78 / 385
北国編
130.パピパラさん?
しおりを挟む
二人の関係を軽く考えていた雪乃は、反省した。
視界を閉じて、薬草図鑑をめくる。しかし、眠り病のレシピは存在しなかった。
次に雪乃は、地図を開く。
眠り病はドューワ国にしか存在しない病だと聞いている。それならばその薬も、ドューワ国に自生している植物から作れる可能性が高いのではないかと思ったのだが、かの国で未採取の薬草はもうなかった。
「そもそも、どうしてドューワ国だけなのでしょう? 遺伝病? いえ、鎖国をしていない上に、他国への行き来も多い。それならば、他の国で発病することもあるはずです」
雪乃は原因から考え始める。
「やはりその土地独自のもの、食、菌……パピパラさん?」
可能性をリストアップしていくが、ドューワ国を出てしまったことが悔やまれる。
現場にいれば、情報を仕入れることも可能だが、離れてしまっては簡単な情報さえ入手し辛い。
せめて最初に顔を合わせた時点で相談してくれればと、口惜しく思う。しかし、過ぎたことだ。
仕方ないと切り替えて、思考を戻す。
一人でブツブツと呟いていた雪乃は、顔を上げる。
「眠り病は、ドューワ国の一部の地域で発症しているのでしょうか? それとも、国全体で?」
雪乃から発せられた質問に、リリアンヌ王女は涙に濡らした顔を、何とかマーク王子の氷から離した。
「国中で報告されていますが、最も多いのはスノホワです。それからスノホワ近隣、グレーム森林付近での報告が続きます」
「……」
しっかりと調べていたリリアンヌ王女に感心すると共に、雪乃は原因となる物体が絞られたことに、喜びよりも戸惑いを覚えた。
「もう一つ確認させてください。ブレメでの発生率は、高いですか?」
「比較的高いですが、スノホワに比べると、二割程になります」
もしもパピパラさんが原因となる菌などを媒介していたならば、最もパピパラさんが多くいるブレメの町で、発生率が上がるはずである。
ブレメの町がグレーム森林に隣接していることも考えれば、トップ争いに名乗りを上げても良いはずだ。
雪乃は薬草図鑑をめくる。
調べるべき品目は、一つ。
「おおう」
しっかり詳細まで目を通した雪乃から、変な声がもれ出たのは許してほしい。
思ったとおりの結果だが、気持ちは複雑である。
「何か分かったのー?」
雪乃はゆっくりと幹を横に捻り、顔を上向ける。
いつもどおり、マイペースに茶菓子を頬張る無精ひげのおっさん。
「原因は分かりました」
「本当ですの?!」
リリアンヌ王女は白藍色の瞳を大きく開いた。
まだ目尻に残る涙がキラキラと輝き、美少女ぶりが五割り増しになっていて、なんだかまぶしい。
雪乃は手で日よけを作りそうになったが、何とか抑える。
「原因は、ランゴです」
「「「は?」」」
気の抜けた声が、発せられた。
リリアンヌ王女とノムルはともかく、無言を貫いていた侍女のキャシーまで声を上げていた。
「えっと、どういうこと? 俺も食べたんだけど?」
説明を求めるノムルに、リリアンヌ王女とキャシーも、同意を示して雪乃を見つめる。
「ランゴには、安眠作用があるのです。普通に食べてもそれほど効果は無く、一度に多めに食べても、少し眠くなる程度です。ただし、人によっては毎日のように食べていると、許容量を超えた時点で薬効が一気に出て、眠り続けてしまうようです」
一度に大量に食べても問題は無く、人によっては一生食べ続けても症状が出ないため、原因として気付かれにくかったのだろう。
スノホワの発生件数が多いのは、名産として栽培し、多く食べられているから。次いでグレーム森林周辺が多いのは、野生種が生えているため、冒険者はもちろん、近隣の人々も採取して食べているからだろう。
「……なんということでしょう。たしかにマークはランゴが好きで、毎朝食べていました」
裏が取れたようです。
しかし長年に渡って名物として扱われていた食品が、実は死に至る病の原因だったとは、発表されたら大騒ぎになるだろう。
これからドューワ国に圧し掛かる苦労を思い、雪乃は心の中で合掌した。
「しかしこれ、何でドューワにいた時に言わなかったの? 最初に会ったときに言えば、ユキノちゃんだって対応しやすかったんじゃないの?」
雪乃が気になりつつも過ぎたこととスルーしたことを、ノムルがリリアンヌ王女に投げつけた。
「初めはそのつもりでした。けれどユキノ様のお姿を見て、思いとどまりました」
ぽてんっと、雪乃は幹を傾げる。
その仕草に目尻を下げたリリアンヌ王女は、ドューワ国で告げることの危険性を指摘した。
「眠り病の解決は、ドューワ国でも優先度の高い政策の一つとなっているのです。もしもユキノ様が眠り病の治療方法をご存知であった場合、ドューワ国はユキノ様を引き止めるために、様々な手段を講じるでしょう」
「「あ」」
つまり、ドューワ国の城でこの話が出て、今の流れになっていたら、雪乃は城に拘束されてしまった可能性があるわけだ。
さすがに一国の城となれば、素性を調べられるだろう。
雪乃はふるふると震えた。
下手をすれば、樹人と露見していたかもしれない。そして……と、ユキノは隣に視線を向ける。
ドューワ国が吹っ飛んでいたかもしれない。
「お気遣い、心の底から深く感謝します」
「御礼を言われるようなことではありませんわ」
深々と幹を曲げた雪乃に、リリアンヌ王女は優しくほほ笑む。
彼女はきっと、ドューワ国を滅亡の危機から救ったことは気付いてないだろう。心の平穏のためには、知らない方が良いだろうが。
「それよりもユキノ様、この病を治す方法はございますでしょうか?」
早々に原因をつかんだのだ。期待も高まったことだろう。
リリアンヌ王女は、じっと雪乃に熱い眼差しを向ける。
美少女に見つめられて、同じ女とはいえ、雪乃は少し紅葉する。しかし本音を言うと、少し困っている。
「一応、あるのですが」
雪乃が歯切れも悪く言うと、期待の眼差しが一層熱を帯びた。もう発火しそうな勢いだ。燃え上がってマーク王子が解凍されかねない。
身を引いた雪乃は、視線を彷徨わせる。
「教えてくださいませ。どのような方法であろうと、成し遂げてみせます!」
愛する人を回復させる展望が見えた恋する乙女は、たとえ火の中でも飛び込んでいきそうな勢いだ。
視界を閉じて、薬草図鑑をめくる。しかし、眠り病のレシピは存在しなかった。
次に雪乃は、地図を開く。
眠り病はドューワ国にしか存在しない病だと聞いている。それならばその薬も、ドューワ国に自生している植物から作れる可能性が高いのではないかと思ったのだが、かの国で未採取の薬草はもうなかった。
「そもそも、どうしてドューワ国だけなのでしょう? 遺伝病? いえ、鎖国をしていない上に、他国への行き来も多い。それならば、他の国で発病することもあるはずです」
雪乃は原因から考え始める。
「やはりその土地独自のもの、食、菌……パピパラさん?」
可能性をリストアップしていくが、ドューワ国を出てしまったことが悔やまれる。
現場にいれば、情報を仕入れることも可能だが、離れてしまっては簡単な情報さえ入手し辛い。
せめて最初に顔を合わせた時点で相談してくれればと、口惜しく思う。しかし、過ぎたことだ。
仕方ないと切り替えて、思考を戻す。
一人でブツブツと呟いていた雪乃は、顔を上げる。
「眠り病は、ドューワ国の一部の地域で発症しているのでしょうか? それとも、国全体で?」
雪乃から発せられた質問に、リリアンヌ王女は涙に濡らした顔を、何とかマーク王子の氷から離した。
「国中で報告されていますが、最も多いのはスノホワです。それからスノホワ近隣、グレーム森林付近での報告が続きます」
「……」
しっかりと調べていたリリアンヌ王女に感心すると共に、雪乃は原因となる物体が絞られたことに、喜びよりも戸惑いを覚えた。
「もう一つ確認させてください。ブレメでの発生率は、高いですか?」
「比較的高いですが、スノホワに比べると、二割程になります」
もしもパピパラさんが原因となる菌などを媒介していたならば、最もパピパラさんが多くいるブレメの町で、発生率が上がるはずである。
ブレメの町がグレーム森林に隣接していることも考えれば、トップ争いに名乗りを上げても良いはずだ。
雪乃は薬草図鑑をめくる。
調べるべき品目は、一つ。
「おおう」
しっかり詳細まで目を通した雪乃から、変な声がもれ出たのは許してほしい。
思ったとおりの結果だが、気持ちは複雑である。
「何か分かったのー?」
雪乃はゆっくりと幹を横に捻り、顔を上向ける。
いつもどおり、マイペースに茶菓子を頬張る無精ひげのおっさん。
「原因は分かりました」
「本当ですの?!」
リリアンヌ王女は白藍色の瞳を大きく開いた。
まだ目尻に残る涙がキラキラと輝き、美少女ぶりが五割り増しになっていて、なんだかまぶしい。
雪乃は手で日よけを作りそうになったが、何とか抑える。
「原因は、ランゴです」
「「「は?」」」
気の抜けた声が、発せられた。
リリアンヌ王女とノムルはともかく、無言を貫いていた侍女のキャシーまで声を上げていた。
「えっと、どういうこと? 俺も食べたんだけど?」
説明を求めるノムルに、リリアンヌ王女とキャシーも、同意を示して雪乃を見つめる。
「ランゴには、安眠作用があるのです。普通に食べてもそれほど効果は無く、一度に多めに食べても、少し眠くなる程度です。ただし、人によっては毎日のように食べていると、許容量を超えた時点で薬効が一気に出て、眠り続けてしまうようです」
一度に大量に食べても問題は無く、人によっては一生食べ続けても症状が出ないため、原因として気付かれにくかったのだろう。
スノホワの発生件数が多いのは、名産として栽培し、多く食べられているから。次いでグレーム森林周辺が多いのは、野生種が生えているため、冒険者はもちろん、近隣の人々も採取して食べているからだろう。
「……なんということでしょう。たしかにマークはランゴが好きで、毎朝食べていました」
裏が取れたようです。
しかし長年に渡って名物として扱われていた食品が、実は死に至る病の原因だったとは、発表されたら大騒ぎになるだろう。
これからドューワ国に圧し掛かる苦労を思い、雪乃は心の中で合掌した。
「しかしこれ、何でドューワにいた時に言わなかったの? 最初に会ったときに言えば、ユキノちゃんだって対応しやすかったんじゃないの?」
雪乃が気になりつつも過ぎたこととスルーしたことを、ノムルがリリアンヌ王女に投げつけた。
「初めはそのつもりでした。けれどユキノ様のお姿を見て、思いとどまりました」
ぽてんっと、雪乃は幹を傾げる。
その仕草に目尻を下げたリリアンヌ王女は、ドューワ国で告げることの危険性を指摘した。
「眠り病の解決は、ドューワ国でも優先度の高い政策の一つとなっているのです。もしもユキノ様が眠り病の治療方法をご存知であった場合、ドューワ国はユキノ様を引き止めるために、様々な手段を講じるでしょう」
「「あ」」
つまり、ドューワ国の城でこの話が出て、今の流れになっていたら、雪乃は城に拘束されてしまった可能性があるわけだ。
さすがに一国の城となれば、素性を調べられるだろう。
雪乃はふるふると震えた。
下手をすれば、樹人と露見していたかもしれない。そして……と、ユキノは隣に視線を向ける。
ドューワ国が吹っ飛んでいたかもしれない。
「お気遣い、心の底から深く感謝します」
「御礼を言われるようなことではありませんわ」
深々と幹を曲げた雪乃に、リリアンヌ王女は優しくほほ笑む。
彼女はきっと、ドューワ国を滅亡の危機から救ったことは気付いてないだろう。心の平穏のためには、知らない方が良いだろうが。
「それよりもユキノ様、この病を治す方法はございますでしょうか?」
早々に原因をつかんだのだ。期待も高まったことだろう。
リリアンヌ王女は、じっと雪乃に熱い眼差しを向ける。
美少女に見つめられて、同じ女とはいえ、雪乃は少し紅葉する。しかし本音を言うと、少し困っている。
「一応、あるのですが」
雪乃が歯切れも悪く言うと、期待の眼差しが一層熱を帯びた。もう発火しそうな勢いだ。燃え上がってマーク王子が解凍されかねない。
身を引いた雪乃は、視線を彷徨わせる。
「教えてくださいませ。どのような方法であろうと、成し遂げてみせます!」
愛する人を回復させる展望が見えた恋する乙女は、たとえ火の中でも飛び込んでいきそうな勢いだ。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる