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俺はリンが先程使った魔法について訪ねると、あれは空間魔法の一つだという返答があった。
リンの口頭の説明によると
「フワリときてスパーとなるまほう」
という返答だったのだが、いまいち理解ができない。
まだ一度しか見ていない俺としては、気がつくとゴブリンが真っ二つになっていた印象しかない。
そこから推察するに、恐らく別な空間に出現した何かが、いきなりこの空間に現れてゴブリンを真っ二つにしたという印象しかないのだが…
知識がない段階で深く考えても無駄だと今は開き直ることにした。
とりあえず、ゴブリンの動きさえ俺が止めておけば彼女には必殺技的な物があるということで、何とか肩の荷は降りた気がする。
ただ正直なところ注文が無いわけでもない。
たぶん今回は初めての実践で俺と一緒で勝手が分からなかったのだと思う。
なので、次からはもう少し間合いなどを考えて、俺に血がかからないなどの配慮をしてくれると嬉しいのだが…
と心の中で俺は呟いた。
そんなところで何故ゴブリンと戦うことになったのかという本題に戻っていくと、それはゴブリンの体内には魔石があり、その魔石を集めなければいけないという目的があるのだ。
ゴブリンの体内に魔石。
俺は今、この事実にびびっていた。
あっちの世界で普通に20代の男子として生活をしていた俺。
大学は別に医学部や薬学部の学生なんかではない。
生き物の死体関係の知識というと、料理の最中に肉や魚を捌くくらいの経験しかなかった俺が、いきなり真っ二つに裂かれた生物の片方に自分の手を突っ込んで魔石を探せなんて…
いくらなんでもハードルが高すぎるような気がする。
確かに今の俺は、先程の魔法のせいで全身ゴブリンからの血を浴びて真っ赤な状態だが、それはそれなのだ…
そんなことを思い、目を瞑りながらゴブリンの上半身に右腕を突っ込みナンとかカンとか魔石(微)を探すことに成功するのだが、ふと横を見るとゴブリンの下半身にかぶり付いているリンがいた。
昨日からの付き合いになるが、会うたびに結構な高確率で何かを食べている印象のあった彼女だったのだが、まさかゴブリンを食べるとは俺も思いもしなかった。
ゴブリンの血を頭から被っていて、臭いも染み付いている俺。
試しにどんな臭いなのかホムンクルスの臭覚をonにすると、少なくとも食べたいと思えるような臭いをしていない。
そして腰の辺りを半分ほど食べた辺りで、彼女は何かを悟ったのだろう。
ふとやめたと思うと、今度はゴブリンの下半身から口を離し今度は上半身の方へと手が延び、いきなりゴブリンの右腕を引きちぎり出した。
その後彼女は俺の方を向いて、口の回りが真っ赤の状態で右手を小屋に持っていくなんてことを言い出してきたのだ…
ハッキリ言って、ここまで来るとスプラッター映画なんて目じゃないくらいに怖い。
さすがに俺は止めようとしたのだが、彼女にとっては大切なことだったようで、メチャクチャゴネられてしまい、ついには俺が折れる形となった。
とりあえず彼女が一度小屋に引き返すというので、せっかくならこの魔石でレベルアップできないかどうか試そうと思う。
★☆★☆
小屋の方まで戻るとガイアス様も暇だったのか、近くで出迎えてくれたのだが、俺とリンの状態を見てとても驚いていた。
事の顛末を話すと「あー」と納得してくれたようで、俺の方は置いといてリンの行動について説明してくれた。
通常、リンはダンジョンなので洞窟や塔、城など様々な形に領域と呼ばれるものを展開していかなければいけない。
だが今の彼女は、その展開する領域を持っていないのだが、この理由として考えられるモンスターがいないことだと言われた。
そして、その条件を満たす手段としていくつか考えられるのがモンスターの登録なんだとか。
登録をして置くと次回から自分で召喚できるらしい。
この登録にはいくつか種類があるのだが、そのうちの一つとしてダンジョンの方で任意の登録手段というのがあり、これが彼女の場合はどうやら食べることになるのではないか、というのがガイアス様の説明だった。
そう言われると、確かに彼女にパンを食べさせたらパーンと登録されたりした。確かに説明があっている気がする。
それで先程、かぶり付いてみたがホムンクルスで食べても意味がないことに気づいて、小屋に戻ろうといいだしたのだろう。
しかしどれ程食べるのかと思ったが…
すぐさま俺は
いや、むしろ…
リンが食べることで登録というのは、もしかしたら俺が無駄に切っ掛けを与えてしまった可能性もある。
と言うことはやはり止めるべきではないのだろう…
と思い直した。
そして一通りの納得を得て、後ろを振り返ってみると、案の定彼女がバリバリムシャムシャと元気に食べていた。
ただ元気に食べられる物であればいいのだが、毒物とかの場合はどうするのだろうか。
そんなことを考えていると彼女が食べ終わったようなので、メニューを確認してみると確かにモンスターの項目で
『ゴブリン 通常召喚 コロニー作成』とあった。
消費魔力が通常召喚は20、コロニーは2000とあるのだが…
ゴブリンからとれた魔石って魔石(微)1個で、この魔石だと使用可能魔力は10なんですよね…
もう10というのは手数料か何かのような感じ?
だとすると、このメニューでの交換比率的なものってかなり高い感じがするのは俺だけなのだろうか…
後それと…
コロニーってなんだ?
リンの口頭の説明によると
「フワリときてスパーとなるまほう」
という返答だったのだが、いまいち理解ができない。
まだ一度しか見ていない俺としては、気がつくとゴブリンが真っ二つになっていた印象しかない。
そこから推察するに、恐らく別な空間に出現した何かが、いきなりこの空間に現れてゴブリンを真っ二つにしたという印象しかないのだが…
知識がない段階で深く考えても無駄だと今は開き直ることにした。
とりあえず、ゴブリンの動きさえ俺が止めておけば彼女には必殺技的な物があるということで、何とか肩の荷は降りた気がする。
ただ正直なところ注文が無いわけでもない。
たぶん今回は初めての実践で俺と一緒で勝手が分からなかったのだと思う。
なので、次からはもう少し間合いなどを考えて、俺に血がかからないなどの配慮をしてくれると嬉しいのだが…
と心の中で俺は呟いた。
そんなところで何故ゴブリンと戦うことになったのかという本題に戻っていくと、それはゴブリンの体内には魔石があり、その魔石を集めなければいけないという目的があるのだ。
ゴブリンの体内に魔石。
俺は今、この事実にびびっていた。
あっちの世界で普通に20代の男子として生活をしていた俺。
大学は別に医学部や薬学部の学生なんかではない。
生き物の死体関係の知識というと、料理の最中に肉や魚を捌くくらいの経験しかなかった俺が、いきなり真っ二つに裂かれた生物の片方に自分の手を突っ込んで魔石を探せなんて…
いくらなんでもハードルが高すぎるような気がする。
確かに今の俺は、先程の魔法のせいで全身ゴブリンからの血を浴びて真っ赤な状態だが、それはそれなのだ…
そんなことを思い、目を瞑りながらゴブリンの上半身に右腕を突っ込みナンとかカンとか魔石(微)を探すことに成功するのだが、ふと横を見るとゴブリンの下半身にかぶり付いているリンがいた。
昨日からの付き合いになるが、会うたびに結構な高確率で何かを食べている印象のあった彼女だったのだが、まさかゴブリンを食べるとは俺も思いもしなかった。
ゴブリンの血を頭から被っていて、臭いも染み付いている俺。
試しにどんな臭いなのかホムンクルスの臭覚をonにすると、少なくとも食べたいと思えるような臭いをしていない。
そして腰の辺りを半分ほど食べた辺りで、彼女は何かを悟ったのだろう。
ふとやめたと思うと、今度はゴブリンの下半身から口を離し今度は上半身の方へと手が延び、いきなりゴブリンの右腕を引きちぎり出した。
その後彼女は俺の方を向いて、口の回りが真っ赤の状態で右手を小屋に持っていくなんてことを言い出してきたのだ…
ハッキリ言って、ここまで来るとスプラッター映画なんて目じゃないくらいに怖い。
さすがに俺は止めようとしたのだが、彼女にとっては大切なことだったようで、メチャクチャゴネられてしまい、ついには俺が折れる形となった。
とりあえず彼女が一度小屋に引き返すというので、せっかくならこの魔石でレベルアップできないかどうか試そうと思う。
★☆★☆
小屋の方まで戻るとガイアス様も暇だったのか、近くで出迎えてくれたのだが、俺とリンの状態を見てとても驚いていた。
事の顛末を話すと「あー」と納得してくれたようで、俺の方は置いといてリンの行動について説明してくれた。
通常、リンはダンジョンなので洞窟や塔、城など様々な形に領域と呼ばれるものを展開していかなければいけない。
だが今の彼女は、その展開する領域を持っていないのだが、この理由として考えられるモンスターがいないことだと言われた。
そして、その条件を満たす手段としていくつか考えられるのがモンスターの登録なんだとか。
登録をして置くと次回から自分で召喚できるらしい。
この登録にはいくつか種類があるのだが、そのうちの一つとしてダンジョンの方で任意の登録手段というのがあり、これが彼女の場合はどうやら食べることになるのではないか、というのがガイアス様の説明だった。
そう言われると、確かに彼女にパンを食べさせたらパーンと登録されたりした。確かに説明があっている気がする。
それで先程、かぶり付いてみたがホムンクルスで食べても意味がないことに気づいて、小屋に戻ろうといいだしたのだろう。
しかしどれ程食べるのかと思ったが…
すぐさま俺は
いや、むしろ…
リンが食べることで登録というのは、もしかしたら俺が無駄に切っ掛けを与えてしまった可能性もある。
と言うことはやはり止めるべきではないのだろう…
と思い直した。
そして一通りの納得を得て、後ろを振り返ってみると、案の定彼女がバリバリムシャムシャと元気に食べていた。
ただ元気に食べられる物であればいいのだが、毒物とかの場合はどうするのだろうか。
そんなことを考えていると彼女が食べ終わったようなので、メニューを確認してみると確かにモンスターの項目で
『ゴブリン 通常召喚 コロニー作成』とあった。
消費魔力が通常召喚は20、コロニーは2000とあるのだが…
ゴブリンからとれた魔石って魔石(微)1個で、この魔石だと使用可能魔力は10なんですよね…
もう10というのは手数料か何かのような感じ?
だとすると、このメニューでの交換比率的なものってかなり高い感じがするのは俺だけなのだろうか…
後それと…
コロニーってなんだ?
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