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【3】心と体
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鳥の声で覚醒したセレーネ。はっとして横を見ると、ヘリオスの寝顔があった。
辺りを見ても昨晩と変わりない。
どうやったのかは不明だが、元のセレーネと入れ替わった事だけは確信があった。
しかしセレーネの記憶は何一つない。
夢現の中で聞いた千紗の独白が、情報の全てだった。
セレーネは妻として機能していたのだろうか。
拒否していたのは、夫婦生活だけ?
それとも……
分からないが、自分が家族や友達、それらを一気に失ったことだけは理解した。そして、新しい家族が目の前にいる。
それは少し寂しい事だったが、記憶の喪失のせいで実感を伴わない。
それに、目の前には現実とは思えないほど、美しい寝顔があった。
朝日に煌めく紫の髪と陶器のような頬。
閉じられた瞳に、急激に昨夜の事を思い出す。
妄想していたヘリオスよりも、はるかに濃厚な一夜だった。
思い出して赤面すると、下腹部がきゅっと締まった気がする。
目の前の寝顔を見ていると、それはそれは清らかな寝顔で、昨夜のことが信じられない。
唇に、下腹部に、じんと痺れが蘇る。
新しい快楽を知ってしまった。
あんなに気持ちいい事がこの世にあるなんて知らなかった。
処女喪失は高校の時。
その時数回経験しただけで、そこからすっかり干からびている。
こんな綺麗な顔が、自分のあんなところを舐めたなんて……。
イケメンを間近で見ることもないし、ましてや結婚など思いもよらない。
だが、目の前の男を手放すのは、物凄く惜しい気がした。
「…………」
じっとヘリオスの紫のまつ毛を見つめる。
環境適応能力には自信がある。
この世界の記憶はなくとも、なんとなく馴染めるような気がしてきた。
会社でキーボードを叩いているより、屋敷の女主人の方が楽しそうだ。
仕事内容などは不明だが、やってみるのも悪くない。
よし、とセレーネが心の中で拳を握りしめた時だった。
「おはようございます」
ヘリオスの目が開いて、サファイアのような瞳が朝日に煌めいた。
あまりの美貌に言葉を失うセレーネ。
「どうしたのですか?あ、そのまま寝てしまったので機嫌を損ねましたか」
今までどのような態度でセレーネは夫婦の勤めに挑んでいたのだろう。頑なにヘリオスを拒否していたのではないだろうか。
それは、きっとこの人を傷つけていたことだろう。
慌てて首を横に振ったセレーネは、ヘリオスの頬にそっと手を伸ばして言った。
「今晩も一緒に寝たいくらいです」
「!」
目を見開いたヘリオス。
その頬に乗っているセレーネの手を、上から包んで引き離した。ベッドに押しつけると半身を起こし、上から覗き込むようにして問う。
「それは、本気で言っていますか?」
怒気を孕んだ声に、怯んだセレーネが小さく答える。
「は……はい……」
少しだけ押し黙ったヘリオスは、ややして静かに問いかけた。
「あなたは……本当にわたしの妻ですか?」
今度はセレーネが目を丸くする番だった。
「まるで別人だ」
強い視線に負けて、ついと目を逸らしてしまう。
「大切な事です。きちんと答えてください」
目を伏せたまま、セレーネは小さく首を振る。
「わかり、ません……。少なくとも、体はそうです」
「体は……」
ヘリオスはそう言うとセレーネの手を解放し、体を起こして考え込んだ。顎を掴んだままじっとしていたが、不意に自分の手の甲を見て、そのまま固まっている。
中指に嵌っている金の指輪を見ているようだが、傷でもついたのだろうか。同じデザインの指輪を二つも嵌めているのが少し不思議で印象に残った。
まさか、と指輪を凝視する。それの犯人が自分だと疑われているのだろうかと、セレーネは不安になって自らも体を起こす。
そのせいで、まとわりついていた布が体から落ち、自分が裸で寝ている事に気がついた。
「きゃ」
慌てて布を引き上げると、恐る恐るヘリオスを見る。
「ふっ」
笑った顔と目が合う。
「やはり別人のようですね」
そう言われて、二度ほど頷いて肯定した。
「おや……」
何かに気がついたのか、ヘリオスはじっとセレーネの顔を見つめながら思案する。セレーネはどこを見ていいのか分からず、うろうろと視線を彷徨わせていた。
ややしてヘリオスが問いかける。
「本当の名前はなんです?目的を伺っても?」
「私の名前は……篠……篠……や……ま?」
言いかけたセレーネは、はっとして口元を覆った。
記憶の大半が抜けている。過去の自分に纏わる記憶のはずだが、名前も思い出せない。
遠い世界である事は確かだが……いや、本当に確かだろうか?
「名前……本当の名前……私は……私の名前は……」
さっきまであったはずの記憶。
手を伸ばせば伸ばしただけ遠ざかるような気がした。
混乱していると、目の前に手が伸びてきて、額にそっと触れられる。
「魔術の気配……」
首を左右に振ったヘリオスはしばし考えている。しかし口を開いて説明を再開させた。
「これは魔術の一種ですね。本来のセレーネがやったのでしょう。怪しげな魔術の研究をしているとは聞いていましたが、まさかこんな大それた事を企んでいたなんて……」
はぁ、っと大きな息を吐き出したヘリオス。その口元が微笑んでいるのは見えなかった。
ぐっとセレーネを引き寄せると、布ごと抱きしめて問いかけた。
「わたしとしては、あなたとの方が相性は良さそうなので残っていただきたいのですが……元の世界に帰りたいですか?」
ヘリオスの首筋に頬が当たっており、そこから鼓動を感じる。この速さは今大切な事を聞いているからなのか、それとも通常の速さなのだろうか。
答えないセレーネに、ヘリオスも黙ったまま待つ。
「あの、どんどん記憶が消えてるみたいで……でも、帰りたいとは、今のところ思っていません。帰り方も、分からないし……」
そう答えると、ヘリオスは腕に力を入れて体を離す。セレーネの顔を見ると、にっこり微笑んだ。
「それでは早速契約を書き換えましょう」
契約とは何のことだろうと首を傾げたセレーネ。
「魔術によって強引に引き剥がされたのなら、心と体が馴染むまで不安定な状態になります。自ら望んだのでなければ、それはより顕著に現れます」
ベッドから降りながらヘリオスはガウンのようなものを羽織り、振り返って説明を続ける。
「心が体から離れ、元の場所に戻ろうとした時、そこに器がないと永遠に彷徨います。器が乗っ取られていても、やはり彷徨う事になります」
「彷徨うって……どういう状態?」
しゅるりと腰紐を結んだヘリオスは、同じようなガウンを手に取ると、セレーネの方へやってきて手渡した。
「簡単に言うと死にます」
手渡されたガウンを羽織ることも出来ず、目を見開いたままセレーネはそれを握りしめた。
「心が離れないようにするには、どうしたらいいの?」
ヘリオスは頷いて答える。
「定着するまで、分離を抑える道具を身につける事ですね。なるべく早く用意させますが、それまではわたしの魔力で分離しないように抑える必要があります」
そんな力があるのかと、セレーネは驚きながらも二度頷いた。
「定着って、どれくらいでするものなの?」
「稀有な魔術です。文献に残っている情報でしかないのですが……数年はかかると思ってください」
そんなにかかるのかと唖然とした。セレーネは言葉を失ってヘリオスを見る。
「強い快楽や幸福、これによって定着を早めると文献にはありました」
ですので、とヘリオスは言うと、ベッドに膝を乗せてセレーネに近寄る。
「一緒に寝て守ります。それに、わたしが与えてみせましょう。強い快楽と幸福をね」
辺りを見ても昨晩と変わりない。
どうやったのかは不明だが、元のセレーネと入れ替わった事だけは確信があった。
しかしセレーネの記憶は何一つない。
夢現の中で聞いた千紗の独白が、情報の全てだった。
セレーネは妻として機能していたのだろうか。
拒否していたのは、夫婦生活だけ?
それとも……
分からないが、自分が家族や友達、それらを一気に失ったことだけは理解した。そして、新しい家族が目の前にいる。
それは少し寂しい事だったが、記憶の喪失のせいで実感を伴わない。
それに、目の前には現実とは思えないほど、美しい寝顔があった。
朝日に煌めく紫の髪と陶器のような頬。
閉じられた瞳に、急激に昨夜の事を思い出す。
妄想していたヘリオスよりも、はるかに濃厚な一夜だった。
思い出して赤面すると、下腹部がきゅっと締まった気がする。
目の前の寝顔を見ていると、それはそれは清らかな寝顔で、昨夜のことが信じられない。
唇に、下腹部に、じんと痺れが蘇る。
新しい快楽を知ってしまった。
あんなに気持ちいい事がこの世にあるなんて知らなかった。
処女喪失は高校の時。
その時数回経験しただけで、そこからすっかり干からびている。
こんな綺麗な顔が、自分のあんなところを舐めたなんて……。
イケメンを間近で見ることもないし、ましてや結婚など思いもよらない。
だが、目の前の男を手放すのは、物凄く惜しい気がした。
「…………」
じっとヘリオスの紫のまつ毛を見つめる。
環境適応能力には自信がある。
この世界の記憶はなくとも、なんとなく馴染めるような気がしてきた。
会社でキーボードを叩いているより、屋敷の女主人の方が楽しそうだ。
仕事内容などは不明だが、やってみるのも悪くない。
よし、とセレーネが心の中で拳を握りしめた時だった。
「おはようございます」
ヘリオスの目が開いて、サファイアのような瞳が朝日に煌めいた。
あまりの美貌に言葉を失うセレーネ。
「どうしたのですか?あ、そのまま寝てしまったので機嫌を損ねましたか」
今までどのような態度でセレーネは夫婦の勤めに挑んでいたのだろう。頑なにヘリオスを拒否していたのではないだろうか。
それは、きっとこの人を傷つけていたことだろう。
慌てて首を横に振ったセレーネは、ヘリオスの頬にそっと手を伸ばして言った。
「今晩も一緒に寝たいくらいです」
「!」
目を見開いたヘリオス。
その頬に乗っているセレーネの手を、上から包んで引き離した。ベッドに押しつけると半身を起こし、上から覗き込むようにして問う。
「それは、本気で言っていますか?」
怒気を孕んだ声に、怯んだセレーネが小さく答える。
「は……はい……」
少しだけ押し黙ったヘリオスは、ややして静かに問いかけた。
「あなたは……本当にわたしの妻ですか?」
今度はセレーネが目を丸くする番だった。
「まるで別人だ」
強い視線に負けて、ついと目を逸らしてしまう。
「大切な事です。きちんと答えてください」
目を伏せたまま、セレーネは小さく首を振る。
「わかり、ません……。少なくとも、体はそうです」
「体は……」
ヘリオスはそう言うとセレーネの手を解放し、体を起こして考え込んだ。顎を掴んだままじっとしていたが、不意に自分の手の甲を見て、そのまま固まっている。
中指に嵌っている金の指輪を見ているようだが、傷でもついたのだろうか。同じデザインの指輪を二つも嵌めているのが少し不思議で印象に残った。
まさか、と指輪を凝視する。それの犯人が自分だと疑われているのだろうかと、セレーネは不安になって自らも体を起こす。
そのせいで、まとわりついていた布が体から落ち、自分が裸で寝ている事に気がついた。
「きゃ」
慌てて布を引き上げると、恐る恐るヘリオスを見る。
「ふっ」
笑った顔と目が合う。
「やはり別人のようですね」
そう言われて、二度ほど頷いて肯定した。
「おや……」
何かに気がついたのか、ヘリオスはじっとセレーネの顔を見つめながら思案する。セレーネはどこを見ていいのか分からず、うろうろと視線を彷徨わせていた。
ややしてヘリオスが問いかける。
「本当の名前はなんです?目的を伺っても?」
「私の名前は……篠……篠……や……ま?」
言いかけたセレーネは、はっとして口元を覆った。
記憶の大半が抜けている。過去の自分に纏わる記憶のはずだが、名前も思い出せない。
遠い世界である事は確かだが……いや、本当に確かだろうか?
「名前……本当の名前……私は……私の名前は……」
さっきまであったはずの記憶。
手を伸ばせば伸ばしただけ遠ざかるような気がした。
混乱していると、目の前に手が伸びてきて、額にそっと触れられる。
「魔術の気配……」
首を左右に振ったヘリオスはしばし考えている。しかし口を開いて説明を再開させた。
「これは魔術の一種ですね。本来のセレーネがやったのでしょう。怪しげな魔術の研究をしているとは聞いていましたが、まさかこんな大それた事を企んでいたなんて……」
はぁ、っと大きな息を吐き出したヘリオス。その口元が微笑んでいるのは見えなかった。
ぐっとセレーネを引き寄せると、布ごと抱きしめて問いかけた。
「わたしとしては、あなたとの方が相性は良さそうなので残っていただきたいのですが……元の世界に帰りたいですか?」
ヘリオスの首筋に頬が当たっており、そこから鼓動を感じる。この速さは今大切な事を聞いているからなのか、それとも通常の速さなのだろうか。
答えないセレーネに、ヘリオスも黙ったまま待つ。
「あの、どんどん記憶が消えてるみたいで……でも、帰りたいとは、今のところ思っていません。帰り方も、分からないし……」
そう答えると、ヘリオスは腕に力を入れて体を離す。セレーネの顔を見ると、にっこり微笑んだ。
「それでは早速契約を書き換えましょう」
契約とは何のことだろうと首を傾げたセレーネ。
「魔術によって強引に引き剥がされたのなら、心と体が馴染むまで不安定な状態になります。自ら望んだのでなければ、それはより顕著に現れます」
ベッドから降りながらヘリオスはガウンのようなものを羽織り、振り返って説明を続ける。
「心が体から離れ、元の場所に戻ろうとした時、そこに器がないと永遠に彷徨います。器が乗っ取られていても、やはり彷徨う事になります」
「彷徨うって……どういう状態?」
しゅるりと腰紐を結んだヘリオスは、同じようなガウンを手に取ると、セレーネの方へやってきて手渡した。
「簡単に言うと死にます」
手渡されたガウンを羽織ることも出来ず、目を見開いたままセレーネはそれを握りしめた。
「心が離れないようにするには、どうしたらいいの?」
ヘリオスは頷いて答える。
「定着するまで、分離を抑える道具を身につける事ですね。なるべく早く用意させますが、それまではわたしの魔力で分離しないように抑える必要があります」
そんな力があるのかと、セレーネは驚きながらも二度頷いた。
「定着って、どれくらいでするものなの?」
「稀有な魔術です。文献に残っている情報でしかないのですが……数年はかかると思ってください」
そんなにかかるのかと唖然とした。セレーネは言葉を失ってヘリオスを見る。
「強い快楽や幸福、これによって定着を早めると文献にはありました」
ですので、とヘリオスは言うと、ベッドに膝を乗せてセレーネに近寄る。
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