7 / 13
7.星色の思い出
しおりを挟む
「できたよ」「こっちも」柚子と若菜が私のヘアメイクをしてくれて3人で記念写真。
秋晴れの文化祭。
東川高校第57回[ 翔華祭 ]。
パフォーマンス開始まで後15分、準備は完了。校門を入って真っ直ぐ進んだロータリーに5メートル四方の画用紙をセットした。
「このタトゥーもヘアゴムも神崎くんが用意したの?」
「うん。
ツナギも全部お揃いで用意してくれた」
衣装は俺に任せて、と言っていたけれど……さっき渡されたアイテムは全部が青色で私好み。
柚子と若菜がタトゥーシールを頬に、髪を2つに編み込んでくれた。
「神崎くん、色々考えてくれたんだね。真白のこと」
私はぎゅっと唇を詰むんで返事に困る。
葵くんにはいつも振り回されてるような気もするけれど……
いつだって独りよがりのワガママではなくて、お返しやエールをちゃんとくれた。
今日までも準備に悩んだり考えたり、私が首を傾げるポーズを取る度に「じゃあ、こうゆうのはどぉ?」次々にアイデアを出して、いとも簡単に私の不安を解消してくれてきたのだ。
昨日も最後の準備、納得いくまで空書きを二人で繰り返した。
道具の使い方や試し塗りは何度もしたけれど、通しで色をつけて描くのは一発本番。完成図は私達の頭の中に。
理想どおりにうまくできるかな……
何回練習しても自信がつかない。
『失敗もあり! それも即興のお楽しみだから』葵くんは言った。
どれだけ勇気を貰ったことだろう。
「あーあー、マイクテスト……」
「もう音出てるって!」
突然校舎のスピーカーから知った声が。葵くんと純平だ。
「みなさ~ん、美術部からのお知らせです! 今から校舎前ロータリーでアートパフォーマンス始めます! ぜひ見に来てね~」
学校中に告知が響き渡り、私は胸に手を当てて深呼吸をする。これから始まる大挑戦に冷静さと闘志と高める私が珍しかったのか、おもむろに二人はかしこまって告げた。
「私さ、真白は独りで絵を描くのが好きなんだと思ってた。でも違ったね……」
「そうだね、人前も苦手だと思ってたけど……凄いよ! 絵のチカラ伝えようって気持ちが勝ってるもん」
「うん、真白にこんなにチカラがあるって、私驚いてる」
「神崎くんは、ちゃんとわかってたんだね」
柚子と若菜が顔を合わせて苦笑いする。
「私達も真白の絵、大好きだからね」
「成功するよう応援してるっ」
二人は笑顔で私に力強い声援をくれた。いつも励まして支えてくれるお陰で、私の芯がピンと張る。
すると校舎から葵くんと純平が出てきて私を呼んだ。
葵くんも頬にタトゥーをして、前髪をあげて1つに結んでいた。ほんとにヘアゴムまでお揃いでつけるとは、幼いような可愛らしい姿に意表を突かれて肩で一瞬笑う。
「お! 似合ってるじゃん。俺らペンキ屋みたいだな?」
葵くんのひと声に「ははっ。じゃあ始める合図送って!」純平が笑いながら通り過ぎて行った。
「それじゃ、お楽しみ始めますか!?」
葵くんが拳を私に向けるので、ガッチリと突き合わせた。
キラン、キラン♪
小さな星が弾ける。
もう確信してしまった―――。
これが高校生活一番の思い出になる……
ううん、人生でかけがえのない経験になる!
きっと一生、死ぬまで忘れたりしない!!
ロータリーにたくさんのオーディエンスが集まった。前列には柚子と若菜それから1組の男子達。クラスの子も下の学年の後輩もいる。校舎の窓から覗き込む人達も、先生達も遠巻きに見守るように。
葵くんとスタンバイは完了。
それぞれにウォーターガンを抱えて構える。この格好にはお決まりのゴースト退治の映画ソングが大音量で流れると、いよいよスタートだ!
「わぁ~!」私達が観客に向けて打つ仕草をするとたじろぐ男子にどよめきが起きる。葵くんの狙い通り。私達は目を合わせるとせーのっでキャンバスに向けて発射した。
「おぉ~」歓声が一瞬沸く。ウォーターガンの中には青色の絵の具。それを飛ばし続けて双方から空をまず描く。
中身が切れた。よし、移動して次!
画用紙の端に準備したモップを手に取る。純平は曲をオーバー・ザ・レインボーに。
赤・桃・橙の配色されたモップをキャンバスに乗せると私は反対の端までアーチを引く。
続いて葵くんが黄・緑・紫のモップを私のに沿わせて内側に引いた。
大きな虹が出来上がると拍手と感嘆の声が耳に届いた。
それは私のクオリアを爆発させたみたい。右手にチカラがみなぎる。
水挿しのバケツに入れた絵の具を持ちながら、虹の下に我が校の外観を大胆に一振りずつ描き始める。なるべく一筆書きで毛の掠れ具合で陰影をつけて。
一方で純平は扇風機を近づけて乾燥を促し、葵くんは青空にチョコ色で「Shoka Fes.」となんと天地逆向きで挑戦。私の邪魔にならないように画用紙の外から。
きっと大丈夫。
葵くんは英語が得意なはず。イヤホンで聴いていたのは洋楽だったし、山での鼻歌も英語を口ずさんでたから。
音楽がQUEENを代表する愛の曲に移ると手拍子も大きくなって、キャンバスも白い部分はあと地の部分を残すのみ。
私はバケツと刷毛を持ち替えてスペースに向日葵を咲かせる。
反対側は葵くんがダンボールとスポンジで手作りした桜の花のスタンプを押して満開に。
ペイントはこれで終了だ。
私の最後の仕上げは接着剤の付いた箒でキャンバスを一周はらって葵くんの元に戻る。
「できた!」
「オッケ!」
掻き消されそうな私達の声はちゃんと伝わりあった。音楽もピッタリ終盤。
私は箒を置くと耳を両手で塞ぎ、葵くんはバズーカ砲を手にして観客に見せびらかす。
これがパフォーマンスの最後の一振り。「おぉ~」と期待の声があがる中、葵くんは空に向けて大きな破裂音と共にそれを放った。
パアァーンッ!!
―――キラキラ、キラキラ。
星屑が舞い降りる。
う、わぁ……
葵くんは本当に……星を降らせてくれた。
―――キラリ、キラリ。
眩い輝き……
それは、希望の光……
幸せの証。
また奇跡が起きたみたい。
山で見た虹を再現できた。
あの感動をまたこの瞳に映せるなんて……泣いてしまいそうだ。
「パチパチパチパチパチパチ!!」
はっ!!
割れんばかりの拍手喝采に驚いて観客を見渡すと、皆もキラキラのオーラに包まれていて。
伝わったんだ、絵に込めた想いが……
胸が熱くなって私の中を幸せだけが占領する―――。
「……! 葵くん?」
「真白、行こ」
ぼーっと立ち尽くす私を葵くんはキャンバスの前に連れて行く。慌ててお辞儀をして御礼をした。
若菜と柚子は目を擦りながら拍手をしてくれて。
葵くんは長い一礼の後、満遍なく手を振って頭を下げた。礼儀正しい、そんな姿勢を私も真似をした。
たくさん感謝をした後に改めて葵くんと顔を合わせると、開放感で表情がほころぶ。
「大成功、でいんじゃない?」
「うん」
葵くんの掌が私に向けられて、私はぱちんと軽快な音を鳴らした。
でも葵くんは……
「もっとだよ!」イタズラ顔で自分の頭よりはるか高く手を挙げたんだ。
私を、私の喜びを引き出すかのように。
高らかに空に上げた大きな手をめがけて、私はぴょんとジャンプして、今の気持ちと同量の大きな音を出して見せた。
ぱっちーん!
葵くんと私の手が合わさって星を出す。
葵くんは満足気に笑ったあと、なぜか真顔で驚いていたんだ。
「笑って……」ぼそっと呟いて私をまじまじと見る。
今日の私達はお揃いだから、きっと写し鏡でしょう?
今すっごく嬉しいの、心に収めておけない。今まで一番幸せな気分なの、閉じ込めておけない。
葵くんがニコニコしてるから、私もそうして同じようにしていたんだと、思う。
「「 !?!? 」」
わっと周りで見ていた友達が寄ってくる。笑顔の輝きに囲まれて私達の文化祭は幕を閉じた。
秋晴れの文化祭。
東川高校第57回[ 翔華祭 ]。
パフォーマンス開始まで後15分、準備は完了。校門を入って真っ直ぐ進んだロータリーに5メートル四方の画用紙をセットした。
「このタトゥーもヘアゴムも神崎くんが用意したの?」
「うん。
ツナギも全部お揃いで用意してくれた」
衣装は俺に任せて、と言っていたけれど……さっき渡されたアイテムは全部が青色で私好み。
柚子と若菜がタトゥーシールを頬に、髪を2つに編み込んでくれた。
「神崎くん、色々考えてくれたんだね。真白のこと」
私はぎゅっと唇を詰むんで返事に困る。
葵くんにはいつも振り回されてるような気もするけれど……
いつだって独りよがりのワガママではなくて、お返しやエールをちゃんとくれた。
今日までも準備に悩んだり考えたり、私が首を傾げるポーズを取る度に「じゃあ、こうゆうのはどぉ?」次々にアイデアを出して、いとも簡単に私の不安を解消してくれてきたのだ。
昨日も最後の準備、納得いくまで空書きを二人で繰り返した。
道具の使い方や試し塗りは何度もしたけれど、通しで色をつけて描くのは一発本番。完成図は私達の頭の中に。
理想どおりにうまくできるかな……
何回練習しても自信がつかない。
『失敗もあり! それも即興のお楽しみだから』葵くんは言った。
どれだけ勇気を貰ったことだろう。
「あーあー、マイクテスト……」
「もう音出てるって!」
突然校舎のスピーカーから知った声が。葵くんと純平だ。
「みなさ~ん、美術部からのお知らせです! 今から校舎前ロータリーでアートパフォーマンス始めます! ぜひ見に来てね~」
学校中に告知が響き渡り、私は胸に手を当てて深呼吸をする。これから始まる大挑戦に冷静さと闘志と高める私が珍しかったのか、おもむろに二人はかしこまって告げた。
「私さ、真白は独りで絵を描くのが好きなんだと思ってた。でも違ったね……」
「そうだね、人前も苦手だと思ってたけど……凄いよ! 絵のチカラ伝えようって気持ちが勝ってるもん」
「うん、真白にこんなにチカラがあるって、私驚いてる」
「神崎くんは、ちゃんとわかってたんだね」
柚子と若菜が顔を合わせて苦笑いする。
「私達も真白の絵、大好きだからね」
「成功するよう応援してるっ」
二人は笑顔で私に力強い声援をくれた。いつも励まして支えてくれるお陰で、私の芯がピンと張る。
すると校舎から葵くんと純平が出てきて私を呼んだ。
葵くんも頬にタトゥーをして、前髪をあげて1つに結んでいた。ほんとにヘアゴムまでお揃いでつけるとは、幼いような可愛らしい姿に意表を突かれて肩で一瞬笑う。
「お! 似合ってるじゃん。俺らペンキ屋みたいだな?」
葵くんのひと声に「ははっ。じゃあ始める合図送って!」純平が笑いながら通り過ぎて行った。
「それじゃ、お楽しみ始めますか!?」
葵くんが拳を私に向けるので、ガッチリと突き合わせた。
キラン、キラン♪
小さな星が弾ける。
もう確信してしまった―――。
これが高校生活一番の思い出になる……
ううん、人生でかけがえのない経験になる!
きっと一生、死ぬまで忘れたりしない!!
ロータリーにたくさんのオーディエンスが集まった。前列には柚子と若菜それから1組の男子達。クラスの子も下の学年の後輩もいる。校舎の窓から覗き込む人達も、先生達も遠巻きに見守るように。
葵くんとスタンバイは完了。
それぞれにウォーターガンを抱えて構える。この格好にはお決まりのゴースト退治の映画ソングが大音量で流れると、いよいよスタートだ!
「わぁ~!」私達が観客に向けて打つ仕草をするとたじろぐ男子にどよめきが起きる。葵くんの狙い通り。私達は目を合わせるとせーのっでキャンバスに向けて発射した。
「おぉ~」歓声が一瞬沸く。ウォーターガンの中には青色の絵の具。それを飛ばし続けて双方から空をまず描く。
中身が切れた。よし、移動して次!
画用紙の端に準備したモップを手に取る。純平は曲をオーバー・ザ・レインボーに。
赤・桃・橙の配色されたモップをキャンバスに乗せると私は反対の端までアーチを引く。
続いて葵くんが黄・緑・紫のモップを私のに沿わせて内側に引いた。
大きな虹が出来上がると拍手と感嘆の声が耳に届いた。
それは私のクオリアを爆発させたみたい。右手にチカラがみなぎる。
水挿しのバケツに入れた絵の具を持ちながら、虹の下に我が校の外観を大胆に一振りずつ描き始める。なるべく一筆書きで毛の掠れ具合で陰影をつけて。
一方で純平は扇風機を近づけて乾燥を促し、葵くんは青空にチョコ色で「Shoka Fes.」となんと天地逆向きで挑戦。私の邪魔にならないように画用紙の外から。
きっと大丈夫。
葵くんは英語が得意なはず。イヤホンで聴いていたのは洋楽だったし、山での鼻歌も英語を口ずさんでたから。
音楽がQUEENを代表する愛の曲に移ると手拍子も大きくなって、キャンバスも白い部分はあと地の部分を残すのみ。
私はバケツと刷毛を持ち替えてスペースに向日葵を咲かせる。
反対側は葵くんがダンボールとスポンジで手作りした桜の花のスタンプを押して満開に。
ペイントはこれで終了だ。
私の最後の仕上げは接着剤の付いた箒でキャンバスを一周はらって葵くんの元に戻る。
「できた!」
「オッケ!」
掻き消されそうな私達の声はちゃんと伝わりあった。音楽もピッタリ終盤。
私は箒を置くと耳を両手で塞ぎ、葵くんはバズーカ砲を手にして観客に見せびらかす。
これがパフォーマンスの最後の一振り。「おぉ~」と期待の声があがる中、葵くんは空に向けて大きな破裂音と共にそれを放った。
パアァーンッ!!
―――キラキラ、キラキラ。
星屑が舞い降りる。
う、わぁ……
葵くんは本当に……星を降らせてくれた。
―――キラリ、キラリ。
眩い輝き……
それは、希望の光……
幸せの証。
また奇跡が起きたみたい。
山で見た虹を再現できた。
あの感動をまたこの瞳に映せるなんて……泣いてしまいそうだ。
「パチパチパチパチパチパチ!!」
はっ!!
割れんばかりの拍手喝采に驚いて観客を見渡すと、皆もキラキラのオーラに包まれていて。
伝わったんだ、絵に込めた想いが……
胸が熱くなって私の中を幸せだけが占領する―――。
「……! 葵くん?」
「真白、行こ」
ぼーっと立ち尽くす私を葵くんはキャンバスの前に連れて行く。慌ててお辞儀をして御礼をした。
若菜と柚子は目を擦りながら拍手をしてくれて。
葵くんは長い一礼の後、満遍なく手を振って頭を下げた。礼儀正しい、そんな姿勢を私も真似をした。
たくさん感謝をした後に改めて葵くんと顔を合わせると、開放感で表情がほころぶ。
「大成功、でいんじゃない?」
「うん」
葵くんの掌が私に向けられて、私はぱちんと軽快な音を鳴らした。
でも葵くんは……
「もっとだよ!」イタズラ顔で自分の頭よりはるか高く手を挙げたんだ。
私を、私の喜びを引き出すかのように。
高らかに空に上げた大きな手をめがけて、私はぴょんとジャンプして、今の気持ちと同量の大きな音を出して見せた。
ぱっちーん!
葵くんと私の手が合わさって星を出す。
葵くんは満足気に笑ったあと、なぜか真顔で驚いていたんだ。
「笑って……」ぼそっと呟いて私をまじまじと見る。
今日の私達はお揃いだから、きっと写し鏡でしょう?
今すっごく嬉しいの、心に収めておけない。今まで一番幸せな気分なの、閉じ込めておけない。
葵くんがニコニコしてるから、私もそうして同じようにしていたんだと、思う。
「「 !?!? 」」
わっと周りで見ていた友達が寄ってくる。笑顔の輝きに囲まれて私達の文化祭は幕を閉じた。
0
あなたにおすすめの小説
白椿の咲く日~ひそかな恋、遠い日の思いは
紫さゆり
恋愛
結婚を控えた真由子は、久しぶりに異母姉の稚子(わかこ)と会う。
真由子の母の雪江は、大学教授であり著名な歌人の水上実之(みなかみさねゆき)の後添いとして水上家に嫁いだ。
婚約者の諒人(りょうと)のことなど、真由子は稚子と色々語り合ううち、庭の白椿の木は真由子がなついていた異母兄、靖之が植えたものだと知る。
白椿の木をめぐっての、ひそかな大人の恋物語です。
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
2026.1.4 73話見直した際、瑛士の台詞《本音/懺悔》を加筆しました。😇
☘ 累計ポイント/ 200万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
15年目のホンネ ~今も愛していると言えますか?~
深冬 芽以
恋愛
交際2年、結婚15年の柚葉《ゆずは》と和輝《かずき》。
2人の子供に恵まれて、どこにでもある普通の家族の普通の毎日を過ごしていた。
愚痴は言い切れないほどあるけれど、それなりに幸せ……のはずだった。
「その時計、気に入ってるのね」
「ああ、初ボーナスで買ったから思い出深くて」
『お揃いで』ね?
夫は知らない。
私が知っていることを。
結婚指輪はしないのに、その時計はつけるのね?
私の名前は呼ばないのに、あの女の名前は呼ぶのね?
今も私を好きですか?
後悔していませんか?
私は今もあなたが好きです。
だから、ずっと、後悔しているの……。
妻になり、強くなった。
母になり、逞しくなった。
だけど、傷つかないわけじゃない。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
結婚相手は、初恋相手~一途な恋の手ほどき~
馬村 はくあ
ライト文芸
「久しぶりだね、ちとせちゃん」
入社した会社の社長に
息子と結婚するように言われて
「ま、なぶくん……」
指示された家で出迎えてくれたのは
ずっとずっと好きだった初恋相手だった。
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
ちょっぴり照れ屋な新人保険師
鈴野 ちとせ -Chitose Suzuno-
×
俺様なイケメン副社長
遊佐 学 -Manabu Yusa-
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
「これからよろくね、ちとせ」
ずっと人生を諦めてたちとせにとって
これは好きな人と幸せになれる
大大大チャンス到来!
「結婚したい人ができたら、いつでも離婚してあげるから」
この先には幸せな未来しかないと思っていたのに。
「感謝してるよ、ちとせのおかげで俺の将来も安泰だ」
自分の立場しか考えてなくて
いつだってそこに愛はないんだと
覚悟して臨んだ結婚生活
「お前の頭にあいつがいるのが、ムカつく」
「あいつと仲良くするのはやめろ」
「違わねぇんだよ。俺のことだけ見てろよ」
好きじゃないって言うくせに
いつだって、強引で、惑わせてくる。
「かわいい、ちとせ」
溺れる日はすぐそこかもしれない
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
俺様なイケメン副社長と
そんな彼がずっとすきなウブな女の子
愛が本物になる日は……
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
12年目の恋物語
真矢すみれ
恋愛
生まれつき心臓の悪い少女陽菜(はるな)と、12年間同じクラス、隣の家に住む幼なじみの男の子叶太(かなた)は学校公認カップルと呼ばれるほどに仲が良く、同じ時間を過ごしていた。
だけど、陽菜はある日、叶太が自分の身体に責任を感じて、ずっと一緒にいてくれるのだと知り、叶太から離れることを決意をする。
すれ違う想い。陽菜を好きな先輩の出現。二人を見守り、何とか想いが通じるようにと奔走する友人たち。
2人が結ばれるまでの物語。
第一部「12年目の恋物語」完結
第二部「13年目のやさしい願い」完結
第三部「14年目の永遠の誓い」←順次公開中
※ベリーズカフェと小説家になろうにも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる