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過去編

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【神功左千夫】

嫉妬していると言われると体が跳ねるかと思ったが、跳ね無かった。
完全に嫉妬してしまっていることを僕は認めてしまっているのだろう。
してる行為は変わらない、と、いうことは結局女でも……

そんなことを考えていると九鬼から聞こえた嬉しいとの言葉が聞こえ、僕は驚いた様に顔を上げた。
それと、同時に一番強い場所へとスイッチが入る。

「―――――――ッ、あああああああッ!!!」

想像に反して、尿道を突き上げられ、ビクンビクンと激しく体を痙攣させるのと同時に僕はドライに入った。
彼が言ってくれた言葉がどこかに散る。
もう、挿入するなら今しかない。
これを逃すと僕は自分から腰を落とすのが無理になる。
耐えがたい快楽に耐えながら、ペニスを蠢く腸壁の中へと導いていく。

一気に根元まで挿入すると、僕は背中を丸める様に小さくなった。
そして、九鬼の上に覆いかぶさるように寝転ぶ。

「ふぁ……ぁ、……んんん!うごがなきゃ……ッ」

動かないと駄目なのに、指先まで痺れたかのように体が動かない。
気持ちが良い。
九鬼の心臓に片方の耳を当てる様に僕は彼に密着した。


【九鬼】

彼がボクの言葉に反応するより先に、叫びの様な喘ぎが響いた。
ピストンを繰り返すバイブの音で、今彼の尿道で激しく暴れ回っているのがわかった。

「……っ……はっ……」

彼の胎内へと導かれたペニスに、脈打つ腸壁が何度も絡みついてくる。
どうやら刺激が強すぎるのか、左千夫クンは動けないようだ。
窮屈なそこに熱の籠った息を零すと、頭を少しだけ上げ、倒れ込んできた左千夫クンの頭にキスを落とした。

「すごい、君の中、ボクに纏わりついてる……ッ」

腰を振り乱したいのに、思い切り突き上げられない。
力を振り絞りながら、大げさにゆっくりと腰を動かした。
彼の胎内でペニスはガチガチに硬くなっていく。

「やっぱり……ボクは、君がいいヨ、ッ……。
ボクの身体が、…動けなくなっても……左千夫、クンは……ッ、繋がってくれる?」


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