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氷結の貴公子?いえ、変態貴公子でした2 ※微r18

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肩で息をしながら視点の定まらない目でアルディス様を見やる


「っ…!?」


ゴクッとまた生唾を呑み込む音が聞こえた


「ひゃっ?!」


ギューっと痛いくらいに身体を抱きしめられた
そして私の耳元に顔を埋めてくるアルディス様


「あの…どうしたん…ひゃっ!?」
 

耳元にアルディス様の息がかかって身体が跳ねてしまった

うぅ…なんか私の身体がどんどん敏感になってきてる気がする


「お前がほしい」


いきなり耳元で直に、それもかなり低めの魅惑のバリトンボイスで掠れ気味に囁かれ、身体にゾクゾクっとした微電流みたいなものが走る


「ふぁっ!ほ…ほしいって?
私の何が欲しいんですか??」


ほしいって…なにを??
抱きしめられてるから顔は見えないけどなんだか息が荒くて苦しそうに聞こえる
それにさっきからお腹付近に硬い何かが当たっているような…ベルトとの金具部分とかかな? 


「あ、お水ですか?」

「…ちっ」


え?舌打ち?今舌打ちしましたよね、ばっちり聞こえましたよアルディス様…何故!?
さっきから私の唾液を呑んだりとかしてたから喉乾いたのかなと思ったんだけど違いましたか…


「いいから、一言はいって言えばいいんだ」


また魅惑のバリトンボイスで耳元に囁かれる

「はぅん…♡」

こ、この声耳元で直に聞くのはだめ…
何故か腰にくるし、なにもかも言うこと聞いてしまいそうになる!!


「で、でも、私に無いものはあげられませんよ??」


なんか内容を言い渋ってる気がするのは気のせいかな?
なんて思っていると…

クチュクチュッ


「ひゃあんっ!?」


耳に違和感を感じ、卑猥な音が聞こえはじめたと思ったら

私今耳たぶをしゃぶられてる?!
やっぱりアルディス様って変態貴公子なの!?


「やっあんっ♡」


どうしようどうしよう、こんな卑猥なことされて嫌なはずなのに私耳が性感帯なのかな?
舐められたりはむはむされたりするとゾクゾクして泣きそうになるし、キスも気持ち良かったけどそれよりも気持ちいいかも…


「…っ、はいって言えよ」

「ふぁああっ♡」


ひぃいいい、いきなり俺様モード復活ですか?!
だめだ…舐められながら喋られると息もかかるし、魅惑のバリトンボイスも脳天に響いてきて…

はいって言っちゃうよぉ!!!!


「は…「そこまでですよ、アルディス様」


私が快楽の波にのまれそうになる寸前、セバスチャンさんの少し怒気を含んだ声が聞こえてきて一気に現実に引き戻された

てか、セバスチャンさんいつからいたんですか!?
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