6 / 24
見知らぬ部屋
しおりを挟む
駅からほど近いマンション。
3階にエレベーターは停まる。
「こっち」
廊下を進む。
「どうぞ入って」
ドアを開け、中に通される。
いいのだろうか。
大して知らない人の家に来てしまっている。
お互い、顔見知り程度の関係だ。
「濡れてない?」
タオルを渡してくれる。
玄関に立ち尽くす俺に、
「そうだよね、警戒するよね」
と笑う。
「俺も逆なら警戒するよ」
お兄さんが風呂のスイッチを入れながら言う。
「君が俺に生きててくれって言ってくれた。
だから俺も濡れて風邪引かないでって君に言うよ」
ふっ
「なんですか、それ」
「俺も言ってることわかんないや」
ふはっ!
「今、風呂沸かしてるから待ってて。
風呂入ったら今日はうちに泊まって行けばいいよ」
「終電逃してどうにもできないので甘えます、ありがとうございます」
「はい、そうしてください」
笑ってしまう。
「俺、真崎といいます」
お兄さん…まさきさんが名乗る。
「俺、朝都と言います。S大の2年です」
「朝都くん」
「はい」
リュックからノートを出し、自分の名前を書く。
高左右朝都。
「『たかそうあさと』くんか」
「読めるんですか?初見で正確に読まれたことないです」
「ああ、高左右がなかなかいないよね。
俺は知ってる作家さんのペンネームが高左右だったから知ってるけど読めないよね」
「作家さん?まさきさん、作家さんなんですか?」
ふっとまさきさんは笑う。
「ううん、俺は作家ではないよ。
作家さんが書いた本のカバーをデザインする人。今はフリーでやってる」
「カバー?デザイン?」
「装丁ってわかる?」
「わかります、カバーのことですよね?」
「そうだね、大体合ってる。帯とか外箱とかも入るけど表紙デザインが主かな」
「そのデザイン?」
「そう」
そう言ってまさきさんは廊下にあるドアの一つを開ける。壁一面本棚で本がぎっしりある。仕事部屋なのかもしれない。
その中から一冊取り出す。
『静なる雪の夜』というタイトルの本。
作者は高左右ナオと書いてある。
「ほら、高左右さん」
「本当だ。もしかしてこの本の装丁はまさきさん?」
「そうです」
と照れくさそうに笑う。
「すごい…綺麗」
「ありがとう」
風呂が沸いたと知らせる音がする。
「風呂沸いたね、入っておいで」
お互い名乗ったし、まさきさんの職業も俺が学生だというのもわかった。
もはや他人ではなく、顔見知りでもなく、知り合いだ。
「すみません、遠慮なくお風呂いただきます」
「はい、どうぞ」
風呂から上がり、廊下の突き当たりが明るいのでそっちへ足が向く。
ドアを開けるとリビングだった。
広めのリビングは物が少ないわけではないのに不思議とすっきり見える。
なんだろう、配置かな?
それになんだか落ち着く。
「あ、上がった?」
「お風呂ありがとうございました。着替えまですみません」
「いえいえ、部屋着だけど一応新品だから安心して」
まさきさんはPCを閉じる。
「仕事ですか?」
「うん、何件かメール返してたんだ」
「お邪魔ですよね…」
「ん?全然。高左右くん?朝都くん?」
ふっ
笑っちゃう。
「どっちでもいいです」
「こういう時どっちで呼ぶのが正解なんだろうな」
「朝都でいいです」
「そっか、じゃあ朝都くん」
「はい」
「俺、腹減ったんだけど、俺が風呂から出たら飯付き合ってくれないかな」
「もう結構いい時間ですよ?」
「うん、それなんだよね。
この時間に食うの罪悪感あるから共犯になってよ」
「ふっ…なんですか、それ」
「同罪だと少し罪が軽くなる気がする」
「ふっふっ」
「いい?」
「はいw」
「すぐ風呂入ってくるね」
「お待たせ、今作るからね」
風呂から戻ってきたまさきさんはエプロンをして、手を洗い始める。
「え、作るんですか?」
「ん?そうだよ?」
「俺、てっきりユーバーでも頼むのかと…」
「作った方が早いし」
「それなら俺手伝います」
「あーいい、いい!手伝うほど大袈裟なもんじゃないんだ、簡単なものだから」
「でも…」
「すぐ作るから座って待ってて」
そう言うとまさきさんは鍋に湯を沸かし、その間に小ねぎを刻み、冷蔵庫からハムを取り出す。
どんぶりに顆粒の鶏ガラスープやチューブのしょうがとニンニク、醤油、塩などを入れ、熱湯でそれらを溶き混ぜ合わせる。
素麺を数把、鍋で1分ほど茹でて軽く湯を切ると、出来上がったスープの中に素麺を入れ、小ねぎとハム、それにすりごまをかけた。
本当にあっという間だった。
「はい、どうぞ」
「美味そう…」
「簡単だけど美味いんだよ、口に合うといいんだけど」
「共犯になります、いただきます」
手を合わせる。
「ふっ、どうぞ召し上がれ」
うっま!
これはあれだ、素麺の塩ラーメンだ。
「美味いです、塩ラーメンみたいですね」
「そう、当たり」
「こんな簡単に作れちゃうんですね」
「ユーバーより早いだろ?」
「はい、早いし美味い」
「はは!」
あっさり食べられるので、もう1時過ぎだが罪悪感は少ない。
まさきさんが言うように、こんな時間に食べちゃうことも同罪だと思うと罪が軽減されるような気もする。
「美味かったです、ごちそうさまでした」
手を合わせる。
「良かった、口にあったみたいで」
「レシピ教えてもらいたいくらいです」
「あとでメモしておくよ」
「いいんですか?」
「門外不出の秘伝のレシピじゃないからねw」
「あはは」
「歯ブラシは新しいのを洗面台に出しておいたから使って」
「何から何まで本当にすみません」
「引っ張ってきたのは俺だし気にしないで。
廊下出て右のドアが寝室だからそこのベッド使って」
「いえ、そんな…ソファーお借りできますか?」
「体痛くなっちゃうよ」
「でも、まさきさんが…」
「それじゃ一緒に寝る?
ダブルだから二人で寝られるよ」
知り合いになったとはいえ、まだ友達とはいえないレベルの関係なのに、同じベッドに一緒には寝られないよ。
男同士だけど、それはちょっと…
まさきさんは揶揄うように笑うと、
「少し仕事片付けたいからベッド使っちゃって構わないよ」
「やっぱり邪魔しちゃってたんですね」
「違うって、いつもこの時間仕事してるんだよ」
「こんな時間に?」
「静かでしょ?捗るんだよ」
そうか、そういう人もいるよな。
「ベッド、お借りしてもいいでしょうか」
「どうぞ。朝都くん、明日は学校?」
「はい、3限からです」
「それじゃゆっくり寝て」
「すみません、お借りします」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
歯磨きをして寝室に行く。
本当にいいのだろうか…知り合ったばかりなのにいいのだろうか…
寝室は寝室の名のとおり、ベッドしか置いてない。
大きなダブルベッドだけが部屋にあった。
これを一人で?
いや、そんなわけないよな。
彼女とかいて一緒に寝てるんだよな。
いいのかな…
正直言って眠い。
ベッドの端っこの方に潜り込ませてもらう。
ううっ
適度に硬くて適度に柔らかい。
要するに寝心地がいい。
掛け布団もふわふわで包み込んでくれるような感覚になる。
うわあ…ヤバい…すぐ寝ちゃいそう。
俺はぐだぐだ考えながらも、あまりの寝心地の良さにすぐ寝落ちてしまった。
3階にエレベーターは停まる。
「こっち」
廊下を進む。
「どうぞ入って」
ドアを開け、中に通される。
いいのだろうか。
大して知らない人の家に来てしまっている。
お互い、顔見知り程度の関係だ。
「濡れてない?」
タオルを渡してくれる。
玄関に立ち尽くす俺に、
「そうだよね、警戒するよね」
と笑う。
「俺も逆なら警戒するよ」
お兄さんが風呂のスイッチを入れながら言う。
「君が俺に生きててくれって言ってくれた。
だから俺も濡れて風邪引かないでって君に言うよ」
ふっ
「なんですか、それ」
「俺も言ってることわかんないや」
ふはっ!
「今、風呂沸かしてるから待ってて。
風呂入ったら今日はうちに泊まって行けばいいよ」
「終電逃してどうにもできないので甘えます、ありがとうございます」
「はい、そうしてください」
笑ってしまう。
「俺、真崎といいます」
お兄さん…まさきさんが名乗る。
「俺、朝都と言います。S大の2年です」
「朝都くん」
「はい」
リュックからノートを出し、自分の名前を書く。
高左右朝都。
「『たかそうあさと』くんか」
「読めるんですか?初見で正確に読まれたことないです」
「ああ、高左右がなかなかいないよね。
俺は知ってる作家さんのペンネームが高左右だったから知ってるけど読めないよね」
「作家さん?まさきさん、作家さんなんですか?」
ふっとまさきさんは笑う。
「ううん、俺は作家ではないよ。
作家さんが書いた本のカバーをデザインする人。今はフリーでやってる」
「カバー?デザイン?」
「装丁ってわかる?」
「わかります、カバーのことですよね?」
「そうだね、大体合ってる。帯とか外箱とかも入るけど表紙デザインが主かな」
「そのデザイン?」
「そう」
そう言ってまさきさんは廊下にあるドアの一つを開ける。壁一面本棚で本がぎっしりある。仕事部屋なのかもしれない。
その中から一冊取り出す。
『静なる雪の夜』というタイトルの本。
作者は高左右ナオと書いてある。
「ほら、高左右さん」
「本当だ。もしかしてこの本の装丁はまさきさん?」
「そうです」
と照れくさそうに笑う。
「すごい…綺麗」
「ありがとう」
風呂が沸いたと知らせる音がする。
「風呂沸いたね、入っておいで」
お互い名乗ったし、まさきさんの職業も俺が学生だというのもわかった。
もはや他人ではなく、顔見知りでもなく、知り合いだ。
「すみません、遠慮なくお風呂いただきます」
「はい、どうぞ」
風呂から上がり、廊下の突き当たりが明るいのでそっちへ足が向く。
ドアを開けるとリビングだった。
広めのリビングは物が少ないわけではないのに不思議とすっきり見える。
なんだろう、配置かな?
それになんだか落ち着く。
「あ、上がった?」
「お風呂ありがとうございました。着替えまですみません」
「いえいえ、部屋着だけど一応新品だから安心して」
まさきさんはPCを閉じる。
「仕事ですか?」
「うん、何件かメール返してたんだ」
「お邪魔ですよね…」
「ん?全然。高左右くん?朝都くん?」
ふっ
笑っちゃう。
「どっちでもいいです」
「こういう時どっちで呼ぶのが正解なんだろうな」
「朝都でいいです」
「そっか、じゃあ朝都くん」
「はい」
「俺、腹減ったんだけど、俺が風呂から出たら飯付き合ってくれないかな」
「もう結構いい時間ですよ?」
「うん、それなんだよね。
この時間に食うの罪悪感あるから共犯になってよ」
「ふっ…なんですか、それ」
「同罪だと少し罪が軽くなる気がする」
「ふっふっ」
「いい?」
「はいw」
「すぐ風呂入ってくるね」
「お待たせ、今作るからね」
風呂から戻ってきたまさきさんはエプロンをして、手を洗い始める。
「え、作るんですか?」
「ん?そうだよ?」
「俺、てっきりユーバーでも頼むのかと…」
「作った方が早いし」
「それなら俺手伝います」
「あーいい、いい!手伝うほど大袈裟なもんじゃないんだ、簡単なものだから」
「でも…」
「すぐ作るから座って待ってて」
そう言うとまさきさんは鍋に湯を沸かし、その間に小ねぎを刻み、冷蔵庫からハムを取り出す。
どんぶりに顆粒の鶏ガラスープやチューブのしょうがとニンニク、醤油、塩などを入れ、熱湯でそれらを溶き混ぜ合わせる。
素麺を数把、鍋で1分ほど茹でて軽く湯を切ると、出来上がったスープの中に素麺を入れ、小ねぎとハム、それにすりごまをかけた。
本当にあっという間だった。
「はい、どうぞ」
「美味そう…」
「簡単だけど美味いんだよ、口に合うといいんだけど」
「共犯になります、いただきます」
手を合わせる。
「ふっ、どうぞ召し上がれ」
うっま!
これはあれだ、素麺の塩ラーメンだ。
「美味いです、塩ラーメンみたいですね」
「そう、当たり」
「こんな簡単に作れちゃうんですね」
「ユーバーより早いだろ?」
「はい、早いし美味い」
「はは!」
あっさり食べられるので、もう1時過ぎだが罪悪感は少ない。
まさきさんが言うように、こんな時間に食べちゃうことも同罪だと思うと罪が軽減されるような気もする。
「美味かったです、ごちそうさまでした」
手を合わせる。
「良かった、口にあったみたいで」
「レシピ教えてもらいたいくらいです」
「あとでメモしておくよ」
「いいんですか?」
「門外不出の秘伝のレシピじゃないからねw」
「あはは」
「歯ブラシは新しいのを洗面台に出しておいたから使って」
「何から何まで本当にすみません」
「引っ張ってきたのは俺だし気にしないで。
廊下出て右のドアが寝室だからそこのベッド使って」
「いえ、そんな…ソファーお借りできますか?」
「体痛くなっちゃうよ」
「でも、まさきさんが…」
「それじゃ一緒に寝る?
ダブルだから二人で寝られるよ」
知り合いになったとはいえ、まだ友達とはいえないレベルの関係なのに、同じベッドに一緒には寝られないよ。
男同士だけど、それはちょっと…
まさきさんは揶揄うように笑うと、
「少し仕事片付けたいからベッド使っちゃって構わないよ」
「やっぱり邪魔しちゃってたんですね」
「違うって、いつもこの時間仕事してるんだよ」
「こんな時間に?」
「静かでしょ?捗るんだよ」
そうか、そういう人もいるよな。
「ベッド、お借りしてもいいでしょうか」
「どうぞ。朝都くん、明日は学校?」
「はい、3限からです」
「それじゃゆっくり寝て」
「すみません、お借りします」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
歯磨きをして寝室に行く。
本当にいいのだろうか…知り合ったばかりなのにいいのだろうか…
寝室は寝室の名のとおり、ベッドしか置いてない。
大きなダブルベッドだけが部屋にあった。
これを一人で?
いや、そんなわけないよな。
彼女とかいて一緒に寝てるんだよな。
いいのかな…
正直言って眠い。
ベッドの端っこの方に潜り込ませてもらう。
ううっ
適度に硬くて適度に柔らかい。
要するに寝心地がいい。
掛け布団もふわふわで包み込んでくれるような感覚になる。
うわあ…ヤバい…すぐ寝ちゃいそう。
俺はぐだぐだ考えながらも、あまりの寝心地の良さにすぐ寝落ちてしまった。
0
あなたにおすすめの小説
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
執着
紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
死ぬほど嫌いな上司と付き合いました【完結】
三宅スズ
BL
社会人3年目の皆川涼介(みながわりょうすけ)25歳。
皆川涼介の上司、瀧本樹(たきもといつき)28歳。
涼介はとにかく樹のことが苦手だし、嫌いだし、話すのも嫌だし、絶対に自分とは釣り合わないと思っていたが‥‥
上司×部下BL
キミと2回目の恋をしよう
なの
BL
ある日、誤解から恋人とすれ違ってしまった。
彼は俺がいない間に荷物をまとめて出てってしまっていたが、俺はそれに気づかずにいつも通り家に帰ると彼はもうすでにいなかった。どこに行ったのか連絡をしたが連絡が取れなかった。
彼のお母さんから彼が病院に運ばれたと連絡があった。
「どこかに旅行だったの?」
傷だらけのスーツケースが彼の寝ている病室の隅に置いてあって俺はお母さんにその場しのぎの嘘をついた。
彼との誤解を解こうと思っていたのに目が覚めたら彼は今までの全ての記憶を失っていた。これは神さまがくれたチャンスだと思った。
彼の荷物を元通りにして共同生活を再開させたが…
彼の記憶は戻るのか?2人の共同生活の行方は?
ある新緑の日に。
立樹
BL
高校からの友人の瑛に彼女ができてから、晴臣は彼のことが好きなのだと認識した。
けれど、会えば辛くなる。でも、会いたい。
そんなジレンマを抱えていたが、ある日、瑛から
「肉が食べたい」と、メールが入り、久しぶりに彼に会うことになった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる