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鉄棒で我慢対決
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ある晴れた土曜日の午後、学校の校庭は静かで、遠くから聞こえる鳥のさえずりだけが響いていた。麻衣ちゃんはクラスメイトの遼くんと一緒に公園に遊びにやってきた。
「ねえ、遼くん、私がどれくらい鉄棒にぶら下がれるか見ててよ!」
麻衣ちゃんが目をキラキラさせながら提案すると、遼くんは
「んー?まあいいよ。でもどうせすぐ落ちるでしょ」と興味なさそうにスマホを手に持った。
麻衣ちゃんは少しムッとしたけど、「そんなことないもん!」と負けん気を出して鉄棒に飛びつき、両手でギュッと握った。冷たい鉄の感触が手のひらに伝わる。
「よし、いくよ!」と元気よく宣言して足を地面から浮かせて、ぶら下がり始めた。
軽快に足をブラブラさせながら、「私、結構体力あるんだから!」と得意げに笑う。
髪が風に揺れ、頬に汗がにじんできたけど、まだ自信満々の表情を崩さなかった。
遼くんは鉄棒の横に立ってスマホを眺めながら、「10秒、20秒…へえ、意外と頑張るじゃん」と少し驚いたふりをしながらも、どこかバカにしたような口調でタイムを数えていた。
太陽が二人を照らし、校庭の芝生がキラキラ光っていたけど、遼くんの目は意地悪な思い付きにキラリと光った。
麻衣ちゃんはそんな遼くんの変化に気づかないまま、「まだまだいけるよ!」と腕に力を込めて30秒を過ぎても懸命にぶら下がっていた。
でも、だんだん腕が重くなり、手のひらが汗ばんできた。麻衣ちゃんの眉間にシワが寄り、「絶対1分は超えるんだから!」と自分を励ます姿に、遼くんは「おー、すっごい耐えるね」とわざとらしく感心した声を出した。そして、
「でもさー、
麻衣ちゃんってくすぐったがりだったよね?」
「へ?」
ニヤリと笑うと、いきなり手を伸ばして麻衣ちゃんの脇の下を指先でつつき始めた。
「ひゃあっ!や、やめてよ、遼くんっ!」
麻衣ちゃんの体は一瞬ビクッと跳ね上がり、笑い声と悲鳴が混じった声を上げた。
遼くんの指が脇の下の柔らかい部分に触れた瞬間、ゾワッとしたくすぐったさが背筋を駆け上がり、麻衣ちゃんは頭を振ってくすぐったさを逃がそうとする。
鉄棒を握る手に力を入れ直そうとしても、遼くんは
「ほーら、耐えられるもんなら耐えてみな」
と意地悪く笑いながら、指先を小刻みに動かして、脇の下の敏感な窪みをコチョコチョと執拗に刺激した。
麻衣ちゃんは
「やだっ、あははっ、だめだってばっ!」と叫んだ。
右だけくすぐられると左に逃げようと体が振れる。すると、反対で待ち構えていた左の脇をくすぐられて、体が勝手に左右に揺れてしまう。
「遼くん、ほんとやめてー!落ちちゃうよっ!」
と麻衣ちゃんが必死に訴えると遼くんは、
「えー?まだ大丈夫でしょ?いけるいける、ほら、もっと頑張れよ」
と今度は両手を使って攻撃を仕掛けてきた。
右手で脇の下を素早くつつき、左手で肋骨のあたりを軽く指でなぞるようにくすぐった。
麻衣ちゃんは「ひゃっ!あははっ、いやっ!」と笑い声が止まらず、くすぐったさが脇からお腹の方まで広がる感覚に襲われた。肋骨を指でなぞられたらもう我慢できなくて、
「うわっ、そこだめっ!」
と声が裏返り、ぶら下がったまま、体がくの字に縮こまる。
「何?まだ落ちないの?しぶといな」
遼くんはさらにくすぐりの手を加速させた。両手の指をフルに使って、脇の下を小刻みにくすぐりつつ、時々指を広げて肋骨の間を軽く押したり、わき腹をサワサワと這わせたりした。
麻衣ちゃんは「やめてっ、あははっ、くすぐったいっ!」
と叫び、笑いすぎて顔が真っ赤になり、目尻に涙が浮かんでくる。くすぐったさが我慢できないほど強くなると、体が勝手に跳ねるように反応し、足がバタバタと暴れて体が揺れた。
「もうっ、ずるいよっ、あははっ!」
と半泣きの声で訴えたけど、笑いが止まらない。
遼くんは「ほら、50秒だよ、もう無理なんじゃない?」とわざとバカにしたように言いながら、一瞬手を止めた。麻衣ちゃんが
「はぁ…はぁ…もうやめてって…」
と息を整えようとしたその瞬間、
「はい再開ー」
と不意打ちでまた両手を脇に突っ込んできた。右手で脇の下を強くコチョコチョし、左手でわき腹を素早くつつく二段攻撃。
麻衣ちゃんは「ひゃああっ!うそっ、やだっ、あははっ!」と悲鳴を上げ、
くすぐったさに体がガクガク震えて、鉄棒を握る手が汗で滑る。
「やめてってばっ、意地悪っ、もうだめっ!」と叫びながら、ついに耐えきれず「落ちるっ!」と手を離してしまった。
地面にぽすんと着地した麻衣ちゃんは、笑いすぎて涙目になりながら、
「はぁ…はぁ…遼くん、最低っ!」と地面に座り込んで抗議した。
遼くんは「何?50秒しか持たなかったじゃん。もっと頑張れると思ったのに」と呆れたふりしてわざとらしく笑い、「ほら、立てよ」と手を差し伸べた。
麻衣ちゃんは「くすぐるなんて反則だよ!」と頬を膨らませて立ち上がる。
「自分ができないのを人のせいにしないでくださーい」
馬鹿にしたような仕草で遼くんが言うから、麻衣ちゃんは悔しくて地団駄を踏む。
「そんなに言うなら、次は遼くんがやってみなよ!」
麻衣ちゃんが鉄棒を指差すと、
「ええ?いいけど、麻衣ちゃんみたいにすぐ落ちないよ?」
と遼くんがさらに意地悪く挑発した。
麻衣ちゃんは「えー?でも今度は私が遼くんの邪魔しちゃうかもねー?」
と、腕組みをして二人は睨み合いながら、どこか楽しそうに次の勝負の約束をしたのだった。
おしまい
「ねえ、遼くん、私がどれくらい鉄棒にぶら下がれるか見ててよ!」
麻衣ちゃんが目をキラキラさせながら提案すると、遼くんは
「んー?まあいいよ。でもどうせすぐ落ちるでしょ」と興味なさそうにスマホを手に持った。
麻衣ちゃんは少しムッとしたけど、「そんなことないもん!」と負けん気を出して鉄棒に飛びつき、両手でギュッと握った。冷たい鉄の感触が手のひらに伝わる。
「よし、いくよ!」と元気よく宣言して足を地面から浮かせて、ぶら下がり始めた。
軽快に足をブラブラさせながら、「私、結構体力あるんだから!」と得意げに笑う。
髪が風に揺れ、頬に汗がにじんできたけど、まだ自信満々の表情を崩さなかった。
遼くんは鉄棒の横に立ってスマホを眺めながら、「10秒、20秒…へえ、意外と頑張るじゃん」と少し驚いたふりをしながらも、どこかバカにしたような口調でタイムを数えていた。
太陽が二人を照らし、校庭の芝生がキラキラ光っていたけど、遼くんの目は意地悪な思い付きにキラリと光った。
麻衣ちゃんはそんな遼くんの変化に気づかないまま、「まだまだいけるよ!」と腕に力を込めて30秒を過ぎても懸命にぶら下がっていた。
でも、だんだん腕が重くなり、手のひらが汗ばんできた。麻衣ちゃんの眉間にシワが寄り、「絶対1分は超えるんだから!」と自分を励ます姿に、遼くんは「おー、すっごい耐えるね」とわざとらしく感心した声を出した。そして、
「でもさー、
麻衣ちゃんってくすぐったがりだったよね?」
「へ?」
ニヤリと笑うと、いきなり手を伸ばして麻衣ちゃんの脇の下を指先でつつき始めた。
「ひゃあっ!や、やめてよ、遼くんっ!」
麻衣ちゃんの体は一瞬ビクッと跳ね上がり、笑い声と悲鳴が混じった声を上げた。
遼くんの指が脇の下の柔らかい部分に触れた瞬間、ゾワッとしたくすぐったさが背筋を駆け上がり、麻衣ちゃんは頭を振ってくすぐったさを逃がそうとする。
鉄棒を握る手に力を入れ直そうとしても、遼くんは
「ほーら、耐えられるもんなら耐えてみな」
と意地悪く笑いながら、指先を小刻みに動かして、脇の下の敏感な窪みをコチョコチョと執拗に刺激した。
麻衣ちゃんは
「やだっ、あははっ、だめだってばっ!」と叫んだ。
右だけくすぐられると左に逃げようと体が振れる。すると、反対で待ち構えていた左の脇をくすぐられて、体が勝手に左右に揺れてしまう。
「遼くん、ほんとやめてー!落ちちゃうよっ!」
と麻衣ちゃんが必死に訴えると遼くんは、
「えー?まだ大丈夫でしょ?いけるいける、ほら、もっと頑張れよ」
と今度は両手を使って攻撃を仕掛けてきた。
右手で脇の下を素早くつつき、左手で肋骨のあたりを軽く指でなぞるようにくすぐった。
麻衣ちゃんは「ひゃっ!あははっ、いやっ!」と笑い声が止まらず、くすぐったさが脇からお腹の方まで広がる感覚に襲われた。肋骨を指でなぞられたらもう我慢できなくて、
「うわっ、そこだめっ!」
と声が裏返り、ぶら下がったまま、体がくの字に縮こまる。
「何?まだ落ちないの?しぶといな」
遼くんはさらにくすぐりの手を加速させた。両手の指をフルに使って、脇の下を小刻みにくすぐりつつ、時々指を広げて肋骨の間を軽く押したり、わき腹をサワサワと這わせたりした。
麻衣ちゃんは「やめてっ、あははっ、くすぐったいっ!」
と叫び、笑いすぎて顔が真っ赤になり、目尻に涙が浮かんでくる。くすぐったさが我慢できないほど強くなると、体が勝手に跳ねるように反応し、足がバタバタと暴れて体が揺れた。
「もうっ、ずるいよっ、あははっ!」
と半泣きの声で訴えたけど、笑いが止まらない。
遼くんは「ほら、50秒だよ、もう無理なんじゃない?」とわざとバカにしたように言いながら、一瞬手を止めた。麻衣ちゃんが
「はぁ…はぁ…もうやめてって…」
と息を整えようとしたその瞬間、
「はい再開ー」
と不意打ちでまた両手を脇に突っ込んできた。右手で脇の下を強くコチョコチョし、左手でわき腹を素早くつつく二段攻撃。
麻衣ちゃんは「ひゃああっ!うそっ、やだっ、あははっ!」と悲鳴を上げ、
くすぐったさに体がガクガク震えて、鉄棒を握る手が汗で滑る。
「やめてってばっ、意地悪っ、もうだめっ!」と叫びながら、ついに耐えきれず「落ちるっ!」と手を離してしまった。
地面にぽすんと着地した麻衣ちゃんは、笑いすぎて涙目になりながら、
「はぁ…はぁ…遼くん、最低っ!」と地面に座り込んで抗議した。
遼くんは「何?50秒しか持たなかったじゃん。もっと頑張れると思ったのに」と呆れたふりしてわざとらしく笑い、「ほら、立てよ」と手を差し伸べた。
麻衣ちゃんは「くすぐるなんて反則だよ!」と頬を膨らませて立ち上がる。
「自分ができないのを人のせいにしないでくださーい」
馬鹿にしたような仕草で遼くんが言うから、麻衣ちゃんは悔しくて地団駄を踏む。
「そんなに言うなら、次は遼くんがやってみなよ!」
麻衣ちゃんが鉄棒を指差すと、
「ええ?いいけど、麻衣ちゃんみたいにすぐ落ちないよ?」
と遼くんがさらに意地悪く挑発した。
麻衣ちゃんは「えー?でも今度は私が遼くんの邪魔しちゃうかもねー?」
と、腕組みをして二人は睨み合いながら、どこか楽しそうに次の勝負の約束をしたのだった。
おしまい
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