26 / 35
第二章 森林の街 ペンピスト
ダッピザル -The truth is in your heart-
しおりを挟む
翌日、ダッピザルがどんな猿なのか気になった僕は、ゴンギルが言っていた飼育施設に向かっていた。
マギナに案内してもらおうとしたんだけど、手描きの地図を渡され、断られてしまった。正確には行くのを嫌がった。ダッピザルが苦手なのかもしれない。
そんなわけで僕は現在、この世界に来て初めての単独行動をしている。
とはいっても、それほど遠いわけじゃない。アルメリス家を出て体感で三十分。地図が正しければ、そろそろ着くはずだ。
飼育施設は街とは正反対、アルメリス精霊書店よりもさらに郊外に位置している。だけど僕からしてみれば、ここを郊外と呼ぶのは適当じゃないと思うわけで……。
「森……だよね」
いや、まあ切り株もちらほら見えるし、広い道も整備されてるから、林って呼ぶのが正しいのかもしれない。
と、道の先に人工物が見えた。門扉と……小屋かな。どちらも木造だ。
もう少しだ。足を速めよう。
嗚呼、やっぱりサイズの合った靴は歩きやすい!
感動も束の間、ほどなく門の前に辿り着いた。
門といっても、扉は僕の背丈よりも少し低い。侵入者を防げるほど頑丈そうには見えないから、敷地の境界線として設けられているだけだろう。実際、無防備に開け放たれてるし。
とはいえ、勝手に入るわけにはいかないか……。看板も見当たらないし……小屋に誰かいるかな?
小屋に近づき、開けっ放しの窓から中の様子をうかがうと、恰幅のいい男の背中が見えた。どうやら遅めの昼食をとっているようだ。
「あ、あの~、すみません」
男は驚いたように体を震わせ、慌てた様子で振り返った。
……詰め込み過ぎだって。頬がパンパンになってるじゃないか。
「ふあっ、ふいまへん、ほうほうほまひお」
全然喋れてないし。だけど急かして喉を詰まらされると厄介だ。
「ぁ、焦らずゆっくりで構いませんから」
三十歳前後と思われる男は謝るように頷くと、せわしなく顎を動かし始めた。
僕は「待ってませんよ~、景色見てますよ~」って感じで彼から視線を反らす。
…………気まずい……。
まあ、リスみたいに詰め込んでたから飲み込むのも一苦労だろう。何度も何度も喉を鳴らすのが聞こえるし。
「すいませんっ、お待たせしました」
視線を戻すと、男は恥ずかしそうに愛想笑いを浮かべて頭を掻いていた。
口の中のものは綺麗さっぱり飲み込めたようだ。
「いえいえ……あの、ダッピザルの飼育施設はこちらでしょうか?」
「ええ、そうですが、どういったご用件でしょう?」
「ゴンギル・スチュルムさんの紹介でダッピザルを見に来たんですけど……」
「ゴンギル・スチュルムさん……ですか?」
男は眉間に皺を寄せて首を傾げてしまった。
あれ? てっきりこの施設から革を仕入れてるのかと思ったんだけど……いや、これはもしや……。
「えーっと、ネキアさん……」
「あぁ! はいはい、ネキアさんのご紹介でしたか」
なんと忌々しいことでしょう。ネキアという偽名を出した途端、あれほど曲がっていた青年の首が元通りに。眉間の皺もなくなり、満面の笑顔に大変身。取引先にさえ本名を伝えない匠のこだわりが、こんなところにまで悪影響を――
「どうぞどうぞ、このまま道なりに真っ直ぐ進んで頂ければ檻がありますから、ごゆっくり見学していってください」
「ぁ、はい、ありがとうございます」
釈然としないまま送り出され、敷地の中へと歩を進めた。
ホントにもう勘弁してほしい。だけど白手帳としてのゴンギルは有名なはずだから……いや、それはそれで腑に落ちない。
やっぱり釈然としないまま、言われた通りに道なりに進むと巨大な檻が見えてきた。いや、檻というよりはフェンスかな。学校のグラウンドを思い出すような網状の柵だ。
と、ここで道が左右に分かれていた。檻があるのは道をはずれた林の中だ。右か左に進めば、革の加工場とかがあるのかもしれないけど、道標は見当たらない。
「さて、これは……行っちゃってもいいのかな?」
まあ、ダッピザルを見たいだけだし、このまま真っ直ぐ行ってしまおう。
それにしても、この檻はかなりの広範囲を囲ってるみたいだけど、いったいどれだけのダッピザルを飼育してるんだろう。
檻まで辿り着き、ダッピザルを探す。
「……一匹もいないんですけど……」
檻沿いに歩いてみる。
「ぉ、あれかなぁ?」
木々の隙間に猿っぽい姿が見えた。檻にかじりつき、目を細める。
百メートルくらい離れたところに、その動物はいた。なにをするでもなく、ただ座っている。
それにしても、かなり大きい。ゴリラくらいの体長はありそうだ。だけど輪郭はチンパンジーに似ている。体毛の色は木の影が邪魔ではっきり分からないけど、ニホンザルのそれに近い。
断言はできないけど、あれがダッピザルだろう。こんなことなら特徴とか訊いておけばよかった。
と、ダッピザルと思われる猿がこっちを向いた。
あ、目が合った。……こっちに向かって……凄い勢いで走ってきてる!?
怖くなって檻から少し離れた。
その間にもダッピザルは近づいてきている。だけどそのおかげでその姿がはっきりと見てとれるようになった。
やっぱり大きい。ゴリラくらいの大きさのチンパンジーだ。そして体毛の色は……体毛の……体毛?
「なるほど……そういうことか……そりゃあ嫌がるさ」
アルメリス精霊書店に帰ると、カウンターの上に上半身を投げ出したマギナが暇そうに店番をしていた。
「ただいま……」
「おかえり~……どうだった?」
ヘタレっぷりを崩さないマギナに感想を訊かれた。
「僕の目の前まで走ってきて、ダンスを披露してくれたよ」
「……そう……」
マギナは視線を反らした。
きっと想像したに違いない。あの光景を。僕が目にした、あの光景を。
「…………」
「…………」
「ツルッツルでした」
―― 第二章 森林の町ペンピスト 了 ――
マギナに案内してもらおうとしたんだけど、手描きの地図を渡され、断られてしまった。正確には行くのを嫌がった。ダッピザルが苦手なのかもしれない。
そんなわけで僕は現在、この世界に来て初めての単独行動をしている。
とはいっても、それほど遠いわけじゃない。アルメリス家を出て体感で三十分。地図が正しければ、そろそろ着くはずだ。
飼育施設は街とは正反対、アルメリス精霊書店よりもさらに郊外に位置している。だけど僕からしてみれば、ここを郊外と呼ぶのは適当じゃないと思うわけで……。
「森……だよね」
いや、まあ切り株もちらほら見えるし、広い道も整備されてるから、林って呼ぶのが正しいのかもしれない。
と、道の先に人工物が見えた。門扉と……小屋かな。どちらも木造だ。
もう少しだ。足を速めよう。
嗚呼、やっぱりサイズの合った靴は歩きやすい!
感動も束の間、ほどなく門の前に辿り着いた。
門といっても、扉は僕の背丈よりも少し低い。侵入者を防げるほど頑丈そうには見えないから、敷地の境界線として設けられているだけだろう。実際、無防備に開け放たれてるし。
とはいえ、勝手に入るわけにはいかないか……。看板も見当たらないし……小屋に誰かいるかな?
小屋に近づき、開けっ放しの窓から中の様子をうかがうと、恰幅のいい男の背中が見えた。どうやら遅めの昼食をとっているようだ。
「あ、あの~、すみません」
男は驚いたように体を震わせ、慌てた様子で振り返った。
……詰め込み過ぎだって。頬がパンパンになってるじゃないか。
「ふあっ、ふいまへん、ほうほうほまひお」
全然喋れてないし。だけど急かして喉を詰まらされると厄介だ。
「ぁ、焦らずゆっくりで構いませんから」
三十歳前後と思われる男は謝るように頷くと、せわしなく顎を動かし始めた。
僕は「待ってませんよ~、景色見てますよ~」って感じで彼から視線を反らす。
…………気まずい……。
まあ、リスみたいに詰め込んでたから飲み込むのも一苦労だろう。何度も何度も喉を鳴らすのが聞こえるし。
「すいませんっ、お待たせしました」
視線を戻すと、男は恥ずかしそうに愛想笑いを浮かべて頭を掻いていた。
口の中のものは綺麗さっぱり飲み込めたようだ。
「いえいえ……あの、ダッピザルの飼育施設はこちらでしょうか?」
「ええ、そうですが、どういったご用件でしょう?」
「ゴンギル・スチュルムさんの紹介でダッピザルを見に来たんですけど……」
「ゴンギル・スチュルムさん……ですか?」
男は眉間に皺を寄せて首を傾げてしまった。
あれ? てっきりこの施設から革を仕入れてるのかと思ったんだけど……いや、これはもしや……。
「えーっと、ネキアさん……」
「あぁ! はいはい、ネキアさんのご紹介でしたか」
なんと忌々しいことでしょう。ネキアという偽名を出した途端、あれほど曲がっていた青年の首が元通りに。眉間の皺もなくなり、満面の笑顔に大変身。取引先にさえ本名を伝えない匠のこだわりが、こんなところにまで悪影響を――
「どうぞどうぞ、このまま道なりに真っ直ぐ進んで頂ければ檻がありますから、ごゆっくり見学していってください」
「ぁ、はい、ありがとうございます」
釈然としないまま送り出され、敷地の中へと歩を進めた。
ホントにもう勘弁してほしい。だけど白手帳としてのゴンギルは有名なはずだから……いや、それはそれで腑に落ちない。
やっぱり釈然としないまま、言われた通りに道なりに進むと巨大な檻が見えてきた。いや、檻というよりはフェンスかな。学校のグラウンドを思い出すような網状の柵だ。
と、ここで道が左右に分かれていた。檻があるのは道をはずれた林の中だ。右か左に進めば、革の加工場とかがあるのかもしれないけど、道標は見当たらない。
「さて、これは……行っちゃってもいいのかな?」
まあ、ダッピザルを見たいだけだし、このまま真っ直ぐ行ってしまおう。
それにしても、この檻はかなりの広範囲を囲ってるみたいだけど、いったいどれだけのダッピザルを飼育してるんだろう。
檻まで辿り着き、ダッピザルを探す。
「……一匹もいないんですけど……」
檻沿いに歩いてみる。
「ぉ、あれかなぁ?」
木々の隙間に猿っぽい姿が見えた。檻にかじりつき、目を細める。
百メートルくらい離れたところに、その動物はいた。なにをするでもなく、ただ座っている。
それにしても、かなり大きい。ゴリラくらいの体長はありそうだ。だけど輪郭はチンパンジーに似ている。体毛の色は木の影が邪魔ではっきり分からないけど、ニホンザルのそれに近い。
断言はできないけど、あれがダッピザルだろう。こんなことなら特徴とか訊いておけばよかった。
と、ダッピザルと思われる猿がこっちを向いた。
あ、目が合った。……こっちに向かって……凄い勢いで走ってきてる!?
怖くなって檻から少し離れた。
その間にもダッピザルは近づいてきている。だけどそのおかげでその姿がはっきりと見てとれるようになった。
やっぱり大きい。ゴリラくらいの大きさのチンパンジーだ。そして体毛の色は……体毛の……体毛?
「なるほど……そういうことか……そりゃあ嫌がるさ」
アルメリス精霊書店に帰ると、カウンターの上に上半身を投げ出したマギナが暇そうに店番をしていた。
「ただいま……」
「おかえり~……どうだった?」
ヘタレっぷりを崩さないマギナに感想を訊かれた。
「僕の目の前まで走ってきて、ダンスを披露してくれたよ」
「……そう……」
マギナは視線を反らした。
きっと想像したに違いない。あの光景を。僕が目にした、あの光景を。
「…………」
「…………」
「ツルッツルでした」
―― 第二章 森林の町ペンピスト 了 ――
0
あなたにおすすめの小説
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる