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くすぐりロボの贈り物•中編
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翌日、ユウトは学校で友達のハルカにティッキーの話をした。彼女はいつでも好奇心旺盛で、新しい製品や情報には目が無いから、きっと興味を持つだろうと思ったのだ。
「え、くすぐりロボ!?なにそれ、めっちゃ面白そう!絶対見たい!」
思った通り、ハルカの目はキラキラ輝き、その日の放課後にユウトの家に押しかけてきた。
リビングでティッキーと対面したハルカは、ポニーテールを揺らしながら、
「ねーティッキー、くすぐり機能、ガッツリやってみせてよ!」とリクエストした。
ユウトは昨日のことを思い出してそっとティッキーから離れる。
「ハルカさんのストレスレベル測定……正常値ですが、体験プログラムを起動しますか?」
ティッキーは淡々と、明るく無機質なあの声で動き出した。
「うん、やってー♪本気でくすぐって!」
ユウトは「ハルカ、絶対後悔するって……」と忠告したが、ハルカはいいのいいの、と軽く流す。
ティッキーのディスプレイが「プログラム開始」と点滅した。
「キュアを開始します!」
ティッキーの右腕がハルカの首筋へ伸びていく。シリコンの指先がちょん、と軽く触れると、それだけでハルカは「ひゃっ!うそ、くすぐったい!」と甲高い声を上げた。ハルカも相当くすぐられるのに弱いらしい。
指先はハルカの首の側面をサワサワと撫で、時折、耳の裏をなぞりながらチロチロとくすぐる。昨日よりもかなり優しめなくすぐりだが、ハルカのポニーテールは激しく揺れ、ハルカは逃げ出したいのを堪えるようにくねくねと身を捩った。
「キャア!アハハハッ!ティッキー、ずるいって!首ダメ!」
ハルカは首を手で防御しようとしたが、その隙にティッキーの左腕がハルカのTシャツの裾から滑り込み、お腹をソフトにくすぐりだした。シリコンの指がハルカの腹筋を円を描くようにコチョコチョとくすぐると、ハルカは「あはっ!? あはぁっ!?待って!」と叫んで今度はお腹を押さえようとするが、
「ひにゃああっはははは!やっ!首い!」
今度は反対の手で首をチロチロとくすぐってくる。
「ひゃぁあぁぁっ!!どっちも、どっちもはダメえぇ!」
ティッキーはさらにハルカを追い詰めていく。
今度は右腕をハルカの脇に、左腕で膝を同時に攻撃し出した。膝を軽く指を立てるようにこしょこしょくすぐられ、「うひゃああああっ!膝やばいぃ!」と叫び、足をバタバタさせて暴れた。テーブルにぶつかりながらも、ティッキーの腕はまるでダンスのようにしなやかだ。ハルカの脇を優しく撫でるようにくすぐり、時折、指先が肋骨の間を滑るように動くと、ハルカの笑い声が一層大きくなって部屋に響いた。
「あっははははははははははっ!めっ、めっちゃ上手い!けどっ、これくすぐったすぎるってえ!」
ティッキーは「笑顔検出率、99%!リラックス効果、急上昇!」と報告し、くすぐりのパターンをさらに変化させた。今度は両腕をフル稼働させ、ハルカの両脇を同時に攻撃し出した。シリコンの指が脇の下をソワソワと軽く擦り、時折、ピンポイントでツボを押すように動く。
「きゃぁっはっははははははは!!やあああっ!りょっ両脇はダメ!やめ……っ!ユウト、助けて!」
ハルカが叫んでも、一度動き出せば止まらないのをわかっているユウトにはどうすることもできない。
むしろうっかり巻き添えにならないように、ユウトはかなり離れた位置から隠れて、がんばれー!と心無い応援を送った。
「あぁっはっはっはははははははっ!!うっ、裏切り者おお!!」
ハルカはこのままではヤバいと思ったのか、バッと起き上がってユウトの方へ走り出した。
「?!ちょ、こっち来んなよ!」
「こんなの無理だもん!脱出ー!」
ハルカはそう言うなりユウトの手を取ると、
リビングを出て二階のユウトの部屋へ逃げ込んだ。
「どうすんだよ……」
いなくなれば止まるんじゃない?と無責任に言うハルカの言葉にユウトが少しイラついていると、
静かになった一階のリビングからティッキーの音が聞こえてきた。
「複数のストレス値を検知。グループリラックスモードを起動します」
「え、くすぐりロボ!?なにそれ、めっちゃ面白そう!絶対見たい!」
思った通り、ハルカの目はキラキラ輝き、その日の放課後にユウトの家に押しかけてきた。
リビングでティッキーと対面したハルカは、ポニーテールを揺らしながら、
「ねーティッキー、くすぐり機能、ガッツリやってみせてよ!」とリクエストした。
ユウトは昨日のことを思い出してそっとティッキーから離れる。
「ハルカさんのストレスレベル測定……正常値ですが、体験プログラムを起動しますか?」
ティッキーは淡々と、明るく無機質なあの声で動き出した。
「うん、やってー♪本気でくすぐって!」
ユウトは「ハルカ、絶対後悔するって……」と忠告したが、ハルカはいいのいいの、と軽く流す。
ティッキーのディスプレイが「プログラム開始」と点滅した。
「キュアを開始します!」
ティッキーの右腕がハルカの首筋へ伸びていく。シリコンの指先がちょん、と軽く触れると、それだけでハルカは「ひゃっ!うそ、くすぐったい!」と甲高い声を上げた。ハルカも相当くすぐられるのに弱いらしい。
指先はハルカの首の側面をサワサワと撫で、時折、耳の裏をなぞりながらチロチロとくすぐる。昨日よりもかなり優しめなくすぐりだが、ハルカのポニーテールは激しく揺れ、ハルカは逃げ出したいのを堪えるようにくねくねと身を捩った。
「キャア!アハハハッ!ティッキー、ずるいって!首ダメ!」
ハルカは首を手で防御しようとしたが、その隙にティッキーの左腕がハルカのTシャツの裾から滑り込み、お腹をソフトにくすぐりだした。シリコンの指がハルカの腹筋を円を描くようにコチョコチョとくすぐると、ハルカは「あはっ!? あはぁっ!?待って!」と叫んで今度はお腹を押さえようとするが、
「ひにゃああっはははは!やっ!首い!」
今度は反対の手で首をチロチロとくすぐってくる。
「ひゃぁあぁぁっ!!どっちも、どっちもはダメえぇ!」
ティッキーはさらにハルカを追い詰めていく。
今度は右腕をハルカの脇に、左腕で膝を同時に攻撃し出した。膝を軽く指を立てるようにこしょこしょくすぐられ、「うひゃああああっ!膝やばいぃ!」と叫び、足をバタバタさせて暴れた。テーブルにぶつかりながらも、ティッキーの腕はまるでダンスのようにしなやかだ。ハルカの脇を優しく撫でるようにくすぐり、時折、指先が肋骨の間を滑るように動くと、ハルカの笑い声が一層大きくなって部屋に響いた。
「あっははははははははははっ!めっ、めっちゃ上手い!けどっ、これくすぐったすぎるってえ!」
ティッキーは「笑顔検出率、99%!リラックス効果、急上昇!」と報告し、くすぐりのパターンをさらに変化させた。今度は両腕をフル稼働させ、ハルカの両脇を同時に攻撃し出した。シリコンの指が脇の下をソワソワと軽く擦り、時折、ピンポイントでツボを押すように動く。
「きゃぁっはっははははははは!!やあああっ!りょっ両脇はダメ!やめ……っ!ユウト、助けて!」
ハルカが叫んでも、一度動き出せば止まらないのをわかっているユウトにはどうすることもできない。
むしろうっかり巻き添えにならないように、ユウトはかなり離れた位置から隠れて、がんばれー!と心無い応援を送った。
「あぁっはっはっはははははははっ!!うっ、裏切り者おお!!」
ハルカはこのままではヤバいと思ったのか、バッと起き上がってユウトの方へ走り出した。
「?!ちょ、こっち来んなよ!」
「こんなの無理だもん!脱出ー!」
ハルカはそう言うなりユウトの手を取ると、
リビングを出て二階のユウトの部屋へ逃げ込んだ。
「どうすんだよ……」
いなくなれば止まるんじゃない?と無責任に言うハルカの言葉にユウトが少しイラついていると、
静かになった一階のリビングからティッキーの音が聞こえてきた。
「複数のストレス値を検知。グループリラックスモードを起動します」
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