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令和6年最新話★★★

15※グロエロ注意〜47

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※グロエロ注意

▽▽ KUKI side ▽▽

今日は政府に行くとは言ってたけど危ない事をするとは聞いてないし、ボク達には指一本触れない契約を結んでいるので左千夫クンに攻撃は出来ないはず。
床を赤く汚した左千夫クンは色んなところに穴が空いていて、部屋に入ったことで気が緩んだのか自らにかけている幻術きれてしまい出血が止まる様子は無かった。ボクは急いで彼に駆け寄って自分の腕を切り裂く。
「げほっ……はっ、…………ぅっ」
「なんでこうなったの?」
「すいません、少し無理をしました。でも代わりといってはなんですがイデア……の設計図を入手しました」
「罠って分かってて飛び込んだんでショ。なんで一人でやっちゃうかなぁ」
「チャンスを逃したく無かったので……」
「治療するこっちの身にもなってヨ!寿命縮まる~」
「……治療してくれるんですか?」
「へ?して欲しくて来たんでショ?」
「……確かに貴方が居るので無理はしましたが。僕がヘマした傷なので治したくないなら……はぁ……ぅ」
「あーもー!死にかけで屁理屈こねない!傷が多すぎるナァ……」
「はぁ……っ、く……すいません」
「イイヨ、謝らなくて。ちゃーんと対価は貰うから」
「対……価?」
「そうだナァ。アァいい事思いついた」
出血のショックで四肢に力が入らない左千夫クンを姫抱きにする。先程から焦点があったり合わなかったりしてるので容態はかなり悪い。でも、彼はバケモノなのでこれくらいでは死なない。ゆっくりとキングサイズよりも大きなボクのベッドへと下ろすと真っ白のシーツが直ぐに真っ赤に染まっていった。いらない服を切り裂いていって血まみれの肉体を露出させる。いつもならベッドが汚れるとか言い始めるのに今日はそんな余裕はないようだ。
「せっかくだし解剖させてもらおうかな。後セックス」
「……ッッッどうい……う?」
「左千夫クンの体内って奴隷時代にいじられ過ぎててエコーとかレントゲンだけじゃ把握しきれないんだよネ~。体内創造する身としては実物を直接見ときたいカラ」
「好きに、……すればいい」
左千夫クンは一瞬理解できないといった顔をしていたが説明すると呆れたように溜息を吐きはするけど関心がなさそうに四肢の力を抜いた。とりあえずさっさと止血しないと左千夫クンの肉体が死んでしまうのでブシュっと更に深く自分の腕を切り裂いて、鮮血を注ぎ必要箇所だけ止血した。

▲▲ sachio side ▲▲

九鬼は本当に物好きだ。こんな体を弄り回して何が楽しいのかわからない。ただ〝創造〟する為に実物を見ておきたいと言うのは分からなくはない。
九鬼は用意があるのか必要箇所を止血してからベッドサイドの机に医療器具らしきものを山積みにしていた。この部屋のどこにしまっていたのか問いたくなったが今日は血を流し過ぎた。自己暗示をかけて無理矢理体を動かした代償が一気に襲ってきて意識が何度も遠のく。昔なら瀕死の状態になると一人になれる場所に向かったのに、僕も変わってしまったな。と、ブレている視界を眇めた。
意識が混濁しているのにそれを覆す──激痛が僕の足から走った。

「ッ゙ッ゙!?ぁあっ!!な、……に?」
「あ。ゴメンゴメン~自由にしていいって考えたら興奮し過ぎて殺しちゃいそうだったカラ」
「ッ゙ヴ!?ア゙!?やめ、……ッ゙」
「好きにしてイイって言ったのは左千夫クンだヨ?アァ赤と白の筋繊維がズタズタだね。でも靱帯は避けてるネ。さっすがぁ~このコリコリってのが腸脛靭帯~」
「な……そんな事までッッ!あ゙!ぁああっ!」
「ちゃーんと治しながらヤるから安心して堕ちててイイ……ヨ……っ。寝んねされるのは困るケド。はぁ、一発抜いたら落ち着くかナ」

ぐちゃりと生々しい音が響く。九鬼が僕の太腿に出来た傷にペニスを挿入していた。今日はイデアの設計図を手に入れるために自ら罠に飛び込んだので対機械だった。電磁波で狂わされた中にあったので能力は半減し、機械ゆえの俊敏な速攻に付いていくことが出来なくてレーザーのような攻撃で肉体に幾つも風穴が空いた。たしかに空いている、でもまさかそんなところに。
起き上がろうとするが貧血状態の為に視界が霞む。そして更に九鬼が上半身を押さえつけてしまってどうしょうもなかった。ベッドに片膝を付いて、僕の足首を持ち上げ太腿の裂傷にぐちゅぐちゅと醜い音を立てながらペニスを抜き差ししていることに歪んでいる視界を大きく開いた。視界がクリアじゃ無くても猟奇的な行いは認識できた。太腿を貫通した亀頭部が内股から突き出している様には気が遠くなるほど倒錯したがそれ以上の痛みで現実に引き戻される。
「ッ!ぐぅっ!あっ!あ゙!!」
「意識失っちゃうと危ないからネ。麻酔してあげてもいいケド君に聞くほどの量ってなると意識戻らなくなっても困るデショ?」
「いっ!?あっ!…………ッ゙……ぐっ」
「そんなに気持ちよさそうに喘がれると歯止め効かなくなりそ……ッ……はっ♡」

ぬちゅぬちゅと肉が引きずられる音が響き渡る。太腿に貫通したものを抜き差しされているので激痛は激痛なんだがこの程度の痛みは知っているし、初めこそ驚きはしたが段々我慢できるものになってくる。だからといって慣れはしない痛みに九鬼の腕に爪を立てるがそれ以外には何も出来なかった。普通ならこんな事をしたら更に多量に出血して僕の足は二度と使い物にならなくなるはずだが出血している様子はない。逆に九鬼のほうが自らの腕を切り裂いて僕に血を注いでいるために傷が深くなっている。どうやらペニスで肉を抉るが直ぐにその部分を〝創造〟しているので流れる程の血液は出ないようだ。しかし、九鬼の治癒は痛みを取ってくれないので傷口を抉られる痛みはひっきりなしに続いて我慢しても僕の呼吸は乱れていく。このままじゃ僕の意識が死んでしまいそうだったので引き裂かれる痛みを感じながらもギュッっっと足の筋肉に力を入れて収縮させた。
「は……っ、流石、左千夫クン。こんな場所でも愛撫じょうずだよネ~。そーそー、お利口に締めといたら……く、すぐ、終わ……る……っ」
「ぐ…………っーっ……はっ、あ………………っ、っー!」
「あ~。最高っ!屍姦はよくしてたケド……これだけしても……っ、死なないんだよネ?朱華ヂュファはほんと、特別だネ」
「はっ……ふざけ……る」
「フザケてないんだケド?最高に満たされる。キモチいい。ホントコレこそギブアンドテイクだよネー。あーでも、ボクばっかり満たされてるかもだけ……ど♪く……はぁ」
「ッ゙ッ゙ッ゙ッ゙!あっ!?あ……う……はぁ……」

ドピュッと反対側の太腿に赤い血が混じった精液が飛び散った。僕の太腿に根本まで埋めながら腰を震わせている九鬼は狂気の沙汰であったが逆に彼らしくて少しホッとした。ここ最近は変に優しくて気を使わせている気がしたからだ。引き抜かれるときも激痛が走るがチリチリと肌を焼くような感覚があるので貫通していた場所の肉体は造り直してくれているようだ。彼の異常性癖は今に始まったことではないので気が済むのを待つしかないと頭ではわかっているのだが……。

「じゃ。次は腕の傷ネ~」
「っ!?一回出せば終わりって……っあ!!」
「そんなコト言ったっけ?まー取り敢えずボクが収まんないと左千夫クン危ないから頑張ろうネ~」
「いやだっ、こんな……っ!!」
「うるせーな。殺しそうだから黙ってオナホになっとけって言ってんだヨ」
「…………っ!?…………ぅ゙…………ぅ゙」
「あ。ゴメーン。言い方キツかった?でも、ヘマしたキミが悪いんだからこれくらいの対価は貰わないとネ?」
「……我慢したら治して……くれるのですか?」
「モチロン。隅々まできれーに治してあげる♪でもほらその為には……はぁ♡この興奮を抑えないと♡手元狂っちゃう……も、左千夫クンの血の匂いでボク……やっばい」
「ッ゙ッ゙ッ゙ッ゙!!」
ずぶぶぶっと二の腕貫通している傷口にまた九鬼のペニスが肉を裂いて潜り込んできた。逆の手で胴体に爪を立てるがそれすらも快感の様子ではぁ……と艶かしく吐息を零されて微笑まれたその顔は完全にいっていた。


▽▽ KUKI side ▽▽

言い訳なら沢山ある。ただそれを全て通り越してヤりたかった。それだけだ。左千夫クンの肉体に包まれてると思うとそれだけでキモチいい。そして、左千夫クンも我慢する事にした様子で抵抗らしい抵抗はしなくなった。まぁ、血が足りてないから殆ど動けないだけなんだケド。ただ、あまーい喘ぎ声が少なくなってきてちょっとだけ物足りない。ホント痛みには強過ぎる。快楽を与え過ぎた時と同じ様に眉根を寄せているさまは最高にクるけど甘い蜜のような声も欲しい。上腕三頭筋の隙間に作られた傷にペニスをねじ込むとブチブチッと嫌な音を立てながら筋肉の筋が切れる。手首を掴んで腕を持ち上げるとボクのチンコはデカイので肉を抉りながら容易に貫通できた。ドロっと肉の塊が剥離すると食べてしまいたい欲求にかられるが彼の血液は毒なので注意しなければならない。太腿よりも細いので少し物足りないなと思ったが運良くその先も穴があったので一度引き抜いて左千夫クンをベッドの端ギリギリまで引っ張ってきてボクは床に降りた。そして大きかったベッドを手術室のベッドへと〝創造〟し直すと立っていても調度腰の辺りに左千夫クンの肉体が来るように調節して再度自分の腕の傷から血液を傷口に注ぎながら挿入していく。
「はぁ……ぁ……ぁ……」
「すごーい。指先ピクピクしてるネ。筋繊維は破壊してると思うんだケド。神経だけ能力で繋いでる?ホント人間離れしてるよネ~」
「うるさい……ッ゙、さっさと……」
「表情はこんなに人間そのものなのにネ」
「ッ゙!?」
「カワイイ……。痛くて耐えらんなーいって言ってる。いーっぱい痛い事されても感情を失わなかった事に感謝だよネ~」
「なに……がっ……ッ゙!?ま、其処はッ」
「痛いけどちゃーんと治療はしてるからネ。だからしっかり神経繋げて痛いの感じてネ♡」
チンコを二の腕を通過させたあとそのまま脇の下へと続く傷口へと亀頭をめり込ませていく。バタつこうとして危ないので能力でしっかりとベッドへと拘束した。腕も押さえ込んでちゃーんと腕の傷と脇の下の傷をヤラれた当時のように一列にしながら亀頭で抉っていく。
「く、九鬼ッ……はぁっ、ま、待ってッ、精神がついて、……ッう!?」
「はぁッ♡腕は大きく貫通しちゃってるケド……ッ、胴体部は背中側に逃したのかァ……ッ普通なら、死んじゃってるヨ?」
「あ゙っ!?そっちは違っ!その方向にはダメージ負ってな……ッ!」
「コレから受ける事もあるからだから耐える練習だネ~」
「ぐっ、くぅ……はっ、は、あ゙ぁ゙ぁっ!」
「アバラ骨ゴリゴリしてるの響く?雁首当たって最高にキモチいいネ~」
抉れている方向とは違って真っ直ぐにペニスを突き入れていくと肋骨に差し掛かる。骨と骨の隙間の肉を抉るように無理矢理挿入するとゴリゴリッと音を立てるほどペニスの先で擦ってやった。激痛に悶てブワッと汗が滲んだら余計に興奮した。折角血は出ないようにしてるのに更に左千夫クンの匂いで満ちて酔いそうだ。腕も暴れようと力を入れるので根本は勝手に閉まるし、先端は硬いとこで擦れるし、もう最高に興奮して、ギリギリまで引き抜いてから、ぐぢゅゅゅん゙ん゙ん゙!と根本まで挿入して助骨の感触を愉しんだ。
「あ゙!?あっ!あ゙ぁぁぁっ!はっ……はぁ、ッあっ!……ぅ、……ぐ、っ、……んーっ、く……ッ」
夢中で腰を打ち付けていたけど流石左千夫クン。直ぐに痛みに慣れてきたようで表情を歪めながらも悲鳴は聞こえなくなっていった。侮蔑するような視線がこっちを向いて直ぐに顔が見えないようにとそっぽ向かれたがソレも最高のスパイスになった。だけどもっと泣きそうに歪んだ顔も好きだから。
ぐちょっ……と音を立ててペニスを引き抜く。ボクのチンコは肉片や血液まみれだけど抜くときに血を注いで筋繊維や皮膚、骨を全て造り直した。造り直したところだけは血で濡れてなくて、他は血まみれの腕を持ち上げると左千夫クンにこっちに向くように促すためにユラユラと揺らした。
「左千夫クン見て。ココは治ったヨ」
「はっ……何が……ッ」
「だから次は胴体に行こっか~」
「は?──!?が……っはっ、そっちは……ぐっ!ぅ!」
「大丈夫、ダイジョウブ……は、一回潰してるし……ッ、ニセモノの左千夫クンの心臓イジった事あるカラ」
「あっ!あ゙!……ゲホッ、はっ、う!」
「コッチからもいくネ♡解剖は今からが本番~。アバラが邪魔だから一回取っちゃうネ♪」
「ッ゙う!?──────────ぁあああ゙あ゙!!」

左千夫クンがコッチを向いた瞬間に指輪をナイフに変えて肋骨に沿って刃を滑らせた。肋間筋を裂くがそれだけではボクのチンコは入らないので、腹側の中心の骨、胸骨にくっついている肋骨の関節に刃を押し込むと容易に切断された。その一本を手に取りメチメチメチメチメッッッ!と肉が擦れる音を立てながら身から外側に剥がして外に露出させた。
当たり前だけど激痛に吐血して、体を弓なりに撓らせようとする左千夫クンを自由な手ごと足で押さえ込んで背中側に力を一瞬にしてかける。ポキンッッッ!といい音を立てて背骨の横の関節でへし折るとそのまま床に骨を捨てた。カランと音を立てて転がった左千夫クンの骨にも興味はあるけど目先の肉体への興奮が最優先だ。

「あ゙!あっ!!ッッッ!ぐぅ……ッッッ!!ぅ、ハァッ!ぐ……」
「じゃ、イっくヨ~。はっ、狭い~……っ、危ないから開胸もしちゃうね。そのほうがよく見える……しっ」
「ッ゙!?ッ゙ッ゙ッ゙ッ゙!あ゙!はっ、ゲホッ……はっ、ぐ、は、……っいれながら見る……な、っ、がっは!はっ……!」
「はぁ、すっご。心臓動いてる……あ、止まりそうになったら動かしてあげるからネ」
「ッ゙!あっ!ぁあああっ!い゙!ぅっ!!」

ミチミチッと無理矢理肉や筋を割り開いてチンコを挿入させていく。いくつもの毛細血管を傷つけ静脈を裂いて、裂いた側から自分の血を注いで止血して、血流が悪くならないように別箇所にバイパスを繋いでを繰り返していく。興奮していてもボクは天才なのでこんな事をなんてコトない。なんてコトないんだケド、コレが左千夫クン相手になると狂う。ボクの興奮が限界を知らないからだ。
肉体の中心を真っ直ぐに鎖骨の間から臍までを皮だけ切り開く。更に胸骨の真ん中に電動工具を入れて胸の中心の骨を縦に切り開いていく。

「はい。呼吸止めて」
「っ……く……」
「さっすが~。動脈切れてもくっつけてあげるけどリスク高いもんネ~」

ウィィィィンと機械音はするが医療工具を使うと骨でも簡単に切断できてしまう。直ぐに僕の血を垂らして髄液や血液が漏れないように止血はするんだけどどうしても押さえきれない血液を拭うためガーゼを差し込んでいく。左千夫クンは叫びたくて仕方ないだろうけどボクが骨を切っている間はジッとしていた。そんな健気なところが堪らなくてぐっと横から差し込んでいたチンコを進める。
「~~~~~~っっっっっ!!」
「ほんと、狂えないのって逆に罪……かもネ」
「……っ……っ……ふ」
胸骨を縦二つに切断してしまえば、開胸器で大きく開いた状態で固定する。ここできっちり止血しておかないと後々大変な事になるので自分の腕を大きく裂いて血を注ぐ。直ぐ様ボクの血液は左千夫クンの血肉に変わっていった。ボクが左千夫クンの一部を形成してるかと思うと最高に滾る。完全に止血すると最後に心臓の手前の心膜切開して開いて止める。するどドクンドクン♡とどの臓器よりも大きく動く左千夫クンの心臓が丸見えになって心底欲情した。
「やっぱ堪んないよネ。心臓の動きって……、生きてるって感じる……あったかい」
「想像以上の……変態……っ、ゲホッ、はっ、……ぅ」
「じゃ、左千夫クンの心臓をチンコで味わおうっと♪」
「ふ……ぐ……っ……」
グッと腰を奥まで入れると胸の横から挿入していたペニスが心臓の直ぐ上まで入り込んだ。ドクドクと忙しなく動いてボクのペニスを舐めますようにやわやわと刺激していく。しかもそれが開胸した事により直接視界に収めることができて最高にそそる。もう左千夫クンの心臓のカタチは忘れないだろう。でもやっぱり普通の人間とはかなり異なる臓器や細胞が移植されていた。色んなところにバイパスしたあとがあるし、細胞膜の形もかなり特殊だ。じゃあどこが人なんだと聞かれたら。
ボクは左千夫クンの歪んだ表情を見下ろした。そしてボクの体に爪を立ててる指を自分の手の指に絡めて繋ぐ。ギュッと手を握ってやると少しだけ眉が下がる。こんな事をされてもボクへの信頼は他人よりは上らしい。その優越感に浸りながらもぶち壊すようにチンコの抜き差しを始めると一気に表情が苦痛に歪んだ。この顔は人間そのものだ。
「あ゙!ゲホッ、がっ!ぐ……ゔっ!い゙っ!んー!!」
「ハァッ……朱華ヂュファッ、ボクの恋人……最高の恋人だヨ……っ、ホント」
「普通は恋人に……ッ゙こんな仕打ち……ッ!」
「フツウ?ボクが?」
「ッッッッッ゙!……はぁっ、そうですね失言でした」
「……ま、フツウではないよネ~、……ん?」
普通と言われると酷くつまらなく感じる。逸脱したくてした訳じゃなくコレがボクのフツウなんだけど。まぁ、他人には一生わからないと思う。少しだけ気が削がれた瞬間。繋いでいた左千夫クンの手がボクから離れて胸倉を掴んで思いっ切り引き寄せられると──血まみれた唇でキスをされた。
「さっさと……ッ、イけ。変態」
「はっ。ナニソレ?この状態でよく言えた……ッネ♪」
「あぁあああっ゙!!ッ゙あ゙!間違えてな……いッ゙……人の傷口に性器突っ込んで自慰できる、……はぁ゙っ、貴方が、普通……だとでも?……ぐ、……う」
「ショック~、恋人に変人って言われるなんてー……」
「はっ……何度でも言ってあげますよ。貴方は他とは違う……ッ゙……ぁっ!」
「ホント、痛いとこ抉ってくるよネ」
めちゃくちゃに壊してやってるはずなのに逆に生き生きとした瞳でボクを見上げてくる恋人は最高だ。恋人であり、奴隷であり、玩具であるんだケド。どの名称であったって誰よりも可愛がってやる自信はある。そしてこんなバケモノにすら普通ではないと言われる自分は何なのかと昔からの疑問に静かに眉が寄った。だってボクにとっては全てが普通だからだ。愛してる相手になにも感じさせないなんて放置プレイも甚だしい。まー、ココは理解して貰うつもりは無いので受け入れさせてやろうと取り敢えずイくことに集中しようとした時にボクの後ろの伸びた襟足を左千夫クンが掴んで引き寄せた。ボクも彼も血で真っ赤な唇か自然と触れ合う。
「はっ……ちょ、ん、……ふっ、キミの血……で今ボク痺れさせたら……っ、朱華ヂュファ……死んじゃうケド」
「フフ……それは困る……ッ゙あ、はぁ……苦しい……ッ」
「腹圧かけるから~。じゃあ、普通じゃない行為を続行~」
「ぐ……ッ、はぁ……僕にとっては普通ですけどね、はっ……ぅ」
「ん?」
「受け容れれる人間が少ない……、逸脱した性癖と言うだけで……ッ゙あ……僕に取って白翼バイイーは傲慢でエゴで最高に最低な……そして、欲望に忠実な普通の人間……ですが……ね」
「…………ッ!?」
「まぁ、僕も君を受け入れたくは……ッ!」
アァ……やっぱり最高ダ」
「……?……あ、がっ!?」
「ずっと愛してやるヨ、朱華ヂュファ


▲▲ sachio side ▲▲

現実を見たくない。
目の前の男は事もあろうか僕の心臓をペニス事掴んで包むようにして扱き始めた。しかもとてつもなく満たされた顔をして最悪だ。

「あ゙!!ぁあああっ!!」
「はぁ、我爱你ウォーアイニー朱華ヂュファ……ッ、はぁ、すっごいキモチいい……ッも、ボクキミじゃなきゃムリっぽい」
「黙れッ……あ゙!穴があったらイけるの間違いだ……ろっ……ぐ──────っ!!!!」
「おっとアブなーい。変に力入れるとマジで死ぬよ?」
「ゲホッ!はっ……あ……ぁあああっ!!ぃっっあああっ!」

今確かに心臓が止まった。僕の意識が切れた。
痛い、痛すぎる。激痛によるフラストレーションが限界だ。自由だった手すらベッドに拘束されて身を捩る事すらできなくてガクガクと全身が痙攣する。ドクンドクンと自ら動く動きに逆らうように擦られ、血液が止めたり流れたりを繰り返し、ガボっと大量に吐血すると血圧がぐっと下がって意識遠のく。だけどそのまま殺してくれるほど優しくはなくて無理矢理心臓を揉まれて血圧を上げられて、必要な箇所は直して、血液もたされて、そしてまたペニスでめちゃくちゃに蹂躙される。それが何度も続いて僕の指先しか動かなくなってから九鬼は体を震わせた。心臓に射精したようだ。

「はっ……ぁ……。ふぅー。もー誰かさんのせいで興奮し過ぎちゃったジャン。ってもう虫の息?まぁ、死んでないからイイよね~。暫くはただ弄るだけだし」
「………………ぁ……ぁ……ぁ…………ぁ゙」

ぐちゅっと血液まみれのペニスを引き抜くと其処からは更に最悪だった。僕の顔を横向けて血まみれの性器を口にいれ込んできた。何回もイってるはずなのに完全に勃起しているし、生臭いし、血の味がした。だが顎に力を入れることすらできずに舌で押し返すのが精一杯だった。

「ん、物足んないけど……っ、たまにはヘッタクソなフェラも……っん、はっ」
「っん……ぐ………………ぅっ……」

其処からは本当に普通に解剖された。だが今までの行為を考えると痛いがマシだった。色んなところを切られたり抉られたりするのは昔を思い出すがやった事がある事なので我慢すればいい。口の中の性器は勃起しっぱなしでゆるゆると舌の上を滑っている。時折呼吸を止めるためか喉奥まで入れられて酸欠ギリギリで引き抜かれる。自然と生理的な涙が頬を伝い、生死を完全に握られた状態で色んな臓器を切り開かれた。頭が割れそうなほど痛いがもう叫ぶ力もなく、治されながら切り刻まれるのは今まで感じたことのある激痛のどれよりも痛くて指先が小さく震え始めた。


▽▽ KUKI side ▽▽

ホントウに気を抜けば殺してしまう。こんなに自分を抑えられない事なんてあまりない。
指の先からゆっくりとメスを入れていく。筋繊維にそって骨まで刃先を当てて一つ一つ切り開いていって肉体の限界が近くなったら自分の血液を注いで元の状態へと戻す。左千夫クンの口の中に突っ込んだチンコを時折ゆるゆると動かしながら指先とペニスで左千夫クンを感じた。
物理的な快楽は少ないのに驚くほど気持ちよくて自分でも驚いている。両手、腕、足の筋肉と骨の形を直接目で見て確認したら次は本命の胴体だ。
胸骨の更に下の腹の部分を膜まで裂いて左右に開くといろいろな臓器が見えた。これはホントウに芸術品だと思う。心臓の躍動感はすばらしいし、肺もキレーイなピンク色をしている。さらに他の臓器も、筋繊維一本一本ですらボクの興味をそそって仕方がない。

「ん゙…………ん……ッ」
「構造や配置は人間と変わりないネ。臓器も同じものが多いけど作られている細胞が別個体のものを使ってるのも多いし。ほーーーんと、研究者が歓びそうな構造してるよネ~。まさしく成功体。マァ、左千夫クンにしたらどーでもいいんだろうケド。ボクに取っても把握さえできれば形状が人と違うなんてどーでもいいしネ」
「ぃ…………ッ」
「キミであればいいヨ。ちゃんと生きててくれてありがとう。……ンー、ここの臓器変な感じするナァ。まぁ、他の生物の臓物も混じってるからコレもキミじゃないのか」
「それ、ふ……は、らめっ」
「肝臓?形だけは確認させてもらうけどネ~」
「っ、ぁああああ゙……あっ」

肝臓だけ凄く違和感があった。この時はナゼか分からなかったがあまり触れたくはなく形だけ確認すると同じ箇所へと戻した。他の臓器も全て一度触ってみてボクの血と触れ合わせて、しっかりと造りを確かめてから元通りに〝創造〟していく。夢中になっていたらあっという間に全ての臓器の破壊と再生を終えて、あまりの気持ちよさに艶かしく息を吐いた。





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麻酔を使わず解剖をされた事が無いわけではない。だからこそ九鬼の手付きは丁寧で正確な事がわかる。こんな事されてまでそんなふうに思ってしまう自分の詰めの甘さに心底嫌気がさしたところで熱心に僕の体を弄っていた九鬼の手が止まった。
「終了~。コレで次からは完璧に〝創造〟してあげれるカラ……ってもう、反応できないカァ」
「…………………………」
ズルっと僕の口から性器が引きずり出された。視線だけでいつの間にか天井に備え付けられた鏡に映った自分の肉体に焦点を合わせるとまだ開胸して動く心臓が丸見えのままであるし、更には臍まで裂かれた皮膚も左右に大きく開かれ腸まで丸見えだった。だが損傷していたはずの臓器は全てきれいに治されていて僕自身も初めて目視する自分の体内に静かに喉が鳴った。いくつもの接合跡や人体には無い器官に自分の忘れられない過去を思い出してしまいどうでもよくなってくる。死にたいくらいの激痛に指先を震わせながら視線を外したが九鬼が僕の下肢に跨るようにベッドに乗りあげてきたところでハッとした。そう言えば口の中で射精してない。ならこのまま終わるはずがな……い。そんな考えは激痛に攫われていく。

「っああああああっ!」
「まだ声出るジャン……っ、は」
「止めろっ!も、もう、無理だっ……無理ですっ、あっ!あっ!あぁっ!痛くて……死ぬっ」
「死んだら蘇生してあげるネ~」
「っっっつううっ!そんなとこに……ぐっ!おえっ!あ、っう!」
「はぁ、臍姦やってみたかったんだよネ……心臓ほど興奮しないけど腹筋に力入れてくれたら割といいの……と小腸掻き回すのたまんない……っ」

九鬼は臍にペニスを押し付けるとそのまま力任せにその穴へと押し込んだ。ぐちちちちっと奥へと穴が伸びていくが九鬼のペニスを包むほど伸び切る訳もなくプチンっと音を立てて薄い皮膚が張り裂ける。その穴にベッドに乗り上げた九鬼の恥骨が僕の腹に当たるほど深くチンコを挿入して、回して、腸を絡めて引き抜いてをゆっくりと繰り返し始める。

「ゲホッ……はぁ……ぁ、だっめ……」
「治しながらしてないカラ、ホントにしんじゃうネ~」
「はっ…………はっ…………あ。おっえ、はっ!あ゙!!」
「すっごい粘液も出てくるし、朱華ヂュファの苦しそうな顔が……っ、興奮……するっ」
「ッ゙あ゙!!嫌だっ!も、うやめろっ!臓器はっ!体の中は見たって!」
「うん、だから今からセックスね」
「……っっっ!?散々やった。もう、散々やっ……おぇぇぇっ!!」
痛い!痛いっ。でも痛いといったところで止めてはくれない。そんなのずっと昔からわかってる。分かってるのに目の前の男には助けを求めてしまう愚かさに全身が小刻みに震える。拘束された手もめちゃくちゃに暴れさせるが無駄な抵抗に終わる。九鬼が真っ直ぐではなくて小腸を胃の方へと押し上げるように抜き差しを始めたので盛大に嘔吐いた。胃の痙攣が始まって口からは血液が流れて、腹から下も全て痛くて、嗚呼本当に殺されると体が理解したときに抑え切れない涙がハラハラと頬に伝った。すると直ぐ前に九鬼の顔があった。
「はぁ……っ、カワイイ。朱華ヂュファ我爱你ウォーアイニー
こんな事をされながら告げられる愛がこの男にとっては普通らしい。目を見開いた僕を頬染めて愛おしそうに見つめたあとに唇を啄まれて、グリっと音がしそうなほどペニスを更に臍に押し込まれた反動で僕の背中が反る。
「ッ゙あああああああああぁぁぁ゙ぁ゙!」
みっともなく絶叫したと同時に九鬼は射精した。ただ、肉体の損傷が激し過ぎて僕の意識が眩む。嗚呼、このまま死ぬのかと思ったが、ペニスを引き抜かれた後見上げた鏡に映る僕の下腹部には傷は全く無かった。いや、何事も無かったように……治っていた。ただ、激痛は続く。これは自分で治ったと思い込ませるしかない。九鬼は物理的には治してくれるが、肉体の痛みや精神ダメージは取ってくれないからだ。
こんな事で殺されたくなくて必死に自分の臓器を探る。精神力で立て直すしかない。すると目の前の男が更に追い打ちを掛けてくる。
「手伝ってあげるネ~」
「な!ぁああっ!!はっ!げほっ!!はっ!」
「ほら、まだ勘違いしてる。胸は開いたままだけど傷はもうどこもないヨ~」
「うるさいっ……こんな、事……整理が……おいつか、や……まっ、んんんんっ!」
「そ~言うときには気持ちいい事に限るよネ~。セックスの続き続き♪」
「もう嫌ですッ!日を改めてッ!はっ!……ッッッ!!」
「ほら、すぐガチガチになるでしょ?」
「うっ!っ……!」
ベッドが産婦人科の診察台に作り変えられて僕の足が大きく開く。九鬼は足の間へと入り込むと潤滑剤のゼリーを絡めた指をぬるっと後孔に挿入してきた。もう其処からは自分の感覚が分からなくなっていく。胸は開いたままだ。ここは痛い。でも他の箇所は皮膚は裂かれているものの中の臓器は完全に治されていて痛くない筈。そして、ゴリっと的確に前立腺を押し上げられてキモチイイ?いや、こんな事をされてすぐに気持ちいいなんてそんな。
「ぅっ、う……っ♡はっ……はぁっ♡…………ぁ♡」
「ホント、快楽には弱すぎるよネ。そこが可愛いんだけど」
「違う……生存……はっ、本能ッ゙……ぅ、っ!?」
「痛いこといっぱいしたあとはキモチイイこといっぱいしてあげないとネ」
「ぅっ、あ♡……そこ、ッ、そ、……こっんん♡」
暴れたいが変に力を入れると骨や皮で保護されていない曝け出している臓器が潰れてしまう。そうすると受け入れるしかなくて痛みに快楽が混ざるとドラッグのように快楽一色に染まっていく。
色々なことで限界なのにバラバラとアナルの中を指で拡げるように捏ねられ、空いてる手でペニスを扱かれると頭が真っ白に染まっていった。直腸から繋がる大腸小腸まで蠕動してるのがわかる。分かるということは治っているという事だ。すると快楽に溺れていく、痛みから逃げたくて自然とすべての感覚が其方に奪われて行く。

「うっ♡っ…………はっ♡ぁん……いっ!」
「恥ずかしいくらい指にキュゥぅぅって纏わりついてくるケド?前立腺も腫れてるくらい熟れてるし。解剖されながら感じてたとか?」
「ば……かなことッ゙……あっ!まっ、ンンッ、出……る」

的確に押し上げて擦られると引き摺られた悦はどうしょうもなくて、慣れた手淫に合わせて射精してしまう。ビュックッと一度に多量に吐き出した後ゆったりと呼吸が落ち着くがその前に指とは比べ物にならない質量がアナルの襞を割って入ってきた。
「っっああ!も、……やぁ……無理ッ……んっ!♡」
「はぁ……朱華ヂュファならどこにいれても……く、興奮するけど……ッ゙、やっぱりココが落ち着く。あ~、すっごい心臓動いてるヨ?見える?ほら、……ん、あっまい」
「や……いっ!舐め……るな、っっっ!げほ、はっァっあああっ!♡」
「痛いしキモチイイし忙しい……ッね♡ほら、ボクがキミの生死を握ってる」
「ッッッッうっ……!」
「握り潰したら流石のキミでも死ぬよネ~」
「はぁ……ッ……んっ、そうです……ね」
「ナニ?ボクに殺されるの不服?」
九鬼のペニスが根本まで埋まると直腸が伸び切って苦しくなって息が詰まる。だがそれもゆっくりと馴染ませるように抜き差しされると苦しさだけじゃなくなってきて意識が霞んでいく最中で九鬼が僕に覆い被さってきた。そして開胸している胸に顔を埋めて、ゆっくりと剥き出しの心臓をねぶられる。痛いのだがもう痛みは限界を超えて、違和感として把握するしか無くなってきた。その間もキモチイイところを擦られて感覚が勘違いを起こしはじめる。心臓ををゆるゆると握り締められながら腰を振られる猟奇的なセックスに溺れていくが目の前の相手に殺されるのは別に嫌ではない。それでも僕の眉は自然に寄った。
「……ッ、ん♡は……別に殺されても仕方なく思って、ます、が……ぅっん♡はっ♡できれば飽きた時は、く、捨てて、ください……ッもう少し、白翼バイイーにとって有益な事で死にたい。腹上死……と言っていいかわからないがこんな形で死ぬよりは弾除けになって死ぬ方が何倍もいい……っ」
僕の心臓を美味しそうに舐め上げていた白翼バイイーが此方を見上げていたので僕が見下ろすと自然と視線が絡んで腰の動きが止まった。一瞬白翼バイイーの表情から笑みが消えたが直ぐにめちゃくちゃな突き上げと共に頬を染めながら恐ろしい程に口角が上がった。
「ッ……んあっ♡はっ♡゙♡゙」
「ならボロ雑巾になるまで使ってあげるから死なないように……ッ、しな、ヨ」


▽▽ KUKI side ▽▽

朱華ヂュファの言葉はボクの嗜虐心を擽る。ボクの弾除けになるだって?そんなムダなことしたって死ねないに決まってる。だってボクはキミを治せるんだから。キミに飽きる事なんて無いからボクの弾除けをしてる限り死ねないってトコに辿り着かない朱華ヂュファが可愛過ぎる。
「ボクの……っ、弾除けになって死ぬなら……ッ次からはちゃんと危ない時は呼ぶんだヨ」
「ッん♡あっ……ぅ、……はぁ」
「それに弾除けになるなら捨てられないように傍に居ないといけないんじゃナイ?」
「側に居なくとも……ッッッんん♡や、そこっ、まっ!」
「キモチイイ一色になってきたところ悪いケド。そろそろボクがもちそうに無いから戻していくネ~」

ぐちゅんっ♡と掻き回すように腸壁を擦っていると艶のある声がひっきりなしに落ち始める。逆にボクの血液量が限界近くなってグッと喉を詰めた。にしても無生物の〝創造〟も生物の〝創造〟もチート級なのだけどガス欠を起こしやすいところだけが欠点だ。
「次する時には……ッ、もっとたくさん可愛がってアゲルね」
「あっ♡も、十分……っ!」
最後に動く心臓にチュッとキスをしてから体を一度離した。結合は解くことなく挿入したままで自分の両腕の血の膜を裂くようにして更に流血させて指先へと伝わせる。それと同時に朱華ヂュファを拘束していた部分に視線を向けて解放してやった。自由になると起き上がろうとするが胸骨切開したまま起き上がるほど彼も馬鹿じゃない。自然と両手がボクの腕を掴み、視線を眇めたままボクを見下してくるのでそのまま肉体を〝創造〟していく。
「ちゃーんと見とくんだヨ」
「……ッ……ッく……」
「ほら筋膜。皮下組織も、こうやってボクの血がキミの血肉に変わっていく。治ってるのわかるデ、……ショッ?」
「ぁ!?♡まっ、動かすなっ!」
「イイじゃん。ボクに〝創造〟される度に思い出しちゃうくらい突いてあげる♪」
「んっ♡んーっ♡はっ、ぁー!っん!!」
「あんま爪立てたら手元狂うヨ~。臍のほうから閉じていくネ」
時折、ズンッ♡と腰を打ち付けてやると自然と足が腰に絡む。ついさっきまでズタズタに穴が空いてたとは思えない程靭やかに動いていて、ほんとボクの能力は彼のために有るのではないかと思えるほど完璧に治っていた。開胸の為にいれていた器具を引き抜くと痛みにぎゅゅゅっっとペニスを締め上げられたが逆らうようにしてぐちゅぐちゅと中を荒らしてやると甘く啼き始める。
「やめっ♡はぁっ!あ♡゙やぁっ♡゙どっちか、どっちかにし……てッ」
「ダメに決まってんデショ。こーんなにいい声で啼いてるのに……ッほら、ちゃーんと見とかないと死んじゃうヨ~」
「うっ、うっ♡゙はっ……あっ……あ、ぁあ♡」
ポタポタポタポタ……と血液を垂らして心膜を再生させていく、次に折った肋骨を再生させようとしたがうまく行かなかった。いや、噛み合わないものは造れそうだったが朱華ヂュファそのものの肋骨を創り上げれそうにないと言えばいいのか。ズッ……ズッと抽挿ちゅうそうだけを繰り返しながら心臓を膜の上から一撫でして視線を彷徨わせた。すると床に転がっている朱華ヂュファの一本の肋骨が視界に入った。
「ナルホド。そーいうことネ」
ほーーーんと、朱華ヂュファは厄介だ。彼には彼のルールがあるのでそれにそって〝創造〟してやらないとうまく行かないようだった。朱華ヂュファにとっては体から切り離されているとはいえ、折れた肋骨はまだ存在するものになる為それと同じものは造れても、朱華ヂュファのものでは無い。似た別のものになり創造したとしても体が受け入れを拒否してしまうという訳だ。血肉が捥げて消え去った部分とは訳が違う事になるんだろう。
仕方なく地面をタップして床で持ち上げるようにして肋骨を拾った。そして肉片が固まってしまった骨をゆっっくーーーりと舐めると心底イヤそうな顔してボクを見つめていたので朱華ヂュファの血に染まった舌を見せつけるようにべぇっと覗かせた。それから朱華ヂュファの肋骨にボクの血液をベッタリと塗りたくる。
「悪趣味……、……っん♡」
「ソレはこっちのセリフなんだけどナ~。存在してるものは〝創造〟出来ないなんて流石朱華ヂュファ
「ッッッ、なんの、っ!?いっ、あ♡あ゙?あぁ♡あ゙!?」
「肋骨。無いままじゃ困るデショ?戻してあげるから……っ、我慢……はぁ♡締まる、キモチイイ♡」
「いっ!や、まっ♡んんんんん!?やぁぁぁ゙♡」
「はぁ、っ、……っん、締めすぎ……っ、仕方ないじゃん、横からの傷はもう治しちゃって無いからネ。前から無理矢理元の状態に戻さないと〝創造〟出来ないし」
「ぅっ!痛いッッッ、や、だめ、ソコやだ、痛いっ、痛いのにッ、イく!イ……」
開胸部をめりっっと大きく開いてから心臓を傷つけないように肋骨を入れこんでいく。モチロン、形状的に筋肉や脂肪を無理矢理裂いて背中側まで押し込んで行くことになるので朱華ヂュファの皮膚が内部から思いっきり外側に伸びる。僕の手に爪を立てて必死に首を振るのは同時に激しく腰を打ち付けているからだろう。この快楽に堕ちてしまってどうしよもなくなって泣き叫ぶ朱華ヂュファにはホントに興奮する。嫌がり、悦によがり、ボクに助けを求め、はらはらと頬に伝う涙が最高に愛おしい。グリュっと前立腺を亀頭で抉るのと同時に血肉も抉って背中まで肋骨を入れ込むと同時に〝創造〟して接合する。グッショリと生温かい体液がボクの腹に掛かって断続的にペニスを締め上げて来たの朱華ヂュファはイったようだった。ボクのの一挙手一投足に反応を返してくれるサマに最高に興奮するし、狂わされていく。
「ゲホッ……はっ、も、嫌だって……っ、く!?んぁああっ!待ってッ!白翼バイイー!?痛いッ!」
「痛い?キモチイイの間違いでしょ?もう、治ってる」
「やぁぁぁっ!キモチイイっ、……きもちいいで、……す、っ♡゙♡゙♡まだ、イってるから止まって」
「と、危ないッ。まだ、胸開いたままなんだから暴れない暴れない」
「無理ッ、無理で、す♡はぁっ!あっ!やぁぁぁぁ!も、中、ヤダッだめ!」
体を逃がそうとしたのでしっかりとベッドに押さえつけてバチュバチュバチュン♡゙♡゙と激しく腰を打ち付ける。絶頂を伸ばしてやると首を振り、暴れようとするがまだ色々なところに力を入れる余力が無いようで簡単に押さえ込めてしまう。両足でボクを押し返そうと力を入れるのはいいがそうすると中が締まって前立腺をボクのチンコに押し付けて来るので痛いほど擦ってやると自然と足が開いて首を更に激しく振っていた。脚が開いたら更に奥までチンコを捩じ込んで、最後に開いたままだった胸骨を血を注ぎながら元の通りピッタリとくっつけるとジュッと割いた皮膚を下から舐め上げて元通りにしてやった。朱華ヂュファは目を見開いたままその光景を見つめて胸の傷が治った瞬間にボクを見つめてきた。泣き腫らして朱く染まった瞳は食べたい程キレイで更に追い打ちをかけるように朱華ヂュファのペニスを握ってる鈴口に爪を立ててやるとビクッと大きく震えてボクに抱き着いてきた。
「ぅああああっ♡゙♡゙♡白翼バイイーッ!も、無理ですっ、狂うっ、やぁああっ!もう、イって!」
「はっ♡やっばい……朱華ヂュファにも、そんな可愛いとこあ、……る」
「うるさっ!んぁっ!やぁぁぁ♡も、そこ、ゴリゴリしないで、ッ!おしっこの穴や、だ、……っっっっ♡」
「チンコ、お尻の穴でギュッてしてくれないとイけないけど?」
「ぅっ♡ゔ……無……理……も、や、ぁぁぁぁ♡゙♡」
「なら、ずっとこのままだネ♡」
「ッ゙!?……んっ、ん゙♡ん♡はっ!ゔ~~~~ッ!♡゙♡゙」
「そ、前立腺ちゃーんと押し付けないと……ネ」
「あ゙!?やぁああああっ♡゙♡゙はや、はやく、ぅ、っ、ぁあああああ゙♡゙♡゙♡゙♡♡♡」
「……く、う……っ」
言われた通りにキュゥぅぅっと尻穴が締まり腸壁で扱かれるが、弱いところを擦られ続けた朱華ヂュファは目を見開いたまま懇願するようにボクを見つめていた。もっと虐めたいがソロソロ気持ちが満たされたので解放してやるために夢中で腰を打ち付けていると朱華ヂュファが先にまた果てた。その収縮に合わせるように射精して、そして意識を手放してしまった朱華ヂュファの背中を支えながらゆっくりベッドに横たえる。出血は最小限にしたとは思えないほど辺り一面血だらけだが顔色はだいぶマシになっていた。念の為脈拍と心音を確認するといつも通りに戻っていて長く息を吐いた。
まぁ、ここまでヤってやっと落ち着いたので結合したまま最後の仕上げをやっていく。
特殊な局所麻酔を頭に打ってから頭蓋骨の一部を外し、脳も解剖して把握しておく。本当に薬が効きにくい体質なので次の事も考え、使用は最小限に留めるがそうすると効きが悪く時折ピクッと痙攣が起きていたが無事に形状は把握できた。そのまま顔の筋肉も一本一本確かめて、残った生殖器も局所麻酔をして確認する。チンコに関しては特に人と変わりないなと思った先、臍下まで切り上げると…………男には無いはずのものが存在して手が止まった。子宮である。ただ、左千夫クンのエコー写真には存在しなかったので昔は無かったはずそれなのに存在すると言うことは……これはボクが彼に仮想空間で造った紛い物の─────。
「…………っ、ん」
そこまで思考が回ったところで、突っ込んだままのチンコをキュゥぅぅっと締め上げられて我に返った。左千夫クンの意識が戻り始めているので手早く切開した部分を〝創造〟して繋いだ。内心かなり動揺したがもし、あれがホントウに子宮ならちゃんと準備してから〝有る事〟を認識させる必要がある。
ずるんっ、と半勃のままのペニスを引き抜くとボクは冷静になるためにチンコを扱いた。
「ほーんと、……ッ、思い通りにいかない……っ、く」
シュッシュッシュッ……とテンポ良く扱いて何度目か覚えていない絶頂に身を委ねて左千夫クンの臍へと精液をぶちまけた。熱が解放されるといつも通りに思考と行動が別々になる。後片付けをしてから左千夫クンをお風呂に入れてきれいなベッドで彼を抱き締めて眠った。




END
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