【R18】聖女さま、団長とまぐわっていただけませんか?

澤谷弥(さわたに わたる)

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団長(6)*

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 そうやって彼女はニールを惑わすのだ。
 ときには娼婦のように妖艶に誘い、ときには初心な少女のように恥じらう。

「そうか……。『今は』だな」
 確認するかのように呟いたニールは、彼女の下腹部に手のひらをかざす。彼女はほっそりとしているため、ニールの大きな手でその場所はすっかりと覆われてしまう。

「何、してるの?」
「避妊魔法をかけている」
「え? 避妊って魔法でできるの? さすが、ファンタジーだわ……」

 こちらでは一般的な避妊方法であるのだが、アズサにとってはそうでもなかったようだ。
 魔法による避妊のほかにも、薬を飲んだり、装具をつけたりといった方法はある。だが、今の状態で避妊をするのであれば、魔法が一番手っ取り早く確実であった。

「では、聖女様のお望み通り、俺で満たしてやろうか?」

 彼女を汚した液を、手早くシーツで拭きとると、その足首を高らかに持ち上げた。

「ちょ、ちょっと……。何、するのよ」
「だから、お望み通り、俺をくれてやる」

 そのまま足首を持って、彼女の身体をころんと転がす。
 無理矢理うつ伏せにされたアズサは、顔だけ振り返って、不安げにこちらを見ている。
 ニールは彼女の細腰を掴む。

「膝をつけ」
「う、後ろから?」
「なんだ? 不満か?」
「別に……。昨日まで童貞だったくせに、いろいろと知っているのね」
「違うな。いろいろと試したいだけだな」

 彼女の背に覆いかぶさるようにしてその身体を包み込んだニールは、後ろから秘部に触れる。

「ほら。このほうがお前によく触れられる」
「だけど、私はあなたに触れないけれどね」

 彼女の手がするっと伸びてきて、ニールの逸物をぐりっと握りしめた。

「くっ……」
「出そうなんじゃないの? 早漏」
「俺より先にイったくせに……」


 耳元で囁き、耳朶を食むと、みるみるうちに首筋まで真っ赤になっていく。
「そういう恥じらうお前も、可愛いな」

 真っ赤になっていた首筋は、さらに熱を帯びたようだ。一気に彼女の体温が上がったように感じた。
 ニールは、軽く鼻で笑う。彼女の手を払いのけ、ぬちゅりぬちゅりと先端で秘孔の周囲を撫でまわした。
 ここからでは彼女がどのような表情をしているかがわからない。だが触れ合った肌から伝わってくる熱からは、ニールを受け入れようとしている態度のようにも感じられた。
 アズサの首筋に唇を寄せ軽く食むと、後ろから一気に貫く。

「あ、んんっ……」

 彼女の身体を支えていた肘は崩れ落ちる。お尻だけを高くつき上げ、顔は枕の中に埋もれた。
 ニールはその枕を引っ張り出して、彼女の胸の下へとおく。

「これでも掴んでいろよ」
「あぁっ……」

 今までとは違う襞をかすめれば、彼女からは甘ったるい声が零れる。その刺激によって、彼女の中からはぐちぐちと淫液が染み出てくる。

「お前の中は、あったかいなぁ」

 ゆっくりと抜差しをする。動くたびに襞はからみつき、ニールを手放さない。

「アズサ……」

 名を呼ぶと、「ん」とだけ返事がある。
 飲まれそうな快楽に耐えているに違いない。ニールだって気を抜けば、すぐに彼女の中へともっていかれてしまう。
 ちゅっと音を立てて、首を吸い上げる。甘い香りに混ざって、汗ばんだ匂いがさらにニールを刺激する。

「あぁっ……」

 悦楽の波から必死に耐えようとしている彼女の姿も、いじらしい。
 彼女を貫いたまま、ニールはそっと陰核に触れた。
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