危ない双子〜その愛に溺れて〜

橘 葛葉

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アクリルボックスの中でぐったりして、阿澄あすみに支えられている桜。しかしまだいってない阿澄のモノが刺さったままだ。
『ね、あの家の男ともうやった?僕より気持ちよかった?』
外から澄人の声が聞こえ、阿澄と顔を見合わせた桜。
『あいつとはそんなんじゃないよ。ただの悪友』
『へぇ、悪い男って好きだよ』
甘えるような澄人の声。演技しているのは分かったが、目的がわからない桜は首を傾げるばかりだ。
『あ?さっそくの浮気か?』
『そんなんじゃないけど、悪いってどれくらい悪いの?ねぇ、教えてよ』
『あっ、澄人。またそんな事して。イジるなよ……』
『体は反応してるよ?ねえ、これに耐えながら話してみてよ、ほらっ』
澄人の台詞に連動しているのか、阿澄の手が再び桜の鼠蹊部に当てられ下降していく。
『あぅ……澄人』
ぴちゃ、と音が聞こえてきて、口に何かを含んだ感じの澄人の声が届く。同時に桜のうなじにも阿澄の舌が這っていた。
『ほらっ、どんな悪い奴なの?一緒に何かしてる?』
『うっ……いや、一緒には……はぁ、何もしてなっ……澄人』
外に合わせているつもりなのか、阿澄は腰を動かさない。だがすでに入っているため、僅かな動きでも奥や側面に当たって刺激がある。それなのに、また手が前をもてあそび始めた。
『ん?なあに?悪い事って美人局つつもたせとかそっち?』
『あ、はぁ。いや、名義貸しとかそっち』
ジュルジュル音がして、すぐに澄人の声。話が本題に入ったのか、阿澄が少し動きを止めて聞き耳を立てている。
『そっちって?』
『不動産系の詐欺?なんか最初は普通に商売やってたみたいだけど、彼女の名義使って滞納して逃げたらしい』
ふぅんと言いながら、頬張るような澄人の声。
『その彼女は彼の家知らないの?』
ちゅばっと音がして、男の感じている声が届き、それの返答には少し時間がかかった。その間は当然のように阿澄の指が桜を虐める。
『はぁ、はぁ、家……彼女、知らな……い、らしい』
『へぇ、こんな素敵な彼は出入りしてるのに?ねぇ、それって、本当にただの悪友なの?あっ……ふふふ、また入りそうだよ』
『澄人のせい。責任とれ』
『いいよ、初めてだもん。二回はやんなきゃ』
澄人のその台詞に、桜は背後の阿澄を振り返ってじっと見た。
斜めに見るので目が痛くなり、そう長時間ではなかったが、阿澄は気まずそうに目を逸らす。指もそれに合わせるように止まっていた。
『それにしても、その悪友の彼女、かわいそうだね。ほら、いいよ。挿れて』
『そうだな。店を教えてたから、自宅を教えなくても疑問に思わなかったって。泊まりはいつも彼女の家でって言ってたな』
『ね、その彼と三人でやってみない?きっと気持ちいいよ』
ぴくり、と阿澄が反応する。何の反応のだろうかと、桜は再度阿澄を振り返り見る。
『あいつは無理だと思うな。女が混じった三人でも、男が混じってるのは嫌がると思う』
『うっ、あ……はぁ、また入った』
桜の顎を抱えるようにしてキスをする阿澄。腰を上に突きあげ始めた。
「あっ、阿澄……」
可動域の狭い空間なのに、こんなにも感じてしまう自分が恥ずかしいと桜は思う。
『澄人が挿れてって言ったんだぞ』
『うん、言った。それならその悪友、男に回されたら目覚めないかな』
また、阿澄が下から突き上げる。
「あっ……だめ、阿澄……」
『おらっ、さっきより奥に突いてやる。あいつはよせ。男には多分目覚めないし、下手したら発狂するわ』
『えぇ、残念』
『それに三人って俺も想像できない』
『ふふっ、それなら今度やってあげる』
『突かれるのはやだぞ』
『うっふん、じゃあ今、もっと突いて』
よしっと声がして外の声が再び激しくなる。
「あっ、あっ、阿澄」
阿澄の腰が定期的に突き上げられ、指も桜を翻弄するように動く。
外からはもう会話らしい会話はない。
桜もまた、阿澄の動きに集中した。












外の音が途絶え、澄人の大きめの声が聞こえてきた。
『駅まで送ってくよ』
『おう、ありがと』
チュッチュっと音がしていたので、キスをしているのだろうと思った。
アクリルボックスの中で、阿澄に支えられながらその音を聞いていた桜。やがて二人が出ていった音で、ようやくボックスから開放された。
「桜、大丈夫か?」
「う、うん。阿澄は?」
「出したい」
「うっ、だよね……」
クローゼットから出ると、すぐにベッドに押し倒される。
スカートを捲り上げ、ショーツを膝まで下ろすとそのまま桜の足をあげる。
「桜のここ、とろとろ」
そう言うと、口を寄せて吸い付く阿澄。
「はぁっ、阿澄……挿れていいよ。もう濡れてる」
「まだ味わってない」
じゅるっと音がして、阿澄の舌が陰核をぬめりとっていく。
指が差し込まれ、中の濡れ具合を確かめるように出し入れされた。
陰唇に桜の体液を擦り付けると、ようやく顔を起こし、膝で止まっていたショーツを剥ぎ取る。
仰向けになった桜の顔を見ようと、上体を引き上げて手をついた。
すでに潤んだ瞳の桜は、阿澄の顔を見ると両手を伸ばして頬を持つ。
弱い力に引き寄せられるようにして、阿澄は桜の唇を奪う。キスを深めながら挿入する。
「はっ、あぁ……奥まで来たよ、阿澄」
「分かる。あたってるからっ」
勢いよく突かれて、桜の腰が跳ねた。
「あっ!ああぁ……」
「焦らされて限界が近い」
「いいよ、阿澄。私だけ、もう何回もいってる」
「いってる時の桜の顔、もっと見たい」
「や、やだ……恥ずかしい。絶対変な顔してるもん」
「そんな事ない、綺麗だ」
言葉がより快感を高める気がして、桜はさらに感じていた。
「ここも寂しいか」
陰核を指で擦りながら、阿澄の速度が速くなる。
「あっ、あっ、あっ、阿澄、いいっ……ふ……ぅん……あっ……」
「桜っ」
せつない声の阿澄に、桜の瞳が薄く開かれる。直後、両足を抱えられて阿澄の上半身が密着する。さらに腰の速度が早まり、阿澄の絶頂が近い事を悟った。
「阿澄っ、好き、あっ、あっ……阿澄……」
無言のままぎゅっと桜の奥に入り込む阿澄。いく直前に、なんとか腰を引いて桜の太腿に出した。
「服についてなければいいが……」
息を整えながら言う阿澄に、息も絶え絶えの桜。
「一緒にシャワー浴びるか」
こくりと桜が頷く。









「あ、阿澄。ちゃんとシャンプーしなきゃダメだよ」
「つけた」
「つけるだけじゃダメ。泡立てて、頭皮を洗わないと」
「頭皮?」
阿澄が石鹸でそのまま頭を洗おうとしたので、桜は慌てて止めてシャンプーを差し出した。しかしそれをつけてすぐに流そうとしたので、桜がまた止めたのだった。
「やってあげる。急いで洗うね」
手早く済ませないと澄人が戻ってくる。向かい合った桜が泡立てて、頭皮をマッサージするように指の腹で揉む。
「気持ちいいな」
「本当?ふふ、嬉しいな」
目の前に桜の胸があるが、ここでまたイタズラをすると出られなくなりそうで、阿澄はなんとか手を動かすのを我慢した。
「じゃあ、流すね」
泡ぎれを待って、桜がコンディショナーを付ける。それも時間がかかるのかと思ったが、すぐに流していいと言われて、体を手早く洗うと一緒に流して先に浴室を出た。
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