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16話 初めての経験はドキドキと少しの不安とともに
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『そうだな。陸は見えているし、今ちょうど船もいないから、そろそろ小さくなるぞ。リアの分、いつもよりも少し大きいが、これで行くしかないだろう。今のリアを泳がせるわけにはいかないし、お前の風で運んでも目立つしな。まだ俺の方が隠れながら、近づくことができるだろう』
『そうですね。ではリア、今からはあまり動かずに、私の前に座っていてくださいね』
「あい!!」
『ポルもリアの頭から降りないように。降りたければリアの膝か、カバンに入ってください』
『は~い!』
『よし、気をつけろよ』
そう言うと、ミシミシという音が、ケロケロの背中に生えている木々から聞こえ始めて、数分もかからずにケロケロは、ただの大きなカメになった。ゾウ亀の2倍くらい?
そしてその上にはもちろん私と、私の頭の上にポル君が座って。私の後ろには……、人姿のグレイスが座っているよ。
まず、今回の上陸方法だけど、いつも通りに上陸することになった。いつも通りと言っても私は初めての経験だけど。
ケロケロはアスピドケロン。その存在はライトノベルのように、やっぱり希少種で、伝説とまではいかないけれど、それくれい珍しい魔獣とされているため。もしもそんな魔獣が陸上に近づいてきたら? 絶対騒ぎになること間違いなしで。
だからこれまでケロケロたちは、陸が少しでも見えるとすぐに、ケロケロが体を小さくして。その上に、人の姿かそのままの姿のグレイスとポル君が乗り。人目につかない場所から上陸。そこでようやくケロケロも人の姿になり、街へ行っていたって。
帰りも同じようにして。街を出たあと、目立たない場所へ移動。そこから陸が見えなくなるまで、小さいままで泳いで行き。完璧に大丈夫になったら、いつも通りの大きなケロケロに戻るの。
今回は私がいたから、もっと安全に上陸したくて。ほら落ちて溺れちゃうかもしれないし。だけどどうにも良い方法を思いつくことができず。じゃあもう練習しながら進んで、いつも通り上陸しよう、ってことになったんだ。
そして練習の時に初めて、人に変身したグレイスを見たんだけど。うん、普通にカッコ良かった、日本だったら絶対に、トップアイドルになれてたと思う。
目の色は銀色、髪の毛も銀髪で、腰まであるロングヘア。見た目の年齢は二十代後半くらい。
服装はまさに異世界の住人といった雰囲気で、全体的に黒と白で統一されていて、茶色のローブも羽織っていたよ。魔法が使えそう、って感じの姿だった。初めて見たときは、思わずカッコいい! って拍手しちゃったよ。
そんなカッコいいグレイスに抱っこしてもらえるなんて、とニヤニヤしていたら、ポル君に不審がられた。良いじゃないか、今までこんなイケメンと、関わることのない生活をしていたんだから。
そうして練習すること数10回。何回かケロケロが小さくなる時に、海に落ちそうになっちゃったけど。グレイスの風魔法で支えてもらい、何とか1度も落ちずに、ここまでくることができたんだ。
前の方、私には見えないんだけど、ケロケロとグレイスには、陸地が見えているようで。ついに陸へ上がるための準備に入ったの。
『よし、ここまでは良いな。それじゃあこのまま進むから、ずっと言っているが、リアは絶対に動くなよ』
「あい!!」
『あっ、ちいさなおさかなさん! こんにちは~』
『はぁ、だからポル。動かないように言っているでしょう』
『ねぇねぇ、このまじゅうさんは、おともだちになれるかなぁ。おともだちになれたら、いっしょにきてくれるかなぁ』
『どうでしょうね。まず帰りに会えるかどうか。会えたらいつもみたいに聞いてみなさい』
『うん!!』
ポル君、どこに行ってもお友達を作るらしい。そして一緒に来る? と誘って。今その魚魔獣たちは、いつも私たちが暮らしている場所で、ケロケロの結界に守られて、私たちの帰りを待ってくれてるよ。
そう、どうやたらお友達を連れ帰ってくることが多いらしく。かなりのお友達魚魔獣が、ケロケロの周りにいたみたい。たくさんお友達を紹介されたんだけど、まだ半分以上残っているらしい。
大きい子から小さい子まで、100以上? どれだけ連れ帰ったのか。全部覚えられる自信がない
『みんな~、またあとでねぇ。まっててねぇ!』
いや、ポル君よ。まずは今いる友達だけにしてくれないかな。今声をかけている魚魔獣だけで、20以上いるんだけど。私、そこまで記憶力に自信はないよ。
『りあ、おともだちいっぱいできるかも、たのしみねぇ』
「うん、そうだね!」
物凄い笑顔で言われて、思わず笑顔で返した。……ポル君、お願いね。
そんなドキドキな話しを聞いている時に、私にもしっかりと陸地が見えてきた。何だろう? ポル君のお友達にドキドキしたからか、それとも初めての街に、ドキドキし過ぎているのか。なんか急に不安になってきちゃったな。
と、まさかその不安が現実になるなんて、思ってもみなかったよ。
◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇
「ベルナード様」
「おい、『様』はやめろって言ってるだろう」
俺は今日、兄の元で働いているランドルフと共に、沖に出て船の流れをチェックしていた。
「私にとっては、どれだけ経っても、どこにおられても、ベルナード様はベルナード様でございます」
「……お前のその固いところは、どうにかならないのか? もう少し肩の力を抜けよ」
「それよりもベルナード様」
「それよりもって。はぁぁぁ、何だ?」
「船に乗らずに、海を移動できるものでしょうか?」
「は? 何を言ってるんだ? 船に乗らずに移動できるわけないだろう。グリフォンくらい大きな魔獣と契約して、その魔獣に乗って移動するなら別だがな」
「……では、あれはギリギリ範囲ということか?」
ボソッと、独り言のように言うランドルフ。
「あれって?」
「男性と幼女がネプトルスに乗り、街の方へ近づいております」
「は? お前さっきから何を言ってるんだ?」
「どうぞ、あちらをご覧ください」
ランドルフに言われた方を望遠鏡で覗く。すると……。
「おいおい、本当かよ」
「私は嘘は申しません」
「いや、お前が嘘をついていないのは分かっている。ネプトルスで移動する者が本当にいるのかと、嘘みたいだと言っているんだ。しかも、あんなに小さな子供を乗せている。すぐに向かうぞ、伝えてこい!」
「かしこまりました!」
「まったく、何を考えているのか。すぐに助けないとな。……それにしてもあのネプトルス。どうにもにネプトルスに見えないんだよな。何か他の魔獣に見えるんだが」
『そうですね。ではリア、今からはあまり動かずに、私の前に座っていてくださいね』
「あい!!」
『ポルもリアの頭から降りないように。降りたければリアの膝か、カバンに入ってください』
『は~い!』
『よし、気をつけろよ』
そう言うと、ミシミシという音が、ケロケロの背中に生えている木々から聞こえ始めて、数分もかからずにケロケロは、ただの大きなカメになった。ゾウ亀の2倍くらい?
そしてその上にはもちろん私と、私の頭の上にポル君が座って。私の後ろには……、人姿のグレイスが座っているよ。
まず、今回の上陸方法だけど、いつも通りに上陸することになった。いつも通りと言っても私は初めての経験だけど。
ケロケロはアスピドケロン。その存在はライトノベルのように、やっぱり希少種で、伝説とまではいかないけれど、それくれい珍しい魔獣とされているため。もしもそんな魔獣が陸上に近づいてきたら? 絶対騒ぎになること間違いなしで。
だからこれまでケロケロたちは、陸が少しでも見えるとすぐに、ケロケロが体を小さくして。その上に、人の姿かそのままの姿のグレイスとポル君が乗り。人目につかない場所から上陸。そこでようやくケロケロも人の姿になり、街へ行っていたって。
帰りも同じようにして。街を出たあと、目立たない場所へ移動。そこから陸が見えなくなるまで、小さいままで泳いで行き。完璧に大丈夫になったら、いつも通りの大きなケロケロに戻るの。
今回は私がいたから、もっと安全に上陸したくて。ほら落ちて溺れちゃうかもしれないし。だけどどうにも良い方法を思いつくことができず。じゃあもう練習しながら進んで、いつも通り上陸しよう、ってことになったんだ。
そして練習の時に初めて、人に変身したグレイスを見たんだけど。うん、普通にカッコ良かった、日本だったら絶対に、トップアイドルになれてたと思う。
目の色は銀色、髪の毛も銀髪で、腰まであるロングヘア。見た目の年齢は二十代後半くらい。
服装はまさに異世界の住人といった雰囲気で、全体的に黒と白で統一されていて、茶色のローブも羽織っていたよ。魔法が使えそう、って感じの姿だった。初めて見たときは、思わずカッコいい! って拍手しちゃったよ。
そんなカッコいいグレイスに抱っこしてもらえるなんて、とニヤニヤしていたら、ポル君に不審がられた。良いじゃないか、今までこんなイケメンと、関わることのない生活をしていたんだから。
そうして練習すること数10回。何回かケロケロが小さくなる時に、海に落ちそうになっちゃったけど。グレイスの風魔法で支えてもらい、何とか1度も落ちずに、ここまでくることができたんだ。
前の方、私には見えないんだけど、ケロケロとグレイスには、陸地が見えているようで。ついに陸へ上がるための準備に入ったの。
『よし、ここまでは良いな。それじゃあこのまま進むから、ずっと言っているが、リアは絶対に動くなよ』
「あい!!」
『あっ、ちいさなおさかなさん! こんにちは~』
『はぁ、だからポル。動かないように言っているでしょう』
『ねぇねぇ、このまじゅうさんは、おともだちになれるかなぁ。おともだちになれたら、いっしょにきてくれるかなぁ』
『どうでしょうね。まず帰りに会えるかどうか。会えたらいつもみたいに聞いてみなさい』
『うん!!』
ポル君、どこに行ってもお友達を作るらしい。そして一緒に来る? と誘って。今その魚魔獣たちは、いつも私たちが暮らしている場所で、ケロケロの結界に守られて、私たちの帰りを待ってくれてるよ。
そう、どうやたらお友達を連れ帰ってくることが多いらしく。かなりのお友達魚魔獣が、ケロケロの周りにいたみたい。たくさんお友達を紹介されたんだけど、まだ半分以上残っているらしい。
大きい子から小さい子まで、100以上? どれだけ連れ帰ったのか。全部覚えられる自信がない
『みんな~、またあとでねぇ。まっててねぇ!』
いや、ポル君よ。まずは今いる友達だけにしてくれないかな。今声をかけている魚魔獣だけで、20以上いるんだけど。私、そこまで記憶力に自信はないよ。
『りあ、おともだちいっぱいできるかも、たのしみねぇ』
「うん、そうだね!」
物凄い笑顔で言われて、思わず笑顔で返した。……ポル君、お願いね。
そんなドキドキな話しを聞いている時に、私にもしっかりと陸地が見えてきた。何だろう? ポル君のお友達にドキドキしたからか、それとも初めての街に、ドキドキし過ぎているのか。なんか急に不安になってきちゃったな。
と、まさかその不安が現実になるなんて、思ってもみなかったよ。
◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇
「ベルナード様」
「おい、『様』はやめろって言ってるだろう」
俺は今日、兄の元で働いているランドルフと共に、沖に出て船の流れをチェックしていた。
「私にとっては、どれだけ経っても、どこにおられても、ベルナード様はベルナード様でございます」
「……お前のその固いところは、どうにかならないのか? もう少し肩の力を抜けよ」
「それよりもベルナード様」
「それよりもって。はぁぁぁ、何だ?」
「船に乗らずに、海を移動できるものでしょうか?」
「は? 何を言ってるんだ? 船に乗らずに移動できるわけないだろう。グリフォンくらい大きな魔獣と契約して、その魔獣に乗って移動するなら別だがな」
「……では、あれはギリギリ範囲ということか?」
ボソッと、独り言のように言うランドルフ。
「あれって?」
「男性と幼女がネプトルスに乗り、街の方へ近づいております」
「は? お前さっきから何を言ってるんだ?」
「どうぞ、あちらをご覧ください」
ランドルフに言われた方を望遠鏡で覗く。すると……。
「おいおい、本当かよ」
「私は嘘は申しません」
「いや、お前が嘘をついていないのは分かっている。ネプトルスで移動する者が本当にいるのかと、嘘みたいだと言っているんだ。しかも、あんなに小さな子供を乗せている。すぐに向かうぞ、伝えてこい!」
「かしこまりました!」
「まったく、何を考えているのか。すぐに助けないとな。……それにしてもあのネプトルス。どうにもにネプトルスに見えないんだよな。何か他の魔獣に見えるんだが」
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