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第2章・まるで夢のような日々(リュディ視点)
12・侍女の誤認識と、愛しい彼を想うこと①
しおりを挟むルナス様は毎晩、僕の元を訪れて下さった。
なんて素敵なのだろう! 好きすぎてヤバい。
僕は大変ふわふわしながら毎日を過ごしていく。
夜はいつも激しくて嵐のよう。痛くて苦しいのもいつもで、それでも段々そうではなくなっていっているのにユセアナは、
「あの方、思ってた以上にヘタクソなんですかね。リュディ様を思っていらっしゃるのは確かだとばかり思っていましたけれども……いつまでもこのような状況だなんて。それもいったいどうなんだか」
なんて、とっても嫌そうに吐き捨てていて、僕は悲しくなって泣いてしまう。
僕はルナス様に触れてもらえると嬉しい。
痛くても苦しくても、そんな何もかもが、ルナス様から与えられているのだと思うと幸せだ。
それに気持ちいいと思うこともある。
だからユセアナがそんな風に、乱暴なことを言うのは嫌だった。
それに、ヘタクソ、とか何とかはよくわからないけれど、ルナス様はちゃんとお優しいのだ。
毎晩、はじめは指で僕のお腹の中をぐちゃぐちゃにする。
多分香油か何かだと思う、微かにいい匂いのするぬるぬるしたものをたくさん使って、僕はおもらしでもしたのではないかというぐらい、お尻の穴をかき回されるのだ。
それもとっても長い時間をかけて。
それが、いわゆる慣らす行為なのだと僕は今では知っていて。……――だって僕にそうしながらルナス様が時折ぶつぶつと、
「ああ、リュディ、泣かないで。しっかり慣らすから。今晩こそ痛くないように頑張るからね」
だとか言いながら、泣いている僕を宥めて下さったりするので、つまり僕のお腹の中を、指でたくさん触るのは、痛くなくするための行為であるはずなのだ。
それなのになぜ痛くなるのか。
そんなの、簡単な話。ただ単純に、ルナス様の股間の陽物が、大きすぎるのが原因だった。
そもそも、僕は小柄だ。
同じ年の他の人を見たことがないから、よくわからないから多分だけど。
16歳。つまり元々成人していない。
もっとも、貴族の政略結婚だとか考えると、輿入れに際して、あり得ないほど幼いというほどでもないのだけれど。
何より僕は表向きは人質で、だから別に年齢は問題にならなかった。
現に子供も成せたのだから大丈夫だ。
でも、どうも僕は16という年齢を考えても、大きくはないらしい。
少なくとも男なので、もう少し大きくなれると思うのだけれど、体格的に男性より劣る女性のユセアナよりもちろん小さくて、彼女曰く、
「少年特有の危うさですわね。まるで未成熟な果実のよう」
とか何とか言っていたので、そういう感じなのだろう。
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