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【第一章】一部
【呼び出されし者】40.共鳴
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木々に囲まれた泉に月明かりを浴びて煌めくその姿は幻想的だ。
ただそれが哀しみにくれて泣き叫ぶ女性でなければの話だが・・・
『マスター、あの高密度魔素は水の精霊のようです』
ウンディーナ(?)
HP UNKNOWN
推定MP 4800000/4800000
感情同調
アナライズ結果が表示される。
相変わらず表示項目少ないけど、流石顕現するだけはあるMP量。圧倒的気配というのか肌が粟立つのはこの大量のMPのせいか。
それにステータスに感情同調なるものがあるのが気になる。
『水の精霊かぁ。この世界の精霊はこんなに感情豊かなものなの?』
どっちかてと泣き女じゃないかなこの状態。
するとヴィマナの下のウインドウのリュファーナ女史から返事が返ってくる。
(ここは結界から少し離れているので直接声が届かないらしい)
『ボクも顕現したのを直に見るのは初めてだからなぁ。
残念ながら精霊が顕現した事自体が稀有なんで生態(?)というか思考形態は良く分かってないんだ。
ただね、精霊というのは強烈な感情に惹かれて寄ってくるということは分かってる。
だから猛烈な哀しみに暮れた存在が近くに居るのかもしれないよ』
別の誰か・・・か
「ヴィマナ、再検索! この泉の周辺で感情を持つレベルの知性体。マナを強く発する者か魔素を集めている存在」
「イェス、マスター。 ・・・周囲に既知の人物以外での該当無s...いえ居ました!
水の精霊の下、泉の底のようです。マスター、急いでください!」
慌ててコートと靴を脱ぎ捨てて、目の前の泉に飛び込む。
泉はお椀の内側のように淵からいきなり深くなっていた。
「おわっ!」
一気に全身が水の中に沈む。慌てて水面を目指し息継ぎをして潜り直す。
泉の中は月光が射し込み幻想的な場所だった。
透明度が高く宙に浮いているような錯覚を起こすくらい澄んでいた。
泉の中央を見ると人が沈んでいるのが分かる。泉は水深5mほどだ。
『マスター、急いで!意識が完全に消失してしまっては蘇生が間に合わなくなります!』
OK。有能なパートナーだよほんと。
アナライズ結果が表示される。
シェルヤーム(129)
種族:ハーフエルフ
HP 21/64
MP 0/56
窒息
気絶
低体温症
20・・・・19・・・・18・・・・17・・・
見ているうちにみるみるHPが減っていく。
拙い!
慌てて更に潜り、腕を掴んで手繰り寄せる。
手繰り寄せたら脇と膝の裏に腕を挿し込みお姫様抱っこにしてから、最後に首が仰け反らないように俺の胸と二の腕で支える態勢にする。
リュファーナ女史が使っていた身体強化を記録しておいたので腰を落とした自分の脚をロックし、魔力をかなり注ぎ込み発動させるとストレッチデニムがはち切れそうに軋みをあげる。おお、超人ハ○ク! でも替えが無いから破れないで!!と切に願う。
溜めに溜めた筋力を解放し水底を目一杯蹴ると頭と肩と抱えている腕に猛烈な水の抵抗を受けながらも一気に水上に飛び出し、なんとそのまま畔に着地する。
ザッバーーーーン
水柱を上げながら突然水中から飛び出してきた俺に驚愕の表情で固まるアミラドさん。
普通に驚きますよね。自分でもまさか水中から飛び出せるとは思ってませんでしたし。
「水を吐かせて人工呼吸をしますので、アミラドさんはこの人の身体を拭いて体温を下げないようにしてもらえますか。俺のコートも使ってください」
俺の声にアミラドさんははっとして我に返り、俺のコートを取って戻り地面に敷く。
(ええと、水を飲んで居る場合は横向きに寝かせて気道内の水を自然排出だったかな)
俺は地面に敷かれたコートに抱えている彼女を横向きに寝かせる。
「コポッ」
横にすると口から水が溢れ出てくる。
アミラドさんが直ぐ様彼女の濡れた服を破り棄てて裸にしていく。
剥き出しにしたところでアミラドさんはあの密着した服のどこから取り出したのかフェイスタオルくらいのキラキラ輝く布で彼女の身体をさっと拭いていく。
的確な応急処置ですアミラドさん。
『マスター、既に心肺停止状態が続いてます!
このままでは脳が低酸素濃度に因るダメージを受けてしまいます!
至急人工呼吸と心臓マッサージをすることを推奨します』
くそっ時間が無い!
ただそれが哀しみにくれて泣き叫ぶ女性でなければの話だが・・・
『マスター、あの高密度魔素は水の精霊のようです』
ウンディーナ(?)
HP UNKNOWN
推定MP 4800000/4800000
感情同調
アナライズ結果が表示される。
相変わらず表示項目少ないけど、流石顕現するだけはあるMP量。圧倒的気配というのか肌が粟立つのはこの大量のMPのせいか。
それにステータスに感情同調なるものがあるのが気になる。
『水の精霊かぁ。この世界の精霊はこんなに感情豊かなものなの?』
どっちかてと泣き女じゃないかなこの状態。
するとヴィマナの下のウインドウのリュファーナ女史から返事が返ってくる。
(ここは結界から少し離れているので直接声が届かないらしい)
『ボクも顕現したのを直に見るのは初めてだからなぁ。
残念ながら精霊が顕現した事自体が稀有なんで生態(?)というか思考形態は良く分かってないんだ。
ただね、精霊というのは強烈な感情に惹かれて寄ってくるということは分かってる。
だから猛烈な哀しみに暮れた存在が近くに居るのかもしれないよ』
別の誰か・・・か
「ヴィマナ、再検索! この泉の周辺で感情を持つレベルの知性体。マナを強く発する者か魔素を集めている存在」
「イェス、マスター。 ・・・周囲に既知の人物以外での該当無s...いえ居ました!
水の精霊の下、泉の底のようです。マスター、急いでください!」
慌ててコートと靴を脱ぎ捨てて、目の前の泉に飛び込む。
泉はお椀の内側のように淵からいきなり深くなっていた。
「おわっ!」
一気に全身が水の中に沈む。慌てて水面を目指し息継ぎをして潜り直す。
泉の中は月光が射し込み幻想的な場所だった。
透明度が高く宙に浮いているような錯覚を起こすくらい澄んでいた。
泉の中央を見ると人が沈んでいるのが分かる。泉は水深5mほどだ。
『マスター、急いで!意識が完全に消失してしまっては蘇生が間に合わなくなります!』
OK。有能なパートナーだよほんと。
アナライズ結果が表示される。
シェルヤーム(129)
種族:ハーフエルフ
HP 21/64
MP 0/56
窒息
気絶
低体温症
20・・・・19・・・・18・・・・17・・・
見ているうちにみるみるHPが減っていく。
拙い!
慌てて更に潜り、腕を掴んで手繰り寄せる。
手繰り寄せたら脇と膝の裏に腕を挿し込みお姫様抱っこにしてから、最後に首が仰け反らないように俺の胸と二の腕で支える態勢にする。
リュファーナ女史が使っていた身体強化を記録しておいたので腰を落とした自分の脚をロックし、魔力をかなり注ぎ込み発動させるとストレッチデニムがはち切れそうに軋みをあげる。おお、超人ハ○ク! でも替えが無いから破れないで!!と切に願う。
溜めに溜めた筋力を解放し水底を目一杯蹴ると頭と肩と抱えている腕に猛烈な水の抵抗を受けながらも一気に水上に飛び出し、なんとそのまま畔に着地する。
ザッバーーーーン
水柱を上げながら突然水中から飛び出してきた俺に驚愕の表情で固まるアミラドさん。
普通に驚きますよね。自分でもまさか水中から飛び出せるとは思ってませんでしたし。
「水を吐かせて人工呼吸をしますので、アミラドさんはこの人の身体を拭いて体温を下げないようにしてもらえますか。俺のコートも使ってください」
俺の声にアミラドさんははっとして我に返り、俺のコートを取って戻り地面に敷く。
(ええと、水を飲んで居る場合は横向きに寝かせて気道内の水を自然排出だったかな)
俺は地面に敷かれたコートに抱えている彼女を横向きに寝かせる。
「コポッ」
横にすると口から水が溢れ出てくる。
アミラドさんが直ぐ様彼女の濡れた服を破り棄てて裸にしていく。
剥き出しにしたところでアミラドさんはあの密着した服のどこから取り出したのかフェイスタオルくらいのキラキラ輝く布で彼女の身体をさっと拭いていく。
的確な応急処置ですアミラドさん。
『マスター、既に心肺停止状態が続いてます!
このままでは脳が低酸素濃度に因るダメージを受けてしまいます!
至急人工呼吸と心臓マッサージをすることを推奨します』
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