家政婦さんは同級生のメイド女子高生

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「ただいま。和泉さん。」
玄関を開けると、当たり前のように和泉がいた。
「お帰り、鷹文くん。今日も書くの?」
「ええ・・・約束、しましたから」
「約束?」
しまった、と恥ずかしそうな顔をする鷹文。
「・・・お、俺、思いついたことあるんで、行きます」
「うん。頑張ってね!」
鷹文が2階の自分の部屋に入ったのをしっかりと確認した和泉が、グループメッセージを送った。
しばらくすると、大きな荷物を抱えた彩香たちが、玄関やリビングの窓から入ってきた。
「お、来たわね!」
「和泉さんも手伝ってください」
明衣が小声で囁く。
「うん、何やればいい?」
「取り皿、持ってきてもらえます?」
「OK!」
「大和は飾りつけ手伝って」
「おお!」
(この間みんな小声である)
彩香、明衣、ゆず、大和、結衣、和泉の6人は、できるだけ音を立てないように静かに準備をす進めていった・・・

「こっちはこんなもんね。結衣、母さん呼んで二階に来てくれる。あ、静かにね」
「うん。わかった」
結衣がリビングの窓を出て自分の家に戻った。2軒の家は庭が扉一枚でつながっている。
「じゃあみんな。着替え行くわよ。大和くんは鷹文くんがこっちに近づかないように注意してて」
「わかりました!」
大和を残して、女性陣は2階の奥の部屋に静かに移動した。
「ふう、第一段階は終了ね。じゃあ明衣ちゃん、みんなヌリヌリするわよぉ」
「はい、師匠!」
いつのまにか師弟関係を結んだ和泉と明衣は、着替えを済ませた順に衣装に合わせたメイクを始めた。
「まずはゆずちゃんからね、これ羽織ってくれる」
「は、はい」
和泉に渡されたローブ状の布を羽織り、ゆずはちょこんと和泉の前に座った・・・
「はい、できたわ。ゆじゅちゃん、かわいいでちゅよぉ」
「い、和泉さん!」
和泉にからかわれたゆずは恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「で、ゆずちゃんStand UP!」
「ひゃい!」
びっくりして立ち上がったゆずの腰に素早く腕を回した和泉は、青いリボンでローブごと縛っていた。
「こうしとけば、出し物するまで衣装バレないでしょ」
「そ、そうですね。なんか私プレゼントみたい」
リボンで縛られたゆずが、はずかしそうに言った。
「あらぁ、ゆずちゃん。鷹文くんに自分のことプレゼントしちゃうの?それとも大和くんがいいかしらぁ?」
言葉尻を逃さない和泉は、すかさずゆずをからかった。
「そ、そんにゃ、こと・・・」
ゆずが真っ赤になって口ごもった。
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