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44.従魔登録
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「これからどうするの?」
「とりあえずギルドに行ってリトスの登録と依頼の確認だな」
「じゃぁ行こ」
シャノンが真っ先に部屋を出る
久々の町でテンションがかなり上がってるらしい
ルークとシャノンはギルドに着くまでに屋台の串焼きを2本腹に納めていた
「依頼どんな感じかなぁ?」
ギルドの中に入るとチラチラと様子を伺われているのが分かる
これも慣れて来た
「これ、あったよね?」
「あるな。ルーク、そっちのグリーンバードの羽も」
「ホントだ。今朝の戦利品」
解体後の素材は全てストックしてある
町に着く度に依頼を完了して、残った分は宿で分けるのが旅の間の流れになってる
「あとは…この薬草とブルーチェリー迄あるのか」
「これはダメだから」
シャノンがそう言って指した先にある依頼はグリーンバードの卵だった
今朝の戦利品が全て依頼にあるのはどうとればいいんだろうか
「こんなもんか?」
「うん。それくらいかな」
「こっちももうないよ~」
Fランク~Aランクまでのかなりの範囲を手分けして確認したところ依頼書は7枚あった
「いらっしゃいませ」
「この依頼の完了とテイムした魔物の登録お願いしたいんだけど」
「分かりました。では先に依頼の完了を済ませましょう…申し訳ありません。この依頼はBランクの依頼ですが…」
非常に言いにくそうな職員に俺達は揃って苦笑する
そう言えばまだカードを出していなかった
「一応、こういう者なんで」
Aランク1枚とBランク2枚のギルドカードを職員は凝視した
「し…失礼しました。まさかその歳で高ランクだとは思わず…」
引きつった笑顔の職員の言葉に周りに居た冒険者がざわついた
「ひょっとして…『無限』は…」
「俺達のパーティー名」
答えた瞬間さらに周りがざわついた
「ありがとうございます!この辺りの依頼は中々受けていただけなくて困っていました」
「グリーンバードは別に大した個体じゃないと思うけど?」
Bランクとして張り出されていたのはグリーンバードの羽と皮
朝食用にサックリ仕留めた個体だ
「確かに魔物としてはCランクでそれほど高くは有りません。でも警戒心が強く見つけるのが難しい上に、見つけても逃げられることの方が多いのです」
確かにあいつらこっちに気付いてからすぐに飛び上がろうとしてた気もする
「さらに言えばこの辺りでは火魔法の使い手が多く…」
「あぁ…焦げちゃうのね」
大半の者が火魔法と言えばファイアボールを使う
燃えた個体の羽や皮は当然使い道がないってことか
「シアは風魔法メインだから大抵首切り落として終わりだもんな」
「…その言い方だと俺のイメージ殺人鬼みたいじゃないか?」
嫌そうな顔をすると2人はケラケラ笑い出す
後で覚えてろよと言う意思を込めて睨み返しておいた
「とりあえずギルドに行ってリトスの登録と依頼の確認だな」
「じゃぁ行こ」
シャノンが真っ先に部屋を出る
久々の町でテンションがかなり上がってるらしい
ルークとシャノンはギルドに着くまでに屋台の串焼きを2本腹に納めていた
「依頼どんな感じかなぁ?」
ギルドの中に入るとチラチラと様子を伺われているのが分かる
これも慣れて来た
「これ、あったよね?」
「あるな。ルーク、そっちのグリーンバードの羽も」
「ホントだ。今朝の戦利品」
解体後の素材は全てストックしてある
町に着く度に依頼を完了して、残った分は宿で分けるのが旅の間の流れになってる
「あとは…この薬草とブルーチェリー迄あるのか」
「これはダメだから」
シャノンがそう言って指した先にある依頼はグリーンバードの卵だった
今朝の戦利品が全て依頼にあるのはどうとればいいんだろうか
「こんなもんか?」
「うん。それくらいかな」
「こっちももうないよ~」
Fランク~Aランクまでのかなりの範囲を手分けして確認したところ依頼書は7枚あった
「いらっしゃいませ」
「この依頼の完了とテイムした魔物の登録お願いしたいんだけど」
「分かりました。では先に依頼の完了を済ませましょう…申し訳ありません。この依頼はBランクの依頼ですが…」
非常に言いにくそうな職員に俺達は揃って苦笑する
そう言えばまだカードを出していなかった
「一応、こういう者なんで」
Aランク1枚とBランク2枚のギルドカードを職員は凝視した
「し…失礼しました。まさかその歳で高ランクだとは思わず…」
引きつった笑顔の職員の言葉に周りに居た冒険者がざわついた
「ひょっとして…『無限』は…」
「俺達のパーティー名」
答えた瞬間さらに周りがざわついた
「ありがとうございます!この辺りの依頼は中々受けていただけなくて困っていました」
「グリーンバードは別に大した個体じゃないと思うけど?」
Bランクとして張り出されていたのはグリーンバードの羽と皮
朝食用にサックリ仕留めた個体だ
「確かに魔物としてはCランクでそれほど高くは有りません。でも警戒心が強く見つけるのが難しい上に、見つけても逃げられることの方が多いのです」
確かにあいつらこっちに気付いてからすぐに飛び上がろうとしてた気もする
「さらに言えばこの辺りでは火魔法の使い手が多く…」
「あぁ…焦げちゃうのね」
大半の者が火魔法と言えばファイアボールを使う
燃えた個体の羽や皮は当然使い道がないってことか
「シアは風魔法メインだから大抵首切り落として終わりだもんな」
「…その言い方だと俺のイメージ殺人鬼みたいじゃないか?」
嫌そうな顔をすると2人はケラケラ笑い出す
後で覚えてろよと言う意思を込めて睨み返しておいた
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