ソールス・オンライン

赫嶺

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第二章商業ギルドにて

25.はじめてぇ

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「それじゃ、まず、さっきの金槌を持ってごらん?」

「うん!こ、こう?」

「上出来だ。それじゃ、この、うーん、銅板で良いか、これを叩きつけてみろ。」

「わかったぁ!」

握り具合が丁度いいな。これは、将来的に鍛冶界隈では、有名な鍛冶師になれるな。一応スカウトしてみるか。

「なぁ、リアン。お前が良ければの話だが、出来ればここで働かないか?」

「いやだぁ!おにぃちゃんと一緒にいるの!」

「そう、怒るな。まぁ、頭の片隅にでも置いといてくれ。」

ちょっと真剣に言い過ぎたかな。反省だ。一人反省会の時には、これを議案にしよう。うん、そうしよう。

「さて、気を取り直してやろうか。」

「うん!」

リアン、なかなかやるな。雑念が感じられない。それなのに、力、愛、根性が金槌越しに感じられる。やはり、欲しい!逸材だ!しかし、リアンにはアイツがいる!まあ良い、むっ、終わってんな。

「終わったか?」

「うん!どぉ?おねぇさん?」

か、かわいいぞぉ。クソっ!鼻血が!

「あぁ、上出来だ!初めてにしては、うますぎる。ちょっと、トイレに行って来るから、そこに待っててな。」

「うん!」

鼻血を、鼻血を拭かないと。それにしても、ほんとに初めてなのか?雑念が無さすぎる。その他諸々は、力、愛、根性の全てが染み込むように入っている。しかも力も全て均等に打たれてあった。完璧だ。そろそろ出るか。

「お待たせ。」

「おねぇさん、ねむいぃ。」

「じゃあここのソファに横になりな。そこで寝ていいぞ。」

「ありがとぉ。おねぇ、さ、ん。」

疲れが溜まってんだな。私も寝るか、いや!ここはリアンちゃんの寝顔を拝むか。いやぁ、天使の寝顔だぁ!いやされりゅぅ。はっ⁉いけない。正気を失う所だった。危ない、危ない…私も、昼寝するか……。



……うにゃ……うふぇぼわに……ん?何時だ?………あれ?あ!寝過ごした!そうだ!リアンちゃん!お、まだ寝てる……かわいい…。

「ただいま、あれ?リアン寝てますか?」

「おお、リアン、ぐっすり寝ているぜ。あとこれ、どう思う?」

「う~ん。すげぇな。なんかなんにもない。けど、その内側にある。何かがある。物凄く完璧って感じです。」

「お前も、そう思うか。私も同感だ。なんというか、リアン凄い才能が眠っていると思う。だからリアンをくれないか?」

「駄目です。……と、言いたいんですがリアン次第ですね。リアン起こしますか?」

「いや、起こさなくていいと思うぞ。お前も一回打つか?」

「いえ、今回は、やめておきます。」
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