80 / 111
第79話.家族との別れ
しおりを挟む
『避難した方が良さそうだな』
「ああ、その方が良いだろう」
『シェリアーナは今、向こうで指示を出しているだろう』
「気配で確かめたが、しっかりとした動きをしているから彼女は無事だ。おそらくお前が言った通り、指示を出しているかと」
『おい、大丈夫か!!』
いつの間にか、どこかへ行っていたルスが戻ってきた。
『ああ、こっちは大丈夫だ』
『避難までの道に結界を張ってきた! 我はこれから奴の相手をしに行く!!』
『ああ、頼む。それと結界、助かった』
『気にするな』
ニッと笑い、それだけ言うと、さっと消えるルス。みんなが俺達の所へ集まってきて、父さんがそれぞれに指示を出す。
こんなことにはなりたくなかったけど、いよいよ俺達は避難することになったらしい。屋敷がこれじゃあ仕方ないけど。なにしろ外がばっちり見えている状態だからな。
『かしこまりました』
『しっかりとお連れします!』
え? 今のリズか? いつも独特な話し方をするリズ。そんなリズが今、しっかりと返事をしたんだ。
『パパ、ひなん?』
『ああ。これからみんなで避難するんだ。パパは行けないけど、ユースタスや、アトウットとリズが一緒に避難してくれるからな。それと、もし1人になっても、道は覚えているね』
『うん!! あのねぇ、あたしバッチリ!!』
『そうだな。バッチリだな!! それとグレンヴィル。これからお前も避難になるが。いつもみたいに静かにしてるんだぞ。お姉ちゃんと一緒だから、怖くないからな』
父さんは回復薬でしっかりと回復。そしてみんなに指示を出し、姉さんと話した後、俺を抱っこして、そう言ってきた。
「ちゃ!!」
もちろん。俺はみんなの言うことを聞いて、静かにしているよ。俺に出来ることはそれくらいだからな。
『よし! 相変わらず良い返事だな。それとブルー』
『プププ!!』
『お前はフェリーと同じくらい強いんだ。俺の大切な相棒でもある。そんなお前にお願いだ。……みんなを守ってくれ』
『………プププ!! プププププ!!』
今のは分かった、任せてくれ! と言ったらしい。俺達が父さんと話しているうちに、アトウットさんとリズが、避難に使う道の入り口を確認してきた。何も問題はなく、すぐに避難できるようだ。
最後に父さんは俺と姉さん、モコモコ達を抱きしめた後。みんなで廊下へと移動する。俺はもちろんユースタスさんに抱っこされての移動だ。ちなみの俺のモコモコ達と小さいフルフルは、俺にしっかりくっ付いたままだ。
そうしてもう1度廊下の様子を確認して、まずは姉さんとフェリー、ブルー、ルーちゃんが、アトウットさんとリズと移動することに。
とりあえず屋敷の端まで移動して、続いて俺達が。そこで外の様子を確認して、また移動する。って感じで少しずつ、でもなるべく急いで避難場所へ移動するんだ。
姉さんは移動する前に、父さんに行ってきます!! と言い、にっこりと笑っていた。姉さん、不安だろうに、全然そんな様子を見せていない。
『気をつけて』
父さんが姉さんの頭を撫で終わると、かなりのスピードで進んだ姉さん達。すぐにお屋敷の端まで着いてしまった。さすがアトウットさんとリズだ。
次は俺達だ。俺の頭も撫でた父さん。父さんは姉さんとは違う、とっても優しい表情で笑って、俺を送り出してくれようとして。
父さん、大丈夫だよ。まぁ、色々起こってはいるけど、きっと大丈夫だ。俺は父さんの手をぎゅっと握った。そうしてその手を離せば、ユースタスさんが姉さん達の所へ移動しようとして。
と、その時。
『皆、気をつけよ!! 攻撃が来るぞ!! 我でも全ては防ぎきれん!!』
何処からともなくルスの大きな声が聞こえて。次の瞬間、さっきの今までで1番すごい攻撃だと思っていた攻撃よりも、さらに大きな攻撃がこの街を襲った。そして今までと違うことがもう1つ。
俺の目の前には知らない男の人が。その人が父さんの方を向いた瞬間、父さんは向こうへ飛ばされ、俺はといえば体が浮く感じが。ユースタスさんも俺が気づかないうちに、吹き飛ばされていたんだ。
じゃあ何故、俺は浮く感じがしたのか。それはドームの中へ凄い勢いで流れ込んできた海水のせいだった。その海水は屋根のなくなったお屋敷の中へ、確実に流れ込んできて、俺は完全に海水の中に入ってしまっていたんだ。
息ができなと慌ててバタつく俺に、モコモコ達と小さいフルフルの声が聞こえて。ハッ!! としてモコモコ達を見れば。みんながいつもの優しい可愛い顔を見せてくれていた。
そのおかげで、あの事を思い出し。そうだ、俺は海の中でも息ができるんだと、緊張したが思い切り息を吸い込んでみた。
すると普段通りに呼吸をすることができ。完璧に海水の中にいるのに、息ができることにちょっと変な感覚がしたが、それでも息ができることの、更に安心して。
しかしすぐに、またパニックになるような出来事が目線を上げると、アトウットさん達が俺の方へ来てくれようとしている姿が。
でも、海水の様子? がおかしく、こう海の中でを波が走る感じ? がして。その波がアトウットさんと俺達との間に流れ込み、アトウットさん達が見えなくなってしまったんだ。
と、それと同時に、俺達はまた、別の波のような物によって、壊れたドームの方へ引き寄せられるように運ばれて始めた。しかもかなりのスピードで。
『ぷぴ!!』
『ぷう!!』
『くう!!』
モコモコ達と小さいフルフルが何かを言っている。そう言えば息はできるけど、この状況で俺は話せたりするのか? もし海水を飲み込んでしまったら? 落ち着け、息ができるんだから大丈夫。落ち着くんだ。
俺はチラッと見えたアトウットさんに、助けを求めようと声を上げようとした。
「あちょお!!」
ああ、良かった声が出る。俺は何回もアトウットさんを呼び。が、アトウットさんは俺に気づかない。その間にもどんどん俺は屋敷から離れていき。ついには街がしっかり見える場所まで、ドームギリギリまで来てしまった。
これはもうダメだ。そう思い、これが最後かもしれないと、俺は父さん達を呼んだ。
「ぱぁ!! まぁ!! ねぇ!!」
その声と同時くらいだった。俺の背中に何かの衝撃と、前の方から母さんの俺を呼ぶ声が。
『グレンヴィル!! グレンヴィル!!』
「まぁ!!」
良かった。最後に母さんの顔が見れた。母さんは必死に俺に追いつこうとしている。
どうしてこんな事のなっているのか、俺には分からないけれど。もしここへ戻って来れなかったらいけないから、これだけは伝えておくよ。
俺はみんなと家族になれて、とても幸せだった。本当に本当に。このまま何事もなくみんなで、家族で幸せにくらせたら、どんなに幸せだっただろう。
父さん、母さん、姉さん。それにみんな。俺を家族として迎えてくれてありがとう。
何とかそう、俺は母さんに伝え。伝え終わったと同時だった。俺はドームから完全に出ると、一気に何かに吸い込まれ、そのまま気を失ってしまったのだった。
気を失う前に母さんの声が聞こえたような気がした。
『グレンヴィル!!!!!!』
「ああ、その方が良いだろう」
『シェリアーナは今、向こうで指示を出しているだろう』
「気配で確かめたが、しっかりとした動きをしているから彼女は無事だ。おそらくお前が言った通り、指示を出しているかと」
『おい、大丈夫か!!』
いつの間にか、どこかへ行っていたルスが戻ってきた。
『ああ、こっちは大丈夫だ』
『避難までの道に結界を張ってきた! 我はこれから奴の相手をしに行く!!』
『ああ、頼む。それと結界、助かった』
『気にするな』
ニッと笑い、それだけ言うと、さっと消えるルス。みんなが俺達の所へ集まってきて、父さんがそれぞれに指示を出す。
こんなことにはなりたくなかったけど、いよいよ俺達は避難することになったらしい。屋敷がこれじゃあ仕方ないけど。なにしろ外がばっちり見えている状態だからな。
『かしこまりました』
『しっかりとお連れします!』
え? 今のリズか? いつも独特な話し方をするリズ。そんなリズが今、しっかりと返事をしたんだ。
『パパ、ひなん?』
『ああ。これからみんなで避難するんだ。パパは行けないけど、ユースタスや、アトウットとリズが一緒に避難してくれるからな。それと、もし1人になっても、道は覚えているね』
『うん!! あのねぇ、あたしバッチリ!!』
『そうだな。バッチリだな!! それとグレンヴィル。これからお前も避難になるが。いつもみたいに静かにしてるんだぞ。お姉ちゃんと一緒だから、怖くないからな』
父さんは回復薬でしっかりと回復。そしてみんなに指示を出し、姉さんと話した後、俺を抱っこして、そう言ってきた。
「ちゃ!!」
もちろん。俺はみんなの言うことを聞いて、静かにしているよ。俺に出来ることはそれくらいだからな。
『よし! 相変わらず良い返事だな。それとブルー』
『プププ!!』
『お前はフェリーと同じくらい強いんだ。俺の大切な相棒でもある。そんなお前にお願いだ。……みんなを守ってくれ』
『………プププ!! プププププ!!』
今のは分かった、任せてくれ! と言ったらしい。俺達が父さんと話しているうちに、アトウットさんとリズが、避難に使う道の入り口を確認してきた。何も問題はなく、すぐに避難できるようだ。
最後に父さんは俺と姉さん、モコモコ達を抱きしめた後。みんなで廊下へと移動する。俺はもちろんユースタスさんに抱っこされての移動だ。ちなみの俺のモコモコ達と小さいフルフルは、俺にしっかりくっ付いたままだ。
そうしてもう1度廊下の様子を確認して、まずは姉さんとフェリー、ブルー、ルーちゃんが、アトウットさんとリズと移動することに。
とりあえず屋敷の端まで移動して、続いて俺達が。そこで外の様子を確認して、また移動する。って感じで少しずつ、でもなるべく急いで避難場所へ移動するんだ。
姉さんは移動する前に、父さんに行ってきます!! と言い、にっこりと笑っていた。姉さん、不安だろうに、全然そんな様子を見せていない。
『気をつけて』
父さんが姉さんの頭を撫で終わると、かなりのスピードで進んだ姉さん達。すぐにお屋敷の端まで着いてしまった。さすがアトウットさんとリズだ。
次は俺達だ。俺の頭も撫でた父さん。父さんは姉さんとは違う、とっても優しい表情で笑って、俺を送り出してくれようとして。
父さん、大丈夫だよ。まぁ、色々起こってはいるけど、きっと大丈夫だ。俺は父さんの手をぎゅっと握った。そうしてその手を離せば、ユースタスさんが姉さん達の所へ移動しようとして。
と、その時。
『皆、気をつけよ!! 攻撃が来るぞ!! 我でも全ては防ぎきれん!!』
何処からともなくルスの大きな声が聞こえて。次の瞬間、さっきの今までで1番すごい攻撃だと思っていた攻撃よりも、さらに大きな攻撃がこの街を襲った。そして今までと違うことがもう1つ。
俺の目の前には知らない男の人が。その人が父さんの方を向いた瞬間、父さんは向こうへ飛ばされ、俺はといえば体が浮く感じが。ユースタスさんも俺が気づかないうちに、吹き飛ばされていたんだ。
じゃあ何故、俺は浮く感じがしたのか。それはドームの中へ凄い勢いで流れ込んできた海水のせいだった。その海水は屋根のなくなったお屋敷の中へ、確実に流れ込んできて、俺は完全に海水の中に入ってしまっていたんだ。
息ができなと慌ててバタつく俺に、モコモコ達と小さいフルフルの声が聞こえて。ハッ!! としてモコモコ達を見れば。みんながいつもの優しい可愛い顔を見せてくれていた。
そのおかげで、あの事を思い出し。そうだ、俺は海の中でも息ができるんだと、緊張したが思い切り息を吸い込んでみた。
すると普段通りに呼吸をすることができ。完璧に海水の中にいるのに、息ができることにちょっと変な感覚がしたが、それでも息ができることの、更に安心して。
しかしすぐに、またパニックになるような出来事が目線を上げると、アトウットさん達が俺の方へ来てくれようとしている姿が。
でも、海水の様子? がおかしく、こう海の中でを波が走る感じ? がして。その波がアトウットさんと俺達との間に流れ込み、アトウットさん達が見えなくなってしまったんだ。
と、それと同時に、俺達はまた、別の波のような物によって、壊れたドームの方へ引き寄せられるように運ばれて始めた。しかもかなりのスピードで。
『ぷぴ!!』
『ぷう!!』
『くう!!』
モコモコ達と小さいフルフルが何かを言っている。そう言えば息はできるけど、この状況で俺は話せたりするのか? もし海水を飲み込んでしまったら? 落ち着け、息ができるんだから大丈夫。落ち着くんだ。
俺はチラッと見えたアトウットさんに、助けを求めようと声を上げようとした。
「あちょお!!」
ああ、良かった声が出る。俺は何回もアトウットさんを呼び。が、アトウットさんは俺に気づかない。その間にもどんどん俺は屋敷から離れていき。ついには街がしっかり見える場所まで、ドームギリギリまで来てしまった。
これはもうダメだ。そう思い、これが最後かもしれないと、俺は父さん達を呼んだ。
「ぱぁ!! まぁ!! ねぇ!!」
その声と同時くらいだった。俺の背中に何かの衝撃と、前の方から母さんの俺を呼ぶ声が。
『グレンヴィル!! グレンヴィル!!』
「まぁ!!」
良かった。最後に母さんの顔が見れた。母さんは必死に俺に追いつこうとしている。
どうしてこんな事のなっているのか、俺には分からないけれど。もしここへ戻って来れなかったらいけないから、これだけは伝えておくよ。
俺はみんなと家族になれて、とても幸せだった。本当に本当に。このまま何事もなくみんなで、家族で幸せにくらせたら、どんなに幸せだっただろう。
父さん、母さん、姉さん。それにみんな。俺を家族として迎えてくれてありがとう。
何とかそう、俺は母さんに伝え。伝え終わったと同時だった。俺はドームから完全に出ると、一気に何かに吸い込まれ、そのまま気を失ってしまったのだった。
気を失う前に母さんの声が聞こえたような気がした。
『グレンヴィル!!!!!!』
13
あなたにおすすめの小説
聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
転生調理令嬢は諦めることを知らない!
eggy
ファンタジー
リュシドール子爵の長女オリアーヌは七歳のとき事故で両親を失い、自分は片足が不自由になった。
それでも残された生まれたばかりの弟ランベールを、一人で立派に育てよう、と決心する。
子爵家跡継ぎのランベールが成人するまで、親戚から暫定爵位継承の夫婦を領地領主邸に迎えることになった。
最初愛想のよかった夫婦は、次第に家乗っ取りに向けた行動を始める。
八歳でオリアーヌは、『調理』の加護を得る。食材に限り刃物なしで切断ができる。細かい調味料などを離れたところに瞬間移動させられる。その他、調理の腕が向上する能力だ。
それを「貴族に相応しくない」と断じて、子爵はオリアーヌを厨房で働かせることにした。
また夫婦は、自分の息子をランベールと入れ替える画策を始めた。
オリアーヌが十三歳になったとき、子爵は隣領の伯爵に加護の実験台としてランベールを売り渡してしまう。
同時にオリアーヌを子爵家から追放する、と宣言した。
それを機に、オリアーヌは弟を取り戻す旅に出る。まず最初に、隣町まで少なくとも二日以上かかる危険な魔獣の出る街道を、杖つきの徒歩で、武器も護衛もなしに、不眠で、歩ききらなければならない。
弟を取り戻すまで絶対諦めない、ド根性令嬢の冒険が始まる。
転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流
犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。
しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。
遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。
彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。
転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。
そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。
人は、娯楽で癒されます。
動物や従魔たちには、何もありません。
私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる