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6=澄人の恋人=
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「推しを閉じ込めるってあるじゃん」
食後、澄人がオレンジのマグカップを持ちながら桜に説明していた。
「フィギュアを透明な箱に入れて飾るって、あの心理だよ」
「あぁ、推しってそういう事……それがあのボックスなの?」
テーブルに置いたまま、桜色のマグカップに手を添えた桜が納得して呟いた。
「そ、でもその希望者が飽きちゃったみたいでさ、貰ってきたんだ」
澄人は言い終わると、ずずっと茶を啜る。
「貰っておいて使い道がなくて、あそこに追いやられた。自分のスペースにおけばいいのにな」
阿澄は青いマグカップにした。手に持って宙に浮かせているが、飲む気配がない。冷ましているのだろうか。
「だってさぁ。プレイに使えるかと思ったけど男二人じゃちょっと狭いし、ちょっとした防音にもなるけど叫び声までは消せなかったし。それに僕って服が多いからさぁ」
「窒息はしないの?」
「あ、それは大丈夫。上下空いてるから」
桜はアルリルボックスを思い出しながら頷いた。
上下が空いていて、四辺の一片が開閉できるのなら、閉じ込めようがない。ショーの後、引き取ってからそのように加工したのだろうか。それとも、元々?
「上からさ、吊られてたんだ」
「え?」
澄人の説明に桜の首が傾く。
「女王様のプレゼンでね、僕が吊られてたの」
「それは女王様にお客さんがつくようなプレゼンの場って事?」
さらに首が傾く。
「うん、そう」
「澄人が上から吊るされて、女王様が、私、こんな事できますってアピールする場?」
「まさに」
「えっと……よく分からないけど」
桜の呟きに少し心配そうな澄人の顔。仕事の内容に踏み込んだ話をして、少し後悔していた。
「あの箱、必要?」
「……えっと、どうだろう」
ぶっと吹き出したのは阿澄が先だった。
「確かに。ま、強いて言えば、手を出せない状態でも、こんなに素晴らしい世界がありますよって事なのかな」
「あぁ、なるほど」
生真面目な感じで会話する二人に、澄人はぶすっとして言った。
「きゃーきゃー言ってやったわよ。でも気持ちよくもなんともないし、ただただ痛かったんだからね」
ツーンと横を向いた澄人に、桜はお茶の入った急須を差し出す。
「頑張ったご褒美はちゃんとあった?」
「うん、儲かった」
にかっと笑う澄人。桜はマグカップにお茶を注ぐ。
「すごいお仕事だね。今週末も痛いの?」
「いや」
阿澄が代わりに答える。
「俺達は痛くない。でも女が鳥籠に入る」
「まぁた小道具増えるじゃん。そろそろ倉庫もいっぱいだよ」
鳥籠に入ってどうするのだろうとは思ったが、それが良いかどうかは参加者次第なんだろうなと思った桜は、なにも言わなかった。
そこから数日、三人の生活は平穏に過ぎ、週末には桜も職場へ復帰した。
「桜ぁ!心配したんだよ。大丈夫?」
出勤するとすぐに美奈子が抱きついてきて、桜は体勢を崩して倒れるところだった。
「心配かけてごめんね」
「ううん、いいの。それより澄人さんから色々聞いたわ。桜、阿澄さんに助けてもらったって?」
その言葉に驚いて目を見開く。澄人と美奈子がやりとりしているなんて、本人から聞いていなかった。
「う、うん」
「変な人いるって連絡くれたでしょ?あの日二人に話したら、阿澄さんが危ないかもって言い出して。澄人さんの昔の恋人がストーカーなんだって。移動中に見かけたって言うし怖いよね。全くどんな女なんだろ」
澄人はストーカーが女だと話しているのだろうか。桜はどこまで言っていいのか悩んだ。
「放火なんて酷いよね。仮住まいどう?何か不便な事ない?会社から遠いって聞いたよ」
「う、うん。今のところ、大丈夫」
「手続き済んだ?何か手伝う?」
「だ、大丈夫。一応終わったと思うから」
仕事が始まったので、美奈子の質問から解放された。
この数日で少し変化した価値観が、仕事に影響出ないといいな。そう桜は思った。
ランチの時間、美奈子に誘われて”マーレ”に来た。
「桜がいなかったから、久しぶりだよ」
美奈子は桜がいない時は、デスクでコンビニのパンで済ませると言う。
「マーレでよかったの?」
「うん。もしかしたら、あの二人に会えるんじゃないかと思って」
まさか、と桜は言って歩く。
「あ、澄人さーん」
笑顔で手を振る澄人に、桜は驚いて目を見開く。
朝、一緒に朝食を摂ったばかりだ。
「やぁ、奇遇だね。一緒にどう?」
美奈子は嬉しそうに澄人の席に行き、向かい合って座った。
「ひさしぶりだね、美奈子ちゃん。えっと、そっちは……桜ちゃん、だっけ?」
桜が答えるより先に、美奈子が返答する。
「そうですよ。澄人さん、今日は一人ですか?」
「ううん、阿澄も来るよ。彼女に会いに」
澄人の指差す先には桜がいる。
「え!やだ、桜、聞いた?」
警戒しながら桜は頷く。下手なことは言えないし、澄人の真意が分からない。
「桜」
戸惑う桜の背後から阿澄の声。
澄人の横に座るとすぐにランチを注文した。
「二人はなに食べるの?」
澄人が頬杖を付いて聞いてくる。阿澄がじっと見つめてくるので、思わず桜も言った。
「じゃ、私も同じものを」
「え~、僕だけ仲間外れ?」
「あ!じゃあ、あたしは澄人さんと同じものにします」
美奈子がそう言って注文しようと手を上げた。
「今日のランチになっているパスタが美味しい」
阿澄がぼそっと溢した。それで桜はなるほど、と思った。
再現できる味ならいいなと思いつつ、阿澄にこっそり頷いた。
ランチが終盤に差し掛かった頃。阿澄と澄人に手を挙げて近寄ってくる男がいた。
前髪が長くて少し鬱陶しそうだ。少し軽薄にも見えて、会社員ではなさそうな格好をしている。バンドマンとかホストに見えると桜は思った。どちらも知り合いにいないので、勝手なイメージによる憶測なのだが。
「澄人」
男は澄人に近寄ると、何の前触れもなくキスをした。
「あん、だめだよ、こんなトコで」
色っぽい声を出した澄人に、阿澄の表情は険しい。こんなところで、というよりは、相手が嫌なのかもしれない。
美奈子は桜の横で固まってしまい、二人の様子をただじっと眺めていた。
「じゃ、僕、先に帰るね」
澄人は立ち上がって手を振った。桜も思わず手を振ったが、阿澄と美奈子は無反応だ。
美奈子への牽制だと気がついたがそれと同時に、桜に要らぬ負担をかけまいとわざと見せたのだと思った。
その日の夜は阿澄だけだった。向かいあって座った桜は言う。
「澄人は優しいね」
「そんなこと言うのは桜くらいだ」
桜は首を傾げて言う。
「分かりにくいから?」
「そうだな。それにひねくれてる」
「どんな風に?」
「励まそうとして傷つけてしまう事がある」
「それは、阿澄にも?」
頷いた阿澄に桜は言う。
「昼のは美奈子がこれ以上傷つかないようにわざと見せたって分かったけど、あの彼は本物?」
「本物のようだぞ」
「阿澄は反対なんだね。どんな人なの?」
「俺と澄人の区別も付かない無職の男。しかも金がないから女のところを転々としてる」
「女性も好きな人なんだね」
「節操がないだけだ」
澄人が幸せになれないのなら、桜も賛成はできないなと思う。
食後、澄人がオレンジのマグカップを持ちながら桜に説明していた。
「フィギュアを透明な箱に入れて飾るって、あの心理だよ」
「あぁ、推しってそういう事……それがあのボックスなの?」
テーブルに置いたまま、桜色のマグカップに手を添えた桜が納得して呟いた。
「そ、でもその希望者が飽きちゃったみたいでさ、貰ってきたんだ」
澄人は言い終わると、ずずっと茶を啜る。
「貰っておいて使い道がなくて、あそこに追いやられた。自分のスペースにおけばいいのにな」
阿澄は青いマグカップにした。手に持って宙に浮かせているが、飲む気配がない。冷ましているのだろうか。
「だってさぁ。プレイに使えるかと思ったけど男二人じゃちょっと狭いし、ちょっとした防音にもなるけど叫び声までは消せなかったし。それに僕って服が多いからさぁ」
「窒息はしないの?」
「あ、それは大丈夫。上下空いてるから」
桜はアルリルボックスを思い出しながら頷いた。
上下が空いていて、四辺の一片が開閉できるのなら、閉じ込めようがない。ショーの後、引き取ってからそのように加工したのだろうか。それとも、元々?
「上からさ、吊られてたんだ」
「え?」
澄人の説明に桜の首が傾く。
「女王様のプレゼンでね、僕が吊られてたの」
「それは女王様にお客さんがつくようなプレゼンの場って事?」
さらに首が傾く。
「うん、そう」
「澄人が上から吊るされて、女王様が、私、こんな事できますってアピールする場?」
「まさに」
「えっと……よく分からないけど」
桜の呟きに少し心配そうな澄人の顔。仕事の内容に踏み込んだ話をして、少し後悔していた。
「あの箱、必要?」
「……えっと、どうだろう」
ぶっと吹き出したのは阿澄が先だった。
「確かに。ま、強いて言えば、手を出せない状態でも、こんなに素晴らしい世界がありますよって事なのかな」
「あぁ、なるほど」
生真面目な感じで会話する二人に、澄人はぶすっとして言った。
「きゃーきゃー言ってやったわよ。でも気持ちよくもなんともないし、ただただ痛かったんだからね」
ツーンと横を向いた澄人に、桜はお茶の入った急須を差し出す。
「頑張ったご褒美はちゃんとあった?」
「うん、儲かった」
にかっと笑う澄人。桜はマグカップにお茶を注ぐ。
「すごいお仕事だね。今週末も痛いの?」
「いや」
阿澄が代わりに答える。
「俺達は痛くない。でも女が鳥籠に入る」
「まぁた小道具増えるじゃん。そろそろ倉庫もいっぱいだよ」
鳥籠に入ってどうするのだろうとは思ったが、それが良いかどうかは参加者次第なんだろうなと思った桜は、なにも言わなかった。
そこから数日、三人の生活は平穏に過ぎ、週末には桜も職場へ復帰した。
「桜ぁ!心配したんだよ。大丈夫?」
出勤するとすぐに美奈子が抱きついてきて、桜は体勢を崩して倒れるところだった。
「心配かけてごめんね」
「ううん、いいの。それより澄人さんから色々聞いたわ。桜、阿澄さんに助けてもらったって?」
その言葉に驚いて目を見開く。澄人と美奈子がやりとりしているなんて、本人から聞いていなかった。
「う、うん」
「変な人いるって連絡くれたでしょ?あの日二人に話したら、阿澄さんが危ないかもって言い出して。澄人さんの昔の恋人がストーカーなんだって。移動中に見かけたって言うし怖いよね。全くどんな女なんだろ」
澄人はストーカーが女だと話しているのだろうか。桜はどこまで言っていいのか悩んだ。
「放火なんて酷いよね。仮住まいどう?何か不便な事ない?会社から遠いって聞いたよ」
「う、うん。今のところ、大丈夫」
「手続き済んだ?何か手伝う?」
「だ、大丈夫。一応終わったと思うから」
仕事が始まったので、美奈子の質問から解放された。
この数日で少し変化した価値観が、仕事に影響出ないといいな。そう桜は思った。
ランチの時間、美奈子に誘われて”マーレ”に来た。
「桜がいなかったから、久しぶりだよ」
美奈子は桜がいない時は、デスクでコンビニのパンで済ませると言う。
「マーレでよかったの?」
「うん。もしかしたら、あの二人に会えるんじゃないかと思って」
まさか、と桜は言って歩く。
「あ、澄人さーん」
笑顔で手を振る澄人に、桜は驚いて目を見開く。
朝、一緒に朝食を摂ったばかりだ。
「やぁ、奇遇だね。一緒にどう?」
美奈子は嬉しそうに澄人の席に行き、向かい合って座った。
「ひさしぶりだね、美奈子ちゃん。えっと、そっちは……桜ちゃん、だっけ?」
桜が答えるより先に、美奈子が返答する。
「そうですよ。澄人さん、今日は一人ですか?」
「ううん、阿澄も来るよ。彼女に会いに」
澄人の指差す先には桜がいる。
「え!やだ、桜、聞いた?」
警戒しながら桜は頷く。下手なことは言えないし、澄人の真意が分からない。
「桜」
戸惑う桜の背後から阿澄の声。
澄人の横に座るとすぐにランチを注文した。
「二人はなに食べるの?」
澄人が頬杖を付いて聞いてくる。阿澄がじっと見つめてくるので、思わず桜も言った。
「じゃ、私も同じものを」
「え~、僕だけ仲間外れ?」
「あ!じゃあ、あたしは澄人さんと同じものにします」
美奈子がそう言って注文しようと手を上げた。
「今日のランチになっているパスタが美味しい」
阿澄がぼそっと溢した。それで桜はなるほど、と思った。
再現できる味ならいいなと思いつつ、阿澄にこっそり頷いた。
ランチが終盤に差し掛かった頃。阿澄と澄人に手を挙げて近寄ってくる男がいた。
前髪が長くて少し鬱陶しそうだ。少し軽薄にも見えて、会社員ではなさそうな格好をしている。バンドマンとかホストに見えると桜は思った。どちらも知り合いにいないので、勝手なイメージによる憶測なのだが。
「澄人」
男は澄人に近寄ると、何の前触れもなくキスをした。
「あん、だめだよ、こんなトコで」
色っぽい声を出した澄人に、阿澄の表情は険しい。こんなところで、というよりは、相手が嫌なのかもしれない。
美奈子は桜の横で固まってしまい、二人の様子をただじっと眺めていた。
「じゃ、僕、先に帰るね」
澄人は立ち上がって手を振った。桜も思わず手を振ったが、阿澄と美奈子は無反応だ。
美奈子への牽制だと気がついたがそれと同時に、桜に要らぬ負担をかけまいとわざと見せたのだと思った。
その日の夜は阿澄だけだった。向かいあって座った桜は言う。
「澄人は優しいね」
「そんなこと言うのは桜くらいだ」
桜は首を傾げて言う。
「分かりにくいから?」
「そうだな。それにひねくれてる」
「どんな風に?」
「励まそうとして傷つけてしまう事がある」
「それは、阿澄にも?」
頷いた阿澄に桜は言う。
「昼のは美奈子がこれ以上傷つかないようにわざと見せたって分かったけど、あの彼は本物?」
「本物のようだぞ」
「阿澄は反対なんだね。どんな人なの?」
「俺と澄人の区別も付かない無職の男。しかも金がないから女のところを転々としてる」
「女性も好きな人なんだね」
「節操がないだけだ」
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