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人をバカにする鍵
笑い飛ばす
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いくらか気持ちが落ち着いてきた。
腫れぼったい目元を乱暴にごしごしと擦っていたら、わたらいさんがハンカチを差し出してくれた。
「……ありがとう」
紺色の、タオル地のハンカチ。
僕は受け取って、それを口元に当てた。
「ちゃんと、洗って返すからね」
僕がそう言うと、わたらいさんは、少しだけ間を置いてから、「大丈夫、それぺこのお兄ちゃんのだから」と答えた。
僕はぎょっとして、当てていたそれを反射的に顔から遠ざけた。
「……持って帰った方がいいよ」
わたらいさんが、視線を逸らしたまま言った。
「ここに置いておくとさ。なんだか、お兄ちゃんが、ずっとここに閉じ込められてるみたいで……」
その言い方が、妙に生々しく思えた。
「……でも、持って帰るって」
ハンカチと、わたらいさんの顔を、僕は交互に見る。
「うん。だからね」
彼女は、僕がさっき蹴散らしてしまった紙袋の方を、そっと指差した。
「片付けるんでしょ。それ。だから、ついでにこれも……」
言い切る寸前に、ようやく自分が何を言ったか理解したらしく、わたらいさんは一気に顔を赤くした。
「……ち、違うからね。手紙が落ちてるのしか、見えなかったの。本当に。変な意味とか、そういうのじゃなくて」
彼女は顔を耳まで赤くしたまま、慌てて両手を振っている。
「なんか、その……勢いっていうか……」
僕は一瞬きょとんとして、それから、思わず吹き出してしまった。
「いらないよ、使い方もよく知らないし」
「ちょ、ちょっと!」
わたらいさんが、つかつかと僕に歩み寄り、平手で頭を叩いた。
僕は笑いを堪えながら、床に散らばったものを黙々と拾い集める。
床に落ちたままの、小さな銀色の箱が目に入った。
拾い上げてみると、やけに軽くて、拍子抜けする。
背面には、細かい文字がぎっしり並んでいた。
熱がどうとか、安心だとか、一回きりだとか。
大事そうなことばかりなのに、肝心なことは、どこにも書いていない。
「……これ、どうすればいいのかは、教えてくれないんだね」
わたらいさんも、恐る恐る覗き込んできた。
「本当だ……なんか、ずるいね」
「使い方も分かんないのに、本気で持って帰るの?」
「……お守りにしたら?」
不貞腐れたような、ぼそっとした彼女の返事に、また笑ってしまう。
しばらく、二人で黙々と片付けた。
さっきまでの空気の重さが、少しずつ、床に落ちていく。
「……ねえ」
不意に、わたらいさんが言った。
「大人ってさ……なんであんなに、よく分かんないことに必死なんだろうね」
一瞬だけ、間があった。
沈黙。
あのコンビニの奥で、耳を劈くけたたましいノイズとは、正反対の静けさだった。
だから、僕は身構えた。
また、何かが始まってしまうんじゃないかと。
僕か、あるいは、わたらいさんの感情が溢れて、とんでもないことが起こってしまうんじゃないかと。
「……ふふ」
その張りつめた空気の中で、ふいに、小さな笑い声がこぼれた。
わたらいさんだった。
「ぺこ、すごく怖い顔してる」
「……笑わないでよ。僕、真剣なんだから」
蹴り飛ばした恥ずかしいものの断片を、拾い上げては紙袋へ押し込む。
なるべく見ないように、何も考えないように。
うまく入らずに、紙袋が重みで倒れてまた少し中身が出てきてしまう。
本当は、閉じ込めておくべきはずのものなのに。
次の瞬間、僕たちはこらえきれずに笑い出した。
床の上に膝をついて、腹が痛くなる。
どうしようもなく、おかしい。
鍵を開ける前は、あんなに怖くて、息が詰まるほど追い詰められた、トランクルームの秘密。
きっと禍々しくて、触れてはいけないものだと思っていたそれが、実際に向き合ってみると、こんなにも不器用で、間抜けで、よく分からないものだったなんて。
「……もう、いいよね」
紙袋を段ボールに寄りかからせて、入り切らなかった中身はそのまま横に添えておくことにした。
「うん。なんか、バカバカしくなっちゃった」
笑いすぎて滲んだ涙を、わたらいさんは手の甲で乱暴に拭った。
「……私さ。正直、怖かったんだ」
二人とも手は動かしたまま、顔は上げない。
「コンビニの、トイレのこと」
僕は、何も言わずに続きを待つ。
「あんなに怖かったのに、ふふ……」
結局、僕たちは何一つ正しくできなかった。
「本当に、今はなんか……ちょっと、笑えるよね」
自虐ではなく、彼女は笑っている。
それ以上、言葉はいらなかった。
「……うん」
きっと、今は分からないままでいい。
分からないことを、分からないって言える場所に、今はまだ立っている。
ただ、同じように隠そうとして、必死になって失敗して、笑い転げただけだ。
それで、よかったんだと思う。
あのときのコンビニで、恐怖で引き裂かれそうになった僕たちをギリギリで繋ぎ止めてくれたのは、賢さでも、強さでもなく――どうしようもない子供らしさだったのかもしれない。
「……私の秘密も、ここに置けたかな」
わたらいさんが、真っ直ぐに僕の目を見る。
「うん。僕の世界で一番、かっこ悪い秘密もね」
帰りのタクシーの車内。
窓を少し開けると、夕方の風が肌を撫で、さっきまでまとわりついていた重たい気配を、静かに攫っていった。
隣のわたらいさんが、思い出したようにくすっと笑って、僕の腕を軽く小突く。
その横顔には、もう、あの場所で見た怯えは残っていなかった。
克服した、というほど大きなことじゃないし、きっと全部を忘れられたわけでもない。
ただ、未知の恐怖に、支配されなくなっただけだ。
僕たちの不器用さで、地獄を笑い飛ばしたんだ。
タクシーが最寄りのコンビニに着いて、わたらいさんがお金を払ってくれた。
「あの……運転手さんのお名前、覚えておきたくて……」
お金を差し出しながら、わたらいさんが助手席に掲示された乗務員証をちらっと見た。
「篠田、さん」
運転手は、会社の番号を記載したカードを手渡してくれた。
「名刺はないけど、領収書出せば日付と車両番号で特定できる。忘れ物した時にも便利だから、もらって損はないよ」
僕たちも、そうすることにした。
「私、わたらいめぐみです」
「僕は、あやせ はやて」
僕たちを、運転手の記憶の片隅に残して欲しかったわけじゃない。
秘密を受け入れて、助けてくれたことへの最大限の敬意だった。
「いい名前だな。でも、いい大人ばかりじゃないから、誰彼構わず名前を教えちゃダメだぞ。大事なものなんだから」
わたらいさんは、素直に頷いた。
「はい、そうします」
「じゃあな。また何かあったら……って、何もないのが一番なんだけどな」
苦笑する運転手を残して、僕らはアパートへ向けて歩き始めた。
「ぺこ、その鍵どうするの?」
わたらいさんの指先と、僕の手の甲が微かに触れる。
僕は、反対側の手でポケットの中の鍵を握りしめた。
これを、ママを支配するための道具にするつもりは、さらさらなかった。
腫れぼったい目元を乱暴にごしごしと擦っていたら、わたらいさんがハンカチを差し出してくれた。
「……ありがとう」
紺色の、タオル地のハンカチ。
僕は受け取って、それを口元に当てた。
「ちゃんと、洗って返すからね」
僕がそう言うと、わたらいさんは、少しだけ間を置いてから、「大丈夫、それぺこのお兄ちゃんのだから」と答えた。
僕はぎょっとして、当てていたそれを反射的に顔から遠ざけた。
「……持って帰った方がいいよ」
わたらいさんが、視線を逸らしたまま言った。
「ここに置いておくとさ。なんだか、お兄ちゃんが、ずっとここに閉じ込められてるみたいで……」
その言い方が、妙に生々しく思えた。
「……でも、持って帰るって」
ハンカチと、わたらいさんの顔を、僕は交互に見る。
「うん。だからね」
彼女は、僕がさっき蹴散らしてしまった紙袋の方を、そっと指差した。
「片付けるんでしょ。それ。だから、ついでにこれも……」
言い切る寸前に、ようやく自分が何を言ったか理解したらしく、わたらいさんは一気に顔を赤くした。
「……ち、違うからね。手紙が落ちてるのしか、見えなかったの。本当に。変な意味とか、そういうのじゃなくて」
彼女は顔を耳まで赤くしたまま、慌てて両手を振っている。
「なんか、その……勢いっていうか……」
僕は一瞬きょとんとして、それから、思わず吹き出してしまった。
「いらないよ、使い方もよく知らないし」
「ちょ、ちょっと!」
わたらいさんが、つかつかと僕に歩み寄り、平手で頭を叩いた。
僕は笑いを堪えながら、床に散らばったものを黙々と拾い集める。
床に落ちたままの、小さな銀色の箱が目に入った。
拾い上げてみると、やけに軽くて、拍子抜けする。
背面には、細かい文字がぎっしり並んでいた。
熱がどうとか、安心だとか、一回きりだとか。
大事そうなことばかりなのに、肝心なことは、どこにも書いていない。
「……これ、どうすればいいのかは、教えてくれないんだね」
わたらいさんも、恐る恐る覗き込んできた。
「本当だ……なんか、ずるいね」
「使い方も分かんないのに、本気で持って帰るの?」
「……お守りにしたら?」
不貞腐れたような、ぼそっとした彼女の返事に、また笑ってしまう。
しばらく、二人で黙々と片付けた。
さっきまでの空気の重さが、少しずつ、床に落ちていく。
「……ねえ」
不意に、わたらいさんが言った。
「大人ってさ……なんであんなに、よく分かんないことに必死なんだろうね」
一瞬だけ、間があった。
沈黙。
あのコンビニの奥で、耳を劈くけたたましいノイズとは、正反対の静けさだった。
だから、僕は身構えた。
また、何かが始まってしまうんじゃないかと。
僕か、あるいは、わたらいさんの感情が溢れて、とんでもないことが起こってしまうんじゃないかと。
「……ふふ」
その張りつめた空気の中で、ふいに、小さな笑い声がこぼれた。
わたらいさんだった。
「ぺこ、すごく怖い顔してる」
「……笑わないでよ。僕、真剣なんだから」
蹴り飛ばした恥ずかしいものの断片を、拾い上げては紙袋へ押し込む。
なるべく見ないように、何も考えないように。
うまく入らずに、紙袋が重みで倒れてまた少し中身が出てきてしまう。
本当は、閉じ込めておくべきはずのものなのに。
次の瞬間、僕たちはこらえきれずに笑い出した。
床の上に膝をついて、腹が痛くなる。
どうしようもなく、おかしい。
鍵を開ける前は、あんなに怖くて、息が詰まるほど追い詰められた、トランクルームの秘密。
きっと禍々しくて、触れてはいけないものだと思っていたそれが、実際に向き合ってみると、こんなにも不器用で、間抜けで、よく分からないものだったなんて。
「……もう、いいよね」
紙袋を段ボールに寄りかからせて、入り切らなかった中身はそのまま横に添えておくことにした。
「うん。なんか、バカバカしくなっちゃった」
笑いすぎて滲んだ涙を、わたらいさんは手の甲で乱暴に拭った。
「……私さ。正直、怖かったんだ」
二人とも手は動かしたまま、顔は上げない。
「コンビニの、トイレのこと」
僕は、何も言わずに続きを待つ。
「あんなに怖かったのに、ふふ……」
結局、僕たちは何一つ正しくできなかった。
「本当に、今はなんか……ちょっと、笑えるよね」
自虐ではなく、彼女は笑っている。
それ以上、言葉はいらなかった。
「……うん」
きっと、今は分からないままでいい。
分からないことを、分からないって言える場所に、今はまだ立っている。
ただ、同じように隠そうとして、必死になって失敗して、笑い転げただけだ。
それで、よかったんだと思う。
あのときのコンビニで、恐怖で引き裂かれそうになった僕たちをギリギリで繋ぎ止めてくれたのは、賢さでも、強さでもなく――どうしようもない子供らしさだったのかもしれない。
「……私の秘密も、ここに置けたかな」
わたらいさんが、真っ直ぐに僕の目を見る。
「うん。僕の世界で一番、かっこ悪い秘密もね」
帰りのタクシーの車内。
窓を少し開けると、夕方の風が肌を撫で、さっきまでまとわりついていた重たい気配を、静かに攫っていった。
隣のわたらいさんが、思い出したようにくすっと笑って、僕の腕を軽く小突く。
その横顔には、もう、あの場所で見た怯えは残っていなかった。
克服した、というほど大きなことじゃないし、きっと全部を忘れられたわけでもない。
ただ、未知の恐怖に、支配されなくなっただけだ。
僕たちの不器用さで、地獄を笑い飛ばしたんだ。
タクシーが最寄りのコンビニに着いて、わたらいさんがお金を払ってくれた。
「あの……運転手さんのお名前、覚えておきたくて……」
お金を差し出しながら、わたらいさんが助手席に掲示された乗務員証をちらっと見た。
「篠田、さん」
運転手は、会社の番号を記載したカードを手渡してくれた。
「名刺はないけど、領収書出せば日付と車両番号で特定できる。忘れ物した時にも便利だから、もらって損はないよ」
僕たちも、そうすることにした。
「私、わたらいめぐみです」
「僕は、あやせ はやて」
僕たちを、運転手の記憶の片隅に残して欲しかったわけじゃない。
秘密を受け入れて、助けてくれたことへの最大限の敬意だった。
「いい名前だな。でも、いい大人ばかりじゃないから、誰彼構わず名前を教えちゃダメだぞ。大事なものなんだから」
わたらいさんは、素直に頷いた。
「はい、そうします」
「じゃあな。また何かあったら……って、何もないのが一番なんだけどな」
苦笑する運転手を残して、僕らはアパートへ向けて歩き始めた。
「ぺこ、その鍵どうするの?」
わたらいさんの指先と、僕の手の甲が微かに触れる。
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