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第6話 訓練

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◯車内

ヤマサキ「みんな上手かったけど、強いて言えば動脈は外しても良かったと思う、まぁ出血多量で死んでくれても構わないけど、射殺で闇に葬るのは性に合わないから頼んだよ」

赤井「了解しました、善処します」

ヤマサキ「よろしく•••にしても今日は流石に疲れたなぁ~トレーニング行くか」

ローチ「ご一緒したいです」

ヤマサキ「デート感覚ならやめといた方が良いよ」

赤井「バレてんで」

ローチ「あはは」

赤井「ところでローチ君のレベルはいくつ?」

ローチ「自分はヴァイオレットの会員じゃなくてエニタイムトレーニングです、会員費安くて助かっていますよ」

ヤマサキ「へぇ~」

ローチ「シャワー込みで月額3780円ですよ」

ヤマサキ「へぇ~」

赤井「ヤマサキ管理官、オブシディアンの年会費は、おいくらですか?」

ヤマサキ「月額980円か年額11500円にシャワーと専用ロッカー無料、プロテイン類の購入が1割引、バンブーレーヨンのタオル貸し出しとかね」

赤井「良いですね」

ヤマサキ「そうね、それと、管理官よりは先輩みたいな緩い感じがいいなぁ~」

赤井「了解しました」

ローチ「ヴァイオレットに乗り換えます」

ヤマサキ「ちなみにビギナーレベルは月額6560円スタートだよ、オブシディアンの特典とか料金とか内緒だから他言無用ね」

ローチ「承知しました。因みにレベルアップの方法は例えばどんな感じですか?」

ヤマサキ「ビギナーからオブシディアンになりたいなら合計で何千トンか上げるのと数千キロを何周か走れば良いよ」

ローチ「カウントとかの方法はどんな感じですか?」

ヤマサキ「タグ渡されるから、それを器具と同期させて後は自動集計だから楽ね」

ローチ「益々魅力的です」

赤井「ローチ君の狙いはトレーニング中の女の子でしょ」

ローチ「がはは、バレちゃってましたか」

赤井「まぁ、目的は人それぞれだからね」

ローチ「庁舎のトレーニングルームでは華が無いと言いますか、州警察機動隊の汗臭いタンクトップの漢どもとトレーニングすると、自分はモチベーションの維持ができないので、やっぱり民間のジムに落ち着くんです、できれば美女上司を眺めながらのトレーニングしたいです」

顔を赤くするヤマサキ

ヤマサキ「ん~わかった、美女じゃ無いけど庁舎なら一緒にトレーニングしても良いよ」

ローチ「やったぁ~ありがとうございます、マーベルの奴には申し訳ないが•••あっいや何でもありません」

ヤマサキ「じゃあ17時にトレーニングルームに集合ね、そのあと時間あるなら飲み行くけど来る?」

ローチ「お誘いありがたいんですが、2人だけではちょっと恥ずかしいです」

ヤマサキ「あっ、赤井氏も来るよ」

ローチ「構いません」

◯トレーニングルーム前

ヤマサキ「お疲れ」

八木OFF「そちらに鷺洲を痛めつけた犯人を移送しましたので丁重にお願い致します」

ヤマサキ「うん、鷺洲の事とか頼んだよ」

八木OFF「了解です。失礼します」

通話切れる

男1「お疲れ様です。ヤマサキ警視長」

男1が通りかかる。

ヤマサキ「お疲れ」

赤井「何やら不穏な言葉が聞こえましたが」

ヤマサキ「あくあたん怪我しちゃったよ」

赤井「あら、珍しく怪我とは」

ヤマサキ「それの犯人来るから明日朝にでも丁重に取り調べて欲しいなぁ」

赤井「かしこまりました」

ローチが来る。

ヤマサキ「お疲れ」

ローチ「すみません、お待たせしました」

ヤマサキ「いいよ、じゃあ行こ」

◯トレーニングルーム入口

ヤマサキ「糖質やタンパク質は食べた?」

ローチ「和菓子とプロテインを少々」

ヤマサキ「オーケー、じゃあこれ」

ジェルボール型のサプリメントを渡す。

ヤマサキ「アルギニンとかジェル状にして膜で覆ったやつね、よくあるジェルボール洗剤の要領で、一口で手軽だからおすすめ、それと折角だしローチ君が居酒屋を決めてくれない?」

赤井「ありがとうございます」

ローチ「ありがとうございます、考えておきます」

◯トレーニングルーム

ヤマサキ「じゃあMOD式でしごいてあげるね」

ローチ「お手柔らかにお願いします」

ヤマサキ「甘えた事言うんじゃないよ」

ローチ「いえこれは」

ヤマサキ「はい、腕立て伏せの姿勢に」

ローチ「はい」

ヤマサキ「下げて~上げる」

ローチ「はぁい」

ヤマサキ「もう一度下げて~そのままキープ、はい1分」

ローチ「はぁい」

ヤマサキ「はい、ボーッとしない」

赤井「失礼しました」

ローチと同じ事をする赤井、ヤマサキも続く。

ヤマサキ「はい、1分、上げて2回目ね、下げて上げる、下げてキープ1分」

60分で終わる。

ヤマサキ「休憩ね、ここで体内のアミノ酸濃度を意識してEAAを飲みまーす」

シェイカーに水を入れて一気に飲み干す

ヤマサキ「次は45度でツイストシットアップね、腹筋は鍛えても痩せないけど、ほんの少しは筋肉量を増やせるからやるよ」

200回やりきる。

ローチ「はぁ~はぁーはぁ~上半身がやばいです、腹筋を攣ったのは初めてです」

ヤマサキ「お疲れ」

赤井「お疲れ様です」

ローチ「お疲れ様です」

ヤマサキ「じゃあ沁みるやつ」

2人にプロテインを渡すヤマサキ

ヤマサキ「ええと、これマンゴー味だけど飲める?」

ローチ「マンゴー味のプロテインなんてあるんですか•••」

ヤマサキ「知らないの?」

ローチ「どこのメーカーですか?」

ヤマサキ「あ~ええと、アメリカのアスリートイニシアチブだよ」

ローチ「知らなかったです」

ヤマサキ「デザート系として王道のチョコレートとかココアとかバナナ、イチゴ、抹茶、ヨーグルト、バニラの他に変わり種として、カフェオレ、ぶどう、りんご、マンゴー、オレンジ、ピーチ、フルーツミルク、メロン、杏仁豆腐、プリン、パパイヤ、それと惣菜系、例えばポタージュとかトマトスープとかがあるよ、味噌汁味と納豆味は罰ゲーム並に不味かったけど」

赤井「良いですよね~そのメーカーのプロテイン、特にお気に入りの点は最初にケースの方を買って2回目からはビニールの安い方を買ってケースにセットして簡単に蓋を閉めれるのも」

ヤマサキ「そうね、国産のは溶けやすいし日本人向けの味でそれはそれで好きだけどパウチでカップとかの置き場に困るしその点では便利ね」

プロテインを飲む3人

赤井「あぁ~身体に滲みますね」

ローチ「最高です」

ヤマサキ「寝る前にクレアチンを摂っといてね」

◯シャワールーム

ヤマサキ「ごめんシャンプー忘れちゃった借りてもいい?」

赤井「こちらのトレーニングルームに変更いただいたのは私たちのせいです、お使いください」

ヤマサキ「ありがとう」

赤井「いえ」

髪を洗うヤマサキ

ヤマサキ「なんだろ、懐かしい匂いがする••••」

シャワーが終わる2人

◯バス停

ヤマサキ「どこに行くか決まってる?」


ローチ「居酒民にしませんか?」

ヤマサキ「いいね」

赤井「ではそこで」

◯居酒屋

注文用端末を持つヤマサキ

シリマリンを飲むヤマサキ

ヤマサキ「トレーニーなら酒はダメだけど、飲酒で落ちる筋肉など要らんわけだから、とりあえず私は桃のリキュールとネギま」

赤井「私は大人しくウーロン茶とサラダでお願いします、後からフルーツリキュールをいただきます」

ローチ「飲酒で落ちる筋肉は要らん、名言です、じゃあ俺は腹ペコなのでビールと焼き鳥と焼きそばでお願いします」

ヤマサキ「ビールの人って枝豆だと思ってた」

注文が終わる。

ローチ「枝豆だけは嫌いです、豆類は総じて好きではありませんが、ナッツ類は好きです、とくにマカダミアナッツは殻付きの物を大量買いしています」

ヤマサキ「マカダミアナッツ良いね」

飲み物が運ばれてくる。

ヤマサキ「じゃあ、お疲れということで乾杯」

1時間経過する。
酔いが回るヤマサキ

ヤマサキ「んなぁ~ローチ君お口にソースついてるぞ~みっともないぞ~」

ローチのくちびるのソースを指で拭き取るヤマサキ、指を舐める。

赤井「あっ」

ローチ「上司にこんな事されるなんて」

赤井「内緒にしとくから」

おちょくり気味に言う赤井

ヤマサキ「んぁ~疲れたぁ~」

ローチの膝の上に対面で座るヤマサキ

ローチ「管理官、流石にまずいですよ」

ヤマサキ「んぁ~私じゃ嫌なの~?」

無理矢理抱かせようとするヤマサキ
胸が当たって気まずそうにするローチ

ヤマサキ「キスはまぁ~だ」

ローチの唇を人差し指で抑える。

赤井「ヤマサキ先輩」

対面で座ったままリキュールを飲むヤマサキ

ヤマサキ「あぁーおにーさんイケメン」

顔を近づけるヤマサキ、鼻息でビクッとするローチ、避けれずに頬にキスされ顔を赤くするローチ

ヤマサキ「トイレ行ってくりゅぅ」

席を離れるヤマサキ

赤井「だいぶ酔っておられるわけですが感想は如何ほど?」

ローチ「ヤマサキ警視長のこんな姿は初めてです。本人のためにも内密にお願いします」

赤井「当たり前でしょ、流石にネタにできないくらいの事だったし」

ローチ「それに飲む速度もアレは流石に早すぎると思います」

ヤマサキ戻る。

ヤマサキ「私の席はこ~こ」

赤井「あらら」

ヤマサキ「おにーたんの膝の上に座ると身体がポカポカしちゃうじゃん」

店員が来る。

店員「まもなくラストオーダーとなります」

赤井「あっ、はい」

終了時間になる。

赤井「先輩、お時間です」

ヤマサキ「んぁっ~じゃあこれでさいごぉ~」

ローチの手を掴むヤマサキ、そのまま身体を押し当てる

ヤマサキ「いや~ん、おにーたんエッチ」

赤井「あっ」

無理矢理引き剥がす赤井、ローチがお姫様抱っこでヤマサキを店の外に運ぶ。

ヤマサキ「これを店員たんに渡して、お釣りは要らないよぉ~」

会計が終わり、お釣りをヤマサキのポケットに戻す赤井

ヤマサキ「はぁ~おいちかった~」

赤井「ご馳走様です」

ローチ「ありがとうございます」

自動タクシーが呼ばれる。

乗り込む3人

赤井「ご自宅に向かいますね」

ヤマサキ「あ~と~」

乗り込む3人

◯ヤマサキ自宅

赤井「本日はありがとうございました」

ヤマサキ「いっしょに寝よー」

赤井「かしこまりました、身辺警護はお任せください」

ローチ「ではこれで失礼します。本日はありがとうございました」

帰るローチ

赤井M「初めて見たわ、きっと疲れているんだろうな」

ヤマサキ「あぁ~わたち、結婚ちた~い」

赤井「ええ、同感です」

ヤマサキ「ほんと~?」

赤井「本当です」

◯洗面所

歯磨きをするヤマサキ

赤井M「こういう時の為にメイクセットと歯ブラシセットは常備」

赤井「洗面台お借りします」

ヤマサキ「はいよ~お好きにー」

◯寝室

服を脱いで布団に入るヤマサキ

ソファーに座る赤井

ヤマサキ「こっちにおいでー」

赤井「では、お隣に失礼します」

上着を脱いでズボンを脱いでスパッツとキャミソールになる。

ヤマサキ「右手ちょーだい」

手を繋ぐ2人

ヤマサキ「あぁ~これであんしん」

寝落ちするヤマサキ

赤井M「寂しがり屋か•••いや、1人でいろいろ抱え込んでいるのだろう、もっと補佐しないといけないな」

しばらく天井を見つめる赤井

赤井M「とりあえず寝よ」

◯朝リビング

赤井M「油断した」

飛び起きる赤井

ヤマサキ「おはよ~昨日はごめんね、泊まってもらってるってことは、変なわがまま言ってたんでしょ、醜態を晒して恥ずかしい」

赤井「いえ、とんでもございません」

ヤマサキ「お詫びに朝ごはん作ったから食べよ~」

赤井「は、はいありがとうございます、よろこんでいただきます」

◯テーブル

ヤマサキ「いただきます」

赤井「いただきます」

赤井M「私より料理うま過ぎる」

赤出汁の豆腐の味噌汁を飲む

ヤマサキ「どお?美味しい?」

赤井「はい、美味しいです」

朝食終わる。
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