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令和6年最新話★★★
145エンド
しおりを挟む結局。
翌日はすぐに起きる事が出来ず、横でガサガサと動く音で意識が戻った。体の色々なところが気持ち悪い、そんな事を思いながら瞼を持ち上げると九鬼が頭を掻いていた。
「あ゙~、また気持ちよくないのにスッキリしてるし、記憶ないし、もー……ホント最悪なんだケド!?」
「くっ……フフフッ」
「……ッ!?さ、左千夫クン!?なんで笑って……もしかして、ワザと」
「それはどうでしょう。さて、僕はシャワーを浴びて……ッ」
「おっと。腰ガクガクじゃん」
「誰かさんが酷使してくれるので仕方ないですね」
「ゔっ……、そうなんだけど、そうなんだけどっ!ナニこの不完全燃焼……ッ!……取り敢えず、お風呂入ろっか」
「っ!?九鬼……ッ。自分で」
「ンー?ボクも精液でカパカパだしついでついで~」
「僕は一人で入りたい」
「そんなこと言わないの。キミと一緒に入るために造ったお風呂なんだから♪」
「ッ……!」
「体も頭も、なんなら尻の穴までも……ッたい!髪引っ張らないでヨ~」
最後の一言は余計だったがどうやら九鬼は僕の事を考えて浴室を造ってくれたようだ。
それならば僕は彼の恋人を演じるだけだ。少し雑務が貯まるがそれは致し方ない。
僕のメンタルがどれくらい持つのかと考えれば考えるほど答えは出なくて、腹いせに彼の赤い髪を引っ張った。
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