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第9話「梅雨入りと未提出書類」
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六月十日、火曜日。桜陽高校の窓ガラスに、梅雨入りを知らせる細かな雨粒が打ちつけていた。
文化祭実行委員としての活動も、少しずつ歯車が動き始めたころ。
その日、校舎B棟の資料室は薄暗く、雨音と紙のこすれる音だけが響いていた。
「……ない。やっぱり、どこにもないってば」
志歩が、キャビネットの引き出しを荒っぽく閉めた。
机の上に置かれたファイルには、「備品リスト」「機材貸出希望書」「日程調整表」など、文化祭準備に必要な書類名が並んでいる。
そのうちのひとつ、重要な「スケジュール進捗確認表」が、どうしても見つからなかった。
志歩は焦りを押し殺すように深く息を吐いた。
「……亮汰が持ち出したままじゃないの? この前、確認お願いしたやつ」
彼女の脳裏には、一週間前の委員会の帰り際のやり取りが浮かぶ。
『あー、それ俺が持っとくわ。家で見とくし』
『いや、ちゃんと学校に戻して――』
『大丈夫大丈夫、信用して?』
あの軽い口調と、笑いながら去っていった背中。
(……信用しなきゃよかった)
雨のせいか、それとも苛立ちのせいか、志歩の前髪が肌にぴったり張り付いて鬱陶しい。
そこへ――ガラリとドアが開き、本人が姿を現した。
「おー、ここにいたのか。志歩ー。なんか探してた?」
亮汰はいつもの調子で、手をポケットに突っ込みながら近づいてくる。
その無神経な足音が、志歩の神経を逆なでする。
「“例の書類”、まだ返してないよね?」
「え? えーと……あれって今週出すやつだっけ?」
「先週末の締切って、伝えてた。しかも、二回」
志歩は机を指差しながら言い放つ。
「で、いまこの部屋中ひっくり返して探してるの。あなたが返してくれてたはずのやつ」
「うわ……マジか。俺、どっかに置いたかも……」
亮汰は頭をかきながら目を泳がせた。
志歩の顔が、みるみる赤くなる。
「“どっかに”って何!? 仕事って、忘れたら終わりなんだよ?!」
堪えきれず、彼女は一歩詰め寄った。
その声に、廊下を通りかかった生徒たちがガラス越しにちらちらと様子をうかがう。
「お、おい、そんな怒んなって。ほら、俺、たぶん家に――」
「たぶん? たぶんで回せるの、あんたの感覚だけだよ!!」
言い切った志歩の声が、資料室の壁に反響した。
「……はあ。もういい。自分でなんとかするから」
志歩はそう言い放つと、机に手をついて立ち上がった。
その勢いで資料の一部が床に散らばったが、拾う気にはなれなかった。
「志歩……」
亮汰は言葉を探すように口を開けていたが、何も出てこない。
その沈黙が、志歩の怒りを逆なでする。
「“ごめん”の一言も言えないの? また誰かのせいにするの? それとも、“運が悪かった”って言う?」
声は震えていた。怒りとも、悔しさともつかない感情が胸の奥でぐるぐると渦巻いている。
しかし、亮汰はぽつりと呟いた。
「……いや、今回は、俺が悪い」
その言葉に、志歩は目を見開いた。
「え?」
「返すの忘れてたし、確認もしなかった。責任転嫁……する気にもなれなかった」
亮汰の声は、思いのほか小さく、けれど確かだった。
「それだけ重要だったって、いまわかった。マジで、ごめん」
彼は、目をそらさずに謝った。
志歩の怒りは、急速にしぼんでいく――はずだった。
だが、そのかわりにこみ上げてきたのは、自分でも予期していなかった感情だった。
「……なによ、それ」
志歩は口元をきゅっと結び、そっぽを向いた。
「そうやって謝られると、なんか、損した気分じゃん」
泣きそうだった。
でも絶対に泣きたくなかった。
「最初から素直に認めてたら、私だって――」
言いかけて、やめた。
亮汰が、無言で資料を拾い始めたからだ。
床に散らばった用紙を、丁寧に順番をそろえながら、志歩の前に差し出す。
「……返すの遅れたけど、次はちゃんとやる。これ、志歩に渡すのが一番正しいと思ったから」
その言葉に、志歩はようやく肩から力を抜いた。
「……ったく。ほんっと、手間ばっかかけさせるんだから」
そう呟きながら、受け取った紙束。
いつの間にか、手が震えているのに気づいた。
資料室を出る頃には、雨脚がわずかに強まっていた。
二人は無言のまま並んで歩く。廊下の蛍光灯が天井に鈍く反射し、雨音だけが耳に残る。
「……あのさ」
亮汰が口を開いた。
「志歩って、さ。すげぇ頑張ってんの、知ってるよ」
唐突すぎて、志歩は思わず立ち止まった。
「毎回委員会で発言してるし、進捗チェックも人一倍やってるし。
……俺が適当に流してるの、ずっと見てたよな」
「見てたし、ムカついてた」
志歩の返答は速かった。
けれどその声に、さっきのような怒気はもうなかった。
「でも、ちゃんと謝ったの、今回が初めてだったから――正直、ちょっとびっくりしてる」
「へえ、やっと加点きた?」
「いや、±ゼロ」
「手厳しいな」
亮汰が笑い、志歩も思わず口元をゆるめる。
「……まあ、次にちゃんとやってくれたら、ちょっとは点つけてもいい」
「マジ? じゃあ次の当番、俺やるわ。資料室の掃除もやるし、備品チェックも――」
「それ、今ここで言うとこ?」
「今じゃなきゃ、言えないと思った」
その一言に、志歩はまた足を止めた。
梅雨の湿気に包まれた空気の中、なぜか胸の奥にだけ、涼しい風が吹いた気がした。
――たぶん、少しだけ、信じてもいいかもしれない。
「……じゃあ、言ったからにはやってよね」
「もちろん」
亮汰が真面目な顔でうなずいた直後、
通りがかった生徒が水たまりを踏んだ音が聞こえて、二人は同時にそちらを振り返った。
世界はいつも通り動いている。
けれど、ほんの少しだけ――二人の距離が変わった。
それが、雨の日の午後に起きた、ささやかな前進だった。
(第9話 完)
文化祭実行委員としての活動も、少しずつ歯車が動き始めたころ。
その日、校舎B棟の資料室は薄暗く、雨音と紙のこすれる音だけが響いていた。
「……ない。やっぱり、どこにもないってば」
志歩が、キャビネットの引き出しを荒っぽく閉めた。
机の上に置かれたファイルには、「備品リスト」「機材貸出希望書」「日程調整表」など、文化祭準備に必要な書類名が並んでいる。
そのうちのひとつ、重要な「スケジュール進捗確認表」が、どうしても見つからなかった。
志歩は焦りを押し殺すように深く息を吐いた。
「……亮汰が持ち出したままじゃないの? この前、確認お願いしたやつ」
彼女の脳裏には、一週間前の委員会の帰り際のやり取りが浮かぶ。
『あー、それ俺が持っとくわ。家で見とくし』
『いや、ちゃんと学校に戻して――』
『大丈夫大丈夫、信用して?』
あの軽い口調と、笑いながら去っていった背中。
(……信用しなきゃよかった)
雨のせいか、それとも苛立ちのせいか、志歩の前髪が肌にぴったり張り付いて鬱陶しい。
そこへ――ガラリとドアが開き、本人が姿を現した。
「おー、ここにいたのか。志歩ー。なんか探してた?」
亮汰はいつもの調子で、手をポケットに突っ込みながら近づいてくる。
その無神経な足音が、志歩の神経を逆なでする。
「“例の書類”、まだ返してないよね?」
「え? えーと……あれって今週出すやつだっけ?」
「先週末の締切って、伝えてた。しかも、二回」
志歩は机を指差しながら言い放つ。
「で、いまこの部屋中ひっくり返して探してるの。あなたが返してくれてたはずのやつ」
「うわ……マジか。俺、どっかに置いたかも……」
亮汰は頭をかきながら目を泳がせた。
志歩の顔が、みるみる赤くなる。
「“どっかに”って何!? 仕事って、忘れたら終わりなんだよ?!」
堪えきれず、彼女は一歩詰め寄った。
その声に、廊下を通りかかった生徒たちがガラス越しにちらちらと様子をうかがう。
「お、おい、そんな怒んなって。ほら、俺、たぶん家に――」
「たぶん? たぶんで回せるの、あんたの感覚だけだよ!!」
言い切った志歩の声が、資料室の壁に反響した。
「……はあ。もういい。自分でなんとかするから」
志歩はそう言い放つと、机に手をついて立ち上がった。
その勢いで資料の一部が床に散らばったが、拾う気にはなれなかった。
「志歩……」
亮汰は言葉を探すように口を開けていたが、何も出てこない。
その沈黙が、志歩の怒りを逆なでする。
「“ごめん”の一言も言えないの? また誰かのせいにするの? それとも、“運が悪かった”って言う?」
声は震えていた。怒りとも、悔しさともつかない感情が胸の奥でぐるぐると渦巻いている。
しかし、亮汰はぽつりと呟いた。
「……いや、今回は、俺が悪い」
その言葉に、志歩は目を見開いた。
「え?」
「返すの忘れてたし、確認もしなかった。責任転嫁……する気にもなれなかった」
亮汰の声は、思いのほか小さく、けれど確かだった。
「それだけ重要だったって、いまわかった。マジで、ごめん」
彼は、目をそらさずに謝った。
志歩の怒りは、急速にしぼんでいく――はずだった。
だが、そのかわりにこみ上げてきたのは、自分でも予期していなかった感情だった。
「……なによ、それ」
志歩は口元をきゅっと結び、そっぽを向いた。
「そうやって謝られると、なんか、損した気分じゃん」
泣きそうだった。
でも絶対に泣きたくなかった。
「最初から素直に認めてたら、私だって――」
言いかけて、やめた。
亮汰が、無言で資料を拾い始めたからだ。
床に散らばった用紙を、丁寧に順番をそろえながら、志歩の前に差し出す。
「……返すの遅れたけど、次はちゃんとやる。これ、志歩に渡すのが一番正しいと思ったから」
その言葉に、志歩はようやく肩から力を抜いた。
「……ったく。ほんっと、手間ばっかかけさせるんだから」
そう呟きながら、受け取った紙束。
いつの間にか、手が震えているのに気づいた。
資料室を出る頃には、雨脚がわずかに強まっていた。
二人は無言のまま並んで歩く。廊下の蛍光灯が天井に鈍く反射し、雨音だけが耳に残る。
「……あのさ」
亮汰が口を開いた。
「志歩って、さ。すげぇ頑張ってんの、知ってるよ」
唐突すぎて、志歩は思わず立ち止まった。
「毎回委員会で発言してるし、進捗チェックも人一倍やってるし。
……俺が適当に流してるの、ずっと見てたよな」
「見てたし、ムカついてた」
志歩の返答は速かった。
けれどその声に、さっきのような怒気はもうなかった。
「でも、ちゃんと謝ったの、今回が初めてだったから――正直、ちょっとびっくりしてる」
「へえ、やっと加点きた?」
「いや、±ゼロ」
「手厳しいな」
亮汰が笑い、志歩も思わず口元をゆるめる。
「……まあ、次にちゃんとやってくれたら、ちょっとは点つけてもいい」
「マジ? じゃあ次の当番、俺やるわ。資料室の掃除もやるし、備品チェックも――」
「それ、今ここで言うとこ?」
「今じゃなきゃ、言えないと思った」
その一言に、志歩はまた足を止めた。
梅雨の湿気に包まれた空気の中、なぜか胸の奥にだけ、涼しい風が吹いた気がした。
――たぶん、少しだけ、信じてもいいかもしれない。
「……じゃあ、言ったからにはやってよね」
「もちろん」
亮汰が真面目な顔でうなずいた直後、
通りがかった生徒が水たまりを踏んだ音が聞こえて、二人は同時にそちらを振り返った。
世界はいつも通り動いている。
けれど、ほんの少しだけ――二人の距離が変わった。
それが、雨の日の午後に起きた、ささやかな前進だった。
(第9話 完)
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