レインボーアーク

上野佐栁

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レインボーアーク

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 「何これ。凄い」
 「魔法の国?」
 「いえ、違います」
 「じゃあ、この浮いてるの何⁇」
 「これは、ジュエルのカケラですね」
 「へ、へぇー。レインボーアークの世界って、不思議」
 「キラキラしてるんだね」
 「あっ。友希‼︎じゃなかった。友希様‼︎」
 「友希!?」
 「その、言い方はや、やめてください‼︎恥ずかしいですよ。スター‼︎」
 「えー。だって、こう呼ぶように言われてるし......」
 「誰にですか!?」
 「神官様」
 「はい。納得しました」
 「で、此処には、何しに来たの?」
 「そうでした。ルルミナを追って此処まで来たんです」
 「ルルミナなら、あの区域に居るよ」
 「あそこですか」
 「待って‼︎なんの話をしてるか、わからなくなってきた」
 「つまり、ルミの居場所を聞いてるってことでしょ?」
 「そうなの⁇」
 「そうだよ」
 「ゆーちゃん‼︎」
 「げっ。朱音くん」
 「えっ?えっ?友希さん、どうしたの⁇そんなにグイグイ押さないで‼︎」
 「会いたかったよぉー!」
 朱音って言う人が見事に空振りして、木にぶつかった。
 「何してるんです⁇」
 「朱音。いい加減に、友希様に、執着するのは、やめたら⁇会う度に、抱き着こうとするのは、ちょっとね」
 「それって、セクハラなんだね」
 「......確かにそうだね。ろろもそう思う」
 「この二人、遠慮って言う、文字がないのか?気を遣え‼︎」
 この場に居る全員が思った。
 「そろそろ、ルルミナの所に行きます」
 「うん」
 数時間後
 「ぜぇぜぇ。ま、まさかこんなに歩くなんて、思わなかった」
 「大丈夫⁇」
 「皆んな、疲れてるね」
 「あと少しです。ファイトです」
 「なんで、あの三人は疲れてないの⁇」
 「さあ?」
 「まさか、此処まで、追って来るなんてね。どんだけ、私のこと好きなの?」
 「ルミ‼︎」
 「ルルミナ‼︎月美さんの、話を聞くべきです‼︎」
 「聞く必要ない」
 「......」
 「無言で、問いかけても無駄よ。此処では、レインボーステージなんて、出来ないから‼︎」
 「どういうこと?」
 「此処は、ルルミナのテリトリーです」
 「つまり、ルミの、境界みたいなもの?」
 「そうなりますね」
 「だから、無駄って。言ってるでしょ⁇とっと、帰って‼︎」
 「奇跡を起こすんです‼︎」
 「奇跡!?」
 「はい。月美さん‼︎」
 「な、何?」
 「私と、ライブしてください‼︎」
 「わ、わかった」
 「初めての約束覚えていますか?」月美
 「私はいつまでもその約束を心に仕舞い込んで、ずっと待っている」友希
 「君と夢を叶えたいよ。あの時の約束は夢の扉を開ける鍵になるから君と私、二人で開けよう」
 「もしも君が約束を忘れてしまったなら私がその約束を思い出させてあげるよ」月美
 「だって君と一緒じゃなきゃ、夢の扉を開けられないから絶対に一緒に開けよう。」友希
 「約束だよ」月美
 「いま言いたいことがあるなら君に心からありがとうって言いたいよ」
 「レインボーステージが、出ない」
 「だから、言ったのに......」
 「......リアムーンならいけます‼︎」
 「どういうこと?」
 「リアムーンの方が、ルルミナと、一緒にいる時間が長いはずです。その想いを、歌に込めれば、レインボーステージが出るかもしれません‼︎」
 「そっか‼︎私達の思い出の曲ならいけるよ‼︎」
 「思い出の曲⁇」
 「うん。羽ばたきの翼‼︎」
 「そっか、私達が初めて歌った曲だもんね」
 「それに、二人には、言ってなかったけど、あれ、ルミと一緒に曲を作ってんだよ‼︎」
 「そうだったの!?」
 「そうだよ。この思い出の曲で、ライブしたいよ‼︎」
 「やろう」
 「うん」
 「最初は一人ぼっだった。誰もいない何も見えない。光のない部屋。扉のない部屋怖くて怖くて泣き出しそうだった」月美
 「でもね声が聞こえて来たんだー。初めて一人ぼっちじゃないって知ったよ。周りを見て大声で叫んだら誰か気づいてくれるからー」月乃
 「光がないと思っていたのは私だけだった。自分の殻に閉じこもって何も知らないふりをしていたー」ラリア
 「それは今日で終わり。自分の殻を突き破って自由な空へと羽ばたこうよー」
 「誰も周りに人がいなくていつも一人だった。話しかけることも話しかけられることもない日々が続いていたんだ」月美
 「でもね私だけの光を見つけたよ。それはとても小さな光だけど優しくて癒される光」月乃
 「自分の殻を破って自由に空へ飛ぶ鳥のように羽ばたきたいな」ラリア
 「未来に続く扉を開けて光のある世界に飛び出そう。翼を広げるように色んな世界に優しい光を広げたい」
 「チャンス」
 「わぁー」
 「レインボーアークの世界にようこそ。私か、二人をレインボーステージまで連れて行くね」
 「うん」
 「この扉を開けてこの先が私達のレインボーステージだよ」
 「暗闇の世界の道を通って僅かな光を眺めながらも歩き続ける道」月美
 「怖くて泣きそうになりながらも歩く道」月乃
 「僅かな光を辿っているうちにみんなの声が聞こえてくるような気がする」ラリア
 「自分の殻に篭る日々はもうおしまいだ」月美
 「暗闇の世界ともお別れをして翼を広げて羽ばたこう」月乃
 「自由な世界に」ラリア
 「何処にだって行けるよ。光の世界は、羽ばたけるよ」月美.月乃
 「大丈夫だよ。仲間がずっと、一緒に居るから」月美.ラリア
 「羽ばたきの翼」
 「レインボーステージ大成功ー」
 「嘘」
 「本当に、レインボーステージを成功させた」
 「僕達じゃ、多分出来なかった」
 「私達が思っていた以上に凄いライブだったんだね」
 「流石、赤月先輩‼︎」
 「友希が見込んだ、アイドル。キラキラ輝いてる」
 「私の様相を、遥かに、超えていますが、やはり、ルルミナにとっても、思い出が溢れた、ライブなので、きっと、その想いに応えたんですよ」
 「そんなはずがない‼︎」
 「もうよい。何も喋るな。ルルミナ」
 「この声まさか、混沌ですか‼︎ルルミナ‼︎貴方、混沌にまで、手を出しんだですか⁇これは、流石に見過ごせません‼︎」
 「......」
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