女性のような、甲高い声で叫ぶ。
男どもは目線を上げ、息を呑んだ。
僕が抱き抱えていたのは、〈首なしの身体〉だったのだ!
でも、その身体は死んでいない。
現に、俺が抱きかかえた女体は暖かい。
熱を帯びている。
香水と混じった、女性特有の香りも放っている。
そして、なにより、手足がバタバタ動いているーー。
『返して! 私の身体、返してよ!』
声が、足下から聴こえる。
下に目を遣ると、ひとりの女性の顔があった。
地面から、こちらを見上げている。
メガネ医者が悲痛な声をあげた。
「こ、これは、私の妻です。どうしてーー!?」
僕を強引にどかせて、メガネ医者は〈首なしの身体〉を強く抱き締める。
地面に転がってる首の方も、夫がやって来たと知って、盛大に泣き始めた。
『あああん。ごめんなさい。
こんなことになるんだったら、こんな迷宮、潜らなきゃよかった!』
「どうした、何があった!?
どうして、首が落とされてーーいや、そもそも……」
夫である医者は言い淀《よど》む。
僕をはじめとして、他の男どもも、想定外の事態に遭遇して、何を問えば良いかすら定まらない。
だけど、わかったことはある。
この迷宮の第七階層では、首だけになっても死なないようだ。
さすが蘇生系迷宮と言ったところか。
(でも、だったら、どうして地表に転送されないんだ?)
僕が疑問に思っていると、その内心の声に応えるように、メガネ医者が推測を述べた。
「蘇生系迷宮の中では、たしかに誰も死なない。
ーーでも、どうやら、この第七階層だけ、何らかの理由で、回復•蘇生魔法と転送魔法の効果がバグってるんじゃないでしょうか?」
彼の発言を受けて、ようやく僕は合点が入った。
なるほど。バグったと考えれば、納得できる。
なんらかの理由で首を切られた人が、身体を元の状態に回復できないままに蘇生魔法で死なないでいる。
その挙句、地表へと転送してくれないーー。
ということは、この奥さんみたいな《首なし》は、今までの行方不明者ってことに……。
そんなことをあれこれ考えていると、さらに、気色の悪い光景が、薄明かりの下、展開した。
奥の扉の方から、たくさんの首がゴロゴロと転がって来たのだ。
(生首が自在に動いている!?)
生首たちは、額や唇から血を流していた。
転がって移動するものの、相当痛いようだ。
それでも、少しでも僕たちに近づいて、窮状を訴えたいようだった。
『助けて。私の身体を返して!』
ゴロゴロと転がる生首たち。
《魅惑の花園》のメンバーたちだけじゃない。
生首の中には、「寂しいよぉ!」と泣いている男までいた。
「ギャアアア!」
再び金切り声を張り上げ、優男は踵を返し、もと来た道を一目散に逃げ出した。
でも、僕は逃げ出すわけにはいかない。
案内役として、他のメンバーを守る義務がある。
事実、優男以外、残った六人のうち、誰ひとり逃げ出す者はいなかった。
妻の首を抱きかかえるメガネ医者は言うまでもないが、あれほど許嫁のことをイジっていた太っちょまでもが前に進もうとしていた。
みな、恐怖に身を震わせながらも、周囲を見回し、自分の恋人を探し出そうと眼を凝らしていた。
冒険者であっても、近頃は見ない真剣さだ。
ぜひとも、彼らの願いを叶えたい。
愛する恋人(妻)と手を取り合って、地表へと生還したい。
そう思った。
が、異様な気配がすぐ近くにまで迫ってきていた。
凶暴な、魔物の気配ーー。
僕はランプを地面に置き、剣を手に、身構える。
そして、大声を張り上げた。
「勝手に動かないで! 固まっていないとーー」
そう指示を出した瞬間ーー。
突然、空気を切り裂くような風圧を感じた。
(なっ!?)
僕は剣を腰から引き抜いたが、遅かった。
太っちょの首が血飛沫をあげて、宙を舞っていた。
次いで、メガネ男の首もゴトン、と音を立てて、地面に落ちる。
他のメンバーも、首が刈られていく。
(何かいる!?)
僕は低い態勢になって、目を閉じ、五感を研ぎ澄ます。
気配を察知する。
(透明の何かがいるーー!?)
僕は剣を振り、なんとか攻撃を跳ね返す。
やはり目に見えない、何者かが襲いかかってきているーー。
もっとも、この階層自体が薄暗い。
ランプの灯りで辺りを照らしているから、何とか目が利くが、相手は超高速で動いているようだ。
魔物がいるのは間違いないが、視認することができない。
そのとき、足下から、聞き慣れた声が聴こえてきた。
『気をつけて、アダム! 敵は尻尾にーー』
声の方に目を遣った。
地面には、愛する恋人ーーサーヤの生首が転がっていた。
「なっ!?」
僕は、さすがに動揺し、剣を落としてしまった。
結果、せっかくの忠告も、最後まで聞き取ることができなかった。
突然、グルッと視界が回転する。
(なんだ!?)
僕は絶句した。
気づいたら、地面に頭を強く打ちつけたような感触ーー。
瞼を開いたら、目の前には、愛するサーヤの首があった。
彼女は目に涙を溜めていた。
『私たち、殺られちゃったの。
この階層のボスにーー』
目線を上にすると、僕の身体がいまだに突っ立ったままだ。
近くの壁際には、座り込んだ姿勢になってるサーヤの身体があった。
彼女の生首は、僕の目の前にあるのだから、もちろん、《首なし》の身体だ。
僕は思わず、笑ってしまった。
自分の身体の首の部分から、盛大に鮮血が迸っている。
そんな光景を、目にする日が来ようとは。
「なんだよ。僕は首を切られたのか。ははは。
だから、こんな変な視界になってるのか……」
僕の首は切り落とされてしまった。
それでも僕はーー僕たちは生きていた。
《首なし》としてーー。
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