縁を繋げて

上野佐栁

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縁の始まり

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 妾は彼の事を忘れない。この縁はずっと繋いでいく。たとえ、この身が滅んでも妾の生まれ変わりが彼に心をくれる。そう信じる。
 「梅雨‼︎遅刻するわよ!」
 「やだ‼︎今何時⁇」
 「八時ちょっと前よ」
 「遅刻だああああ‼︎」
 「あっこら!待ちなさい!」
 「な、なに?」
 「お弁当忘れているわよ‼︎」
 「ああああ!?母さんありがとう‼︎行ってきます‼︎」
 「いってらっしゃい」
 私の名前は、真田梅雨‼︎中学二年生だ‼︎私は普通の中学生だけど、不思議な夢を見るんだ。しかも毎晩同じ夢。えーと鬼のなんちゃって言ってたな?誰だろ⁇まぁいいか‼︎
 ダダダバーン
 「おおおお、おはようございます‼︎」
 「真田‼︎お前ぇはまた遅刻だぞ‼︎」
 「えええええ!?」
 「何回目だ?これで二十回目だぞ‼︎」
 「すすす、すみません‼︎」
 「この寝坊助‼︎」
 「うぅうーん‼︎」
 「泣くな!この馬鹿!」
 「先生酷いです‼︎」
 このちょー厳しいこの先生は、上杉真子先生。私の担任だ。
 「次遅刻したら進級させてやらんぞ‼︎」
 「先生の鬼ぃ」
 「はーやーく座れよ‼︎」
 「は、はぁい‼︎」
 「また、遅刻‼︎梅雨も懲りないよね?」
 「うえーん‼︎」
 この子は私の大親友の本多幸恵だ。ちょっと大人びている子だ。羨ましい。
 「でもこれ以上は遅刻しないでね」
 「だってぇー‼︎眠いんだもん!変な夢ばかり見るし‼︎」
 「大変ね」
 「塩対応‼︎」
 放課後
 「あっ‼︎思い出した。確か鬼の名前は......テミだったような気がする......」
 ドサッ
 「へっ!?」
 何が急に落ちて来たのだ。
 「な、何?」
 「お前......誰だ?」
 「いやあんたこそ誰!?」
 「俺は......テミだ」
 「は?」
 「鬼だ」
 「って、言われて信じる人居ないと思うよ?何その格好⁇なんかの撮影⁇」
 「お前......真田梅雨味か?」
 「は?梅雨だけど⁇」
 「来い!」
 「へぁ!?」
 いきなり手を引っ張られて、変な空間に連れて行かれた。
 「此処どこ!?」
 「時空移動」
 「は?」
 「もうすぐで着くぞ‼︎」
 「此処......どこ‼︎てか森!?」
 「いや、戦国の時代だ」
 「は?何言っているの⁇頭大丈夫⁇」
 「お前......梅雨味にも負けないぐらいに失礼な奴だな」
 「は?」
 「なんだそいつ。テミのご馳走か?」
 「いや、人間だ」
 「に、人間だと!?俺達を悪者だと決めつけて、殺しまくる奴らだぞ‼︎」
 「こいつは違う」
 「へぇー。嬢ちゃん可愛いじゃん」
 「何をしておる⁇」
 「......梅雨味」
 「げっ!?つ、梅雨味様!?」
 「今......げっと言ったな?殺されたいのか?」
 「いえいえいえ‼︎そんなじゃありませんよ」
 「テミよ。この小娘は誰だ⁇」
 「お前の子孫だ」
 「はあ!?」
 「その娘が驚いておるぞ。テミ......貴様、何も言わずに連れて来たではあるまいな⁇」
 「......」
 「なんか言えこら‼︎」
 「......」
 「そうか死にたいようだな。殺してやる」
 「わあああああ‼︎待て待て待て‼︎此処どこですか⁇」
 じー
 「あ、あのなんですか⁇」
 ガシッ
 「ひぇ!?」
 「確かに......妾に似ておる。しかしこの娘からは何にも感じない。どう言う事だ?テミ」
 「うーん。わからない」
 「貴様、本気で殺すぞ‼︎」
 「......」
 ぷい
 「死ねえええ」
 意味不明すぎる。てか此処どこ⁇お家に帰りたいよおおお‼︎
 
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