ミホの催眠くすぐり受難 / くすぐり短編集

くすぐり小説 / くすくすくらぶ

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言えない秘密

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ある晴れた土曜日の午後、まゆみとその親友のたくみは、まゆみの部屋でゲームをしながらダラダラ過ごしていた。
ポテチをつまみながら自分の部屋みたいにリラックスしているたくみに対し、まゆみはなんだか落ち着かない様子だった。実は、彼女には最近誰にも言っていない秘密があった。それは、最近になって、ずっとそばにいるたくみのことが好きだと気づいてしまったことだ。
でも、今の友達関係を壊したくなくて、まゆみは絶対に言わないつもりで胸にしまっていた。心の中では「バレたらどうしよう」と何度も繰り返し、やけにソワソワしているまゆみにたくみは眉をひそめる。

「おい、まゆみ。最近さー、お前、何か隠してるだろ?」
 
たくみがゲームのコントローラーをベッドに放り投げて聞いてきた。
まゆみはドキッとして、「え、何!? 何もないって!」と慌てて否定したけど、声が裏返ってしまい、たくみはその挙動不審な態度にピンと来たみたいだった。

目を細めて、「お前、絶対最近変だって」と確信したような顔をする。

「なんか悩んでんのか?ケンカとか?」

「あんたと一緒にしないでよ」とまゆみは誤魔化しながら憎まれ口を叩く。

「言えよ」「言わない」
「言えって」「ぜーったい、ヤダ」

そんなまゆみの態度に、空気がピリッとする。
「ふーん、怪しいな」
たくみは横に座って、まゆみの顔を覗き込む。

「そんなに隠すんなら、白状させてやるから覚悟しろよ」  

たくみはそう言うと、突然、まゆみの脇腹に手を伸ばしてくすぐり攻撃を仕掛けてきた。  
「ひゃあ! や、やめてって、たくみ! あははは!」  
予想外の展開にまゆみは笑いながらベッドの上で飛び跳ね、反射的に体を丸めて防御しようとしたけど、たくみの指先が脇腹を的確に捉えてくる。
軽くつつくような動きから、素早く両手でガシガシ攻めてくる動きに変わり、まゆみはもう笑いが止まらない。  

「あはは! やめてってば! く、苦しいー!」  
「 言うまで絶対やめねえから」  

たくみは楽しそうに笑いながら、まゆみの反応を見てさらにテンションが上がったみたいだった。  

まゆみはベッドの上でゴロゴロ転がりながら逃げようとしたけど、たくみは「逃がすかよ」と追いかけてきて、今度はまゆみの首筋にターゲットを移した。  

「そこはだめっ! ひゃっ! あははは!」  

首の横を軽く指でなぞられると、まゆみは体がビクッと跳ねて、思わず首をすくめてしまった。
でも、たくみはニヤニヤしながら「へえ、ダメなんだ?」と弱点をしっかり把握した様子。
指先で首筋をコチョコチョと細かく動かされ、まゆみは笑いすぎて涙がにじんできた。  

「やばいって! あはは! 首やめてー! お願い!」  

まゆみは両手で首をガードしようとしたけど、たくみの手は素早くすり抜けて、首の裏側まで攻めてくる。  

「何隠してんだ? ほら、言えって!」  

たくみはそう言って、さらに手を加速。まゆみの脇腹と脇の下を交互にこちょこちょ攻めながら、「言わないとお前の一番弱いとこ行くぞ!」と宣言してきた。
まゆみが「え、まさか…!」と目を丸くした瞬間、たくみがまゆみの足元に手を伸ばしてきた。  

「待って待って待って! 足はやめてー!」  

まゆみは慌てて足を引っ込めようとしたけど、たくみに足首をガッチリつかまれてしまう。  
「逃がさねえって言っただろ!」  
たくみはニヤッと笑いながら、まゆみの足の裏を軽く指でなぞり始めた。  

「ひゃああ! あははは! 足ダメだって! ひー!」  

足の裏をくすぐられると、まゆみはもう笑いすぎて息もまともに吸えない状態。足をバタバタさせてベッドの上で暴れたけど、たくみは足首を離さず、指を細かく動かして容赦なく攻めてくる。  

「ほら、どうだ! まだ隠すか!?」  

たくみはさらに足の指と指の隙間までこしょこしょとくすぐりを広げてきて、
まゆみは「もう無理! あははは!」と叫びながらベッドの端まで這って逃げようとした。
たくみは「逃げんなって!」と追い詰める。
今度は両足を同時に掴んでしまった。 
ずるっと体を引っ張られてうつ伏せになり、無防備になった足の裏をさらに責められる。

土踏まずの凹んだところを爪でカリカリ、
一本の指で字を書くようにこちょこちょ。
全体を指先で優しくさわさわ...
慣れることのない足裏への攻撃はまゆみを追い詰める。

「ほら、白状しろって」

「やぁ、なんっでも、ないいひひひ!」
「じゃあ言うまでやめないからな」

言えない。言ってしまったら、私たちはどうなっちゃうの?
くすぐったくてチカチカする頭の中で、言いたいけれど言えない気持ちがまゆみを悩ませる。

未だにギブアップしないまゆみに少し怒ったたくみは、まゆみの太ももを指で揉むようにくすぐりだした。
「んっ!あはっそれやっ!だ、だめえっ!」
太ももなんてくすぐられたことがなかったまゆみは想像以上のくすぐったさに、考えていたことが全部吹っ飛んで、ひたすらたくみに笑わせられた。
「あはは! やめてー! 息できないって! ひゃっ!」  
笑いすぎて顔が真っ赤になり、涙がポロポロこぼれてくる。
体をよじって抵抗したけど、力が入らず、ベッドの上に倒れて悶えた。  

「言うか?」
指の動きを少しだけ弱めて、たくみが聞く。
「わ、わかった! 言う! 言うから! あはは、やめてー!」  
まゆみは笑いすぎてゼエゼエしながら、ついにギブアップを宣言した。
たくみは「よし、言え!」とくすぐりはストップしたが、まだその手は足をしっかり掴んだままだ。
まゆみは息を整えながら、覚悟を決めてポロっと本音を吐き出した。  

「実は…私、たくみのことが、
好きになっちゃったみたい…」  

「…は!? お、お前…俺!?」  
たくみは目を丸くして、掴んでいたまゆみの足首をパッと離した。部屋が一瞬静まり返り、まゆみは「やばい、言っちゃった」と顔を真っ赤にしてクッションに顔を埋める。
たくみはしばらく呆然とした後、「…マジかよ」と呟いて、照れくさそうに頭をかいた。  

「いや、えっと…お前、急に何だよ!」  
たくみは笑って誤魔化そうとしたけど、声が少し震えてて明らかに動揺していた。
まゆみは「……冗談だよ」と小さくつぶやいてごまかそうとしたけど、

「そっか、うん…。まあ、俺も」と座り直して、たくみはまっすぐにまゆみの目を見た。

「お前のこと、好きだよ」

さっきとはまた違う心のドキドキに、まゆみはなんだか泣いてしまいそうだった。
でも、「笑ってる時の変な顔とかな」と余計なひと言を付け加えられて、まゆみはたくみの頭を叩いた。たくみはニヤッと笑って、いつもの二人の空気感が戻ってきたのだった。

その後、二人はゲームを再開したけど、いつもより少し距離が近くなった気がした。
友達が、ひょっとしたら何かもっと大事な存在になったかもしれない瞬間だった。

たくみとまゆみの二人だけの秘密。
それはこれから、もっともっと増えていくのだけれど、
今はまだ、二人は知らない。


おしまい
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