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第82話 魔マ王、神の前で疲れを癒す。
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「は~~……、面倒だったわぁ」
そう言いながらようやく帰ったと思っておった魔マ王が、ワシの部屋のソファーに体を預けおった。
天界の雲を使った最高なソファーじゃから、体を預けるとあっさりと体が沈んでいくから疲れた時には最高の一品じゃよ?
そして、体を沈めた魔マ王の胸が物凄く目立っておるので……グギギと思うのは当たり前なのじゃ。
「…………そ、それで、何をしておったのじゃ?」
「ん~? ちょぉっと邪神退治して、倒した邪神を狂信者が食べちゃったから、それを永遠に続く時の世界に閉じ込めていたの~」
「……は? ちょ、ちょっと待つのじゃ! それは普通に戦神とか、全能神が行うことじゃろうが!? 何一介の魔マ王がやっちゃっておるんじゃよ!?」
魔マ王の言った言葉に、ワシは呆気に取られたのじゃが……すぐにテンパッたのじゃ。
何故なら、邪神退治はそれ専門の神がおるし、いざとなったら新米じゃとしても全能神であるワシが出張る必要があったのじゃ。
それを魔マ王があっさり全て片付けたと言いおる。
それは普通にありえないことなんじゃが……、魔マ王の前職からやれるのは分かってはおるのじゃ。
じゃが、お主はもうそれじゃないんじゃから、無茶しないで欲しいとも思っておる。
「無茶はしているつもりはないわよ~。それに、狂信者が私の世界に手を出そうとしていたのが原因だから、邪神はそのついでよぉ」
「はあ……、分かったのじゃ。そういうことにしておくのじゃ……」
雲のソファーにますます体を沈ませる魔マ王が手を軽く振って、気にするなと言うのじゃが……。
じゃが、ワシは心配じゃ……。お主はもう魔マ王なんじゃろ?
もう、異常な力はあまり出して欲しくないんじゃよ?
「分かってるわよぉ。とりあえずは目立ったことなんて起きないと思うから、しばらくは魔マ王城でゆっくりと魔マ王生活満喫するわよ~」
「それを聞いて安心したのじゃ。……あと、心読まないで欲しいのじゃ。普通、神の心なんて読めないんじゃよ?」
「まあ、私だから良いのよぉ」
まあ、そうじゃが……としか言いようがないのう。
……とりあえず、邪神を代わりに退治したのじゃし、邪神喰いも時の牢獄に封じたのなら、お茶でもご馳走するべきじゃろうな。
「お茶菓子は貴女が大事に取っている特製大福か、最高級チョコでいいわよ~」
「じゃから、心を読むんじゃないのじゃ! あと、何故知っておるのじゃ!?」
「貴方の事は何でもお見通しよぉ、もぐもぐ……」
もぐもぐって、何を食べておるのじゃ?
そう思いながら魔マ王を見ると……羊羹を食べておった。
……うん、ワシが部下に頼んで人間界に行って買ってきてもらった芋羊羹をじゃ……。
「ぬおおおおおっ!? お、おぬしっ! 何を食っとるんじゃーーーー!!」
「え、芋羊羹よ~。美味しいわねぇ、素朴な甘さがたまらないわぁ♪ あと、巨大化もしないわよ~」
そう言いながら、魔マ王はモグモグと美味しそうに芋羊羹を食べおった。
くぅぅ! こ、これを緑茶と一緒に食べて、ゆっくりと休むワシの野望がぁぁぁっ!!
「みみっちぃ野望ねぇ。もぐもぐ……ずずずっ」
「って、お茶も普通に煎れておるしぃ!! って、それ玉露ぉ! ワシが特別なときにしか飲まないい玉露ぉ!!」
「はぁ~~……、癒されるわぁ~~。更に、人の物っていうのがますます癒されるわ~~♪」
凄く、ものすご~く、美味しそうに芋羊羹を食べて、緑茶を飲む魔マ王。それを見ながら、ワシは歯噛みをするのじゃ!
余り人間界に干渉したらアカンのじゃから、こっそり購入した逸品じゃったのに! 本当に楽しみにしておったのにぃ!!
がっくりと項垂れながら、ワシは魔マ王を怨み深く睨み付けるのじゃ。食い物の怨みは恐ろしいのじゃよ?
「うぅぅ~~~~……!!」
「あらぁ、凄い顔ね~。それで、大福とチョコはまだかしらぁ?」
「お前に喰わすお菓子は無いのじゃ~~~~っ!! うわ~~~~~~んっ!!」
まるで気にしていない、とでも言うように魔マ王はなおもお菓子を要求して来たのでワシは叫んだのじゃ、叫んだ後に子供らしい外見よろしく泣き出したのじゃ!!
駄々っ子爆誕なのじゃ、大事にしていたお菓子を食べられたら泣くのは当たり前なのじゃ~~!!
「あらあら、仕方ないわね~。これでも食べて落ち着きなさい」
「これはワシの物じゃから~~~~!!」
困った子ね、と言う風に魔マ王はワシへと食べさしの芋羊羹と玉露を差し出してくるのじゃ。
じゃが、それ逆効果じゃからぁ!!
じゃけど喰うのじゃ、そうしないと魔マ王が全部食べてしまうのじゃ。それだけは腹立たしいから防がねばならんのじゃ!
…………あま~い、うま~~い♪ しぶ~~い。……ふぅ。
「落ち着いたみたいねぇ。それじゃあ、私はちょっとだけ休ませて貰うわ~~……おやすみなさぁい」
それだけ言うと、魔マ王は雲のソファーに体を完全に預けて、目を閉じたのじゃ。
……見た目と違って邪神相手に疲れたんじゃろうかのう。
ま…………、少しぐらいは大目に見てやるのじゃ。
じゃから、今はゆっくり休むのじゃぞ……姉様。
そう心の中で言いながら、目を閉じて眠る魔マ王をワシは見ておったのじゃった。
―――――
お読み頂きありがとうございます。
とりあえず、もう1,2話ほど書いて、一度休ませて頂きます。
(なろうとかで別の書きたいので……)
そう言いながらようやく帰ったと思っておった魔マ王が、ワシの部屋のソファーに体を預けおった。
天界の雲を使った最高なソファーじゃから、体を預けるとあっさりと体が沈んでいくから疲れた時には最高の一品じゃよ?
そして、体を沈めた魔マ王の胸が物凄く目立っておるので……グギギと思うのは当たり前なのじゃ。
「…………そ、それで、何をしておったのじゃ?」
「ん~? ちょぉっと邪神退治して、倒した邪神を狂信者が食べちゃったから、それを永遠に続く時の世界に閉じ込めていたの~」
「……は? ちょ、ちょっと待つのじゃ! それは普通に戦神とか、全能神が行うことじゃろうが!? 何一介の魔マ王がやっちゃっておるんじゃよ!?」
魔マ王の言った言葉に、ワシは呆気に取られたのじゃが……すぐにテンパッたのじゃ。
何故なら、邪神退治はそれ専門の神がおるし、いざとなったら新米じゃとしても全能神であるワシが出張る必要があったのじゃ。
それを魔マ王があっさり全て片付けたと言いおる。
それは普通にありえないことなんじゃが……、魔マ王の前職からやれるのは分かってはおるのじゃ。
じゃが、お主はもうそれじゃないんじゃから、無茶しないで欲しいとも思っておる。
「無茶はしているつもりはないわよ~。それに、狂信者が私の世界に手を出そうとしていたのが原因だから、邪神はそのついでよぉ」
「はあ……、分かったのじゃ。そういうことにしておくのじゃ……」
雲のソファーにますます体を沈ませる魔マ王が手を軽く振って、気にするなと言うのじゃが……。
じゃが、ワシは心配じゃ……。お主はもう魔マ王なんじゃろ?
もう、異常な力はあまり出して欲しくないんじゃよ?
「分かってるわよぉ。とりあえずは目立ったことなんて起きないと思うから、しばらくは魔マ王城でゆっくりと魔マ王生活満喫するわよ~」
「それを聞いて安心したのじゃ。……あと、心読まないで欲しいのじゃ。普通、神の心なんて読めないんじゃよ?」
「まあ、私だから良いのよぉ」
まあ、そうじゃが……としか言いようがないのう。
……とりあえず、邪神を代わりに退治したのじゃし、邪神喰いも時の牢獄に封じたのなら、お茶でもご馳走するべきじゃろうな。
「お茶菓子は貴女が大事に取っている特製大福か、最高級チョコでいいわよ~」
「じゃから、心を読むんじゃないのじゃ! あと、何故知っておるのじゃ!?」
「貴方の事は何でもお見通しよぉ、もぐもぐ……」
もぐもぐって、何を食べておるのじゃ?
そう思いながら魔マ王を見ると……羊羹を食べておった。
……うん、ワシが部下に頼んで人間界に行って買ってきてもらった芋羊羹をじゃ……。
「ぬおおおおおっ!? お、おぬしっ! 何を食っとるんじゃーーーー!!」
「え、芋羊羹よ~。美味しいわねぇ、素朴な甘さがたまらないわぁ♪ あと、巨大化もしないわよ~」
そう言いながら、魔マ王はモグモグと美味しそうに芋羊羹を食べおった。
くぅぅ! こ、これを緑茶と一緒に食べて、ゆっくりと休むワシの野望がぁぁぁっ!!
「みみっちぃ野望ねぇ。もぐもぐ……ずずずっ」
「って、お茶も普通に煎れておるしぃ!! って、それ玉露ぉ! ワシが特別なときにしか飲まないい玉露ぉ!!」
「はぁ~~……、癒されるわぁ~~。更に、人の物っていうのがますます癒されるわ~~♪」
凄く、ものすご~く、美味しそうに芋羊羹を食べて、緑茶を飲む魔マ王。それを見ながら、ワシは歯噛みをするのじゃ!
余り人間界に干渉したらアカンのじゃから、こっそり購入した逸品じゃったのに! 本当に楽しみにしておったのにぃ!!
がっくりと項垂れながら、ワシは魔マ王を怨み深く睨み付けるのじゃ。食い物の怨みは恐ろしいのじゃよ?
「うぅぅ~~~~……!!」
「あらぁ、凄い顔ね~。それで、大福とチョコはまだかしらぁ?」
「お前に喰わすお菓子は無いのじゃ~~~~っ!! うわ~~~~~~んっ!!」
まるで気にしていない、とでも言うように魔マ王はなおもお菓子を要求して来たのでワシは叫んだのじゃ、叫んだ後に子供らしい外見よろしく泣き出したのじゃ!!
駄々っ子爆誕なのじゃ、大事にしていたお菓子を食べられたら泣くのは当たり前なのじゃ~~!!
「あらあら、仕方ないわね~。これでも食べて落ち着きなさい」
「これはワシの物じゃから~~~~!!」
困った子ね、と言う風に魔マ王はワシへと食べさしの芋羊羹と玉露を差し出してくるのじゃ。
じゃが、それ逆効果じゃからぁ!!
じゃけど喰うのじゃ、そうしないと魔マ王が全部食べてしまうのじゃ。それだけは腹立たしいから防がねばならんのじゃ!
…………あま~い、うま~~い♪ しぶ~~い。……ふぅ。
「落ち着いたみたいねぇ。それじゃあ、私はちょっとだけ休ませて貰うわ~~……おやすみなさぁい」
それだけ言うと、魔マ王は雲のソファーに体を完全に預けて、目を閉じたのじゃ。
……見た目と違って邪神相手に疲れたんじゃろうかのう。
ま…………、少しぐらいは大目に見てやるのじゃ。
じゃから、今はゆっくり休むのじゃぞ……姉様。
そう心の中で言いながら、目を閉じて眠る魔マ王をワシは見ておったのじゃった。
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お読み頂きありがとうございます。
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