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突然気づいたこと!
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一夜明けていよいよ今日はコーネリアへ向かう日。
準備も済ませて、ガイアス様、カロリー、ルカといった居残り組に挨拶も済ませて後は本当に旅立つだけとなって時、突然事件が発生した。
今、俺はフローラ、レント、ミンネの三人とは別行動で小屋の中だ。
三人には悪いと思ったが急遽時間を貰い教会の中で待って貰っていて、準備ができたら俺の方で迎えに行くと行っている。
ことの発端は昨夜、フローラが俺に向けて喋った夕食時の一言。
「タカヒロさんってモンスター調教士なんですよね?それでしたら、明日、調教モンスターは何を連れていくんですか?」
と言われたときに、そう言えば俺は前日ゴブリンから助けた時、フローラにそのようなやりとりをしたのを思い出した。
だが、もちろん俺はモンスター調教士などではない。
あの時そう言ったのは、ああ言った方が場の空気を早めにしずめれるからと判断したからだ。
そして事実、結果としても言ったことでルカもおさまってくれた。
あの時の話、俺の中ではあの場限りの話だと思ったのだが…
どうやら違ったらしい。
昨日、夕食の最中ミンネ、フローラ、レントを交えて俺はコーネリアという街について色々な事を聞いた。
彼女たちは答えれることは答えてくれて、分からないことは一緒に考えてくれたりしたわけなのだが、そんな時にフローラが、モンスターを連れていくのか?という一言。
彼女に言葉の真意を聞いてみると、俺が興味を示した杖の存在、あれは吸血樹というモンスターを倒すともらえるアイテムなんだとか。
倒しても魔石が手に入れれないことから、どうやら領域守護体っぽい。
と言うことはだ、領域守護体ということは、ダンジョンに潜る必要性があるわけで、俺がモンスター調教士ということであるならば、支配モンスターをつれていったほうが絶対に良いという内容だった。
更にテイムしたモンスターというのは、どうやら街に入る前に登録をしておくと、犬猫のペットなどのように調教士の責任として連れて歩けるらしい。
流石に宿屋に泊まるときや施設を利用する際に、追加の料金はいくらかかかるらしいので、全てが全ていつも通りとはいかないらしいが、ダンジョンに潜るということを考えた場合、絶対に連れて行った方が良いとも言われた。
話を聞いて俺は「なるほどな」と納得する。
今の状態で街に行ってダンジョンに入るとすると、メンバーは俺とコロンの二人だけだ。
事前情報などがどのくらいまで揃うか分からない状況で二人でダンジョンとなると、不安な部分も出てくる。
そう言った意味でも頭数というのはいた方が良いのではないかとも思う。
だが直ぐに「今からか?」と考えてしまったが、近くで一緒に話に参加していたカロリーによると「大丈夫です」という返事が返ってきたので、俺は彼女に任せることにした。
そして一夜明けて、リンゴが二匹のゴブリンと一緒に拠点を訪ねてきたのだが…
その時に初めて俺はヤバイと感じる。
と言うのも
目の前にいるのは一昨日まで、自分を監禁していたモンスター。
いくら今は俺が調教しているから安全だとしても、それを「はい。了解です!」と笑顔で割りきれるはずがない。
元冒険者だというルカでも、あんな調子だったのだ。
フローラの方は、もしかしたらという感じはするがレントやミンネに、そんなモンスターと「二三日一緒にいてください」なんて俺には言えない。
絶対に無理に決まっている。
特にミンネなんて、なんの経験もない若干9歳の少女に過ぎないのだ。
もし俺が彼女たちの立場だったら、恐らくそんな行動をとった人物がいたとしたら一生許さないのはもちろん、絶対に一生かけて復讐してやると誓うことだろう。
なのでヤバイどうしようということで、俺は今、小屋の中で試行錯誤をしている真っ最中だった。
ちなみにこの二匹のゴブリン、昨日夜にカロリーがゴブリンダンジョンに行ってリンゴに用意をさせたゴブリンである。
リンゴは元々、ゴブリンダンジョンとゴブリンを管理させるために進化させたモンスターということになっている。
決して深夜の変なテンションとかは関係ない。
なので昨日、挨拶をした時にゴブリンダンジョンとゴブリンの管理を任せるということで、これらに対する権限というのを一部認め、そして育成に関してある程度のことを教えていた。
言うなればリンゴにとっては記念すべき初仕事ということになる。
そんな意気込みの中で彼は合成を使いゴブリンを☆1のレベル20まで上昇させていたのだ。
合成なので、恐らくは部下のゴブリンを犠牲にしたのだろう。
更にはレベル20でキッチリ止めている辺りシッカリ仕事をしている感じが伺える。
だが、そんな中でもリンゴも雰囲気的に今の流れを察知しているのだろう。
さっきからコチラをチラチラと見ている。
今さらコイツらを連れていかないなんて言ったら、多分この二人だけじゃないリンゴも落ち込むんだろうな…
そんな考えが頭の中で何度も過っていく。
もはや変なことは言い出せないと感じた俺は、仕方がなく目の前のゴブリン二匹をネームドにして人化してもらってから連れていくことにした。
ゴブ(03 ☆2)
種族 妖魔族
レベル 1
体力 15
聖力 9
力 18
俊敏 12
器用 11
適性 内政F 戦闘D+ 生産F
スキル 集団行動…複数行動時、ステータス補正(微)。ただし限界値は無い。(パッシブ)
病は気から…自己免疫機能増加(微)。
トゴブ(03 ☆2)
種族 中妖魔族
レベル 1
体力 20
聖力 11
力 20
俊敏 16
器用 10
適性 内政F 戦闘D+ 生産F
スキル 一番槍…ファイト一発。男は度胸。
無鉄砲…近接戦闘時能力上昇(パッシブ)
適性 内政F 戦闘D+ 生産F
スキル 集団行動…複数行動時、ステータス補正(微)。ただし限界値は無い。(パッシブ)
無鉄砲…近接戦闘時能力上昇
土壇場で増えた新しいネームド。
なんとか無駄遣いと思わないように、二人にはシッカリと働いて貰いたいものだ。
準備も済ませて、ガイアス様、カロリー、ルカといった居残り組に挨拶も済ませて後は本当に旅立つだけとなって時、突然事件が発生した。
今、俺はフローラ、レント、ミンネの三人とは別行動で小屋の中だ。
三人には悪いと思ったが急遽時間を貰い教会の中で待って貰っていて、準備ができたら俺の方で迎えに行くと行っている。
ことの発端は昨夜、フローラが俺に向けて喋った夕食時の一言。
「タカヒロさんってモンスター調教士なんですよね?それでしたら、明日、調教モンスターは何を連れていくんですか?」
と言われたときに、そう言えば俺は前日ゴブリンから助けた時、フローラにそのようなやりとりをしたのを思い出した。
だが、もちろん俺はモンスター調教士などではない。
あの時そう言ったのは、ああ言った方が場の空気を早めにしずめれるからと判断したからだ。
そして事実、結果としても言ったことでルカもおさまってくれた。
あの時の話、俺の中ではあの場限りの話だと思ったのだが…
どうやら違ったらしい。
昨日、夕食の最中ミンネ、フローラ、レントを交えて俺はコーネリアという街について色々な事を聞いた。
彼女たちは答えれることは答えてくれて、分からないことは一緒に考えてくれたりしたわけなのだが、そんな時にフローラが、モンスターを連れていくのか?という一言。
彼女に言葉の真意を聞いてみると、俺が興味を示した杖の存在、あれは吸血樹というモンスターを倒すともらえるアイテムなんだとか。
倒しても魔石が手に入れれないことから、どうやら領域守護体っぽい。
と言うことはだ、領域守護体ということは、ダンジョンに潜る必要性があるわけで、俺がモンスター調教士ということであるならば、支配モンスターをつれていったほうが絶対に良いという内容だった。
更にテイムしたモンスターというのは、どうやら街に入る前に登録をしておくと、犬猫のペットなどのように調教士の責任として連れて歩けるらしい。
流石に宿屋に泊まるときや施設を利用する際に、追加の料金はいくらかかかるらしいので、全てが全ていつも通りとはいかないらしいが、ダンジョンに潜るということを考えた場合、絶対に連れて行った方が良いとも言われた。
話を聞いて俺は「なるほどな」と納得する。
今の状態で街に行ってダンジョンに入るとすると、メンバーは俺とコロンの二人だけだ。
事前情報などがどのくらいまで揃うか分からない状況で二人でダンジョンとなると、不安な部分も出てくる。
そう言った意味でも頭数というのはいた方が良いのではないかとも思う。
だが直ぐに「今からか?」と考えてしまったが、近くで一緒に話に参加していたカロリーによると「大丈夫です」という返事が返ってきたので、俺は彼女に任せることにした。
そして一夜明けて、リンゴが二匹のゴブリンと一緒に拠点を訪ねてきたのだが…
その時に初めて俺はヤバイと感じる。
と言うのも
目の前にいるのは一昨日まで、自分を監禁していたモンスター。
いくら今は俺が調教しているから安全だとしても、それを「はい。了解です!」と笑顔で割りきれるはずがない。
元冒険者だというルカでも、あんな調子だったのだ。
フローラの方は、もしかしたらという感じはするがレントやミンネに、そんなモンスターと「二三日一緒にいてください」なんて俺には言えない。
絶対に無理に決まっている。
特にミンネなんて、なんの経験もない若干9歳の少女に過ぎないのだ。
もし俺が彼女たちの立場だったら、恐らくそんな行動をとった人物がいたとしたら一生許さないのはもちろん、絶対に一生かけて復讐してやると誓うことだろう。
なのでヤバイどうしようということで、俺は今、小屋の中で試行錯誤をしている真っ最中だった。
ちなみにこの二匹のゴブリン、昨日夜にカロリーがゴブリンダンジョンに行ってリンゴに用意をさせたゴブリンである。
リンゴは元々、ゴブリンダンジョンとゴブリンを管理させるために進化させたモンスターということになっている。
決して深夜の変なテンションとかは関係ない。
なので昨日、挨拶をした時にゴブリンダンジョンとゴブリンの管理を任せるということで、これらに対する権限というのを一部認め、そして育成に関してある程度のことを教えていた。
言うなればリンゴにとっては記念すべき初仕事ということになる。
そんな意気込みの中で彼は合成を使いゴブリンを☆1のレベル20まで上昇させていたのだ。
合成なので、恐らくは部下のゴブリンを犠牲にしたのだろう。
更にはレベル20でキッチリ止めている辺りシッカリ仕事をしている感じが伺える。
だが、そんな中でもリンゴも雰囲気的に今の流れを察知しているのだろう。
さっきからコチラをチラチラと見ている。
今さらコイツらを連れていかないなんて言ったら、多分この二人だけじゃないリンゴも落ち込むんだろうな…
そんな考えが頭の中で何度も過っていく。
もはや変なことは言い出せないと感じた俺は、仕方がなく目の前のゴブリン二匹をネームドにして人化してもらってから連れていくことにした。
ゴブ(03 ☆2)
種族 妖魔族
レベル 1
体力 15
聖力 9
力 18
俊敏 12
器用 11
適性 内政F 戦闘D+ 生産F
スキル 集団行動…複数行動時、ステータス補正(微)。ただし限界値は無い。(パッシブ)
病は気から…自己免疫機能増加(微)。
トゴブ(03 ☆2)
種族 中妖魔族
レベル 1
体力 20
聖力 11
力 20
俊敏 16
器用 10
適性 内政F 戦闘D+ 生産F
スキル 一番槍…ファイト一発。男は度胸。
無鉄砲…近接戦闘時能力上昇(パッシブ)
適性 内政F 戦闘D+ 生産F
スキル 集団行動…複数行動時、ステータス補正(微)。ただし限界値は無い。(パッシブ)
無鉄砲…近接戦闘時能力上昇
土壇場で増えた新しいネームド。
なんとか無駄遣いと思わないように、二人にはシッカリと働いて貰いたいものだ。
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