レインボーアーク

上野佐栁

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ルルミナ

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 「月美の声聞こえる。でもなんで?」
 「もしかしたらですが、私のスイーツウォッチと結界、月美さんのスイーツウォッチが、つながっているのかもしれません」
 「じゃあ、今までのライブは、月美にも届いていたってこと?」
 「そうなりますね」
 「ねぇ、この曲は、聴いたことないよね?」
 「たしかに。初めて聴く曲だね」
 「もしかして......」
 「あれ?友希は?」
 「さっきまでそこに居たけど?」
 「居ないね?」
 「そうだなんだね」
 「初めての約束覚えていますか?」月美
 「やっぱりそうですか。この曲は私の、いいえ、私と月美の曲です!」
 「私はいつまでもその約束を心に仕舞い込んで、ずっと待っている」友希
 「友希さんの声が歌声が聴こえる‼︎」
 「君と夢を叶えたいよ。あの時の約束は夢の扉を開ける鍵になるから君と私、二人で開けよう」
 「チャンス」
 「わぁー」
 「月美さん!レインボーアークの世界へようこそです!」
 「うん」
 「スイーツウォッチ‼︎レインボーアーク始まりのドアゲートオープン‼︎」
 「友希さん‼︎」
 「月美さん‼︎」
 「一緒にレインボーステージに‼︎」
 「もしも君が約束を忘れてしまったなら私がその約束を思い出させてあげるよ」月美
 「だって君と一緒じゃなきゃ、夢の扉を開けられないから絶対に一緒に開けよう」友希
 「約束だよ」月美
 「いま言いたいことがあるなら君に心からありがとうって言いたいよ」
 「レインボーステージ大成功ー。」
 「もっともっと上のステージへスペシャルレインボーステージ」
 「たとえ君が見えなくなってもいい、だって、君は、夢の階段の先で、待っててくれるからー」月美
 「君がくれた夢(希望)ひかり(輝き)どんな時だって、笑顔でいられるよー」
 「たとえ、それが暗闇になっても大丈夫。みんなが輝きをくれるからー」友希
 「歌って踊り続ければ、君の隣でいつかは、スイーツクイーンになるよ。いつだって君は、輝いているから、負けないようにキラキラしいこうと思っているよ。レインボーステージを成功させて、ランクを上げてちゃうよ。どんな時でも笑顔でいられるように前を向いて歩くよー」
 「スペシャルレインボーステージ大成功ー」
 「もっともっと上のステージへ超スペシャルレインボーステージ」
 「私達の勇気が何なのかわからない時があるけど、負けたくないから」月美
 「今まで、やってきたことも無駄にはしたくないから。私が初めてレインボーアークを通ってレインボーステージへ行った日に、なりたい自分を見つけた気がする」
 「夢のステージが今始まる。世界の人にありがとうって伝いたいんだ」友希
 「今の私がいるのはみんなのおかげだから」月美
 世界に希望や夢を抱いていけるように私は願ってる」友希
 「レインボーアーク」
 「超スペシャルレインボーステージ大成功ー」
 「月美ぃ‼︎」
 「ふきゃっ‼︎」
 「つ、月乃、く、苦しい‼︎い、息が......」 
 「ちょっと、月乃‼︎く、首が閉まってるよ!」
 「え?わあああ!?月美!?なんでこんなとこに!?」
 「いや、月乃だからね?月乃がやったんだよ?自覚ある⁇」
 「ゲホッゲホッ‼︎はぁはぁ‼︎お、お花畑が見えたよ」
 「ごめんね」
 「むぐ!」
 「だーかーらー‼︎月乃は、月美に抱きつかない!」
 「なんでよ!」
 「首を閉めるからだよ」
 ガーン
 「月美さん‼︎」
 「友希さん‼︎」
 「本当に本当に申し訳ございませんでした‼︎私達の戦いに巻き込んですみません‼︎」
 「ルミ。ルミは‼︎」
 「あそこです」
 「ルミ‼︎」
 「月美。なんだつまんない。もう、月美のマイマネージャー辞める。じゃあね」
 「待って‼︎ルミ‼︎私の話を聞いて‼︎お願いだから‼︎ルミ‼︎」
 「ルルミナは、多分、レインボーアークの世界に行ったんだと思います」
 「そこってどこなの?」
 「......本当は、連れて行っては行けないのですが今回は、特別です。ですが、私の側を離れないでください」
 「どうして?」
 「あちらの世界の人達は、貴方達をよく思わないと思うんです。でも、どうしてもと言うなら連れて行きます」
 「行きたい‼︎ルミにちゃんと私の気持ち伝えたい‼︎」
 「月美も自分の意見を言えるようになったね」
 「そうだね」
 「私もついて行くんだね」
 「ろろも行く‼︎」
 「僕だよ」
 「私もですわ」
 「私達も」
 「もちろん、私とラリアも一緒だよ‼︎」
 「皆んな、ありがとう‼︎」
 「わかりました。では、行きますね。レインボーアークゲートオープン‼︎」
 「この先に私達のもうひとつの世界があります。もう一度聞きます。本当に行くのですね?」
 「もちろん‼︎」
 「だね‼︎」
 「ですわ‼︎」
 この先は......。
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