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第3話 伊藤家
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あの出来事から一週間後の今日、僕の退院日だ。
僕、身支度を整え、病院を出たら、入り口で、小春が待っていた。
「体調は大丈夫ですか?悠馬さん」
「大丈夫だよ、あと、そのさんづけ、同級生だからやめない?」
「…わかりました。悠馬くん!」
そう言うと小春は、お菓子をくれたので、あとで食べることにした。
「それで小春は、どうして、僕を待ってたの?」
「実は、パパが悠馬くんに会いたいって言ってるから来てくれる?」
僕は、少し、あわてて、会いに行くのにふさわしい服を買わせてもらうことにした。
「ついたよ。ここだよ」
そう言って見せられた家は、和風の造りの家だった。
それを見て僕は緊張した。大丈夫と小春に声をかけてもらったが、緊張は収まらなかった。
玄関を開けると小春達の父親が笑顔で出てきて、居間まで案内してもらった。
「はじめまして、小春と柚葉の父親、和広だ。よろしくね」
「はじめまして、安堂 悠馬です」
「まぁ、そこに座ってくれ。あと、小春と柚葉は、別の部屋に行っててくれ。悠馬くんと、ゆっくり話したいから」
そう促されて、座ったら、少しの沈黙ができ、さらに緊張した。
「この前は、俺の娘達を助けてくれてありがとう。君が助けてくれなければ、今頃、娘達はどうなっていたか、考えただけでも恐ろしい、だから本当にありがとう」
そう言うと、和広さんは頭を深々と下げた。
「大丈夫です!だから頭を上げてください!」
「ありがとうそう言ってくれると助かるよ、それでね今、欲しい物ある?
なんでもとはいかないけど、買えるものなら」
僕はそれを断ると、和広さんは少し悩んだ。
「実は、あの日以降から、小春と柚葉は、君の話しかしないのだよ。だから二人は多分、その気になってるよ、あと今、彼女いる?
いないんだったら、悠馬くんに我が娘を…」
「えっ!小春と柚葉が僕の話を!それに、その気って…」
和広さんが頷くと、ふすまから、勢いよく、赤面した小春と柚葉が飛び出してきた。
「パパ⁉その話はしないでって言ったでしょ!ごめんね~悠馬~」
すると、和広さんは、
「最後に君次第だけど、小春と柚葉のこと、よく考えてくれ」
それだけ言った和広さんは、小春と柚葉に部屋を追い出された。
「悠馬君、パパがごめんね~今日はもう暗いし、三人で一緒に帰ろう」
「いや、一人で帰るよ、また襲われたら大変でしょ」
そう言って、僕は、伊藤家を後にした。
僕、身支度を整え、病院を出たら、入り口で、小春が待っていた。
「体調は大丈夫ですか?悠馬さん」
「大丈夫だよ、あと、そのさんづけ、同級生だからやめない?」
「…わかりました。悠馬くん!」
そう言うと小春は、お菓子をくれたので、あとで食べることにした。
「それで小春は、どうして、僕を待ってたの?」
「実は、パパが悠馬くんに会いたいって言ってるから来てくれる?」
僕は、少し、あわてて、会いに行くのにふさわしい服を買わせてもらうことにした。
「ついたよ。ここだよ」
そう言って見せられた家は、和風の造りの家だった。
それを見て僕は緊張した。大丈夫と小春に声をかけてもらったが、緊張は収まらなかった。
玄関を開けると小春達の父親が笑顔で出てきて、居間まで案内してもらった。
「はじめまして、小春と柚葉の父親、和広だ。よろしくね」
「はじめまして、安堂 悠馬です」
「まぁ、そこに座ってくれ。あと、小春と柚葉は、別の部屋に行っててくれ。悠馬くんと、ゆっくり話したいから」
そう促されて、座ったら、少しの沈黙ができ、さらに緊張した。
「この前は、俺の娘達を助けてくれてありがとう。君が助けてくれなければ、今頃、娘達はどうなっていたか、考えただけでも恐ろしい、だから本当にありがとう」
そう言うと、和広さんは頭を深々と下げた。
「大丈夫です!だから頭を上げてください!」
「ありがとうそう言ってくれると助かるよ、それでね今、欲しい物ある?
なんでもとはいかないけど、買えるものなら」
僕はそれを断ると、和広さんは少し悩んだ。
「実は、あの日以降から、小春と柚葉は、君の話しかしないのだよ。だから二人は多分、その気になってるよ、あと今、彼女いる?
いないんだったら、悠馬くんに我が娘を…」
「えっ!小春と柚葉が僕の話を!それに、その気って…」
和広さんが頷くと、ふすまから、勢いよく、赤面した小春と柚葉が飛び出してきた。
「パパ⁉その話はしないでって言ったでしょ!ごめんね~悠馬~」
すると、和広さんは、
「最後に君次第だけど、小春と柚葉のこと、よく考えてくれ」
それだけ言った和広さんは、小春と柚葉に部屋を追い出された。
「悠馬君、パパがごめんね~今日はもう暗いし、三人で一緒に帰ろう」
「いや、一人で帰るよ、また襲われたら大変でしょ」
そう言って、僕は、伊藤家を後にした。
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