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過去編
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【神功左千夫】
「ン……ッ、…それは、お互いさまですよ……」
酷使の言葉に視線を後ろへと向けた。
なんだか、彼が何もしないでこうやって寝転んでいるのは凄く違和感がある。
でも、こうじゃなきゃ、こんなこと出来ない。
「…ここは、そうは、言ってません…よ、九鬼…ッ、はぁ、元から、その気があったのですか?……それとも僕にされているから?」
もういいと言われてもやめてやるつもりはなかった。
球体が連結されたバイブを奥まで埋めて行く。
そして、ローションを泡立てるように中を掻きまわして行く。
「本当に、動かないん……ですね……。」
無抵抗な九鬼なんて新鮮過ぎる。
片膝を折る様にして膝裏に腕を回し持ち上げると、また、内腿の肌触りのいい部分を舐め上げた。
片手はバイブの振動のスイッチを入れて、前立腺を押しあげる。
そのバイブの位置を固定するようにするのと同時に手をベットへと付き、少し前傾になると九鬼の曲げた膝に凭れかかる様にして僕は腰を動かし始める。
「く……ん……は……僕、イけるかも……」
まるで九鬼を使って自慰している様な感覚だったが。
自分で好きなように動けるためか射精感が募ってきている。
気持ちいい。
その感覚を追い求める様に無遠慮に九鬼のペニスを締め付けてやった。
【九鬼】
「どっち、かな……っ、…」
元からアナルに突っ込まれて喘ぐ主義はない。
寧ろできれば避けたい行為だ。
しかし、左千夫クンにされているというだけで、胎内の刺激は何倍もの快感になっていた。
息を詰まらせていると、彼の舌が内腿に這う。
左千夫クンの胎内でペニスがぴくぴくと痙攣し、小さく顔を顰めた。
「っ、は……っ、あ……!」
胎内のアナルパールが振動し始め、それが前立腺を刺激すると、何度もアナルが収縮してしまう。
余裕の無い息を漏らし、アイマスクの下の瞳をぎゅっと瞑った。
左千夫クンがボクの上で動き始める。
腸壁が勃起したペニスにいやらしく絡みつき、耳に彼の小さな喘ぎと粘着質な音が入ってくると、彼の胎内をボクのペニスで。
「……っ、……イ、って……いーヨ……っ」
息を荒げながら、彼の熱っぽい声に言葉を返した。
実際ボクもあまり持ちそうにはなかったが、この状況で彼より先にイってしまうのは、この行為に負けたような気がして嫌だった。
【神功左千夫】
「……はぁ、なら、先に……ッ、く……ぅ、ああッ」
ビクンと大きく体が揺れる。
それに合わせる様に腸道が撓り、九鬼のペニスを締め上げる。
他人によってこの後無理に中をまさぐられるのは辛いが自分でなら大丈夫だ。
イって直ぐも僕はゆっくりと腰を揺らし続け、前傾姿勢の儘腰を打ち付けて行く。
両手をベッドに付き、夢中で腰を揺らしながら、指先の微調整で九鬼の胎内に埋めたバイブを前立腺へと押しつけた。
「きもち……ッ、ん……九鬼……僕……抱きしめて欲しい。」
彼が出来ないと分かっていることは強請ることができる。
彼がもし出来るならば僕は強請ったりはしないが。
適わない時こそ、その願いを口にする。
「別に……貴方が、どこで、何を……しても、構わない…ッ、……ぁ、でも、今…僕と関係を断つまでは……ふ、僕だけ、抱きしめて」
ゆったりと言葉を綴る。
九鬼の両手足が動かなくてよかった。
彼が三条麗華を抱きしめていたら、と、考えると頭が痛くなる。
嫉妬なんてしたら重いと認識されることは分かってるのに。
もう、精液は出ずに尿道から少し垂れるだけだった。
それでも僕は動きを詰めず快楽を得ようと腰を揺らした。
「ン……ッ、…それは、お互いさまですよ……」
酷使の言葉に視線を後ろへと向けた。
なんだか、彼が何もしないでこうやって寝転んでいるのは凄く違和感がある。
でも、こうじゃなきゃ、こんなこと出来ない。
「…ここは、そうは、言ってません…よ、九鬼…ッ、はぁ、元から、その気があったのですか?……それとも僕にされているから?」
もういいと言われてもやめてやるつもりはなかった。
球体が連結されたバイブを奥まで埋めて行く。
そして、ローションを泡立てるように中を掻きまわして行く。
「本当に、動かないん……ですね……。」
無抵抗な九鬼なんて新鮮過ぎる。
片膝を折る様にして膝裏に腕を回し持ち上げると、また、内腿の肌触りのいい部分を舐め上げた。
片手はバイブの振動のスイッチを入れて、前立腺を押しあげる。
そのバイブの位置を固定するようにするのと同時に手をベットへと付き、少し前傾になると九鬼の曲げた膝に凭れかかる様にして僕は腰を動かし始める。
「く……ん……は……僕、イけるかも……」
まるで九鬼を使って自慰している様な感覚だったが。
自分で好きなように動けるためか射精感が募ってきている。
気持ちいい。
その感覚を追い求める様に無遠慮に九鬼のペニスを締め付けてやった。
【九鬼】
「どっち、かな……っ、…」
元からアナルに突っ込まれて喘ぐ主義はない。
寧ろできれば避けたい行為だ。
しかし、左千夫クンにされているというだけで、胎内の刺激は何倍もの快感になっていた。
息を詰まらせていると、彼の舌が内腿に這う。
左千夫クンの胎内でペニスがぴくぴくと痙攣し、小さく顔を顰めた。
「っ、は……っ、あ……!」
胎内のアナルパールが振動し始め、それが前立腺を刺激すると、何度もアナルが収縮してしまう。
余裕の無い息を漏らし、アイマスクの下の瞳をぎゅっと瞑った。
左千夫クンがボクの上で動き始める。
腸壁が勃起したペニスにいやらしく絡みつき、耳に彼の小さな喘ぎと粘着質な音が入ってくると、彼の胎内をボクのペニスで。
「……っ、……イ、って……いーヨ……っ」
息を荒げながら、彼の熱っぽい声に言葉を返した。
実際ボクもあまり持ちそうにはなかったが、この状況で彼より先にイってしまうのは、この行為に負けたような気がして嫌だった。
【神功左千夫】
「……はぁ、なら、先に……ッ、く……ぅ、ああッ」
ビクンと大きく体が揺れる。
それに合わせる様に腸道が撓り、九鬼のペニスを締め上げる。
他人によってこの後無理に中をまさぐられるのは辛いが自分でなら大丈夫だ。
イって直ぐも僕はゆっくりと腰を揺らし続け、前傾姿勢の儘腰を打ち付けて行く。
両手をベッドに付き、夢中で腰を揺らしながら、指先の微調整で九鬼の胎内に埋めたバイブを前立腺へと押しつけた。
「きもち……ッ、ん……九鬼……僕……抱きしめて欲しい。」
彼が出来ないと分かっていることは強請ることができる。
彼がもし出来るならば僕は強請ったりはしないが。
適わない時こそ、その願いを口にする。
「別に……貴方が、どこで、何を……しても、構わない…ッ、……ぁ、でも、今…僕と関係を断つまでは……ふ、僕だけ、抱きしめて」
ゆったりと言葉を綴る。
九鬼の両手足が動かなくてよかった。
彼が三条麗華を抱きしめていたら、と、考えると頭が痛くなる。
嫉妬なんてしたら重いと認識されることは分かってるのに。
もう、精液は出ずに尿道から少し垂れるだけだった。
それでも僕は動きを詰めず快楽を得ようと腰を揺らした。
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