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【第一章】一部
【呼び出されし者】23.神託の巫女 稀人と悪魔
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怖いの。
クミンは今一人で馬車にお留守番してるの。
突然大きな音がして体が震えてるの。
ダインお兄ちゃんが叫んでるの。
ダラおじさんにクミンを連れて逃げろって叫んでるの。
怖いよ。クミン、ダインお兄ちゃんと一緒に居たいよぉ。クミン一杯なでなでして欲しいよぉ。
何度も木を切るような地面から響くような大きな音が続いて、最後にすっごい音がしたの。
「ぐわ、なんだこの強烈な光は!」
「いや、もうそれいいから」
大きな人みたいだけどグラーンおじさんふたり分くらいの背の高さがあって背中に大きな羽が生えてて頭に大きな角があるの。
胸に大きな目玉がくっ着いててギョロギョロ動いてて気持ち悪いの。
ダインお兄ちゃんとギョロギョロ胸目玉が何かお話ししてるの。
よく聞いてるとダインお兄ちゃんをだんじょん?に連れていきたいらしいの。
ダメ、ダインお兄ちゃんはお母さんのところに連れていくんだから。
ダインお兄ちゃんを連れてっちゃダメなの!
「お断りだ!」
ダインお兄ちゃんがお断りって叫ぶとギョロギョロ胸目玉と角頭が眩しく光出したの。
「くそっ、なんと強力な光!」
「ふは、しかし即時発動とはな。これは本物の稀人のようだな」
クミン初めて魔法見たの。お日様より眩しいの。ダインお兄ちゃんすごいの!
「我ギュベリュマの名において命ずる。集え我が主の怒りを熱に変えたる紅蓮の姿を」
ギョロギョロ胸目玉が何か言い出したら、頭の上の両手に火が集まり出したの。
怖い何かわからないけどクミンの尻尾がゾワゾワして毛が逆立ってるのがわかるの。
ダインお兄ちゃんがクミン連れて逃げろってダラおじさんに言ってたのがわかったの。
震えが止まらなくて歯が楽器みたいにカチャカチャ鳴るのが止められないの。
ギョロギョロ胸目玉がダインお兄ちゃんに大きな火の玉を投げつけたの。
ダインお兄ちゃん逃げて!ダインお兄ちゃん死んじゃやだよぉ。
「ダインお兄ちゃん逃げてぇぇぇぇ」
クミン頑張って力一杯叫んだけど、ダインお兄ちゃんは火の玉に包まれちゃったの。
やだよぉやだよぉダインお兄ちゃん死んじゃやだよぉ涙が止まらないよぉ。
「うわぁぁぁぁん、ダインお兄ちゃんが死んじゃったよぉ」
ぐす、ダイン・・・お兄ちゃん、やだよぉ、死んじゃやだよぉ・・・
クミンもっと一杯なでなでしてほしかったのにぃ・・・
ブスブスと燃え続けていたところから突然違う音が聴こえてくる。
シューシューとお湯を沸かした時みたいな音がする。
真っ赤になってブクブク泡立ってた地面が真ん中の方だけ黒くなってるの。
その真ん中にダインお兄ちゃんが立ち上がろうとしてるのが見えたの!!
「ダインお兄ちゃぁぁぁぁぁぁん!!」
今度は嬉しくて涙が止まらないの。
ダインお兄ちゃんが生きてる!生きてるよぉ
お母さん、お母さんがクミンに約束してねって言ったことがこんなに大事なことだってクミンやっとわかったの。
クミンもお母さんに生きてもう一度、ううん一杯一杯会いたいの!ぎゅってして欲しいの!なでなでして欲しいの!
会ったばかりのダインお兄ちゃんに会えるだけでこんなに嬉しいのだから、お母さんならもっとだよね。
きっとお母さんもクミンのこと一杯心配してくれてるんだよね。
ダインお兄ちゃんがまたギョロギョロ胸目玉と話してるとギョロギョロ胸目玉をおっきな真っ黒の玉で包み込んだの。
真っ黒の玉はどんどん小さくなっていくの。
「くそ、この光なん・・・・グアァァァァァァァァ」
ギョロギョロ胸目玉が叫んでるの。
ダインお兄ちゃん笑ってるの。ちょっと怖いけど格好良いの!ドキドキしちゃうの。
パンッて弾ける音がして真っ黒の玉が消えちゃったけど、ギョロギョロ胸目玉は身体中から煙が出てるの。
ギョロギョロ胸目玉が怒ってるの。
でも何か言い掛けてるところをダインお兄ちゃんが遮って叫ぶと氷柱がお空に一杯出て来てギョロギョロ胸目玉に飛んで行って串刺しにしちゃうの!
ダインお兄ちゃん強いの!
お母さん、稀人様は強いの!格好良いの!
ギョロギョロ胸目玉がクミンの方に手の平を向けたと思ったらたくさんの火の玉がクミン目掛けて飛んで来たの。
ダラおじさんがクミンを急いで真っ黒の壁の裏に抱き寄せてくれたの。
同時に真っ暗になったの。
「ダイン殿が魔法で護ってくれたんだな」
ダラおじさんたちがほっと息を吐くのが聴こえるの。
小さな破裂音が何度もしたけど静かになったの。
「ダイン殿の状況がわからないが、外に居ればダイン殿の足を引っ張るだけだから我慢だな」
ダインお兄ちゃんがあのギョロギョロ胸目玉を倒すところ見たかったけど我慢するの。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギュベリュマのセリフが大地に聞こえているのと異なるのは魔導の瞳の自動翻訳機能が意訳しているためです。
クミンは今一人で馬車にお留守番してるの。
突然大きな音がして体が震えてるの。
ダインお兄ちゃんが叫んでるの。
ダラおじさんにクミンを連れて逃げろって叫んでるの。
怖いよ。クミン、ダインお兄ちゃんと一緒に居たいよぉ。クミン一杯なでなでして欲しいよぉ。
何度も木を切るような地面から響くような大きな音が続いて、最後にすっごい音がしたの。
「ぐわ、なんだこの強烈な光は!」
「いや、もうそれいいから」
大きな人みたいだけどグラーンおじさんふたり分くらいの背の高さがあって背中に大きな羽が生えてて頭に大きな角があるの。
胸に大きな目玉がくっ着いててギョロギョロ動いてて気持ち悪いの。
ダインお兄ちゃんとギョロギョロ胸目玉が何かお話ししてるの。
よく聞いてるとダインお兄ちゃんをだんじょん?に連れていきたいらしいの。
ダメ、ダインお兄ちゃんはお母さんのところに連れていくんだから。
ダインお兄ちゃんを連れてっちゃダメなの!
「お断りだ!」
ダインお兄ちゃんがお断りって叫ぶとギョロギョロ胸目玉と角頭が眩しく光出したの。
「くそっ、なんと強力な光!」
「ふは、しかし即時発動とはな。これは本物の稀人のようだな」
クミン初めて魔法見たの。お日様より眩しいの。ダインお兄ちゃんすごいの!
「我ギュベリュマの名において命ずる。集え我が主の怒りを熱に変えたる紅蓮の姿を」
ギョロギョロ胸目玉が何か言い出したら、頭の上の両手に火が集まり出したの。
怖い何かわからないけどクミンの尻尾がゾワゾワして毛が逆立ってるのがわかるの。
ダインお兄ちゃんがクミン連れて逃げろってダラおじさんに言ってたのがわかったの。
震えが止まらなくて歯が楽器みたいにカチャカチャ鳴るのが止められないの。
ギョロギョロ胸目玉がダインお兄ちゃんに大きな火の玉を投げつけたの。
ダインお兄ちゃん逃げて!ダインお兄ちゃん死んじゃやだよぉ。
「ダインお兄ちゃん逃げてぇぇぇぇ」
クミン頑張って力一杯叫んだけど、ダインお兄ちゃんは火の玉に包まれちゃったの。
やだよぉやだよぉダインお兄ちゃん死んじゃやだよぉ涙が止まらないよぉ。
「うわぁぁぁぁん、ダインお兄ちゃんが死んじゃったよぉ」
ぐす、ダイン・・・お兄ちゃん、やだよぉ、死んじゃやだよぉ・・・
クミンもっと一杯なでなでしてほしかったのにぃ・・・
ブスブスと燃え続けていたところから突然違う音が聴こえてくる。
シューシューとお湯を沸かした時みたいな音がする。
真っ赤になってブクブク泡立ってた地面が真ん中の方だけ黒くなってるの。
その真ん中にダインお兄ちゃんが立ち上がろうとしてるのが見えたの!!
「ダインお兄ちゃぁぁぁぁぁぁん!!」
今度は嬉しくて涙が止まらないの。
ダインお兄ちゃんが生きてる!生きてるよぉ
お母さん、お母さんがクミンに約束してねって言ったことがこんなに大事なことだってクミンやっとわかったの。
クミンもお母さんに生きてもう一度、ううん一杯一杯会いたいの!ぎゅってして欲しいの!なでなでして欲しいの!
会ったばかりのダインお兄ちゃんに会えるだけでこんなに嬉しいのだから、お母さんならもっとだよね。
きっとお母さんもクミンのこと一杯心配してくれてるんだよね。
ダインお兄ちゃんがまたギョロギョロ胸目玉と話してるとギョロギョロ胸目玉をおっきな真っ黒の玉で包み込んだの。
真っ黒の玉はどんどん小さくなっていくの。
「くそ、この光なん・・・・グアァァァァァァァァ」
ギョロギョロ胸目玉が叫んでるの。
ダインお兄ちゃん笑ってるの。ちょっと怖いけど格好良いの!ドキドキしちゃうの。
パンッて弾ける音がして真っ黒の玉が消えちゃったけど、ギョロギョロ胸目玉は身体中から煙が出てるの。
ギョロギョロ胸目玉が怒ってるの。
でも何か言い掛けてるところをダインお兄ちゃんが遮って叫ぶと氷柱がお空に一杯出て来てギョロギョロ胸目玉に飛んで行って串刺しにしちゃうの!
ダインお兄ちゃん強いの!
お母さん、稀人様は強いの!格好良いの!
ギョロギョロ胸目玉がクミンの方に手の平を向けたと思ったらたくさんの火の玉がクミン目掛けて飛んで来たの。
ダラおじさんがクミンを急いで真っ黒の壁の裏に抱き寄せてくれたの。
同時に真っ暗になったの。
「ダイン殿が魔法で護ってくれたんだな」
ダラおじさんたちがほっと息を吐くのが聴こえるの。
小さな破裂音が何度もしたけど静かになったの。
「ダイン殿の状況がわからないが、外に居ればダイン殿の足を引っ張るだけだから我慢だな」
ダインお兄ちゃんがあのギョロギョロ胸目玉を倒すところ見たかったけど我慢するの。
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ギュベリュマのセリフが大地に聞こえているのと異なるのは魔導の瞳の自動翻訳機能が意訳しているためです。
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