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第3章 魔法使いの弟子
第45話 空を自由に飛びたい、誰しも思うことですね
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アリィシャちゃんですが、せっかく自分の魔力を操作することが出来るようになったのです。
文字の読み書きの勉強ばかりでは飽きてしまいますし、魔法についての関心を高めたいとも思います。
ですから、危険のない魔法を幾つか実地で教えて繰り返し練習するように指示しました。
具体的には、指先から水を出す魔法、そよ風を起こす魔法、土を固めて石にする魔法の三つです。最初に光を灯す魔法を教えているので、使える魔法は四つになりました。
本当は火を点す魔法を使えると便利なのですが、誤って火事になったり、火傷をしたりするといけないので、初回は教えませんでした。
どの魔法も込める魔力を調節するのが難しかったようで、指先から落ちる水が僅か数滴だったり、逆に滝のように降り注いだりで四苦八苦していました。
私が昼間留守にしていた四日間も、ちゃんと練習していたようです。
いつの間にか自分の思うがままの水量を出すことが出来るようになっていました。
「アリィシャちゃん、偉いわ。ちゃんと出来るようになっている。
私が留守の間いっぱい練習したのね。」
私がアリィシャちゃんの頭を撫でながら褒めると、アリィシャちゃんは目を細めて言いました。
「あのね、クシィが色々教えてくれたの。
それじゃ力が入り過ぎとか、もう少し強くとか。
ずっと、傍に居て練習するのを見ていてくれたの。」
精霊は魔力の流れに敏感です。
アリィシャちゃんが魔法を使おうとするのを見てアドバイスしてくれたようです。
「あら、そうなの。
クシィちゃん、有り難うね、アリィシャちゃんの練習を手伝ってくれて。」
私はアリィシャちゃんの傍らに浮かぶクシィちゃんに焼き菓子を一つ渡しながら感謝の気持ちを伝えました。
「わーい、お菓子有り難う!
えへへ、ほめられちゃった…。」
水の精霊クシィちゃんが肩口で切りそろえられた薄く水色がかった波打つ銀髪を揺らして照れています。
「あっ、ロッテお姉ちゃん、リアも風の魔法の練習に付き合ってくれたの。」
そう言ってアリィシャちゃんはリアを目の前に呼び出しました。
はい、はい、リアの分のお菓子もちゃんとありますよ。
「リアちゃんもアリィシャちゃんの魔法の練習を手伝ってくれて有り難うね。」
「お菓子有り難う!私、ロッテお姉さんの作る焼き菓子大好き!
風を操ることだったら任せておいて、幾らでも協力しちゃうから。」
ゆったりとした南方の民族衣装を纏った風の精霊リアが頼もしいことを言ってくれます。
リアの言葉を受けて、アリィシャちゃんが風の魔法を披露してくれました。
そよ風を起こすのですが、思いのままに風量や風向を変えて見せます。
「あら、本当に良く上達したわね。
そうね、それだけ風を操れるのなら、今日は一つ新しい魔法を教えましょうか。
アリィシャちゃん、リアの術でよく浮かんでいるでしょう。
あれを、自分の魔法でやってみましょう。
上手く出来るようになれば私のように自由に空を飛べるようになるわよ。」
「そら!そらをとべるの?」
「うーん、すぐには無理かな、最初は宙に浮くだけね。
少しづつ上達していけばそのうち飛べるようになるわ。」
「やる!わたしも鳥のように空を自由に飛びたい!」
うん、うん、空を自由に飛びたいというのは幾つになっても思うことですよね。
私も小さな頃、自由に空を飛ぶ母に憧れました。
「じゃあ最初にリアの風に乗って浮いたときのことを思い浮かべてちょうだい。
そして、魔力を使って風を操る感じで、自分の体を浮かせてあげるの。」
私はそう言って、立った姿勢のまま一フィートほど宙に浮いて見せました。
最初から高く浮き上がるのは危険です、少し浮き上がってコツを掴んだら徐々に高さを上げていくのです。
「う~ん?こうかな?上手く出来ない……。」
アリィシャちゃんが上手く出来ないで首を傾げていると、リアがアリィシャちゃんを宙に浮かべました。それを、二回、三回と繰り返します。
どうやら、アリィシャちゃんに浮かび上がる感覚を教えているようです。
「あっ、なんとなくわかった!」
その後、アリィシャちゃんは何度か試行錯誤を繰り返して……。
「できたー!」
見事に宙に浮かんで見せたのです。
地面から一フィートほどですが、先程私が見せてお手本どおり見事に宙に浮いています。
「ちゃんと出来ているわ。
アリィシャちゃん、凄いわ。こんなに早くできるとは思わなかった。
じゃあ、これから毎日この練習もしましょうね。
いきなり高く浮かんだら危ないから、慣れてきたら少しずつ高さを上げていきましょう。」
「はーい!
練習頑張るね、ロッテお姉ちゃんみたいに空を自由に飛べるようになりたいから。」
アリィシャちゃんが飛び切りの笑顔で答えました。
宙に浮かぶことが出来たのがとても嬉しかったようです。
**********
「あ~あ、魔法うらやましいな~。
アタイも、魔法が使えたら良かったのに……。」
文字の読み書きの勉強に疲れたカーラが庭先のテーブルに突っ伏してブーたれています。
カーラは、最初は魔法に余り感心を示しませんでしたが、アリィシャちゃんが光や水を出しているのを見て羨ましくなったようなのです。
たしかに、リーナが光の魔法をみて自分も魔法を使いたいと思ったように、光の魔法一つ使えるだけで夜はかなり便利なのです。
私の館は夜間、廊下に一つもランプが点いておらず真っ暗闇です。
カーラにはオイルランプを一つ与えてありますが、それでトイレに行くのはさぞかし心細いことでしょう。
しきりに自分も使いたいとせがむので、例の魔力が感知できるかの実験をして見ました。
結果は…、今のカーラの言葉を聞けば言うまでもないですね。
そもそも、魔力を感知できる人は非常に少ないそうです。
しかも、かなり遺伝に依存しているようで、先祖に魔力を感知できる人がいないと望み薄だと母から聞かされました。
「ほら、ほら、ブーたれていないで、勉強の続きをするわよ。
いつまでも、五歳児に勉強を教えてもらうなんて恥ずかしいでしょう。
早くアリィシャちゃんに追い付かないとね。」
カーラを雇った翌日から早速文字を教え始めました。
ノミーちゃんに追加で黒い石版と滑石の棒を作ってもらい、アリィシャちゃんの時と同じ方法で教え始めました。
一通り説明したあと、お手本を見ながら実際に石版に書いて覚えてもらうことにしたのですが…。
しばらくたって、
「カーラお姉ちゃん、そこ間違っている。」
アリィシャちゃんが文字の書き間違いを指摘したのです。
文字は三十文字しかありませんので、アリィシャちゃんが指摘したのはその一回だけでした。
しかし、単語の綴りを覚える段階になって、アリィシャちゃんのダメ出しが頻発したのです。
私が当初予想した通り、カーラは負けず嫌いな性格のようで、年下のアリィシャちゃんに間違いの指摘をされるのが悔しかったようです。
今まで文字の読み書きとは無縁に育ってきたため、最初は取っ付き難かったようで余り集中出来ていませんでした。
ですが、アリィシャちゃんに間違いを指摘されるようになってから、俄然やる気になりました。
このところ、アリィシャちゃんに負けまいと一所懸命に読み書きの勉強をするようになり、大分アリィシャちゃんに追い付いて来ました。
そろそろ、算術でも教えてみましょうか。
**********
お読みいただき有り難うございます。
今日も20時にもう1話投稿いたします。
引き続きお読み頂けたら幸いです。
*お願い
9月1日から始まりましたアルファポリスの第13回ファンタジー小説大賞にこの作品をエントリーしています。
応援してくださる方がいらっしゃいましたら、本作品に投票して頂けるととても嬉しいです。
ぶしつけにこのようなお願いをして恐縮ですが、よろしくお願いします。
投票は、PCの方は表題ページの左上、「作品の情報」の上の『黄色いボタン』です。
スマホアプリの方は表題ページの「しおりから読む」の上の『オレンジ色のボタン』です。
文字の読み書きの勉強ばかりでは飽きてしまいますし、魔法についての関心を高めたいとも思います。
ですから、危険のない魔法を幾つか実地で教えて繰り返し練習するように指示しました。
具体的には、指先から水を出す魔法、そよ風を起こす魔法、土を固めて石にする魔法の三つです。最初に光を灯す魔法を教えているので、使える魔法は四つになりました。
本当は火を点す魔法を使えると便利なのですが、誤って火事になったり、火傷をしたりするといけないので、初回は教えませんでした。
どの魔法も込める魔力を調節するのが難しかったようで、指先から落ちる水が僅か数滴だったり、逆に滝のように降り注いだりで四苦八苦していました。
私が昼間留守にしていた四日間も、ちゃんと練習していたようです。
いつの間にか自分の思うがままの水量を出すことが出来るようになっていました。
「アリィシャちゃん、偉いわ。ちゃんと出来るようになっている。
私が留守の間いっぱい練習したのね。」
私がアリィシャちゃんの頭を撫でながら褒めると、アリィシャちゃんは目を細めて言いました。
「あのね、クシィが色々教えてくれたの。
それじゃ力が入り過ぎとか、もう少し強くとか。
ずっと、傍に居て練習するのを見ていてくれたの。」
精霊は魔力の流れに敏感です。
アリィシャちゃんが魔法を使おうとするのを見てアドバイスしてくれたようです。
「あら、そうなの。
クシィちゃん、有り難うね、アリィシャちゃんの練習を手伝ってくれて。」
私はアリィシャちゃんの傍らに浮かぶクシィちゃんに焼き菓子を一つ渡しながら感謝の気持ちを伝えました。
「わーい、お菓子有り難う!
えへへ、ほめられちゃった…。」
水の精霊クシィちゃんが肩口で切りそろえられた薄く水色がかった波打つ銀髪を揺らして照れています。
「あっ、ロッテお姉ちゃん、リアも風の魔法の練習に付き合ってくれたの。」
そう言ってアリィシャちゃんはリアを目の前に呼び出しました。
はい、はい、リアの分のお菓子もちゃんとありますよ。
「リアちゃんもアリィシャちゃんの魔法の練習を手伝ってくれて有り難うね。」
「お菓子有り難う!私、ロッテお姉さんの作る焼き菓子大好き!
風を操ることだったら任せておいて、幾らでも協力しちゃうから。」
ゆったりとした南方の民族衣装を纏った風の精霊リアが頼もしいことを言ってくれます。
リアの言葉を受けて、アリィシャちゃんが風の魔法を披露してくれました。
そよ風を起こすのですが、思いのままに風量や風向を変えて見せます。
「あら、本当に良く上達したわね。
そうね、それだけ風を操れるのなら、今日は一つ新しい魔法を教えましょうか。
アリィシャちゃん、リアの術でよく浮かんでいるでしょう。
あれを、自分の魔法でやってみましょう。
上手く出来るようになれば私のように自由に空を飛べるようになるわよ。」
「そら!そらをとべるの?」
「うーん、すぐには無理かな、最初は宙に浮くだけね。
少しづつ上達していけばそのうち飛べるようになるわ。」
「やる!わたしも鳥のように空を自由に飛びたい!」
うん、うん、空を自由に飛びたいというのは幾つになっても思うことですよね。
私も小さな頃、自由に空を飛ぶ母に憧れました。
「じゃあ最初にリアの風に乗って浮いたときのことを思い浮かべてちょうだい。
そして、魔力を使って風を操る感じで、自分の体を浮かせてあげるの。」
私はそう言って、立った姿勢のまま一フィートほど宙に浮いて見せました。
最初から高く浮き上がるのは危険です、少し浮き上がってコツを掴んだら徐々に高さを上げていくのです。
「う~ん?こうかな?上手く出来ない……。」
アリィシャちゃんが上手く出来ないで首を傾げていると、リアがアリィシャちゃんを宙に浮かべました。それを、二回、三回と繰り返します。
どうやら、アリィシャちゃんに浮かび上がる感覚を教えているようです。
「あっ、なんとなくわかった!」
その後、アリィシャちゃんは何度か試行錯誤を繰り返して……。
「できたー!」
見事に宙に浮かんで見せたのです。
地面から一フィートほどですが、先程私が見せてお手本どおり見事に宙に浮いています。
「ちゃんと出来ているわ。
アリィシャちゃん、凄いわ。こんなに早くできるとは思わなかった。
じゃあ、これから毎日この練習もしましょうね。
いきなり高く浮かんだら危ないから、慣れてきたら少しずつ高さを上げていきましょう。」
「はーい!
練習頑張るね、ロッテお姉ちゃんみたいに空を自由に飛べるようになりたいから。」
アリィシャちゃんが飛び切りの笑顔で答えました。
宙に浮かぶことが出来たのがとても嬉しかったようです。
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「あ~あ、魔法うらやましいな~。
アタイも、魔法が使えたら良かったのに……。」
文字の読み書きの勉強に疲れたカーラが庭先のテーブルに突っ伏してブーたれています。
カーラは、最初は魔法に余り感心を示しませんでしたが、アリィシャちゃんが光や水を出しているのを見て羨ましくなったようなのです。
たしかに、リーナが光の魔法をみて自分も魔法を使いたいと思ったように、光の魔法一つ使えるだけで夜はかなり便利なのです。
私の館は夜間、廊下に一つもランプが点いておらず真っ暗闇です。
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しきりに自分も使いたいとせがむので、例の魔力が感知できるかの実験をして見ました。
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「ほら、ほら、ブーたれていないで、勉強の続きをするわよ。
いつまでも、五歳児に勉強を教えてもらうなんて恥ずかしいでしょう。
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カーラを雇った翌日から早速文字を教え始めました。
ノミーちゃんに追加で黒い石版と滑石の棒を作ってもらい、アリィシャちゃんの時と同じ方法で教え始めました。
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しばらくたって、
「カーラお姉ちゃん、そこ間違っている。」
アリィシャちゃんが文字の書き間違いを指摘したのです。
文字は三十文字しかありませんので、アリィシャちゃんが指摘したのはその一回だけでした。
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私が当初予想した通り、カーラは負けず嫌いな性格のようで、年下のアリィシャちゃんに間違いの指摘をされるのが悔しかったようです。
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ですが、アリィシャちゃんに間違いを指摘されるようになってから、俄然やる気になりました。
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そろそろ、算術でも教えてみましょうか。
**********
お読みいただき有り難うございます。
今日も20時にもう1話投稿いたします。
引き続きお読み頂けたら幸いです。
*お願い
9月1日から始まりましたアルファポリスの第13回ファンタジー小説大賞にこの作品をエントリーしています。
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ぶしつけにこのようなお願いをして恐縮ですが、よろしくお願いします。
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