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ハジメユキノ

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悪人達の行方

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高城は特別背任罪、影山と佐川は業務上横領罪で起訴された。鈴木経理課長は背任罪が問われかけたが、会社としては被害届を出さず起訴は免れた。
佐川圭祐、仲間二人は計23件の強制性交罪で起訴。民事でも被害女性達が立ち上がり、神白弁護士も他の弁護士仲間と慰謝料請求をしている。もちろん佐川貴志にも教唆罪が適用され起訴された。
谷口紗江子さんの名誉回復の為の闘いもこれから始まる…。自殺したときに残したメモは、『襲われて写真を撮られてしまって、貴志の奥さんになれるはずない。汚れてしまってごめんなさい』と書いてあったそうだ。そんな心の叫びを婚約者だった佐川が一部だけを利用して犯罪に手を染めたように見せかけて、もう口のきけない彼女をはめた…。そういう経緯も含めて、ちゃんと法廷で紗江子さんの無実を勝ち取りたい…。神白弁護士とも相談して、美月を中心に活動を開始した。

「君は強いな。友達の為にそこまで動けるんだから…」
「紗江子はもう、何も言えないのよ?だれかが代わりに立ち上がらなくちゃ。世間は紗江子をそういう目で見続けるでしょう?」
「そうだね…。彼女は良い友達を持ったね」
「私の方が紗江子に救われたの。誰も本当の姿なんて興味ないんだって、見た目だけで判断するんだって思って…。メイクするだけで、人は私を派手だのヤリマンだとか勝手なこと言うから…」
「気にすることない。化粧しようがすまいが君は君だ。スッピンでいたって俺は綺麗だと思ってた。凜として、すっと伸びた姿勢が初めて見たときから好きだったよ」
「…。変な人」
「失礼な(笑)」
「ごめんなさい…」
一也は美月の顔を覗き込んだ。
「な!何よ!」
「素直で…。雪でも降ってくるんじゃないかと思ってさ(笑)」
美月は頭に来てその場を去ろうとした。でも、腕を掴まれて引き戻された。
「離して」
「イヤだ」
「…。大きい声出すわよ」
「それは困る」
一也は美月の口をキスで塞いだ。
「好きだ。俺と…一緒になる前提で付き合ってくれ」
「強引な!」
「付き合って、それでも嫌だと思ったら振ってくれ」
「付き合うのが前提じゃない!」
「ソウデスケド?」
ぷはっと美月が吹き出した。
「何、そのカタコト(笑)」
「真剣に攻めるとどんどん頑なになるから、笑かそうと思ってさ(笑)」
「仕方ないわね。どこに連れて行ってくれるの?言っとくけど、私、お洒落なとこ苦手だからね」
「じゃあ…。赤ちょうちんでも行く?おじさん達に交ざってウーロンハイでも?」
「私、ハイボールがいい」
「いいね、早速行きますか(笑)」

「ボス…。美月が一也さんとデート続いてるみたいですね…。この前嬉しそうに話してくれましたよ…」
「西さん…。そんなしょぼくれなくても…」
「ボスだって元気ないくせに」
パパ二人は娘が心配過ぎて、毎日ハラハラドキドキです。

こちらは安定の二人。
「美月が最近可愛くなっちゃって(笑)」
「よくあの怖い美人を手なずけましたね…」
「斎生は美月、怖かったの?」
「だって…。催眠術であんな醜態さらされたり、ムチで打たれたら…。無理です!」
「あははは…!苦しい…」
玲児はおかしくて仕方ないとばかりに笑い続けた。
「何でそんな笑って…!」
「あの笑顔に堕ちなかったのは、斎生と一也さんくらいね(笑)」
「あの笑顔って?」
「すごく綺麗だと思わなかったの?最初に会ったとき…」
ああ。最初の…。
「あれが美月の最大の攻撃よ。そして最大の防御なの。あれで堕ちる男は篩い落とされる…」
「綺麗だとは思ったけど、僕は榊さんの方が綺麗だと思ってました」
「もう!斎生は…!無自覚なんだから!」
私専用たらし…。私をどんだけ惚れさすつもりなの!
「僕にとって榊さんより綺麗な人はいませんからね(笑)」
「私はあなたのネコだから♡」
「ネコ…!か、か…」
「か?」
「体だけじゃありませんからね!」
真っ赤になってる(笑)!
「斎生が先に言ったのよ?」
「ソウデスケド…」
むきになってる(笑)。
「斎生は…可愛いわね♡」
「いつか格好いいって言ってもらえるようになりますからね!」
バカね~…。私にとって唯一無二の格好いい彼氏なのに♡あとで…ベッドの上で言ってあげよ♡
「ね?ダーリン♡」
「ん?何ですか?」
「あとで♡」
何だかよく分からないと言う顔をしてる斎生が、私は愛おしくて堪らない。この人にもてる愛情と幸運を全部あげても足りないわ♡
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