10 / 78
ゴブリン戦
しおりを挟む
リンは俺の服を引っ張った後、右斜め上空の辺りを指差すとすぐに動かなくなった。
恐らくは意識を本体からホムンクルスの方へ移したのだろう。
とりあえず俺はリンが指差した方向へ急ぎ足で歩を進める。
10メートル位進むと結界ギリギリの位置に大きな樹があるのだが、その樹の向こう側にヤツがいた。
背丈はガイアス様から聞いていた通りで、上半身は裸、下半身には粗末な布切れを付けた人のような影。
よくよく見ると肌の色が汚い緑っぽい色で、後頭部の辺りが妙に伸びている。
人というには妙にどこかが不自然なあいつがゴブリンなのだろうと思う。
俺は樹の影に隠れたまま、先ずはリンのホムンクルスがどこにいるのかを探そうと辺りを見回した。
軽く自分の周囲を見回してみるがどこにもそれらしい影は見当たらない。
拳大位の大きさだから見逃しているのかと思い、丁寧にもう一度見てみるがやはり見つからなかった。
自分の視線を再びゴブリンに戻す。
ヤツは俺を背中に見るような形なので、恐らくまだ俺の存在には気づいていないはずだ。
そして今、ヤツは俺とは反対側にある木の上を見上げている。
そこまで、理解したところで俺もゴブリンが見上げているであろう木の上を見上げてみると…
リンがいた。
太陽と若干被りそうな位置なので非常に分かりにくいのだが、木の上に不自然な影がある。
間違いなくリンだ。
ゴブリンもそれに気づいているようで、ジッと目をそらさない。
ヤツが何を考えているのかは分からないが、立ち去る気配がないことから何も用がないということではないはずだ。
恐らくは捕まえるだとか良からぬことを考えているに違いない。
リンが作ってくれた絶好のチャンスだ。
周囲をもう一度見渡してみるが、やはり他にゴブリンの影は見当たらない。
そう思った俺は、自分のホムンクルスの痛覚などを0にして、先手を取るべく一気に走り出した。
「おおおおぉおぉぉぉぉーーー!!」
命のやり取りなど経験がない俺は、せっかくのチャンスを無駄にするような大声をあげてゴブリンに近づく。
当然、ゴブリンは背後から声がするので振り向くことになる。
その結果、俺の全身全霊の最初の一撃はクリーンヒットとはいかず、左腕に当たった。
ヨロヨロと体勢を崩したゴブリン、俺はそのまま追撃を加えようと木の棒を両手で幅広く持ち直し、やつの背中を上からつく。
「ゴフッ」というようなむせるような仕草を見せた後、ヤツは右手を地面に付けた。
この瞬間、俺は油断というか…
一瞬「人間みたいだな…」なんて考えが頭の中によぎってしまったのだ。
その結果、次の行動が遅くなってしまった俺は、ゴブリンに対して大きな隙をうみだしてしまう。
一度地面についたヤツの右手は、そこから俺の左足を捕まえ、そのまま俺に勢い良く近づいてきた。
バランスを崩した直後に自分のバカさ加減に気づいた俺だったが、だからと言ってやり直しが出来るわけでもない。
そのまま体勢を崩したまま転ばされて、ヤツに馬乗りをとられてしまった。
ヤツはこれ幸い、勝負を短期決戦にしようと考えたのだろう。
物凄い形相で俺の首を両手で締め上げてきた。
だが、今の俺はホムンクルス。
息ができなくはなったが、別段体が痛いわけではない。
というか苦しさも特には感じなかった。
なのでそのまま不利な体勢となってはいたが、棒を使って下から応戦する。
一発、二発、三発目…
四発目の一撃が目に当たるとヤツは俺の首から手を離し顔をおおう。
そのまま俺から離れるべくヤツが立ち上がった瞬間を見計らい俺はヤツのベンケイ辺りに棒の一撃をお見舞いして今度は俺が馬乗りをとろうとしたのだが、生きるのに必死なヤツはそれぐらいでは倒れてくれなかった。
だが、そのまま距離をとりだしたので、俺は余裕をもって起き上がることに成功する。
「よし!俺が有利だ。後はそのまま攻めるだけ」と思った瞬間。
俺の視界が一気に赤く染まる。
「えっ…何っ…?」
視界が赤い何かで覆われた俺は、とりあえず視界を戻そうと手で顔を拭ってみて、自分の目の前にあるものに言葉を失った。
なんとすぐ目の前には、今しがた俺と戦いを繰り広げていたゴブリンが上半身と下半身で真っ二つになっていたのだ。
つい今しがたまで睨みあっていたのに、いきなり死んだ。
何が起きたか全く見当もつかなかったので、とりあえず周囲を見渡してみると、俺の左斜め後ろ辺りでリンがガッツポーズしていた。
「えっ…これ、リンがやったのか?」
「うん。リンだよー」
「マジか…どうやって…?」
「まほうでスパてー」
「魔法?リン、お前、魔法使えたのか?」
「うん」
ニコニコと彼女は本当に嬉しそうな表情をしている。
俺は助けられたらしい。
そう言えばゴブリン討伐の際に、リンに偵察を頼んだ際も余裕の表情だった。
余裕のわけは戦闘面にある程度の自身があったということなのだろう。
今までリンの強さやステータスなど訪ねたことは無かった。
俺は彼女は少女で戦いなんて出来ないだろうと考えていたわけだが、どうやら彼女は俺なんかよりもずっと戦闘面で優れているようだ。
とりあえず彼女にお礼を言った後、俺は力が抜けた。
そしてそのままヘタり込んでしまった。
恐らくは意識を本体からホムンクルスの方へ移したのだろう。
とりあえず俺はリンが指差した方向へ急ぎ足で歩を進める。
10メートル位進むと結界ギリギリの位置に大きな樹があるのだが、その樹の向こう側にヤツがいた。
背丈はガイアス様から聞いていた通りで、上半身は裸、下半身には粗末な布切れを付けた人のような影。
よくよく見ると肌の色が汚い緑っぽい色で、後頭部の辺りが妙に伸びている。
人というには妙にどこかが不自然なあいつがゴブリンなのだろうと思う。
俺は樹の影に隠れたまま、先ずはリンのホムンクルスがどこにいるのかを探そうと辺りを見回した。
軽く自分の周囲を見回してみるがどこにもそれらしい影は見当たらない。
拳大位の大きさだから見逃しているのかと思い、丁寧にもう一度見てみるがやはり見つからなかった。
自分の視線を再びゴブリンに戻す。
ヤツは俺を背中に見るような形なので、恐らくまだ俺の存在には気づいていないはずだ。
そして今、ヤツは俺とは反対側にある木の上を見上げている。
そこまで、理解したところで俺もゴブリンが見上げているであろう木の上を見上げてみると…
リンがいた。
太陽と若干被りそうな位置なので非常に分かりにくいのだが、木の上に不自然な影がある。
間違いなくリンだ。
ゴブリンもそれに気づいているようで、ジッと目をそらさない。
ヤツが何を考えているのかは分からないが、立ち去る気配がないことから何も用がないということではないはずだ。
恐らくは捕まえるだとか良からぬことを考えているに違いない。
リンが作ってくれた絶好のチャンスだ。
周囲をもう一度見渡してみるが、やはり他にゴブリンの影は見当たらない。
そう思った俺は、自分のホムンクルスの痛覚などを0にして、先手を取るべく一気に走り出した。
「おおおおぉおぉぉぉぉーーー!!」
命のやり取りなど経験がない俺は、せっかくのチャンスを無駄にするような大声をあげてゴブリンに近づく。
当然、ゴブリンは背後から声がするので振り向くことになる。
その結果、俺の全身全霊の最初の一撃はクリーンヒットとはいかず、左腕に当たった。
ヨロヨロと体勢を崩したゴブリン、俺はそのまま追撃を加えようと木の棒を両手で幅広く持ち直し、やつの背中を上からつく。
「ゴフッ」というようなむせるような仕草を見せた後、ヤツは右手を地面に付けた。
この瞬間、俺は油断というか…
一瞬「人間みたいだな…」なんて考えが頭の中によぎってしまったのだ。
その結果、次の行動が遅くなってしまった俺は、ゴブリンに対して大きな隙をうみだしてしまう。
一度地面についたヤツの右手は、そこから俺の左足を捕まえ、そのまま俺に勢い良く近づいてきた。
バランスを崩した直後に自分のバカさ加減に気づいた俺だったが、だからと言ってやり直しが出来るわけでもない。
そのまま体勢を崩したまま転ばされて、ヤツに馬乗りをとられてしまった。
ヤツはこれ幸い、勝負を短期決戦にしようと考えたのだろう。
物凄い形相で俺の首を両手で締め上げてきた。
だが、今の俺はホムンクルス。
息ができなくはなったが、別段体が痛いわけではない。
というか苦しさも特には感じなかった。
なのでそのまま不利な体勢となってはいたが、棒を使って下から応戦する。
一発、二発、三発目…
四発目の一撃が目に当たるとヤツは俺の首から手を離し顔をおおう。
そのまま俺から離れるべくヤツが立ち上がった瞬間を見計らい俺はヤツのベンケイ辺りに棒の一撃をお見舞いして今度は俺が馬乗りをとろうとしたのだが、生きるのに必死なヤツはそれぐらいでは倒れてくれなかった。
だが、そのまま距離をとりだしたので、俺は余裕をもって起き上がることに成功する。
「よし!俺が有利だ。後はそのまま攻めるだけ」と思った瞬間。
俺の視界が一気に赤く染まる。
「えっ…何っ…?」
視界が赤い何かで覆われた俺は、とりあえず視界を戻そうと手で顔を拭ってみて、自分の目の前にあるものに言葉を失った。
なんとすぐ目の前には、今しがた俺と戦いを繰り広げていたゴブリンが上半身と下半身で真っ二つになっていたのだ。
つい今しがたまで睨みあっていたのに、いきなり死んだ。
何が起きたか全く見当もつかなかったので、とりあえず周囲を見渡してみると、俺の左斜め後ろ辺りでリンがガッツポーズしていた。
「えっ…これ、リンがやったのか?」
「うん。リンだよー」
「マジか…どうやって…?」
「まほうでスパてー」
「魔法?リン、お前、魔法使えたのか?」
「うん」
ニコニコと彼女は本当に嬉しそうな表情をしている。
俺は助けられたらしい。
そう言えばゴブリン討伐の際に、リンに偵察を頼んだ際も余裕の表情だった。
余裕のわけは戦闘面にある程度の自身があったということなのだろう。
今までリンの強さやステータスなど訪ねたことは無かった。
俺は彼女は少女で戦いなんて出来ないだろうと考えていたわけだが、どうやら彼女は俺なんかよりもずっと戦闘面で優れているようだ。
とりあえず彼女にお礼を言った後、俺は力が抜けた。
そしてそのままヘタり込んでしまった。
0
あなたにおすすめの小説
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる