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★★本編★★元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています

【3日目・睾丸マッサージ】 戦闘奴隷の射精管理と調教日誌

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【3日目・睾丸マッサージ】 戦闘奴隷の射精管理と調教日誌


▲▲ sachio side ▲▲

「左千夫クン、今日はオイルマッサージしてあげるネ♪」

そんな一言から今日のプレイは始まった。
今日は昨日とは違い、喫茶【シロフクロウ】中もその後部屋に戻ってきてからも焦らされ続けている熱を我慢した。部屋に戻れば尿道プラグの先はネジ式にしてくれるし、アナルプラグは外してくれるので僕が快楽にさえ負けなければ自由な時間である。入浴も食事も自分でした。
クリトリスに纏わりついている〝生きたリボン〟が僕に微弱な刺激を与え続けることは変わらないけど、我慢すればいい。耐える事には昔から慣れている。その筈なんだが…………。

「拒否権は?」
「あると思う~?君に与えられている権利は受入れて耐えることだけだヨ」
「ッ………!」
「あ、それともまたidea《イデア》化する?食霊《しょくれい》 もちゃんとしてるからエネルギーあるケド?」
「……あれは……くっ、わかり、ました」
「じゃあ、バスローブ脱いでココにゴロンしてネ~」

仕事用のノートパソコンを閉じるとベッドへと向かう。僕達がいつも寝ているベッドにいつもとは違うシーツが敷かれていた。防水シーツだと思うが肌触りはいつもと変わらずとても気持ちよかった。寝転んでしまうといつも僕が寝ている場所なのでどうしても気が緩んでしまう。しかし、その間も僕の陰核を包んでいるリボンは微弱な振動を繰り返していてなるべく振動が響かないように脚を開いた。

「そうそう、そんな感じでリラックスしてネ~。まずは、デコルテから行くヨ~」
「…………ぅ、…………ッ」

九鬼は元からこうやってマッサージしてくれる事は多々あった。そして今日のマッサージも卑猥なものではなくいつもと変わらないものなのに僕の感じ方が全く違った。温まったオイルが腕から肩、デコルテに大きな掌で伸ばされていく。痛気持ちいいくらいの調度いい強さは今の僕には拷問でしかなく。はぁ………と長く息を吐き出した。鎖骨の隙間に指を差入れて押していき、脇の付け根も強く押され普通に施術されているだけなのに僕の乳首はピンっと立ち上がった。昨日あの後翼型の宝石が散りばめられたニップルピアスに作り変えられたのでどうしても視界に入ってしまう。しかし九鬼はそこは触らずに胸全体の凝りを解すように揉んでいく。

「く…………う♡………はぁ、あっ!」

そのまま手が下へ降りていくと僕の腹部を指圧し始める。下腹部に指を突き刺し、体内のツボを刺激していく。それだけなのに温かいオイルと九鬼の手の動きにペニスが反応して勃起しようとしたので貞操具によってギュッと締め付けられた。痛い、途轍もなく痛いが今はこの痛みのおかげで正気を保っていられる。
ペニスを強く握って扱きあげて、中にもこの僕の上を這いずりまわる指を入れて掻き回してほしいという思いを散らすために首を振った。



▽▽ KUKI side ▽▽

左千夫クンの体はもう出来上がりつつあるようだ。オイルを全身に塗り広げているだけなのにビクビクと体が震えていていた。イイ感じに熱が燻っている事に満足しながら艷やかな弾力がある肌を掌で堪能する。当たり前だけどボクが余計な事をしているせいか左千夫クンの全身が凝り固まっていた。流石に喫茶店業務中ずーっと絶頂を我慢させながらクリトリスをガーターで繋いだリボンに擦られ続ける行為はいつもとは違うところに力が入るんだろう。

「はぁっ♡……あ♡…………んーっ♡♡」
「先背中に行こっかなー?」
「んーッッッッ…………はっ、あ………ッ♡」

もう既に声も抑えられなくなってきて脚をマッサージしているので片腕で口元を覆って、シーツを握っていた。片脚を持ち上げてストレッチのように横に倒しながら太腿のピンっと張った大腿四頭筋を解していく、そしてそのままうつ伏せに転がすと背中から順番に凝りを解して、腰まで降りてくるとお尻を包むように掌で覆った。くっついている筋肉を剥がすようにオイルマッサージを続けていく。限界に近い左千夫クンは枕を握り締めて顔を埋めていた。

因みにここからが本番でボクのしたかったマッサージなんだけど。
口元がニヤけるのを隠しきれないまま腰の下に手を入れて尻を浮かせる。ヨガの猫のポーズのように尻だけを上げさせると太腿全体を掴むようにして親指で指圧していく。

「っはぁっ♡♡……九鬼、この、格好が……ッ」
「んー?マッサージしてるだけだけど?気持ちいいでしょ?」
「ッ!んーっ♡♡………く、……ぅ、そんなこと、ッ……ぅ、はぁっ♡」
「オマンコの玩具苦しい?取ってあげようか?」
「ッん!やめ、触る……なっ、ぁああっ♡♡」

膣口の入口付近に挿入しているシリコン調の特殊な玩具に指を入れる。非貫通型オナホールのようになっていてピッタリと膣壁にくっついている玩具をぐぷぷぷっと音を立てながら引き抜いた。トロッと愛液が伝っているがこの玩具に吸水性がある為装着している時は外には漏れてこない。
ガーターからクリトリスに通っているリボン、貞操具に勃起を防がれたペニス、そして熟れたヴァギナとアナル。ボクのチンコがダイドーピアスを引っ張るように勃起するがまだまだ挿れてやる気はない。蜜を垂らすまんこには触ることなく引き抜いた玩具に舌を這わせると枕に顔を埋めながらもコチラに向いた視線が嫌そうに眇む。

「お風呂入ったときにちゃんと抜いて搾らないと玩具ぐしょぐしょのままジャン?」
「……ぅ……無理………ッ♡♡」
「ちゃんと出来ないなら一緒に入らないとネ~。明日は一緒に入ってあげるネ」
「……ッ!?……も、嫌だッ……♡ぁ、……ふっ♡」
「ほら、続きするからジッとしててネ~♪」
「んーッッッッ」

腰の付け根の背柱起立筋肉から尻の膨らみに分かれるように指圧していくと尻の穴がキュッと閉まって、内腿にやらしい液体が伝っていく。アロマオイルを伸ばしたその上でも分かるくらいテラテラと淫液が伝う様は卑猥だ。それでもマッサージは普通のものなので、太腿の裏側、ハムストリングスを痛気持ちいいくらいに掌全体で押していく。そして内転筋を足の付け根、おまんこギリギリまで親指の腹で押していくと指までドロッドロになるくらい蜜が溢れて尻が揺れた。

「ぐしょぐしょ~~」
「~~~~ッッ♡♡なら、もう止めッ」
「今からが本番だヨ。チンコもビンビンになってきて痛そうだネ~。どうせイけないんだから勃起させずに感じたほうが気持ちいいヨ?」
「はっ……♡ん、な……ッそんなこと、出来ないッ」
「ドライでイケるんだからできるでショ……ッ、ココ、すっごいこってる」
「あ、そこ♡だめっ♡………イッッ♡♡♡♡」

ぎゅうぅぅぅと内腿の付け根の部分をマンコに指が入りそうなくらいキツく押してやると、左千夫クンの背中がきれいに撓ってベッチョリとシーツに愛液を溢していた。

左千夫クンはビクビクしてもう、息絶え絶えだがやっとメインディッシュに辿り着いたところだ。愛液で濡れそぼっている睾丸を片手で柔らかく掴むと左千夫クンはビクッと体を萎縮させてコッチを睨んできた。すると一緒にキンタマも緊張してしまう。

「なに……をっ」
「ジャップカサイって聞いたことあるでしょ~。睾丸マッサージ♡精力増強、腎機能回復、腰痛緩和に効果的な、アレ!」
「は……♡今はやめ………ッ」
「腰にだいぶ来てるみたいだから長めにやってあげるネ~」

たゆんたゆん、と珠《たま》を片手で転がしてから玉袋の付け根あたりを指圧する。普通の男なら会陰なのだが左千夫クンは後天性ふたなりなのでその部分にはヴァギナの入口がある。クリトリスに付いている指輪の直ぐ側から外へと指圧していくと、ビクン、ビクンっと体が揺れて余計に強ばっていった。

「力抜かなきゃ終わらないヨ~」
「う……う……無理ッ…です」
「じゃ、リラックスできる仰向けで……!」
「あっ………っんんッ、……ふっ……♡♡」

グルンっと仰向けに転がしてしまうとボクの方が興奮してヤバかった。濡れた目元まで真っ赤だし、物欲しそうな顔でボクを睨んでくるし。脚を大きく広げさせたら、ピンと張ったリボンが陰核だけを隠して他は丸見えな様子が堪らない。濡れたマンコとケツマンコに指を挿れてグチュグチュと掻き回す妄想しか浮かばなかったが今はマダ駄目だ。突っ込んで無いのに霊ヤラレ《れいやられ》数値が溜まっているので〝トびそう〟になってしまってグッと下腹部に力を入れた。

「ホント……反則だよネ……こんな淫乱な身体の癖に普段は聖人君子装ってるんだもんネ~」
「…………っう♡そんなつもりはなぁ……っん♡♡」

オイルを足して脚の先から付け根に向かって撫で上げていく、色んな意味で気持ちいいらしくて顎が浮いて息が逃げていた。さっきは片足づつだったけど次は両脚を大きく広げて腸骨を広げるように押していく。それから肌の表面を撫であげ、横へ横へと血液を流して左千夫クンの体が整ったら足の間へと入った。片足ずつしっかり抑えながら内転筋を自分の足裏を使って揉んでいく。更に大きく脚が開く事になるのでクパァぁっと膣口が開いてしまって左千夫クンは羞恥にかなーり険しい顔をしていたけど諦めたのかジッとしていた。
貞操具に締め上げられたギチギチのペニスを持ち上げるとプリンっと張った陰嚢が視界に入った。両手で陰嚢を受け止めるように支えると陰茎の付け根を親指で指圧する。陰茎の付け根を円を掻くように、そして陰嚢の袋の付け根も同じく周りから恥骨にくっついている薄い部分を重点的に指圧し、血流を止めたり流したりと繰り返していく。激しく快楽を与えている訳でもないし、何も刺激していない訳でもないので左千夫クンはめちゃくちゃ困惑した表情でボクを見つめていた。一瞬でも拒否するとどうなるか分かっているようで大人しくはしているが興奮を物語るように愛液は垂れていった。



▲▲ sachio side ▲▲

ジャップカサイは古式マッサージの一種であるが、通常時でもそんな事をされれば勃起してしまう男性が殆どだろうし、もう既に三日間性感を擽り続けられている僕には拷問に近かった。しかし、もしまた食霊《しょくれい》 のエネルギーを無理矢理抽出させられてしまうと僕は泣きながら九鬼に挿入して精液を注いでくれと強請ってしまうだろう。そうなると僕のメンタルが彼から離れる事が出来なくなってしまう気がする。
薬によって体の疼きは収まらないまま陰茎には全く触れることなく陰嚢のみに触れられる。陰嚢の陰茎の付け根を両手の親指でキュッと押されて、ぐるりと後側まで円を掻くように指が滑る。男性の器官で唯一外部器官である陰嚢はすこし体温が低いので九鬼の手の温かさが伝わってきて全身が震えた。

「あっ………♡はぁ、………あっ、は♡」

シーツをギュッと握って刺激に耐えるがペニスが勃起して痛い。でも、快楽もあるが純粋にリラックスとしての気持ちよさもあって痛みよりもそっちが勝っていく。ピンっと張ったクリトリスのリボンも陰核を押さえはするがやわやわとした刺激のため僕は睾丸マッサージに没頭していってしまった。
ゆっくりと力をかけられて痛い手前で止まってまたゆっくりと力を抜いていく。この絶妙なタッチが悔しいが死ぬほど巧くて体の力が抜けてしまう。更に足の親指を使ってヴァギナの横の部分も規則的に押されると僕は喘ぎながらシーツを握り締めるしか出来なかった。
次は睾丸を掌で包まれると指をバラバラと動かして微弱なタッチを与えられる。どうしても腰がくねってしまうが咎められることはなく九鬼の両脚の指が内転筋の辺りを押さえているので脚を閉じる事も出来ない。されるがままには成りたくないのにベッドに寝転んだまま何も出来ずに陰嚢だけを弄ばれてしまう。
陰嚢を摘まれ左右に伸ばされ、次はコリコリと玉を揉まれる。擽ったいような痛いようなむず痒い刺激が上がって、もういっそのこと陰茎まで擦ってほしいけどそんな事を言えずに屋上のプールの底が見えている僕達の部屋の天井を見つめた。イけないけど気持ちが良い、そんな思いで埋め尽くされると次は精管を伸ばすように陰嚢が下に引っ張られる。

「────あっ♡………あっ♡………あっ……ん♡……ばい、いっ♡……うっ、ああっ♡」
「すっごい可愛い声出てるヨ?イイ感じに解れて来てる」
「う……っ♡♡僕ッ……ん♡♡♡」
「はやく朱華《ヂュファ》のナカに入りたいナァ……ね?後悔するって言ったでしょ?」
「はぁっ♡♡……ッくぅ♡♡」
「啊《アァ》、ほら見て………朱華《ヂュファ》のチンコ」

精管を引っ張られたまま中の玉を左右にコロコロと転がされる。陰嚢の玉の上のコリッとした精液が通る筋を触られるともうたまらなかった。普通なら出したいと思うはずなのに今は出されたいと、思ってしまった。その瞬間白翼《バイイー》が声を掛けてきたので視線を下に向けると貞操具をつけたペニスがクタッと力なく倒れていて視線が揺れた。

「朱華《ヂュファ》、オンナノコになっちゃった?」
「ち、ちがっ♡ッッッッんんん♡♡」
「キンタマ揉まれてるのにチンコ無くなっちゃった?」
「はっ♡やぁ♡♡♡♡」

コリコリコリっと陰嚢の精管を揉みほぐされる、そして掌で玉を転がされて、ビクビクビクッ♡♡と僕の体に疼きが一気に戻ってきた。挿入して欲しい、精液が欲しい、注いでいっぱいにして欲しいと欲の孕んだ瞳で見つめると白翼《バイイー》は嬉しそうに嗤っていた。

「いつでも挿れてあげるんだけどなぁ?」
「……あっ♡♡あっ♡」
「ピアスの穴、まだ塞がってないから残念だネ?」
「う~~♡ッ………んん♡」
「朱華《ヂュファ》が、言う事聞いてお利口にしてたら傷が塞がったら精液いっぱい注いであげるネ?」

この誘惑に僕の体はもう耐える事が出来なかった、コクコクコクと何度も首を縦に振ると最後の仕上げと言わんばかりに九鬼の両足が僕の陰嚢からヴァギナ、尻の穴までを覆い、両足首を引っ張りながら電気あんまのように圧を掛けて更に擦りあげられた。

「あっ、なっ!?ぁ、あ、ぁあああっ、それ、イっくぅ♡♡♡」

グチュグチュグチュグチュグチュグチュッと淫液が激しく泡立ち、クリトリスのリボンが左右に動かされるほど振動が来て目の前が真っ白になる。キュッと体が萎縮するけどイく事は出来ずにそのまま時間だけが過ぎていく。時折息を吸うことはするけど他はなんの抵抗も出来ずに絶頂前に体を痙攣させ続け、10分以上が経過しシーツが愛液でぐっちょぐちょになった頃に僕から脚が外された。

「あっ!…………はぁ…………ん♡♡♡♡」
「今日はこれでオシマイね♪明日はどこがいい?リクエストしてくれてもいいヨ~……て、もう聞いてないか」

酸欠と絶頂止めに一気に体が弛緩してしまい瞼が落ちていく。こんな日があと何日続くのかと言う思いもあるが我慢すれば精液を注いでもらえるという新たな希望が僕の頭に植え付けられてしまった。





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