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第一章
夢
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────正男は夢を見ていた。
そして、ここが夢の世界であるということを理解していた。
明晰夢というやつだ。
その夢の中で、正男は1匹の犬だった。
二足ではなく四脚を地につけ、疾風のように森の中を駆けていた。
倒木を飛び越え、茂みを潜り、一直線に走る。
目指す場所は、犬の鋭敏な嗅覚が教えてくれていた。
その匂いは正男の理性を蕩けさせ、獣としての……いや、雄としての本能を目覚めさせるような、芳しい匂いだった。
正男は森の中、懸命にその匂いの元を目指して走り続け────そして、たどり着いた。
そこにいたのは、一人の幼女。
金色の髪、瑠璃色の瞳、幼い顔立ち、未成熟な肉体────
そう、芳しい匂いを放っていたのは、ロリーナだった。
ロリーナは正男(犬)と目が合うと、にっこりと微笑んだ。
現実のロリーナが正男に微笑むことはたぶんないが、ここは夢の中である。
夢の中なら何でもありだ。
だからこそロリーナは、またしても現実ではあり得ない行動に出た。
もしかしたらそれは、夢の主である正男が望んだことなのかも知れない。
ロリーナはその場で後ろを向くと、身につけていたネグリジェを落とし、地面に手足をついて四つん這いになったのだ。
正男の目の前に、まだピッタリと閉じた、ロリーナの初々しい未使用の性器が突き出された。
そう、まるで、舐めてくれとでも言わんばかりに。
その光景を目にした正男の中に、すでに理性は残っていなかった。
故に、正男はむしゃぶりついた。
犬の長い舌を存分に使い、甘い蜜を垂れ流す未成熟な果実を舐め回した。
愛液で濡れた鼻をぐいぐいとアナルに押しつけ、ロリーナが漏らす嬌声でさらに獣欲を高めながら、一心不乱に舌を動かした。
そして、ロリーナが大きく痙攣し、ひときわ大きな声を上げた後。
口の中に入ってきた黄金色の液体を、正男は漏らすことなく飲み干した。
抵抗はなかった。
もし正男が犬ではなく人間の姿だったとしても、本能に支配されておらず理性が残っていたとしても、全く同じ事をしただろう。
飲み干した後も舐め続けていると、正男の舌で執拗に舐られ続け、少開いた幼い膣口から、これまでのものよりも粘度の高い液体が滲み出てきた。
それは、ロリーナが正男を受け入れる準備が整った合図だった。
正男は、四つん這いになって絶頂の余韻に耐えるロリーナの上に覆い被さった。
犬になった正男の体は大きく、ロリーナの小さな体はその下にすっぽりと隠れてしまうほどだ。
もちろん、その体に比例して、イチモツも巨大であった。
しかも、犬のように先端が尖った形状ではなく、赤黒く反り返ったその肉棒には、女の内側を削り取るような、大きく傘の開いたカリ首までもが存在していた。
正男がそのグロテスクな凶器の先端を、可憐なロリーナの花弁にあてがうと、ロリーナの体がビクリ、と震えた。
それは恐怖によるものなのか、それとも期待によるものなのか……
だがどちらであろうと、すでに理性を失った正男には関係がなかった。
正男は本能の命じるまま、強引に腰を突き出した。
先端に一瞬の抵抗があり、ロリーナの口から悲鳴にも似た短い声が漏れ出たが、正男の巨大なイチモツは狭く滑り気のある肉壁を掻き分けながら、易々と最奥まで到達した。
────そこから先はまさに、獣の交わりだった。
後背位に適した犬の肉体は、高速のピストン運動を可能にした。
快楽をほじくり出すのに適した人間のイチモツは、正男だけではなくロリーナの理性をも蒸発させた。
瞬く間に限界が訪れ、ロリーナの小さな子宮では収まりきらない程の精液が吐き出されても、獣の交尾が終わることはない。
激しい注挿が繰り返される結合部から、ぐじゅぐじゅと泡立った雄と雌の混合液が溢れ出し、大地にシミを作っていく。
小動物を怯えさせるような喘ぎ声は間断なく響き続け、森の静寂を破壊した。
そして中天に輝いていた太陽が、すっかりその姿を大地に隠した頃……
そこには、かつての初々しさを失い、開ききったメス穴から止めどなく欲望の証しを垂れ流す、獣の番となり果てた幼女の姿があったのだった────
────ピシィッ!
という鋭い打擲音と共に、正男は目を覚ました。
目の前にはいつも通り、高圧的な表情でこちらを見下ろし、よく撓る枝を持つロリーナの姿。
「さっさと夕餉の支度をするのじゃ」
言うだけ言うと、ロリーナはてこてこと歩いて行き、またポチを背もたれにして横になった。
正男は枝で叩かれた腹をさすりながら、夢の内容を思い出す。
とてもリアルな夢だった。
正男が知るはずもないロリーナの膣内の感触も、そこに膣内射精した時の快楽も、現実としか思えないような感触だった。
あそこまでリアルな夢を見たのは、生まれて初めてである。
これも、『エロ同人の竿役おじさん』の能力の影響なのだろうか。
……まあ、夢は夢である。
その証拠として、正男のパンツの中は、夢精した精液が溢れかえってヒドイ状況になっていた。
正男は愚息のしでかした不始末に眉をひそめながら、夕餉の支度をする前にパンツを洗うべく、泉に向かって歩いて行くのだった。
────その時、寝起きであったためか、単純に鈍いからか、正男は気づいていなかった。
ロリーナの枝の一撃が、いつもより威力が弱かったことも。
ロリーナの顔や耳が、夕焼けのせいではなく赤く染まっていたことも。
ネグリジェで隠されたロリーナの幼い性器が、ぐっしょりと濡れそぼっていたことも。
ポチの金色の瞳が、妖しげな光を宿しながら二人を見つめていたことにも。
その時の正男は、なにも気づいていなかったのだった。
そして、ここが夢の世界であるということを理解していた。
明晰夢というやつだ。
その夢の中で、正男は1匹の犬だった。
二足ではなく四脚を地につけ、疾風のように森の中を駆けていた。
倒木を飛び越え、茂みを潜り、一直線に走る。
目指す場所は、犬の鋭敏な嗅覚が教えてくれていた。
その匂いは正男の理性を蕩けさせ、獣としての……いや、雄としての本能を目覚めさせるような、芳しい匂いだった。
正男は森の中、懸命にその匂いの元を目指して走り続け────そして、たどり着いた。
そこにいたのは、一人の幼女。
金色の髪、瑠璃色の瞳、幼い顔立ち、未成熟な肉体────
そう、芳しい匂いを放っていたのは、ロリーナだった。
ロリーナは正男(犬)と目が合うと、にっこりと微笑んだ。
現実のロリーナが正男に微笑むことはたぶんないが、ここは夢の中である。
夢の中なら何でもありだ。
だからこそロリーナは、またしても現実ではあり得ない行動に出た。
もしかしたらそれは、夢の主である正男が望んだことなのかも知れない。
ロリーナはその場で後ろを向くと、身につけていたネグリジェを落とし、地面に手足をついて四つん這いになったのだ。
正男の目の前に、まだピッタリと閉じた、ロリーナの初々しい未使用の性器が突き出された。
そう、まるで、舐めてくれとでも言わんばかりに。
その光景を目にした正男の中に、すでに理性は残っていなかった。
故に、正男はむしゃぶりついた。
犬の長い舌を存分に使い、甘い蜜を垂れ流す未成熟な果実を舐め回した。
愛液で濡れた鼻をぐいぐいとアナルに押しつけ、ロリーナが漏らす嬌声でさらに獣欲を高めながら、一心不乱に舌を動かした。
そして、ロリーナが大きく痙攣し、ひときわ大きな声を上げた後。
口の中に入ってきた黄金色の液体を、正男は漏らすことなく飲み干した。
抵抗はなかった。
もし正男が犬ではなく人間の姿だったとしても、本能に支配されておらず理性が残っていたとしても、全く同じ事をしただろう。
飲み干した後も舐め続けていると、正男の舌で執拗に舐られ続け、少開いた幼い膣口から、これまでのものよりも粘度の高い液体が滲み出てきた。
それは、ロリーナが正男を受け入れる準備が整った合図だった。
正男は、四つん這いになって絶頂の余韻に耐えるロリーナの上に覆い被さった。
犬になった正男の体は大きく、ロリーナの小さな体はその下にすっぽりと隠れてしまうほどだ。
もちろん、その体に比例して、イチモツも巨大であった。
しかも、犬のように先端が尖った形状ではなく、赤黒く反り返ったその肉棒には、女の内側を削り取るような、大きく傘の開いたカリ首までもが存在していた。
正男がそのグロテスクな凶器の先端を、可憐なロリーナの花弁にあてがうと、ロリーナの体がビクリ、と震えた。
それは恐怖によるものなのか、それとも期待によるものなのか……
だがどちらであろうと、すでに理性を失った正男には関係がなかった。
正男は本能の命じるまま、強引に腰を突き出した。
先端に一瞬の抵抗があり、ロリーナの口から悲鳴にも似た短い声が漏れ出たが、正男の巨大なイチモツは狭く滑り気のある肉壁を掻き分けながら、易々と最奥まで到達した。
────そこから先はまさに、獣の交わりだった。
後背位に適した犬の肉体は、高速のピストン運動を可能にした。
快楽をほじくり出すのに適した人間のイチモツは、正男だけではなくロリーナの理性をも蒸発させた。
瞬く間に限界が訪れ、ロリーナの小さな子宮では収まりきらない程の精液が吐き出されても、獣の交尾が終わることはない。
激しい注挿が繰り返される結合部から、ぐじゅぐじゅと泡立った雄と雌の混合液が溢れ出し、大地にシミを作っていく。
小動物を怯えさせるような喘ぎ声は間断なく響き続け、森の静寂を破壊した。
そして中天に輝いていた太陽が、すっかりその姿を大地に隠した頃……
そこには、かつての初々しさを失い、開ききったメス穴から止めどなく欲望の証しを垂れ流す、獣の番となり果てた幼女の姿があったのだった────
────ピシィッ!
という鋭い打擲音と共に、正男は目を覚ました。
目の前にはいつも通り、高圧的な表情でこちらを見下ろし、よく撓る枝を持つロリーナの姿。
「さっさと夕餉の支度をするのじゃ」
言うだけ言うと、ロリーナはてこてこと歩いて行き、またポチを背もたれにして横になった。
正男は枝で叩かれた腹をさすりながら、夢の内容を思い出す。
とてもリアルな夢だった。
正男が知るはずもないロリーナの膣内の感触も、そこに膣内射精した時の快楽も、現実としか思えないような感触だった。
あそこまでリアルな夢を見たのは、生まれて初めてである。
これも、『エロ同人の竿役おじさん』の能力の影響なのだろうか。
……まあ、夢は夢である。
その証拠として、正男のパンツの中は、夢精した精液が溢れかえってヒドイ状況になっていた。
正男は愚息のしでかした不始末に眉をひそめながら、夕餉の支度をする前にパンツを洗うべく、泉に向かって歩いて行くのだった。
────その時、寝起きであったためか、単純に鈍いからか、正男は気づいていなかった。
ロリーナの枝の一撃が、いつもより威力が弱かったことも。
ロリーナの顔や耳が、夕焼けのせいではなく赤く染まっていたことも。
ネグリジェで隠されたロリーナの幼い性器が、ぐっしょりと濡れそぼっていたことも。
ポチの金色の瞳が、妖しげな光を宿しながら二人を見つめていたことにも。
その時の正男は、なにも気づいていなかったのだった。
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