34 / 44
四章 校外学習そして
校外学習 仲直り②
しおりを挟む
でもこれ、完全に私と日高くんはとばっちり受けた感じだよね……?
しかもちょっと押し付けられた様な感じもするし。
そう思いながらも二人を仲直りさせるため、私は足を速めた。
この動物園はそこまで有名な場所というわけでもない。
それなりに広さはあるけれど、キリンやライオンなどの大型な動物は少なく小動物の触れ合いコーナーがメインの動物園だ。
小学生が初めて来るにはピッタリ、といった感じの場所。
そんな中でも唯一の大型動物が象で、園の目玉とも言える。
さくらちゃんが行った方向にはその象舎があるので、取りあえずそこへ向かうことにした。
特に何も話さず歩いていたけれど、私は思い切って口を開く。
「あのさ、花田くん。聞いてもいいかな?」
「え? 何を?」
「昨日どうしてさくらちゃんにあんなことを言ったの? さくらちゃんは理由を知ってるって言ってたけど、花田くんのプライベートのことだから言えないって」
さくらちゃんは話せないと言ったけれどやっぱり気になるし、あんなことを言った理由を知らないと私が花田くんを許せない。
だから、聞くことにした。
「どうしても無理なら言わなくていいけど、出来れば教えて欲しいなと思って」
「ああ……宮野さんは知ってるんだっけ……」
そう言って視線を落とした花田くんは、しばらく無言で足を進めたあとポツリポツリと話し出す。
「そんな、大した話じゃないんだ。……ただ、俺がバカだっただけで」
中学の頃の話だよ、と苦さを抑えるような微笑みで語りだした。
「中二のとき、俺のこと好きになってくれた女の子がいてさ。でも俺、その子はタイプじゃなかったし、友達以上には思えなかった。それでもずっと好意を向けられてたら気にもなってくるし、悪い子じゃなかったからね。多分、ほとんど好きになりかけてたんだ」
恋愛話にはうとい私だけれど、何となくは分かる。
友達以上には思えなくても、嫌いじゃない。
多分、友達としては好きな方だったんだろう。
そんな人にずっと好意を向けられていたら気になってくるのは自然なことだと思う。
マンガとかでは関係を崩したくないから知らないふりをするってパターンもあるみたいだけれど……。
「それで、俺もその子が好きだよって言ってみようかと思ったんだ」
花田くんは、行動を起こす方を選択したらしい。
「でもその矢先、彼女は他の男と付き合うことになった。その男も彼女の事ずっと好きでアプローチしてたみたいでね、彼女もそれに絆されちゃったらしい」
俺と同じ理由だった、と自嘲する。
「でも俺、何だか裏切られた様な気分でさ。ちょっと荒れて……そのときたまたまいた宮野さんに愚痴ったんだよ……」
だからさくらちゃんは知っているんだ、と。
「それで?」
何となく、分かった気はするけれど続きを促して聞いてみる。
「それで……昨日の宮野さんがその彼女に重なって見えてさ、ついあんなことを言ってしまったんだ……」
本当に申し訳ないと花田くんは項垂れてしまった。
「……」
どうしよう。
理由を聞かないと許せないとか思ってたけれど、聞いたら聞いたでやっぱり腹立たしい。
つまりは、その子とさくらちゃんは同じだと――花田くんからしたら、他に良い人がいれば心変わりしてしまうような相手だと思ったってことでしょう?
同一視したことが悪い事だったってのは分かってるみたいだし、それを反省もしているみたい。
でも、根っこの部分では花田くんはさくらちゃんが同じように他の誰かを好きになって離れて行くんだろうって思っていそうな感じがする。
謝って、許してもらえれば元通りになるだろうって思っている感じがする。
だって、花田くんからは必死さが伝わってこないから。
泣いて怒って、感情をぶつけたさくらちゃん。
今も怒りが伝わるようにと花田くんをあからさまに避けている。
無視したり避けたりって、さくらちゃん苦手そうなのに無理してまでそんな事をしている。
多分それは怒ってるってことを伝えるためでもあるんだろうけれど、自分はその子とは違うんだ、だから怒ってるんだ、と言いたいのかもしれない。
さくらちゃんはそれだけ本気でぶつかってるのに……。
腹が立ったけれど、グッと我慢する。
「分かった。話してくれてありがとう」
そうお礼を言った私は、早くさくらちゃんたちを見つけようと歩き出した。
こんな花田くんに文句を言うのは、さくらちゃんであるべきだと思ったから。
二人は予想通り象舎の方にいた。
ただ、象を見ているというわけではなく、少し離れたベンチで座って休憩していた様だ。
楽しそうに話している二人を見て、一瞬足を止めてしまった。
チクリと、ちょっとだけ胸が痛んだ気がして。
ん? と疑問に思っているうちに、花田くんが先に二人の方へ小走りで向かう。
それを見て私も慌てて追いかけた。
「宮野さん、昨日はごめん!」
朝から避けられていたからだろうか。
花田くんは真っ先に頭を下げて謝った。
「俺、昨日はつい中学の時の藤原さんと宮野さんを重ねちゃって……。二人は違うのに、本当にごめん!」
目の前で頭を下げる花田くんをさくらちゃんは怖いくらいの無表情で見つめ、淡々と言葉を紡いだ。
「そうだよ。私と藤原さんは違うよ」
それが当たり前の事なんだと、言い聞かせるようにゆっくり繰り返す。
「大体さ、昨日からイケメンがとか顔の良い方がとか言ってるけど、花田くんの顔も日高くんの顔も、私の好みじゃないからね?」
「え?」
淡々と口にされた衝撃の事実に、花田くんは顔を上げる。
私も内心ではええーーー⁉ と驚いていた。
「顔の好みだけで言ったら、もっと可愛い系の方が好きなんだから」
それは初めて知った。
「花田くんなんてパッと見チャラ男だし、見た目だけならむしろ苦手なタイプだよ」
「え……じゃあ、何で」
何で好きになってくれたのか。そんな言葉も最後まで言えないほどショックだったのか、花田くんの体が少しふらついた。
「何で好きになったかって? 藤原さんの事を愚痴られたときに、花田くんの事色々知ったからだよ」
言葉には出てこなくても続きを察したさくらちゃんはそう答える。
「たまたまいた私に愚痴ったりとか女々しいところがあったり、意外と寂しがり屋で本当は誰かに甘えたいって気持ちがあるところとか」
「甘えたい?」
つい呟く。
いつもみんなのフォローをしているお兄さんみたいな花田くんがそんな風に思っているとは思えなかった。
でも当の花田くんは目を見開いて驚くだけで否定はしない。
「それでほっとけないなって思って気にして見ていたら、見た目チャラ男な感じなのにお兄さんキャラやってるし。本当は甘えたいのに人の世話ばっかりしちゃってるところとか可愛いなって思って」
「か、可愛い……?」
さくらちゃんの言葉にかなりダメージを受ける花田くん。
男の人に可愛いは褒め言葉じゃないって本当なんだな。
「そうしているうちに、こんなにも花田くんのことが好きになっちゃったんだよ」
最後にそう言って、さくらちゃんはふわりと笑った。
可愛いな。
そして強い。
可愛くてふわふわした女の子だと思っていた。
でも、以前見たときのように面倒見が良くてしっかりしてる面もある。
とても強くて、カッコイイ女の子でもあったんだ。
花田くんは、さくらちゃんの告白に息を呑んで言葉が出ない様だった。
「両想いになりたいと思ってるけれど、こればっかりは花田くんの気持ち次第だから強制は出来ない。でも、せめてちゃんと私を見て判断してほしい。私のことを知ったうえで決めて欲しい。それだけは、お願い」
「……」
さくらちゃんも勇気を出して全部伝えたんだろう。
こんなこと、面と向かってなんて恥ずかしいし中々言えない。
私は花田くんが“分かった”と口にするのを期待して、ジッと見守る。
けれど初めに出てきた言葉は「ごめん」だった。
「っ!」
瞬時に息を呑んだ私は、花田くんがさくらちゃんの思いを突き放したのかと思ってしまう。
でも、すぐに続いた言葉とその顔色に真逆だったことを知った。
「その……どうしよう。心臓バクバクいってて……ヤバイこれ」
誰が見ても真っ赤な顔になって、手の甲で口元を隠すように呟く花田くん。
そのままの顔で、さくらちゃんを見た。
「俺、宮野さんのこと……好き、かも」
『え?』
いきなりすぎる好意の言葉に、さくらちゃんだけじゃなく私と日高くんの声も重なった。
「ごめん、今言うのはなんか違う気がするって分かってるんだけど……なんか、気持ちがあふれ出てきて」
耳も顔も首も。全部赤くしたまま何とか説明しようと言葉を紡いでいる花田くんは……何だか可愛かった。
さっき男の人に可愛いは褒め言葉じゃないと知ったばかりだけれど、今の花田くんはさくらちゃんの言う通り可愛かった。
「えっと、宮野さん自身のことをちゃんと知ったうえで決めてって言われたけど……ごめん、無理。ちゃんと知るまで待てない」
「え……ふぇぇぇ⁉」
まるで今やっと言われたことを理解したように、一気に顔を赤くして驚きの声を上げるさくらちゃん。
「あ、そういう顔は可愛いよね? でもカッコ良くて綺麗で……あ、マジで好きだ」
「ちょっ、と、とりあえず待って!」
お互いに真っ赤になりながら言葉を交わす二人に、こっちが貰いテレしてしまう。
「……とりあえず、仲直りってことか?」
二人を見ながら、私の近くにいた日高くんがポツリとこぼす。
私も目の前の二人を見つめながら、「そう、だね」と答えた。
仲直りどころかもっと凄いことになっている気がするけれど……。
という感想はあえて口にはしなかった。
しかもちょっと押し付けられた様な感じもするし。
そう思いながらも二人を仲直りさせるため、私は足を速めた。
この動物園はそこまで有名な場所というわけでもない。
それなりに広さはあるけれど、キリンやライオンなどの大型な動物は少なく小動物の触れ合いコーナーがメインの動物園だ。
小学生が初めて来るにはピッタリ、といった感じの場所。
そんな中でも唯一の大型動物が象で、園の目玉とも言える。
さくらちゃんが行った方向にはその象舎があるので、取りあえずそこへ向かうことにした。
特に何も話さず歩いていたけれど、私は思い切って口を開く。
「あのさ、花田くん。聞いてもいいかな?」
「え? 何を?」
「昨日どうしてさくらちゃんにあんなことを言ったの? さくらちゃんは理由を知ってるって言ってたけど、花田くんのプライベートのことだから言えないって」
さくらちゃんは話せないと言ったけれどやっぱり気になるし、あんなことを言った理由を知らないと私が花田くんを許せない。
だから、聞くことにした。
「どうしても無理なら言わなくていいけど、出来れば教えて欲しいなと思って」
「ああ……宮野さんは知ってるんだっけ……」
そう言って視線を落とした花田くんは、しばらく無言で足を進めたあとポツリポツリと話し出す。
「そんな、大した話じゃないんだ。……ただ、俺がバカだっただけで」
中学の頃の話だよ、と苦さを抑えるような微笑みで語りだした。
「中二のとき、俺のこと好きになってくれた女の子がいてさ。でも俺、その子はタイプじゃなかったし、友達以上には思えなかった。それでもずっと好意を向けられてたら気にもなってくるし、悪い子じゃなかったからね。多分、ほとんど好きになりかけてたんだ」
恋愛話にはうとい私だけれど、何となくは分かる。
友達以上には思えなくても、嫌いじゃない。
多分、友達としては好きな方だったんだろう。
そんな人にずっと好意を向けられていたら気になってくるのは自然なことだと思う。
マンガとかでは関係を崩したくないから知らないふりをするってパターンもあるみたいだけれど……。
「それで、俺もその子が好きだよって言ってみようかと思ったんだ」
花田くんは、行動を起こす方を選択したらしい。
「でもその矢先、彼女は他の男と付き合うことになった。その男も彼女の事ずっと好きでアプローチしてたみたいでね、彼女もそれに絆されちゃったらしい」
俺と同じ理由だった、と自嘲する。
「でも俺、何だか裏切られた様な気分でさ。ちょっと荒れて……そのときたまたまいた宮野さんに愚痴ったんだよ……」
だからさくらちゃんは知っているんだ、と。
「それで?」
何となく、分かった気はするけれど続きを促して聞いてみる。
「それで……昨日の宮野さんがその彼女に重なって見えてさ、ついあんなことを言ってしまったんだ……」
本当に申し訳ないと花田くんは項垂れてしまった。
「……」
どうしよう。
理由を聞かないと許せないとか思ってたけれど、聞いたら聞いたでやっぱり腹立たしい。
つまりは、その子とさくらちゃんは同じだと――花田くんからしたら、他に良い人がいれば心変わりしてしまうような相手だと思ったってことでしょう?
同一視したことが悪い事だったってのは分かってるみたいだし、それを反省もしているみたい。
でも、根っこの部分では花田くんはさくらちゃんが同じように他の誰かを好きになって離れて行くんだろうって思っていそうな感じがする。
謝って、許してもらえれば元通りになるだろうって思っている感じがする。
だって、花田くんからは必死さが伝わってこないから。
泣いて怒って、感情をぶつけたさくらちゃん。
今も怒りが伝わるようにと花田くんをあからさまに避けている。
無視したり避けたりって、さくらちゃん苦手そうなのに無理してまでそんな事をしている。
多分それは怒ってるってことを伝えるためでもあるんだろうけれど、自分はその子とは違うんだ、だから怒ってるんだ、と言いたいのかもしれない。
さくらちゃんはそれだけ本気でぶつかってるのに……。
腹が立ったけれど、グッと我慢する。
「分かった。話してくれてありがとう」
そうお礼を言った私は、早くさくらちゃんたちを見つけようと歩き出した。
こんな花田くんに文句を言うのは、さくらちゃんであるべきだと思ったから。
二人は予想通り象舎の方にいた。
ただ、象を見ているというわけではなく、少し離れたベンチで座って休憩していた様だ。
楽しそうに話している二人を見て、一瞬足を止めてしまった。
チクリと、ちょっとだけ胸が痛んだ気がして。
ん? と疑問に思っているうちに、花田くんが先に二人の方へ小走りで向かう。
それを見て私も慌てて追いかけた。
「宮野さん、昨日はごめん!」
朝から避けられていたからだろうか。
花田くんは真っ先に頭を下げて謝った。
「俺、昨日はつい中学の時の藤原さんと宮野さんを重ねちゃって……。二人は違うのに、本当にごめん!」
目の前で頭を下げる花田くんをさくらちゃんは怖いくらいの無表情で見つめ、淡々と言葉を紡いだ。
「そうだよ。私と藤原さんは違うよ」
それが当たり前の事なんだと、言い聞かせるようにゆっくり繰り返す。
「大体さ、昨日からイケメンがとか顔の良い方がとか言ってるけど、花田くんの顔も日高くんの顔も、私の好みじゃないからね?」
「え?」
淡々と口にされた衝撃の事実に、花田くんは顔を上げる。
私も内心ではええーーー⁉ と驚いていた。
「顔の好みだけで言ったら、もっと可愛い系の方が好きなんだから」
それは初めて知った。
「花田くんなんてパッと見チャラ男だし、見た目だけならむしろ苦手なタイプだよ」
「え……じゃあ、何で」
何で好きになってくれたのか。そんな言葉も最後まで言えないほどショックだったのか、花田くんの体が少しふらついた。
「何で好きになったかって? 藤原さんの事を愚痴られたときに、花田くんの事色々知ったからだよ」
言葉には出てこなくても続きを察したさくらちゃんはそう答える。
「たまたまいた私に愚痴ったりとか女々しいところがあったり、意外と寂しがり屋で本当は誰かに甘えたいって気持ちがあるところとか」
「甘えたい?」
つい呟く。
いつもみんなのフォローをしているお兄さんみたいな花田くんがそんな風に思っているとは思えなかった。
でも当の花田くんは目を見開いて驚くだけで否定はしない。
「それでほっとけないなって思って気にして見ていたら、見た目チャラ男な感じなのにお兄さんキャラやってるし。本当は甘えたいのに人の世話ばっかりしちゃってるところとか可愛いなって思って」
「か、可愛い……?」
さくらちゃんの言葉にかなりダメージを受ける花田くん。
男の人に可愛いは褒め言葉じゃないって本当なんだな。
「そうしているうちに、こんなにも花田くんのことが好きになっちゃったんだよ」
最後にそう言って、さくらちゃんはふわりと笑った。
可愛いな。
そして強い。
可愛くてふわふわした女の子だと思っていた。
でも、以前見たときのように面倒見が良くてしっかりしてる面もある。
とても強くて、カッコイイ女の子でもあったんだ。
花田くんは、さくらちゃんの告白に息を呑んで言葉が出ない様だった。
「両想いになりたいと思ってるけれど、こればっかりは花田くんの気持ち次第だから強制は出来ない。でも、せめてちゃんと私を見て判断してほしい。私のことを知ったうえで決めて欲しい。それだけは、お願い」
「……」
さくらちゃんも勇気を出して全部伝えたんだろう。
こんなこと、面と向かってなんて恥ずかしいし中々言えない。
私は花田くんが“分かった”と口にするのを期待して、ジッと見守る。
けれど初めに出てきた言葉は「ごめん」だった。
「っ!」
瞬時に息を呑んだ私は、花田くんがさくらちゃんの思いを突き放したのかと思ってしまう。
でも、すぐに続いた言葉とその顔色に真逆だったことを知った。
「その……どうしよう。心臓バクバクいってて……ヤバイこれ」
誰が見ても真っ赤な顔になって、手の甲で口元を隠すように呟く花田くん。
そのままの顔で、さくらちゃんを見た。
「俺、宮野さんのこと……好き、かも」
『え?』
いきなりすぎる好意の言葉に、さくらちゃんだけじゃなく私と日高くんの声も重なった。
「ごめん、今言うのはなんか違う気がするって分かってるんだけど……なんか、気持ちがあふれ出てきて」
耳も顔も首も。全部赤くしたまま何とか説明しようと言葉を紡いでいる花田くんは……何だか可愛かった。
さっき男の人に可愛いは褒め言葉じゃないと知ったばかりだけれど、今の花田くんはさくらちゃんの言う通り可愛かった。
「えっと、宮野さん自身のことをちゃんと知ったうえで決めてって言われたけど……ごめん、無理。ちゃんと知るまで待てない」
「え……ふぇぇぇ⁉」
まるで今やっと言われたことを理解したように、一気に顔を赤くして驚きの声を上げるさくらちゃん。
「あ、そういう顔は可愛いよね? でもカッコ良くて綺麗で……あ、マジで好きだ」
「ちょっ、と、とりあえず待って!」
お互いに真っ赤になりながら言葉を交わす二人に、こっちが貰いテレしてしまう。
「……とりあえず、仲直りってことか?」
二人を見ながら、私の近くにいた日高くんがポツリとこぼす。
私も目の前の二人を見つめながら、「そう、だね」と答えた。
仲直りどころかもっと凄いことになっている気がするけれど……。
という感想はあえて口にはしなかった。
1
あなたにおすすめの小説
サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜
野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」
「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」
この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。
半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。
別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。
そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。
学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー
⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。
⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。
※表紙絵、挿絵はAI作成です。
※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。
現実とサキュバスのあいだで ――夢で告白した相手が、同居を始めた話
そう
青春
ある日家に突然現れた謎のサキュバスのホルさん!
好感度はMAXなようで流されるがまま主人公はホルさんと日常を過ごします。
ほのぼのラブコメというか日常系小説
オチなどはなく、ただひたすらにまったりします
挿絵や文章にもAIを使用しております。
苦手な方はご注意ください。
Hand in Hand - 二人で進むフィギュアスケート青春小説
宮 都
青春
幼なじみへの気持ちの変化を自覚できずにいた中2の夏。ライバルとの出会いが、少年を未知のスポーツへと向わせた。
美少女と手に手をとって進むその競技の名は、アイスダンス!!
【2022/6/11完結】
その日僕たちの教室は、朝から転校生が来るという噂に落ち着きをなくしていた。帰国子女らしいという情報も入り、誰もがますます転校生への期待を募らせていた。
そんな中でただ一人、果歩(かほ)だけは違っていた。
「制覇、今日は五時からだから。来てね」
隣の席に座る彼女は大きな瞳を輝かせて、にっこりこちらを覗きこんだ。
担任が一人の生徒とともに教室に入ってきた。みんなの目が一斉にそちらに向かった。それでも果歩だけはずっと僕の方を見ていた。
◇
こんな二人の居場所に現れたアメリカ帰りの転校生。少年はアイスダンスをするという彼に強い焦りを感じ、彼と同じ道に飛び込んでいく……
――小説家になろう、カクヨム(別タイトル)にも掲載――
皆に優しい幸崎さんは、今日も「じゃない方」の私に優しい
99
ライト文芸
奥手で引っ込み思案な新入社員 × 教育係のエリート社員
佐倉美和(23)は、新入社員研修時に元読者モデルの同期・橘さくらと比較され、「じゃない方の佐倉」という不名誉なあだ名をつけられてしまい、以来人付き合いが消極的になってしまっている。
そんな彼女の教育係で営業部のエリート・幸崎優吾(28)は「皆に平等に優しい人格者」としてもっぱらな評判。
美和にも当然優しく接してくれているのだが、「それが逆に申し訳なくて辛い」と思ってしまう。
ある日、美和は学生時代からの友人で同期の城山雪の誘いでデパートのコスメ売り場に出かけ、美容部員の手によって別人のように変身する。
少しだけ自分に自信を持てたことで、美和と幸崎との間で、新しい関係が始まろうとしていた・・・
素敵な表紙はミカスケ様のフリーイラストをお借りしています。
http://misoko.net/
他サイト様でも投稿しています。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
子持ち愛妻家の極悪上司にアタックしてもいいですか?天国の奥様には申し訳ないですが
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
胸がきゅんと、甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちだというのに。
入社して配属一日目。
直属の上司で教育係だって紹介された人は、酷く人相の悪い人でした。
中高大と女子校育ちで男性慣れしてない私にとって、それだけでも恐怖なのに。
彼はちかよんなオーラバリバリで、仕事の質問すらする隙がない。
それでもどうにか仕事をこなしていたがとうとう、大きなミスを犯してしまう。
「俺が、悪いのか」
人のせいにするのかと叱責されるのかと思った。
けれど。
「俺の顔と、理由があって避け気味なせいだよな、すまん」
あやまってくれた彼に、胸がきゅんと甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちなのに。
星谷桐子
22歳
システム開発会社営業事務
中高大女子校育ちで、ちょっぴり男性が苦手
自分の非はちゃんと認める子
頑張り屋さん
×
京塚大介
32歳
システム開発会社営業事務 主任
ツンツンあたまで目つき悪い
態度もでかくて人に恐怖を与えがち
5歳の娘にデレデレな愛妻家
いまでも亡くなった妻を愛している
私は京塚主任を、好きになってもいいのかな……?
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる